もし俺がTSしたらとか…って本当に女になった⁉︎(亀更新) 作:ヤマニン
最人side
絶賛、ただいま俺は…
最「はいぃぃ!!?はぁ!?なんで!」
混乱中です☆
いや、☆じゃねぇよ。意味がわかんねぇよ。なんで女の子になってんの⁉︎あっ、でもこの子かわいいな。じゃなくて、それだと自分がかわいいと思ってるみたいじゃないか!(実際はそういうことです。)
最「いや、待てよ。もしかしたら実はこの鏡は、ここの世界とは違う場所に繋がっていてたまたまこの女の子が鏡を覗いているという可能性も…」
恭「いや、それはないだろ。」
最「ですよねー。てか、なんでいるんだよ!」
恭「お前の馬鹿でかい声が聞こえたんでな。予想どおりの反応が見れて朝からホクホクだ。」
この悪魔めが!人が不幸に陥ったのを見て、ホクホクとした顔をしやがって!それでも俺の兄か!
恭「まあ、そう恐い(可愛い)顔で睨むな。」
最「今、伏せたつもりだろうけどバッチリ聞こえてるからな!」
たく…他人事だと思って楽しそうに見やがって、見世物じゃないんだぞ。よし。ここは一旦落ち着こう。coolになるんだ…そうcoolに…
いまだ!俺は目を開け鏡を見た。
………そこには黒髪の美少女とその後ろに悪魔が”2人”
……ん?2人⁉︎
俺はばっと振り向き、兄ちゃんの後ろにいた悪魔…改め母さんをみた。
最「なんで見てるんだよ!てか、いるんならいえよ!無言で見てるんじゃない。」
姫「あら、いいじゃない。それにしてもなに?こんなにかわいい女の子になっちゃって!お母さん、驚きだわ。」
この明らかに頭のネジが10本くらい足りてなさそうなのが俺の母 『御風 姫乃』この御風家の絶対なる権力者。しかし、割と甘いのでそこまで厳しい訳ではない。なお、30半ばだというのに20代前半と言われても信じれるぐらいには容姿がいい。あと、困った癖がある。
最「いやいや、なんでこの鏡に映ってる子が俺だと思ったの?」
俺が鏡を指差すと鏡の中の子も同じように指を差す。これはもう現実逃避できないくらいにやばいな。いや、今起こってることもかなりやばいと思うけど…主に俺の精神がどうにかなっちゃうレベルで。
姫「恭平がここにいるのに他に誰がここの家にいるの?そのことを考えれば、最人しかいないじゃない。」
最「……あんた、本当に母さんか?」
姫「失礼ね。あんたたちを産んだ、お母様のことを性別が変わったと同時に忘れたの?」
……うん。これは母さんだわ。困った癖というものがこれ、毒舌だ。しかも、面白いことがあった時だけ頭を働かせるという面倒くさいオプション付き。この2つがセットになると、どんなドSも跪いて土下座をしだすだろう。
最「いや、その言葉を聞いて母さんだと確信したよ。」
姫「そう?なら、よかったわ〜。」
この落差はなんなんだ?マイナスからプラスに変わるスイッチでもあるのだろうか?
姫「さて…最人が女の子になっちゃったわけだし、まずはご飯にしましょう。」
最「いや、なんでだよ。」
恭「そこで話し合うということだろ。ほら、ボサッとしてないで早く着替えてこい。おまえの為に待ってたんだから、こっちはもう腹ペコだ。」
最「あ、ごめん。すぐに着替えてくる。」
俺はそう言い、着替えるために部屋に戻っていった。その時、またしても兄ちゃんの企んだ顔を見逃した俺であった。
最人sideout
恭平side
くっくっく。最人のやつ。あんな簡単に着替えに行くとは。ちょろい(確信)。あんな姿だから、変な奴に騙せれないか心配だ。
姫「まったく、恭平。分かってて最人を着替えさせに行ったんでしょー。」
恭「母さんにはバレてるか。」
姫「当たり前でしょ。何年あなたたちの世話をやってきたと思ってるの。」
それもそうだな。さぁ、分かる人にはわかると思うが…問題だ。
最人は今、推定12歳くらいの女児の姿をしている。そして前の姿は高校2年になる前…ここまで言えば大体の人はわかるだろう。そう、あいつの部屋に行っても、最人の体に合う服など100%無いのだ。あいつの前の姿は170㎝弱。そしていまの姿は大体140〜150といったところ…そんな身長の合わない服を着たとしてもダボダボなのが目に見える。さて、最人はどの選択でくるかな…。楽しみだ。
恭平sideout
最人side
いや、よくよく考えれば今の俺にあった服って無くね?……
最「騙されたー!」
道理でおかしいと思ったよ!あんな急かすように言うんだからもう少し怪しむべきだった!しかし、ここで着替えずに行くと…
恭「まぁ、お前ならそうするだろうな(嘲笑い」
みたいな反応をされるに決まってる。なんかそれだと癪にさわるな。よし、ここはamazonで間違えて送られてきて捨てるにも捨てれずにいたこれを使おう!
少女着替え中……
よし。中々、時間はかかったがこれならいいだろ。初めてだからおかしいところはないだろうか。一応、ネット見ながらやったから大丈夫だとは思うが…。まあいい,男は気合いだ!(今は女です。)
最人sideout
恭平side
さっきから上でドシドシいっているが、何をしているんだ?俺の予想では…部屋に入り服がないことに気づき、これは俺の仕組んだ罠だなということに気づいて仕方なく降りてくるという予想だったのだが…あまりにも遅い…。
姫「遅いわね〜。もうあれから10分は経ってるわよ。」
恭「そうだな。あまりにも遅すぎる。呼んでくるか?」
姫「そうしてちょうだい。ご飯も冷めちゃうから。」
恭「ん…分かった。」
そうして俺が席を立つと同時にリビングの扉が開かれた。ようやく来たか。
恭「遅いぞ、なにしてたん…だ…。」
リビングの扉に立っていたのは天使だった。まだ幼さが残る顔にすぅーと肩甲骨に届かないあたりまで伸ばした鮮やかな黒髪。まだ成長途中と分かる、だが密かに膨らんだ胸部。そこから下にいくにつれ、まだウエストは締まってないものの、将来が期待できる臀部。太ももから足にかけてはすらっとしており…これもまた、将来が楽しみな体。そして、その体に纏っていたもの…というか服がなんと予想を斜め上にいった。
恭「め、メイド服?」
そう、メイド服だったのだ。いや、待て。何故にメイド服?というかなんでメイド服を持っているんだ。
姫「あらー。似合ってるじゃない!」
母さんは呑気にそんなことを言ってるし、最人はかわいい顔でドヤ顔してるし。なにこの状況。カオスだな。
とりあえず、一言。
恭「明日から…いや今日から俺の専属メイドだ。」
最人を俺の専属メイドにしよう。
いかがでしたでしょうか?
今回は恭平メインで進めました。
感想や誤字報告待ってまーす。まってまーす(涙)
後、活動報告を見てくださると嬉しいです。