南洋海戦物語〜人類の勇戦譚〜   作:イカ大王

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はぁー。もう高校に入学してから一年か…。
歳を重ねるごとに一年がどんどん短くなってるなー


第五十六話 敵艦隊始動せり

1

 

「奴ら…潜水艦の雷撃を待ってたな」

 

第二挺身戦隊群(エコー)所属第五水雷戦隊司令の原顕三郎少将は、「名取」の艦橋からマニラ湾を見ながら言った。

 

作戦の開始以来、マニラ湾内に逼塞していた深海棲艦極東艦隊は、一向に動き出す気配がなかった。

それは、挺身戦隊群が機雷敷設を開始しても、JTFが接近して陸上砲台と撃ち合っても、同じである。

JTFの誰もが、深海棲艦の消極性に首をひねっていた事だろう。

 

その消極性の理由は、背後からの潜水艦攻撃を待っていたからだったのだ…。

 

「水上打撃部隊は、未だに潜水艦攻撃の混乱から立ち直っていません。今火蓋を切られたら少々厄介ですね」

 

そんな中、原の隣に立つ参謀長の加倉井義弘(かくらい よしひろ)大佐が憂悶の表情を浮かべながら言った。

 

“マニラ湾ノ敵艦隊始動セリ"の電文は、既に発進していた水上偵察機から届けられており、JTF司令部にも転送済みである。

だが、魚雷攻撃を受けた米英の水上打撃部隊の隊列は、艦艇各々で回避行動をとった影響もあって、やや分裂気味の状態だ。

さらにその中には被雷して停止したり、速力が低下している艦もいるため、なお始末が悪い。

混乱から立ち直るには、もう少し時間が必要であり、その最中を攻撃されたら、いかにJTF本隊と言えど危うい。と加倉井は言っているのだ。

 

「水上打撃部隊に対して、我々ができることはない。同部隊が混乱から立ち直り、早急に敵艦隊迎撃の準備を整えらるよう…祈るしかない」

 

その言葉に対して加倉井が何かを言おうとしたが、原は「だが…」と遮り、言葉を続けた。

 

「敵艦隊への時間稼ぎは可能だ。五水戦は現海域に留まり、敷設巡洋艦の機雷敷設を援護する。機雷原の構築が完了すれば、少なからずの足止めにはなるだろう」

 

すでに第五水雷戦隊は機雷敷設を終了させており、英敷設巡洋艦「アブディール」「マンクスマン」の作業完了を待っている。

今、第五水雷戦隊はその二隻を援護する位置につき、敵艦隊の接近を待ち構えているのだ。

 

(それだけではないがな…)

 

原は口中で呟いた。

五水戦の位置は、海峡のほぼ中央である。

敵艦隊が接近してきたら、真っ先に狙われる位置だ。

 

五水戦を海域に留めさせたのは英敷設巡洋艦を支援する目的もあるが、敵艦隊にあえて五水戦を砲撃させて火力を吸収し、水上打撃部隊のための時間を稼ぐのも目的の一つだった。

ここではあえて口に出さなかったが、加倉井は薄々気づいているようで、黙って一礼する。

「お伴します」と言いたげな表情だった。

 

一番最初に砲火を交えるのは俺の戦隊になりそうだ……と、原は呟き、小さくため息をついた。

 

 

その予想は、数分後に現実のものになる。

 

 

 

見張員が「敵艦視認!」を報告した直後、マニラ湾内にめくるめく閃光が走り、同時にタ級戦艦やル級戦艦の姿を、暗闇からありありと浮かび上がらせた。

 

二十秒ほどの間を置いて、敵弾が飛翔してくる。

 

「衝撃に備え!」

 

「名取」艦長の佐々木静吾大佐が骨太な声で叫び、それに従って乗組員のほとんどが手すりや近くの壁に手をついて身体を支えた。

 

その数秒後、原が目を見開いた刹那、「名取」正面の海面が大きく盛り上がり、爆発した。

次いで、艦橋を優に超える高さの水柱が、高々とそそり立った。

 

原は目でその頂を追ったが、艦橋からの視界内に収まらないほど大きく、すぐに見えなくなった。

 

「名取」は、その水柱に突っ込む形となり、鋭い艦首が巨大な水柱を突き崩し、大量の海水が「名取」の甲板を、主砲を、艦橋を、マストを、叩く。

艦は波と衝撃で大きく揺れ、艦の奥底から悲鳴のような叫喚が響き渡った。

あたかも、艦が巨弾の衝撃に耐え切れず、悲鳴を上げているようだった。

 

「機関室浸水!」

 

「第一主砲の砲員、波にさらわれました!」

 

随所から、やや恐怖状態の被害報告が上げられる。

 

「タ級の………四十センチ砲か……!」

 

