初めてなので至らないところがありますが読んでいただけたら嬉しいです。
少年は魔法陣の上に立ち、
仲間に視線を送る。
「じゃあ、世話になったなナギ、アル、アリカ」
「こちらこそ、あなたの両親に関しては何も言えませんが、
自分が思う通りにしてください」
「わかってる、俺が消えたことで喜んで離婚して新しい相手を見つけたときは、
笑顔で何かを言ってやる」
「その意気ですよ」
アルと呼ばれた男は笑みを浮かべて言った。
「こら、子供に何を教えたのじゃお主は?」
「いや、俺も教えたぜ。 そんな両親はぶっ飛ばしちまえって」
「お主も何を教えておるのじゃ!!」
バシンといい音が響き渡った。
「なんで俺だけ…」
「「馬鹿だから」」
少年とアルは同時に答えた。
「てめえら…」
「まあ、俺の世界には魔法という概念はないから、
今の俺でも生きていける、だから心配するな」
「ふう、わかった、お主の人生じゃ、もう何も言わぬ」
「そうそう、俺の人生は俺が決める」
「はは、魔力を失ってから随分たくましくなりましたねと言いたいですが、
バグに戻っただけなので私は何言いませんよ」
「黙れ」
「まあ、魔力を取り戻すにはあと何年かかるかわかりませんよ?」
アルは真剣な顔で少年言う。
「それを補うための技術は身につけた。
それにさっき言ったように俺の世界はここまで危険じゃない」
「そうですか」
「さて、時間だ。今度こそお別れだな。
ナギ、ジャックに伝えておけ、魔力が回復して戻ってきたときはお前たち二人を倒すって」
「っへ、返り討ちにしてやるよ」
ナギと呼ばれた男は笑顔で言葉を返して、
少年は消えた。
「で、アル、あいつの魔力が完全に戻るにはどれくらいかかるんだ?」
「さあ、少なくとも10年はかかりますよ」
「そうか、そんときは今より強くなってるだろうなあいつは」
「ええ、そうでしょう。何せサモンマスターの名前は伊達ではないでしょうし」
嬉しそうな表情でナギは空を見上げた。
そして、少年は目が覚めると、懐かしい部屋で目を覚ました。
「薄暗い、早朝か?」
少年はそう口にして、カーテンを開けて自分の予想があたっていたことを確認する。
「ていうか、この部屋俺以外誰もいないけど、
まだ離婚してないのか?」
そう思って、ふとカレンダーを見た少年の目が点になった。
なぜなら自分が生まれた世界での最後の記憶にあるカレンダーが年月が同じであったからだ。
カレンダーを変えてない可能性がるので、
テレビをつけて確認したら、カレンダーと同じ日付が映っていた。
彼が、魔法世界に行ってから3年は経ったはずなのに、
戻ってきたら日付が変わっていなかったことに声が出せないリアクションをとったのは無理もないことであろう。
主人公 Side
俺が自分が生まれた世界に戻ってから一週間がたった。
最初は驚いたが、それ以上に自分の成長した体をどう説明するかに思考を働かせが、
その心配はなかった。
なぜなら、成長したはずの体が当時のままに戻っていた。
じゃあ、今まで魔法世界の出来事は夢なのかと疑ったが、
自分の服装は魔法世界の時に着ていたものだったため、すぐに現実だと確認できた。
とりあえず、どうするか考えているといつの間にか両親が起きた。
様子は以前と変わらず仲が悪い。
創造主との戦闘で失った魔力は、ちょびっと回復したが魔法世界に行った時に比べたらカスも同然のだが、
それでもただの人間に暗示魔法をかけられるので、
両親にかけて、何故仲が悪いのかを聞き出した。
すると、俺を身篭ったことを知った母親は、
若かった為、誰にも相談することができずズルズルと無駄に過ごした。
その結果は父親も驚きどうすればいいか答えも出ず俺が生まれる一ヶ月前にお互いの両親にバレて、
責任を取って育てろと言われた。
二人は軽い気持ちだっため、責任を取りたくないと言いたかったが両親には逆らえず俺を育てることにした。
そんな理由だから仲は良くならず九年間過ごしてきたようだ。
俺が通っていた、いやこの場合は通っている学校はレベルの高い聖祥大学付属小学校である。
そこに通わせた理由は近所の人たちに若い自分達を嘗めさせないための見えであると説明した。
その時、俺は内心「うわ~」と思った。
さらにひどいことに、授業料が高いため、
日に日にストレスが溜まっていた、
そのせいで二人はなんと愛人がいるらしい。
(救えねえ)
と思った俺は悪くないはずだ。
ここ最近離婚の話は本気で考えていて、俺の押し付け合いで喧嘩がエスカレートしている。
だが、昨晩施設に捨てることを決心したようだ。
俺、殺ってもいいかな?
