超破壊バルバロッサ異伝SS 〜泣いて怒って罪二つ〜 作:GIZMO
話の中心となった悪魔たちによる、ちょっとした座談会です。
本編のネタバレ、内容に関する雑談がメインなので、第一から三章までの本編を先にお読みいただくことをお勧めします!
〜おまけ ネタバレ座談会〜
魔王「皆、ご苦労だったな」
スロース「ねえ、凶王を真っ二つにした技、『必殺剣シューティングスター』って、ギズが考えた名前?」
グラム「アレに砕かれた私も、少し気になる」
魔王「いや、アレはシグが即興で考えたんだ」
シグルズ『もう!せっかく格好良い名前つけたんだから、ちゃんと一緒に叫んでくれないと。私達の必殺技って愛の共同作業なんだから!』
魔王「うっ」
グラム「マスター?」
魔王「いや、なにか叱られたような気がしてな。それより、凶王にトドメを刺したスロースつまりレイジの『魔王殺し(仮)』は技名無いのか」
スロース「ん〜、魔王殺しでいいんじゃない」
グラム「・・アヴェンジング・フィンガー(ぼそ)」
魔王「格好良いな」
スロース「え、そんなグラップラーな名前?ホントに?」
シグルズ『グラム、グッジョブよ!(サムアップ)』
スロース「ギズはボクとの戦いで剣技を繰り出してきたけど、本気で斬るつもりじゃなかったよね?」
魔王「あのときは幻影斬の類しか使わなかった。お前を本気で斬るわけにはいかないだろう」
スロース「でも、リボン切れたよ?」
グラム「幻影斬は生体にしか効果が無い。無機物は切れる」
スロース「そうなんだ〜、じゃあ服とかも切れちゃうね。前に斬られた時大丈夫だったかなぁ(にま)」
魔王「・・何も見てないぞ」
スロース「それにしても、気がつけばギズが魔王になってたのはちょっと驚いたよ」
魔王「あの戦いの直後、俺は魔王就任は考えさせてくれとリィネに言ったんだ。だが、疲れ果てて眠って目を覚ましたら、リィネが半裸で一緒に寝てた。魔剣グラムに選ばれた上に先代魔王の娘に手を出したとかで、完全に詰んだ」
グラム「既成事実戦略・・私は知らなかった」
スロース「情けないな〜。・・で、手ぇ出したの?」
魔王「トモダチなら信じてもらいたいな」
光忠「お主ら、吾を忘れないで欲しいのう。この才色兼備の魔刀光忠を」
グラム「トラブルメーカー」
魔王「的確だな」
スロース「うにゅ〜、触らぬ刀に祟りなし」
光忠「えーい、なんじゃその扱いは!最初の草稿では、スロース、つまりレイジが吾を使って大立ち回りする展開もあったのじゃぞ!」
スロース「うそー(信じてない眼)」
光忠「嘘ではない。稀代の反逆者、憤怒のレイジィが、かつて己を破った魔王に再び牙をむくというアクション活劇じゃ」
スロース「ほー」
魔王「アクションと言うよりフィクションか」
スロース「ボクが反逆なんて、するわけ無いよね〜」
光忠「あれだけ暴れておいてよく言うわ」
グラム「そっちの案では、光忠の過去や苦悩も絡んでたみたい」
光忠「そう!そうなのじゃ。最後には吾も幸せを手に大団円といくはずだったのに」
グラム「お蔵入り」
光忠「うぅ・・(涙)」
スロース「お蔵と言えばオクラって英語なんだって」
魔王「そうなのか、知らなかったな」
光忠「お主らー!」
魔王「まあ、こいつはまだ幸せになるべきじゃないということなんだろう」
グラム「マスター、身も蓋もない」
シグルズ『良かった、三人とも元気そう。神界に召されてからも気になってたから、安心したわ』
スロース「そう言えば、光忠の力で暴走した悪魔の中にアスモデウスは居たのかな」
魔王「真っ先に飛び込んで来そうなヤツだが」
アスモデウス「呼んだかしら?」
スロース「アスモ〜、久しぶり」
アスモデウス「スロースも元気そうね。私は、あのとき特に何も変わりなかったわ」
グラム「意外」
アスモデウス「色欲の悪魔として、少しリサーチしてみたのよ。統計をとったところ(メガネをかけてチャート表を出す)」
アスモデウス「68%が、普段から率直に魔王様への愛を叫んでいない娘たちだったと出たのよ!」
魔王「リアルに半端な数字だな」
アスモデウス「極端に強い忠誠心や抗魔術(アンチマジック)を持つ者、色も野心も関心無い者には効果が無かったようね」
グラム「冥王やゴーレム、マミーとかは普通だった」
スロース「つまりツンデレとか普段素直になれない悪魔が辛抱出来なくなった?」
サタン「ほら見ろ、お前がムッツリスケべだから引っかかったんだ」
ルシフェル「お前には自覚が無いのか?好きな子に意地悪したくなるお子様め」
魔王「いつの間にいたんだ、お前たち」
アスモデウス「普段秘めてる想いが強いだけ効果が表れやすかったのよ、きっと。良いわね、初心(うぶ)な好意って」
サタン「こ、こっ恥ずかしいこと言うなー!違うからな!絶対違うからなー!(ドタバタ)」
ルシフェル「我もそこまで乙女チックではないと言っておこう。では、さらばだ」
グラム「手と足が一緒に出てる」
スロース「動揺してるね〜」
アスモデウス「でもこの力、別に好きな気持ちが盛り上がるってものじゃ無いのよね?」
光忠「うむ。本来は野心・野望が加速する術なのじゃが、まさかここまで皆が色に狂うとは思わなんだ。愛されとるの、ここの魔王は」
魔王「ゴホン」
シグルズ『ふふふ、照れちゃって』
アスモデウス「ある意味最大の攻略対象だものね。私も頑張らなくちゃ。じゃあ、また今度ね」
グラム「あふ、眠くなった(ぽす)」
魔王「俺の膝を枕にするな」
スロース「大変だね〜、お父さん」
光忠「くくく、そういう趣味なら吾になびかなかったのも納得じゃのぅ」
魔王「違う」
シグルズ『そうよ違うわよ』
光忠「違うというなら、どうじゃ、吾に付き合わぬか?今からでも契約したくなるような思いをさせてやらぬでもないぞ?(魔王の耳に吐息)」
シグルズ『むむむ・・!』
(ごんっ)
光忠「ふぎゃっ!な、何をする?(涙目)」
グラム「すやすや」
魔王「今、こいつの手が勝手に動いたぞ」
スロース「ぷぷっ」
シグルズ『こ、これが以心伝心の境地?さすが私の娘、本当にグッジョブよ!』
グラム「むにゃ・・お母、さん・・?」
了
これにて、今回の小説は本当に完結となります。
次回作もバルバロッサの悪魔を使って書いてみたいと思いますので、機会があればぜひまたお付き合い下さい。
ありがとうございました!
GIZMO