リリなの転生(仮)   作:天見

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はい、それでは第二話です。
原作キャラとの絡みもあります。
口調とか性格が合っているのか不安です、特にはやて。
もし違和感がありましたら指摘してくださいできる限り修正します。
後キャラ設定の方も主人公の性格等をちょっと変えました。


2話

転生したあの日からはや4年が経ちついに原作開始の小学三年生になった。

 

この四年間はひたすら修行と自分の生活を安定するために費やした。

 

さすがに5歳児の体では前のように生活できない。

 

特に背と筋力がないから高いところには届かないしフライパンも長時間持てない。

 

最初の頃は殲滅眼を使い筋力と体力を上げてなんとか生活を維持することができた。今では前世よりも遥かに超越した家事スキルを身につけられるようになったが、最初の頃はよく包丁で指を切りそうになって鋼皮がなかったら何回指を切ったことか。もしかしたら殲滅眼と鋼皮って戦闘よりも家事のためにあるのかと錯覚するところだった。

 

修行の方もまず筋力と持久力を高めるために定番のランニングと筋トレをした。その効果はまだ9歳だというのに腹筋が六つに割れているほどまでになっている。鏡で小学生の腹筋が六つに割れている姿を見てちょっと気持ち悪いと思ったので筋トレの方は少し自重することにした。

 

将来筋肉達磨になるのはごめんだからな。

 

戦闘訓練の方は蜻蛉切に入っていたデータに沿って訓練している、詳しい内容はまた後で。

 

蜻蛉切はインテリジェンスデバイスではないが簡単な受け答えはできるし修行に役立つ情報がいくつか入っている、おそらくミカ・エルが入れてくれたのだろう。

 

 

 

さて三年生になり、もうそろそろジュエルシードが海鳴市にバラまかれるだろう。ちなみに俺はなのはと彼女の友達のアリサ・バニングズと月村すずかと同じクラスだ。そのほかにも…

 

「オーイ!なのはー!逃げるなよー」

 

「いやあああ!こっちにこないでなの!」

 

「またまたー、アリサはツンデレなんだからー。」

 

「だからツンデレなんかじゃないって言ってるでしょ!って追いかけてくるな!」

 

聞いてのとおり他の二人の転生者とも同じクラスだ。

 

銀髪オッドアイが雅龍(みやび りゅう)で某赤い弓兵が赤神白哉(あかがみ びゃくや)って名前だ。

 

正直言って鼻の下を伸ばしてるイケメンは見たくない。特にデレデレした赤い弓兵が気持ち悪い、せめてキャラも真似てくれよ。

 

そんな二人は毎日毎日なのは達にちょっかいかけてすっかり嫌われてしまっている。しかも二人ともニコポとナデポが効いていないのに気づいてなくツンデレー!とか言って追いかけ回している。

 

「おい、すずかあいつらもう行ったぞ。」

 

「ありがとう雷鳴君。」

 

と言って俺の陰から出てきたのが月村すずかだ。

 

「それにしても毎日毎日大変だなお前たちも。」

 

「アハハ…あ!アリサちゃん。」

 

「ハァハァ…ずるいわよすずかだけ隠れて。」

 

「そんなこと言われても...そういえばなのはちゃんは?」

 

「まだ逃げているんでしょうね。」

 

「御愁傷様。」

 

「そう思うんなら助けなさいよ!」

 

「だが断る!」

 

「なんでよ!」#

 

「あんなウザい奴らに絡まれるのはいやだから。」

 

「裏切り者ー!」

 

いや仲間になった覚えねーし。

 

「アリサちゃん落ち着いて。」

 

「まあいいわ。そういえば今日のテストは負けないわよ!」ビシッ!

 

キーンコーン、カーンコーン

 

「はいはい、それじゃあ予鈴もなったから自分の席に戻れよお前らと話してるのをあいつらに見られたら絡まれるから。」

 

「言われなくてもそうするわよ!」

 

「じゃあ雷鳴君また後でね。」

 

そういって二人とも自分の席に戻っていった。

 

そして少したったらなのはも息を切りながら教室に戻ってきた。彼女は運動が得意じゃないからつらそうだ。

 

バカ二人は遅れて帰ってきたので先生に怒られた。

 

ちなみに俺がアリサたちと面識があるのはテストで毎回満点とるのでアリサにライバルだと認識されその縁でなのはやすずかとも面識ができさらに友達認定されて名前で呼び合うようになった。

 

これでも前世は英語と日本語の両方を大学レベルまで学習済みなので満点をとって当たり前である。

 

逆にバカ二人がなぜ赤点ぎりぎりしか取れないのか不思議である。

 

今日はスーパーのバーゲンセールで安いうなぎが手に入れられるんだっけと考え事しながらテストの空白を埋めていく俺だった。

 

 

 

放課後になり学校が終わってすぐに町のスーパーに向かった。

 

この世界はなぜか前世と同じようにうなぎの値段が高騰している。

 

1パック3500円って高すぎるわ!