汚染海水の異臭が立ち込める中、原はかすれる声で言った。

艦底部からの爆圧、噴き上がった海水の量、発生した波の大きさ、どれをとっても深海棲艦最強の艦砲ーーータ級の四十センチ砲ものだ。

 

今回は一発だけが至近弾になったようだが、これが二、三発来たら…と考えるだけでもおぞましく、直撃弾を食らった暁には「名取」のような5500トン級軽巡などバラバラになってしまうだろう。

 

「復旧作業に全力を尽くせ」

 

とのみ原は命じた。

射程距離内に敵がいないために反撃命令も下せず、被害対処の担当は副長であるため、指示することが少ないのだ。

 

「『名取』一号機より入電。“敵艦隊、巡洋艦八、戦艦五。駆逐艦ハ確認デキズ。コレヒドール島ヨリノ方位60度。距離二〇〇(フタマルマル)。敵艦、湾外ヲ目指シツツ有リ”です!」

 

水柱が引いた頃、通信長が水偵からの電文を報告する。

 

敵艦隊は、JTFとの戦端を開くべく、湾口を目指しているようだ。

敵駆逐艦の位置が不明なのが気がかりだが、おそらく戦艦や巡洋艦に付き添い、共に前進しているのだろう

「名取」を砲撃してくるのは、そんな戦艦の一隻だ。

 

そんな中、タ級の第二射弾が轟音とともに飛来した。

 

再び大気が激しく鳴動し、音の波動が窓ガラスをピリピリと振動させる。

敵弾が空気を切り裂く音は次第に増大し、やがてそれ以外の音が聞こえなくなる。

飛翔音は、頭をかきむしりたくなるような威圧感のある音だ。

精神に直接響き渡り、自分の勇気などどこかに吹き飛んでしまうような気さえする。

 

だが原はそれに耐え、二度目の着弾の時を待った。

 

轟音が途切れた瞬間、左前方の海面が奔騰し、水柱を吹き上げさせた。

水中爆発の衝撃が艦底部から突き上がり、発生した波浪で「名取」の艦体は右に仰け反る。

艦橋内の全員がよろけ、数名が転倒する。その直後には振り戻すかのように艦首が沈み、艦が前のめる。

 

「『アブディール』至近弾!」

 

「『マンクスマン』より信号。“我、砲撃ヲ受ク”」

 

艦橋見張員と信号員が、艦の揺れに耐えながら報告した。

 

敵艦隊は、「エコー」の巡洋艦三隻を見抜き、それぞれに一隻づつの戦艦を割り当てているようだ。

敵の戦艦数は五隻のはずだから、二隻余る。

残った二隻は、「エコー」の左右に展開している「デルタ」と「フォックス」に対して砲撃を実施しているのだろう。

 

その結論に至った原は不敵な笑みを浮かべ、ニヤリと口角を上げた。

深海棲艦は、マニラ湾口の海峡上に展開している人類の小部隊を脅威とみなし、砲撃している。

敵艦隊は、原の目論見通りに時間稼ぎに乗ってきたのだ。

 

 

三回目の発射炎が湾内にきらめき、タ級戦艦のガッチリとした艦橋と、ル級戦艦の特徴的な三脚マストが暗闇に浮かび上がる。

 

発砲した瞬間、湾内は昼間のように明るくなり、星の光を薙ぎ払い、周辺の巡洋艦や駆逐艦と思われる艦艇をも照らしだす。

やや間を開けて、立て続けに重々しい発射音が湾内に響き渡った。

 

 

巨弾が飛来する。

 

 

大気の鳴動は「名取」の頭上を左から右へ通過し、右後方に着弾した。

後ろから蹴飛ばされるような衝撃が襲いかかり、艦が大きく軋む。

 

(大丈夫。まだ大丈夫だ…)

 

後方にそそり立った極太の水柱を見ながら、原は胸中で独語した。

 

敵戦艦の打撃力は凄まじいが、夜間20kmも離れた目標を砲撃しているためだろう。命中精度はよくない。

「名取」が直撃弾を受けるとしても、もう少し後になるだろう。

その間に敷設巡洋艦が作業を終え、水上打撃部隊が混乱から立ち直れば、こちらの勝ちだった。

 

だが精度が悪いとは言え、一発でもタ級戦艦の主砲弾を「名取」が喰らえば、それは沈没を意味する。

今やっていることが、一歩間違えると骨も残らない死を迎える危険極まりない綱渡りであることも、同時に理解していた。

 

 

「敵駆逐艦を視認。左正横、距離八〇(ハチマル)(約八千メートル)!」

 

四回目の巨弾が迫っている頃、艦橋見張員が報告する。

それを聞いて、原は湾内を凝視した。

 

