南洋海戦物語〜人類の勇戦譚〜   作:イカ大王

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ドラえもんの映画見に行ったんですけど……



かなり面白かったです。
ドラえもんの映画は当たり外れが多くて最近は敬遠してたんですけど……久々に見たらかなりよかったですね。
このドラえもんは当たりです!皆さん機会があればご覧になってみて
ははいかがですか?



第五十八話 J.T.F.反撃

1

 

「各挺身隊より信号。“我、敷設作業終了ス”!」

 

「“サクリファリス”より“エコー”、“デルタ”、“フォックス”各隊。直ちに後退。離脱せよ」

 

支援砲撃を再開した旗艦「ノース・カロライナ」の艦橋では、統合任務艦隊(J.T.F)司令官のレイモンド・スプルーアンス少将が忙しなく指示を飛ばしていた。

スプルーアンスの視線の先には、敵艦隊の集中砲火に射すくめられつつ、懸命に離脱を図る「エコー」部隊の姿が見えている。

 

「エコー」部隊はどの艦も火災を背負っており、自らの姿を暗闇に浮かび上がらせている。

所属していた艦艇は巡洋艦三隻と駆逐艦八隻だったはずだが、敷設巡洋艦「マンクスマン」と駆逐艦三隻が姿を消している。

水上打撃部隊が敵潜水艦の魚雷攻撃の混乱から立ち直る十五分ほどの間に、敵艦隊から集中砲火を受けたことは想像に難しくない。

 

彼らには残酷な運命を課してしまった……スプルーアンスの心中には、彼らに対する深謝の気持ちで一杯だった。

 

だが…と、スプルーアンスは決意を新たにする。

ここは戦場である。そのような感傷に浸っている場合ではない。

「エコー」部隊で命を散らした将兵が報われるためには、感傷に浸らず、的確な指示で艦隊を動かし、敵に勝利を収めることだった。

 

 

挺身隊の撤退を援護すべく、「ノース・カロライナ」は十五回目の、敵潜攻撃から立ち直ってからは四回目の砲撃を実施する。

凄まじい閃光、轟音と共に発射された九発の四十センチ砲弾は、後退中の「エコー」部隊の頭上を通過し、敵艦隊の只中に着弾した。

 

一発が、敵巡洋艦の一隻に命中する。

直撃した瞬間、断続的に「エコー」部隊を砲撃していた前部主砲が沈黙し、三脚マストが大きく揺らぐ。

長細い破片と無数の塵が宙を舞い、発生した閃光が後続艦を照らし出した。

 

「当たった…」

 

誰かの呟きがスプルーアンスの耳に入ってくる。

 

「ノース・カロライナ」の四十センチ砲弾に直撃された敵巡洋艦は、うな垂れるように停止し、小爆発を繰り返す。

夜目にも黒い黒煙が前部を覆い隠し、火災が周辺の海面を照らし出した。

リ級重巡かホ級、へ級軽巡か分からないが、「ノース・カロライナ」は「エコー」部隊を砲撃していた敵巡洋艦一隻を仕留めたのだ。

 

 

「ノース・カロライナ」の前後からも、頼もしい砲声が響き渡る。

 

正面を進む巡洋艦戦隊(ルーク)の重巡「アストレア」、軽巡「サヴァンナ」「ヘレナ」「セントルイス」も、主砲の二十.三センチ砲や十五.五センチ砲を敵艦隊へと発射し、後続する「コロラド」や英東洋艦隊も、後退する各挺身隊を支援するべく射撃を続行する。

 

 

頃合い良しと判断し、スプルーアンスは隊内電話を手に取った。

 

「“サクリファリス”より“キング”、“ルーク”、“クイーン”、“ビショップ”、砲撃中止、左一斉回頭。回頭後の針路180度」

 

「左一斉回頭。回頭後の針路180度!」

 

スプルーアンスの指示を聞いて、艦長のアンリ・M・ステンレス大佐が、航海長のサイモン・キッド中佐に指示を出す。

 

サイモン航海長は力強く頷き、操舵室に「取舵一杯!針路180度!」と怒鳴り込んだ。

 

スプルーアンスからの指令が届いた各艦でも、「取舵!針路180度!」の命令がこだまし、舵輪が左に回される。

 

「逃げるんですか⁉︎」

 

日本海軍から派遣された連絡官。星越實好(ほしこし さねよし)中佐が、目を剥いた。

変針後の針路は180度。真南の方角である。

マニラ湾とその内部にいる敵艦隊は、水上打撃部隊から北東の方向なため、真南への針路を取れば海域を離脱することになる。

星越は、スプルーアンスが機雷を敷設するだけで満足し、敵艦隊に決定打を与えずに作戦を終了させようとしている、と思っているようだ。

 