その後、二人は施設のことを調べるために出かけた
そして、途中でトラックに惹かれて仲良く?死んだそうだ。
俺は何もやってないからね。 両親を轢いた人は全く知らないおじさんだし。
俺は何もやってないよ? 大事なことだからに回言うけど俺関係ないからね。
幸い、学校に連絡は行ってなかったようだ。
理由は、二人の持ち物に俺につながるものがなかったためだ。
その為、家に直接伝えてきたようだ。
不謹慎ながら自由になったとガッツポーズをとったのは内緒だ。
そのあと、一人暮らしの方が楽なため暗示を使って誘導させた。
両親を車で轢いた人物からそれなりの慰謝料ももらうだけでなく、
両親の死亡保険もあってか生活には困らなくなった。
学校には高熱を出した言って数日休んで手続きを済ました。
当然関係者には暗示を使っている。
そのおかげで、クラスメイトはおろか教師も知らない。
知ったら俺が悲しまない理由を話さなくてはいけないから知られたくない。
話さなかったら話さなかったで俺を変な目で見る可能性もある。
そういう目で見られなくするために悲しむ演技をするのがい嫌だという理由もあるが。
そういう経緯があって今は普通に学校に通っている。
だが、ハッキリ言おう。
キツイ。
俺の精神年齢は15だ(魔法世界にいた三年以外は別荘で二年修行している)。
ナギ達と一緒にいた期間が長かったのと戦争に参加したこともあってか
子供にどう接すればいいか忘れてしまった。
ぶっちゃけ、自分を行方不明にすればよかったと後悔している。
加えて、制服が恥ずかしい、
こんな格好を奴らに知られたらと思ってシミュレーションをしてみた。
詠春の場合。
「うん、やはりは君は学校に行くべきだ。なんたって俺たちの国は義務教育だからな」
余計なお世話だムッツリスケベ。
ゼクトの場合。
「同情するぞい」
なら代われ
。
アルの場合。
「いっそのこと女の子の制服で通うというのは?」
死ね。
ピシリ。
バカコンビの場合。
「ぶっハハハハ! 似合ってるぜ大樹ちゃん!」
「げはははは、似合ってるぜお坊ちゃん!」
殺す!!
パリン
「うわ、先生いきなり窓ガラスが割れちゃったよ?」
いけないいけない、自分で想像してキレるところだ。
授業は一旦中断となった。
授業が終わり、一人で帰ろうとしたとき、
二匹の獣が近寄ってきた。
「帰りましょうご主人様」
子狐が甘える仕草で寄ってきた。
「さっさと帰るぞ、いや、その前に夕飯の材料を買うぞ仙道」
もう一匹の獣は猫と思えない体で偉そうに言った。
この二匹は実は妖怪だ。
学校を休んでいる途中で出会った妖怪である。
封印されていたが、興味が出たため封印を説いた。
そのあと、狐の方はなつかれたけど、
猫の方はこのとおり偉そうな態度をとっている。
二匹とも、妖怪としては上級だと言っている。
子狐は封印された期間が長いためかなり妖力をお落としている。
そんな感じでいま自分と境遇が似ているから使い魔にならないか持ちかけたらあっさり了承した。
子狐は魂が気にいったという理由、
猫の方は暇つぶしにちょうどいいという感じでついてきた。
因みに、魔法世界での俺の戦闘スタイルは召喚術による攻撃である。
ナギ並みの魔力があると言われたためゼクトに魔法も習った。
魔法に関しての知識はそのように身につけたが、
召喚術の知識は何故か生まれた時からあった。
その知識で二匹を俺の護衛獣として契約した。
因みに、子狐の名はタマモ、猫の方はニャンコ先生と名乗った。
俺が彼女達がどれだけすごい妖怪だと知るのは少しあとである。
そのニャンコ先生が、冷凍食品に飽きたと言って、
料理を作れと駄々をこねたのが理由だ。
俺は図書館に向かった。
だって、本を買うより図書館で借りたほうがいいだろ?