見張員は、夜間でも夜目が効くように訓練されている。

第一次、第二次ルソン島沖海戦でもその能力は如何なく発揮され、艦隊の勝利に貢献していた。

しかし。そのような訓練を受けていない原にとっては、夜間八千メートル先のものを見ることはできない。

 

原が小さく舌打ちした時、左側の空中で光源が点灯し、そのおぼろげな光が海面を照らし出した。

おそらく、敵艦隊の動向を監視していた水偵が、吊光弾を投下したのだろう。

そのマグネシウムを焚いたような白色の閃光は、ゆっくりと風にあおられながら高度を落とし、接近中の敵駆逐艦を薄っすらと浮かび上がらせた。

 

「目標、敵駆逐艦。五水戦全艦、射撃開始」

 

「主砲、撃ち方始め!」

 

原が命じた直後、佐々木艦長が射撃指揮所に通じる伝声管に怒鳴り込む。

 

すでに照準を合わせていたのだろう。

佐々木が言った刹那、腹に応える発射音が轟き、周囲の暗闇を一閃させる。

「名取」は破壊された第二主砲塔以外の主砲五基を、敵駆逐艦に向けて撃ち始めたのだ。

 

「『エコー1、2』射撃開始」

 

「第五駆逐隊、射撃開始。続いて第二十二駆逐隊、射撃開始」

 

見張員から、他の「エコー」隊所属艦も射撃を開始した旨、伝えられる。

「名取」の左前方には、断続的に砲門に発射炎を閃らめかせている「アブディール」と「マンクスマン」の後ろ姿が見え、後方からも十二.七センチ砲の鋭い砲声が届く。

死角で見えないが、「名取」の右後方を続く「朝風」「春風」「旗風」「皐月」「水無月」「長月」の六隻も砲撃を開始している。

 

現在、二隻の敷設巡洋艦は自らを守るために、五水戦はその二隻の作業を援護するために、全力射撃を開始したのだ。

 

 

そんな果敢な反撃を押し戻すかのように、四回目の四十センチ砲弾が落下してくる。

 

今回も、一発の敵弾が「名取」の近くに落下し、同じく一本の水柱を視界内に突き上げさせた。

 

原が着弾に備えて下腹に力を込めた刹那、左前方の「マンクスマン」と「名取」を結んだ線の中央部分に巨弾が吸い込まれる。

「マンクスマン」のスクリューによって攪拌された海面が大きく盛り上がり、砕けた…と見えた瞬間。日本最大の滝、那智の滝を天地逆向きにしたような水流が、下から上へと凄まじい勢いで噴き上がった。

 

「…!」

 

原は声にならない叫びをあげた。

今の着弾は、一回目から三回目までの敵弾よりも、相当近くに落下している。

タ級戦艦は、三回の着弾修正を着々と進め、精度を大幅に上げてきたのだ。

次かその次あたりに、「名取」は四十センチ砲を喰らうかもしれない。

 

時間差を開けて、ル級のものと思われる三十六センチ砲弾が、二隻の敷設巡洋艦に飛来する。

飛来した二発ずつの三十六センチ砲弾は、立て続けに「アブディール」「マンクスマン」の周囲に落下した。

 

飛翔音が途切れた瞬間、水柱が奔騰し、全長127メートル。基準排水量2.950トンの「名取」よりも一回り小さい艦体を大きく翻弄する。

そんな艦上での機雷敷設作業は、困難を極めているだろうが、原には英海軍乗組員の健闘を祈る事しかできなかった。

 

射程距離に入ったのだろう…リ級重巡洋艦の二十センチ砲弾や、ホ級やへ級軽巡洋艦の十五センチ砲も飛んでくる。

辛うじて至近弾で止まっているが、いつ命中弾を受けてもおかしくない状態だった。

 

 

敵巡洋艦が射撃に加わってから数分後。

 

「『エコー2』狭叉されました!」

 

見張員が、絶叫に近い声を上げる。

原は、「エコー2」こと左前方の「マンクスマン」に目を向けた。

 

「マンクスマン」の左右に、巨大な水柱がそそり立っている。

 

「やばい!」

 

加倉井参謀長の切迫した声が聞こえた。

原は、瞬時に状況を悟る。

 

砲撃していたル級戦艦が、着弾修正を繰り返し、ついに「マンクスマン」を捉えたのだ。

ル級は挟叉を得たため、斉射に移行する。

次からは、命中率が高い六発の巨弾が降り注いでくるのだ。

 

「『マンクスマン』に信号。“回避サレタシ”だ!」

 

原は早口で命じた。

「マンクスマン」は「名取」よりも小柄な軍艦であり、一発でも直撃されれば轟沈は免れないだろう。

 

 

