朝、それは気持ちよく寝れる時間。朝、それは二度寝を楽しむ時間。
朝、それは妹に起こしてもらえる至福の時間。…困った。早起きなんてする理由が見つからんな。
こんなことを考えている間に妹が起こしに来てくれたようだ。
「-さん--て」
「-さん-きてください」
「リュウ兄さん!起きてください!」
「…いや…だ……」
かわいい妹の声が聴こえる。もっとこの時間が続けばいいのに。
「何言ってるんですか、今日は起きてもらわなくては困ります。」
「俺は今…今…眠い…」
「それは見ればわかります。しかし、今日は騎士カリムとお会いになった後に、ミッドチルダ南部の隊舎に行ってもらわねばなりません」
ああ、そうだったか。つまり今日はあの子狸ちゃんとも会えるのか。
子狸ちゃんは第二の妹だ。かわいい妹と違い血は繋がって無いが大事な妹に変わりはない。
2人の妹達に会えるなんて、今日はなんて良い日なんだ。
「そう…か…今日からだったか、しかし眠いものは眠い。布団が俺を呼んでいるんだ。」
「何をふざけたことを言っているのですか。起きなさい。」
「妹よ。わかっているだろう?兄を起こす一番の方法を。」
「なっ何を言っているんですか!あんな恥ずかしいことはできません!!それに兄さんはいつも朝起きているでしょう!!寝ている人は受け答えをしません。」
我が妹は面倒見が非常に良い。そして…押しに弱い!!
このまま押し切って可愛い姿を見せてもらおう。これで俺のやる気も満々だ。
「では、兄は今日も遅刻だ。仕方ないな。」
「今日から出向で会えない時間ができるというのに…寂しいものだな…」
「ううぅ…はぁ…わかりました。一度だけですよ?」
「…」
「……」
「………おにいちゃん、起きて……///」
「おはよう、シャッハ。いい朝だな。」
「ううう…///」
今日は最高の朝だな。こんなに可愛いシャッハを見れるなんて。たまらん。
何故こんなに可愛いのに浮いた話の一つもでてこないのだろうか。兄は妹の将来が心配だ。
まあ彼氏なんて連れてきた日にはまず一発入れるだろうが…
「ああぁ…うちの妹は可愛いなぁ…」
「うう、やめっ、抱きつかないで、頭を撫でないで~」
「ん~?聞こえんな~?」
「い~い~加減にしなさい!!」
ゴン!!
「痛い、妹の愛が痛い!」
「もう!すぐに準備して騎士カリムのところに向かいなさい!私は先に行きますからね!」
「おおぅ、今日も妹は元気だなぁ」
妹の愛が頭部に一発入った。痛い。しかしそれはそれで嬉しいものだ。
いかんな、少し暴走気味だ。これだけ素晴らしい朝は久しぶりだからな。
「さて、それじゃあ気合入れて行くか」
まず、カリムに会うのか…まずいな。本当に急がないと間に合わない。
カリムに会うのに遅刻はまずいな。何を言われるかわかったもんじゃない。急ごう。
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そんなわけで案の定遅刻した。カリムの顔がすごい事になっている。
聖母のような笑顔に暗黒のオーラを纏っている。
並の騎士なら眼力ならぬ顔力のみで打倒しうる強さを持っているとみた。
しかし、今朝のシャッハの可愛さは素晴らしかったな。
これは仕方のないことなんだ。カリムもわかってくれるだろう。
「それで?この時間になったと?」
「ああ、シャッハの可愛さによる影響だ。仕方がなかったんだ。」
「兄さん、人の所為にしないで下さい。兄さんがだらしがないだけです。」
「確かにシャッハは可愛いです。それは事実です。」
「騎士カリム!?何を言っているのですか!?!?」
「だろう。であれば俺の遅刻も仕方のないことだ。ああ、シャッハはかわ「で・す・が 」いぃ……」
「それを理由にあなたの怠惰が許されるわけではありません。」
「何を言うか、見ただろうあの可愛い仕草を。耳まで真っ赤に、相手を涙目になりつつもキッと 睨み反論をする。こんなシャッハを見たら誰もが遅刻をする。これは仕方のないことなんだ。」
「はぁ、反省の色無しですか。ではシャッハにあなたの恥ずかしい過去をお話しましょう。」
「カリム!興味があります!ぜひお話を!」
「待て妹。兄の話など聞いてどうする。」
「兄さんの弱みを握れば、今朝のように辱めを受けずとも従わせられます。カリムどういったお話ですか?」
「あれは学院時代に、私と待ち合わせをした時でした…リュウは「待て待て待て」」
「今日の遅刻について謝る。すまなかった。以後気をつけます。」
「まったくもう、今後はしっかりしてくださいね。」
「残念です。兄さんのいないうちに教えて下さいね。カリム。」
「おいおい、勘弁してくれよ。」
「リュウの過去については置いておきましょう。本題に入ります。」
カリムから俺の出向先に関するデータが送られてきた。すさまじい戦力だ。
まあ理由が理由だけに納得ではあるのだが。
「リュウにはこの管理局の地上部隊に新設される部隊に出向してもらいます。
部隊の名前は古代遺失物管理部機動六課。」
「目的は最近頻発しているレリック問題専門の部隊です。」
「あくまでそれは名目で本来の目的は別にある…か。カリムの能力の関係だったか」
「…そうです。まだ部隊内では、はやて以外にそのことについて知る人はいないので口外しないように」
「なるほど、そのためのこの戦力なわけだ。なんというかすさまじい戦力だな。」
「そうですね。通常ではありえない措置です。
そこで、所属する部隊長たちと同じく、あなたにも出力リミッターをかけます。」
「それで呼びだされたのか、そのまま出向とは行かないというわけだな。」
「あなたは2.5ランクダウンで、S+ランクからAAランクになります。」
「わかった。ではリミッターをかけたら、隊舎に向かう」
「ええ、現時点であなたは隊舎にも遅刻しそうです。急ぎ向かって下さい。」
「…おいおい待て待て。俺はそっちにも遅刻なのか?。ゆっくり話をしている場合じゃないな。」
俺は急いで部屋を出ようとすると妹に呼び止められた。
「兄さん!」
「兄さん、お願いですから無茶をしないでください。兄さんは無茶をするんじゃないかと心配です…。」
「私からも言っておきます。シャッハに心配をかけることが無いように気をつけてくださいね。」
「大丈夫だ。俺はめんどくさがり、理由もなく無茶なんてしないさ。」
そう言って俺は部屋を出る。さて本当にゆっくりしている場合じゃないな。急いで向かうとしよう。
あいつらと会うのはいつぶりだろうか。楽しみだな。
「よっしゃ、子狸ちゃんに会いに行きますか~」
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「兄さん…」
兄さんは急いで部屋を出て行きました。兄さんは、「理由もなく無茶なんてしない」そう言いました。
それはつまり、理由があれば無茶をするということ。兄さんは強い、それは間違いありません。
しかし兄さんは強すぎた…いえ、違います。兄さんの能力は強すぎた。
それが私は心配でなりません。
まずこれがやりたかった。(2度目)
こう、メインキャラももちろん好きなんですよ。
しかし、こういったサブキャラも好きなんですよ。
アイマスもモバマスも事務員さんが一番好きだったり笑