料理はしたことないから挑戦してみるのみいいかもしれん。
図書館につき、手続きを済まし目当ての本を探すと、
目の前に、車椅子に座っている女の子を見かけた。
女の子は少し高い位置にある本と取ろうとしたが、そうやら届かないらしい。
「どの本が欲しいんだ?」
「え?」
俺の声に少し驚いた女の子だがすぐに欲しい本を言った。
「はい」
「ありがとう」
「どういたしまして。っていうより、なんで図書館の係委員に頼まないんだ?」
「あれぐらいなら取れると思って」
「なるほど、頼んだら負けかというやつか?」
「そうそう」
「まあ、でも、時間がもったいないから頼んだほうがよかったと思うけど?」
俺がそう言うと女の子は苦笑した。
どうやらかなりしっかりしていて人懐こい性格のようだ。
それから、少し話し込んでお互い自己紹介をした。
名前は八神はやてというらしい。
はやてはクラスメイトと話すより気が楽だ。
魔法世界で歳が近かったのはテオドラとタカミチそれとクルトぐらいである。
最も三人よりナギやラカンと
同い年の子供の接し方を忘れた俺でも気兼ねなく話せた。
「なんで、大樹は料理の本なんか探してるんや?」
「あ~、先週俺の両親事故に遭って死んだから?
そういうはやては一人でここにいるってことは?」
「まあ、大樹と同じ両親がいないんよ?」
お互い、言わなくても環境はなんとなく気づいた、
はやてなら話してもいいと思いあえて質問をした。
「はやての両親は仲が良かったのか?」
「うん、大樹の両親は?」
「あ~、良くなかったどころか仲がいいところを見たことがない」
「…」
「それどころかお互い愛人がいたようだし。
両親の生命保険は自分達がもらうと言ってきたからな。
まあ、そんなことは無理だったけど」
「うわ~、最悪やな」
全くそのとおりだ。
「不謹慎だけど、自由になったって感じだから俺」
「なんて言えばいいか思いつかんけど、頑張ってや」
「まあ、まずは料理を頑張らないとな」
「私が教えようか?」
「はやては料理ができるのか?」
「そこそこ」
「ん~、とりあえず、自分ひとりでやってみたいから、
上達できなかったらたのむわ」
「塩と砂糖を間違えんようにな~」
そんな感じではやてと分かれて、
本に載っている料理の材料を買いに行った。
こんな感じで俺ははやてと出会った。
はやては、俺にとって話しやすい女の子というのが正直な感想であった。
Side Out
仙道大樹は材料を買って初めて料理に挑んだ、
結果は。
「しょっぱいわーーーーー!! 貴様はわしを殺す気か?」
「あれ、本の通りに大さじ一杯にしたのに、なんでだ?」
タマモはそんな大樹を見て苦笑した。
大樹が持っているのはお玉である。
大樹は大さじではなくお玉一杯を入れたようだ。
(ドジっ子のご主人さまは萌える。
それにあのブタネコのあんな顔も見れてまさに一石二鳥♪)
タマモはスーパーで買った油揚げを食べながら満足した表情をしていた。
その日の夜、大樹のクラスメイトである高町なのはが魔法に出会っていた。
大樹がそのことに気づくのはもう少しの話である。
感想などいただけたら嬉しいです。