星越に対し、スプルーアンスは静かに言った。

 

「深海棲艦は、『潜水艦による背後からの魚雷攻撃』というカードを切ったんだ。こちらもそれ相応のカードを切る」

 

星越はスプルーアンスの言っている意味が分からないようで、数秒間沈黙していたが、やがて理解したようで、力強く頷いた。

 

「敵艦隊を機雷原に誘い込むんですね」

 

「そうだ」

 

星越は打って変わって笑みを浮かべ、スプルーアンスもニヤリと笑った。

 

 

「ノース・カロライナ」は砲撃を中止し、左への回頭を開始する。

右舷側に見えていたマニラ湾と敵艦隊が右に流れて見えなくなり、正面に見えていた“ルーク”も、死角に入る

それに変わるように回頭中の「コロラド」の後ろ姿が見、さらにその先の英艦隊の巨艦二隻の姿も、スプルーアンスの視界に入ってきた。

 

二番艦に位置していた「ワシントン」が左舷側に三本、三番艦に位置していた「ウェスト・バージニア」が艦首に一本、それぞれ敵潜の魚雷を喰らって戦列を離れたため、四番艦に位置している「コロラド」とはかなりの距離が離れてしまっている。

 

「ワシントン」は今年就役した新鋭戦艦のため、対魚雷防御力は高いし、「ウェスト・バージニア」は艦齢二十年に達する旧式艦とはいえ、一本の魚雷が命中したところで沈没はしない。

だが、二隻とも敵艦隊との砲戦に耐えられないほどの被害を受けたことは確かだ。

「ワシントン」は左に集中して被雷したことで、射撃角度が狂い、正確な砲撃は見込めないし、「ウェスト・バージニア」は艦首喫水線下を歯型のようにごっそりと食いちぎられ、発揮できる速力は十ノット以下だ。

 

「コロラド」と「ノース・カロライナ」の間に開いた長い空間は、二隻の力強い味方戦艦を失ったことを、無言で示しているようだった。

 

 

その先に見える英艦隊の二隻は、Z部隊旗艦の「プリンス・オブ・ウェールズ」と巡戦「フッド」である。

敵潜攻撃からの混乱から早く立ち直るために英艦隊と米艦隊を分離したため、「コロラド」以上に距離が開いてしまっている。

さらに、「プリンス・オブ・ウェールズ」は魚雷一本を受けており、手負いの状態だった。

それでも二隻とも、スプルーアンスの指示通り左一斉回頭を済ませ、針路180度に乗る。

 

一斉回頭を済ませたことで、今まで「アストレア」が先頭だった隊列が「コロラド」に変わり、マニラ湾から距離を置く針路へ移行した。

ことは、Z部隊でも同様である。

「プリンス・オブ・ウェールズ」が最後尾になり、逆に今まで殿だった英重巡「シュロップシャー」が先頭に立つ。

“ナイト”こと米駆逐艦戦隊、“ポーン”こと英駆逐艦戦隊も、主力艦に付き添って左に一斉に回頭した。

 

眼下の主砲が、回頭するに従ってゆっくりと左舷側に旋回している。

左一斉回頭を行ったことで、右正横に見えていた敵艦隊が左後方に移動したためだ。

 

直進に戻って最初に砲撃を再開したのは、魚雷攻撃で「シカゴ」と「フェニックス」を失っていた“ルーク”だった。

後方から中口径砲の鋭い発射音が轟き、無数の砲弾が大気を裂いて敵艦隊へ飛ぶ。

死角で見えないが、所属する巡洋艦四隻が砲撃を開始したのだ。

「ノース・カロライナ」は、“ルーク”が三回目の射撃を実施した直後に、砲撃を再開した。

 

「目標、敵戦艦。射撃開始(オープン・ザ・ファイヤリング)!」

 

ステンレスが大音響で命じた刹那、足元に落雷したかのような砲声とともに、各主砲の二番砲身から紅蓮の焔が噴き出した。

同時に約一トンの四十センチ砲弾が砲門から叩き出され、発砲の衝撃が「ノース・カロライナ」の巨体を大きく震わせる。

左海面が赤く染まり、漣が立った。閃光は艦橋内まで照らし出し、艦橋要員達の表情までも照らし出した。

 

今まで斉射だったが、交互撃ち方に戻っている。

砲術長のサリー・デュロン中佐は、牽制のみだった射撃をやめ、着実な修正で必中を目指すようだ。

 

 

JTF旗艦に続いて、前方を進む「コロラド」も発砲する。

 

 

一閃。「コロラド」周辺の暗闇が薙ぎ払われ、条約型戦艦の特徴的な籠マストが夜闇に浮かび上がった。

艦左側に真っ赤な火焔が噴き出し、「ノース・カロライナ」同様、暗黒の海面を赤に染める。

二拍ほど開けて、腹に応える砲声がスプルーアンスの鼓膜を震わせた。

 