 

と言う訳でうなぎ1パック900円と言うのはとても魅力的である。

 

売り切れになる前につかなければ!

 

待ってろよ三ヶ月ぶりのうなぎ!今日は蒲焼きじゃあ!

 

 

 

「ごめんなさいね、ぼく。今月の分のうなぎはたった今売りきれちゃったの。また今度来てね。」

 

""orz

 

何故だ!

 

(あのー?)

 

SHIT!

 

いやそんな言葉は使っちゃ行けない!

 

(すいませーん)

 

だが!しかし!

 

こんなことになるんだったら殲滅眼を使って身体能力を上げるんだった!

 

(聞こえてます?)

 

こんなときに使わずしていつ使うんだ!

 

何のための特典か!

 

「あの!」

 

「!?」

 

おっと!ショックのあまり自分の世界に閉じこもっていたみたいだ。

 

そして目の前には車椅子に座っている同い年ぐらいのかわいらしい女の子が。

 

ってこの子八神はやてじゃん!

 

「聞こえてます?」

 

「!!...ああ、悪かった。ちゃんと聞こえてるよ。」

 

「どうかしはったん?なんやらえらい落ち込んどるようやけど?」

 

「いや、ただ今日の夕飯のうなぎの蒲焼きがあじの蒲焼きにランクダウンしただけだ。」

 

「?...ああ!もしかしてスーパーのセール逃したんか?」

 

「よくわかったな、そのとおりだよ。」ハァ

 

「それやったらうち3パック買ったから一つもらってく?」

 

何!?

 

「いいのか?」

 

「かまへん、かまへん。ちょっと買いすぎたかなー思ってたところやったから。」

 

なんていい子なんだろうか。

 

「なら遠慮なく頂戴いたします。」

 

「はいな。」

 

「どうも。はい、お金。」

 

「おおきに。あ、私八神はやて言うんや君は?」

 

知ってます。

 

「俺は、天見雷鳴だ。」

 

「らいな?変わった名前やね。」

 

「自覚している。」

 

「あ!けどいい名前やで!」

 

「それはどうも。」

 

漢字が厨二っぽくてそこまで好きじゃないんだけど。

 

「あ!そうだ、お礼になんか手伝いとかいるか?一人で買い物なんて大変だろう?」

 

「別にええって、もう買い物も終わったし後は帰るだけや。」

 

「しかし...」

 

「それとも何か?初めて会ったレディーの家までついてくるんか?」ニヤニヤ

 

「うっ!さすがにそう言われると...」

 

さすがは将来タヌキって呼ばれることだけあるな。

 

「なんか失礼なこと言われた気がするんやけど?」#

 

「いや、そんなことはないぞ。」

 

「そうか?まあ、その気持ちだけでも受け取ってくわ。」

 

「ハァ...わかったそれじゃあ改めてありがとう、助かったよ。」

 

「どういたしまして。」

 

「それじゃあ、またな(。。。)。」

 

「?...ほな、さいなら!」

 

そうして俺たちは別れた。

 

 

 

その夜、久しぶりにうなぎを食べて満足な俺はお茶を飲みながらくつろいでいた。

 

〔誰か……助け……て〕

 

!?

 

念話か!

 

ってことはこれはユーノか!

 

ついに原作の始まりって訳か。

 

なのはもおそらく聞こえているだろう、ついでに雅と赤神も。

 

あいつら原作介入する気満々だからこの場面から介入していくだろう。

 

俺は、パスだ。

 

ってか無印では別に介入する要素ないし(なのはが大怪我するとか)どちらかというとなのはがフェイトを助けてお互いが強固な絆で結ばれるのが物語の重要点でありこれを壊したらこの先の展開を乗り越えられないだろう。

 

他の二人がフェイトを救えるとは思えないのでそこは心配しなくていいだろう。

 

俺自身は闇の書編から原作に関わるだろうと予測している。

 

主に魔力の募集対象として。

 

一応魔力を制御しているのだが、常時殲滅眼が大気中の魔力素を吸収しているので魔力を完全に押さえられない。もし調べられたら魔力ランクCと反応が出るだろう。

 

と言う訳で今日はもう寝ますか、明日も学校だからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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