だが、「マンクスマン」からは、“我、機雷敷設中”というぶっきらぼうな信号しか帰って来ず、回避する様子はない。

今までと変わらず、機雷の敷設作業を継続している。

 

「『マンクスマン』は何やってんだ⁉︎回避しろ!やられるぞ!」

 

加倉井が、声を枯らしながら叫ぶ。

 

だが、その声は届かない。

「マンクスマン」は周りに噴き上がる水柱など視野に入っていないかのように振る舞い、敷設作業を継続する。

 

原の脳裏に、「マンクスマン」艦長のアーウィンド・スコット中佐の、八字髭が特徴な顔が思い浮かんだ。

作戦前のブリーフィングで、彼は「この作戦は、日本の未来を左右する重要な戦いだ。だから…どんなに敵の砲火が激しくても、必ず機雷敷設を成功させる。俺たちイギリス海軍の巡洋艦は敷設に時間がかかるから、しっかりと援護してくれよ…」と原に話していた。

 

「スコット艦長……!」

 

彼の言葉を反芻しながら、原は拳を握りしめる。

 

 

ル級の巨弾群は、甲高い音を発しながら無慈悲に降ってきた。

原にそれを止めるすべはなく、「マンスクマン」を取り囲むように水柱が突き上がり、艦中央部に黒い塊が吸い込まれた。

原が唸り声を上げた直後、被弾箇所から凄まじい閃光がきらめき、巨大な爆炎が大蛇のように噴き上がる。

 

ル級から放たれた三十六センチ砲弾六発の内、一発が「マンクスマン」の三本ある煙突の中の真ん中の煙突を直撃した。

中央の煙突は瞬時に消し飛ばされ、前後の煙突も大きく傾く。

 

直撃した敵弾はエネルギーが尽きるまで艦の奥底へと貫通し、一番から六番缶室を粉砕し、艦の背骨たる竜骨をへし折ったところで炸裂した。

 

背骨に致命傷を受けた「マンクスマン」は、爆発の影響で中央煙突があった場所を境に真っ二つに分裂し、二つの艦体はV字に折れ曲りながら急速に海中に引きずりこまれていった。

 

「『マンクスマン』轟沈!」

 

被弾してから完全に海中に没するまで、わずか十五秒。生存者がいるとは思えない。

スコット艦長も、航海長や砲術長も、236名の乗組員も、死の恐怖を感じる前に自らの意識を手放していたっただろう。

 

原の目は、「マンクスマン」が二十秒ほど前まで浮かんでいた海面に釘付けになっている。

「マンクスマン」は「名取」よりも小さく、かつ高速性を維持するために駆逐艦並みの防御力しか持たされていなかったが、決して小さい船ではなかった。

 

当たりどころが悪かったのもあるだろうが、そんな船をたった一発の砲弾が、わずか十五秒たらずで沈めてしまったのだ。

 

原の心は、スコット艦長の死を悼むよりも早く、敵に対する畏怖の感情が沸々と湧き出していた。

 

そんな中、「エコー」旗艦「アブディール」の艦橋に、発光信号がまたたく。

 

「『エコー1』より発光信号。“我、敷設作業終了。『エコー』全艦、全力離脱開始セヨ”!」

 

見張員が、主砲の発射音に負けない大声で報告した。

 

「アブディール」が機雷敷設を終了させたのなら、同型艦である「マンスクマン」も搭載してきた全ての機雷を敷設させ、任務を完遂したと可能性がある。

いや。

原としては、乗組員が自らの死と引き換えに敷設作業を終了させていたと信じたかった。

 

「五水戦、面舵一杯!現海域より離脱せよ!」

 

原は「マンクスマン」乗組員に胸中で手を合わせながら、力強い声で命じた。

 

「面舵一杯。針路190度!」

 

「おもぉーかーじいっぱぁーい!」

 

九条航海長が命じ、操舵室で舵を握る兵の威勢の良い声がこだまする。

 

一足先に、左前方の「アブディール」が回頭を開始し、後続する駆逐艦六隻も、敵弾から逃れるように右に艦首を滑らせた。

 

やがて「名取」も艦首を右に回頭させ、敵艦隊から離れる針路に変更する。

 

狙いを外されたタ級の四十センチ砲弾が、「名取」の左後方に落下した。

 

 

原は、正面に目を向ける。

目線の先には、混乱から立ち直った水上打撃部隊の勇姿が、おぼろげに見えている。

その隊列の艦艇が、火のつけられた導火線のように順に砲撃を開始する。

ノース・カロライナ級戦艦やコロラド級戦艦、「フッド」などの艦影が、暗闇から浮かび上がった。

 

 

その影に向けて、原小さく「あとは任せた」と呟くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

第五十六話「敵艦隊始動せり」

 

 




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