「…深海棲艦。追ってこい追ってこい!喰いついてこい!」

 

スプルーアンスは、挑発的に敵艦隊に呼びかけた。

 

敵艦隊の目には、「潜水艦による攻撃で大損害を受け、這々の体で逃げている人類艦隊」と映るはずだ。

深海棲艦は、人類艦隊撃滅のチャンスを見逃すはずがない、必ず追撃して来る。という確証がスプルーアンスにはあった。

 

望んだ報告は、敵艦隊に対して二回目の交互撃ち方を放った直後に上げられた。

 

「“ナイト8”より入電。“敵艦隊、針路190度二変針。JTFノ追撃二移行セリ”」

 

「よし!」

 

スプルーアンスは喜色を浮かべ、星越やカール・ムーア参謀長と頷きあった。

敵艦隊は追撃に移行した。離脱するJTFに喰いついてきたのだ。

マニラ湾外に出るとき、機雷原に引っかかることは確実であろう。

 

「敵に意図を悟らせるな。砲撃を続行」

 

スプルーアンスは声を冷静を保って言う。

 

「ノース・カロライナ」は沈黙している。

目標だった敵戦艦が転舵したため、測的をやり直しているのだろう。

 

最初に射撃を開始したのは、敵艦隊だった。

立て続けに左後方の海域に閃光が走り、タ級戦艦、ル級戦艦の姿を浮かび上がらせる。

敵戦艦群は、タ級二隻、ル級三隻の順で単縦陣を組んでいるようだ。浮かび上がった艦影から、スプルーアンスはそれを見抜いていた。

 

「敵戦艦発砲!」

 

敵弾の飛翔音は、見張員がそう報告した直後から響き始めた。

 

スプルーアンスは、戦艦から発射された砲弾の飛来音を初めて聞いた。

抗い難い力によって空そのものが落ちて来るような…凄まじい威圧感を持つ音だ。

大気が不気味に鳴り響き、艦橋内の空気まで震え、頭を掻きむしりたくなる衝動に駆られる。

 

(来る……!)

 

すべての音を飛翔音がかき消し、艦橋の床まで振動し始めた頃、スプルーアンスは直感した。

一拍。「ノース・カロライナ」の真正面に、硝煙の匂いをたっぷりと含んだ水柱がそそり立った。

数は三本。「コロラド」の後ろ姿を水の壁が隠し、足の裏を通じて水中爆発の振動が伝わってくる。

飛来して来た敵弾が三発ということは、「ノース・カロライナ」を砲撃しているのはタ級戦艦であろう。

ノース・カロライナ級戦艦と同等の火力を持つ、ライバルというべき深海棲艦戦艦だ。

 

その数秒後、予期せぬことが起こった。

 

タ級戦艦の巨弾が着弾しても、大気の振動は収まらなかったのだ。

スプルーアンスが頭上を振り仰いだ刹那、今度は「ノース・カロライナ」の左側海面の四ヶ所が盛り上がり、大きく砕けた。

基準排水量三万七千トン以上の巨体が右に傾き、水柱によって噴き上がった海水が頭上から降り注ぐ。

 

スプルーアンスの目線は、左に突き上がった水柱に釘付けになった。

 

着弾は連続する。

第三、第四の射弾が飛来し、セコイアの巨木のような水柱を計八本「ノース・カロライナ」周辺に発生させ、海水を滾らせる。

四回連続の戦艦主砲弾の着弾に、最新鋭の鑑体も悲鳴をあげた。

艦橋は大きく揺らぎ、隔壁や天井が大きく軋む。

 

「こいつは…!」

 

スプルーアンスは息を呑んだ。

このペースの着弾は、明らかに一隻の戦艦によるものではない。

「四回」。巨弾が飛来した回数である。

少なくとも、四隻の敵戦艦が「ノース・カロライナ」を目標に据えて砲撃しているのだ。

 

「『コロラド』より信号。“我、砲撃ヲ受ク。飛来セシ敵弾ハ三発。タ級ト認ム”!」

 

「『プリンス・オブ・ウェールズ』より入電。“我二飛来セシ敵弾無シ”」

 

その報告で、スプルーアンスは全てを悟った。

 

水上打撃部隊の各戦艦……「フッド」「プリンス・オブ・ウェールズ」と「コロラド」「ノース・カロライナ」の距離はかなり隔っており、「コロラド」と「ノース・カロライナ」の間にも、戦艦二隻分の距離が開いている。

 

敵艦隊は英戦艦二隻を敢えて見逃し、ほとんど単独での航行となっている「コロラド」に先頭のタ級を差し向け、そのさらに後方に大きく遅れている「ノース・カロライナ」に対して、タ級一隻、ル級三隻で集中砲火を浴びせているのだ。

 

「反撃だ!反撃しろ!」

 

ステンレス艦長が、狼狽しつつデュロン砲術長に命じる。

 

撃て(ファイア)!」

 

デュロンの短い号令の後、「ノース・カロライナ」の主砲が吠え猛る。

眼下の第一、第二主砲塔、後部の第三主砲塔の各一番砲身から音速の二倍以上の初速で砲弾が叩き出され、敵戦艦へと飛ぶ。

艦体が発砲の衝撃で打ち震え、目が眩む閃光が周囲を包み込む。

 

だが、敵戦艦群の砲撃は、それすら押し戻す勢いだ。

 

「き、来た…!」

 

発砲して二十秒ほど経過した頃、敵戦艦群は新たな射弾を発射する。

タ級戦艦のガッチリとした艦橋、ル級戦艦の高々とそびえ立つ三脚マストが一瞬昼間のように照らし出され、その姿をJTF将兵の前にさらけ出す。

 

いつ見ても、異形の存在が作り出したものとは思えない艦影をしている。

ゴツゴツとした無機質さは軍艦特有のものだし、搭載している艦砲や対空火器など、人類兵器に準ずるものがある。

だが、だがらこそ人ならざる者が作り出した海上兵器が、人類の今までに培って来た軍事技術とほとんど同じということが不気味だ。

 

奴らは、どこまで人間のことを知っているのだろう……という疑問がスプルーアンスにはあった。

 

 

新たな飛翔音が聞こえてくる。

 

やがて大きくなり、全ての音が飛来音でかき消される。

 

「あ……ああ……」

 

誰かの気の抜けた声が聞こえた刹那、敵弾が着弾した。

「ノース・カロライナ」の左前方に二本、右前方に一本の水柱が奔騰したのを皮切りに、計十二本の見上げんばかりの水柱が、周囲にそそり立つ。

「ノース・カロライナ」の艦橋を遥かに超え、凄まじい勢いで林立した。

 

直撃弾は無いとはいえ、合わせて十五発の巨弾が周辺に落下したのだ。艦は大きく震え、爆圧が艦底部から突き上がり、衝撃が共鳴して異様な振動が艦橋を下から上へと駆け抜けた。

 

「まだか、まだなのか⁉︎」

 

星越が日本語で何かを叫ぶ。

スプルーアンスは手すりを握りしめつつ、敵艦隊を睨みつけた。

 

「そろそろ湾口を通過し、南シナ海に躍り出るはずだ…機雷原を通過するはずだ…被雷するはずだ…。まだか?」

 

 

その時。

敵艦隊の隊列に小さな閃光が走った。

光の規模は小さいうえ、すぐに消える。

だが、数は多い。最初の閃光の五秒後には二回目、三回目、四回目の閃光が走り、その更に後方でも矢継ぎ早に光が閃らめいてゆく。

 

「やったか!」

 

スプルーアンスは身を乗り出した。

 

光の大半のすぐに消えるが、消えずに揺らめいているものもある。

その光に照らされている敵艦は、ほとんどが駆逐艦のようだ。

真っ赤な炎が揺らめき、その姿を海上に浮かび上がらせている。

 

「“バット3”より入電。“敵艦隊、機雷原二突入セリ”!」

 

“バット3”とは、四十分前に発進させたOS2Uキングフィッシャーのコード名だ。現在は、敵艦隊の頭上に張り付き、弾着観測の任務についている。

その機体が、敵艦隊が機雷原に入ったことを伝えたのだ。

 

「司令!」

 

「うむ!」

 

笑顔で振り向いたムーア参謀長に、スプルーアンスは頷いた。

 

機雷に接触していく敵艦は、続々と出現する。

日本製機雷、英国製機雷問わず、被雷した深海棲艦艦艇は大きく打ち震え、速力が低下し、怒涛の勢いで海水が流れ込む。

中には火災が発生し、暗闇に姿を浮かび上がらせる艦もいる。

 

駆逐艦は一、二発の接触で大破し、巡洋艦も接触によって喫水線下に大穴を穿たれ、傾きながら停止する。

 

 

潜水艦攻撃によって圧倒的優勢に立っていた深海棲艦極東艦隊は、今や混乱の巷となっていた。

高い密度で機雷が敷設されている海域に飛び込んだ艦隊は、被雷する艦が続出し、海上に一つ、二つ、三つと火災の光源が漸増して行く。

 

 

 

 

 

敵艦隊が、JTFと同等かそれ以上の被害を受けたことは、誰の目にも明らかだった。

 

 

 

 

第五十八話「J.T.F.反撃」

 

 

 




いやーノースカロライナカッケェ…
プリンス・オブ・ウェールズもフッドもええわぁ

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