魔法少女リリカルなのは  紅き翼の召喚士   作:シラヌイ

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これも皆様のおかげです。
そして、今回は彼らの登場です。


十話

大樹は学校をサボって、人気のないところにいるようになってから数日、

なのはから念話でアルフがアリサに保護されたという報告を受け、アリサの家に向かったと行きたかったが、アリサの家を知らず、なのはに案内をしてもらった。

 

 

 

 

「……」

 

「よう、その様子じゃあ、なにか展開があたみたいだな?」

 

 

「……」

 

 

案内された大樹はアリサとすずかがいるにもかかわらず、

アルフに話しかけた。

 

 

「この二人ならだいたい事情知ってるから、話ししても大丈夫だぞ」

 

 

「……そうなのかい?」

 

 

「やっぱり喋るんだ、この子も妖怪なの?」

 

 

「妖怪?」

 

 

アルフは聞きなれない単語を口にする。

 

 

 

「悪いけど、その話は後で頼む。

その様子じゃあ、向こうはなにか起こったんだろ?」

 

 

 

大樹は『完全なる世界』が関わっていると思っていたが、

プレシアがフェイトに虐待をしていたということで大樹は少し複雑な気持ちになる。

 

 

代わりに、アリサは全くあったことのないフェイトの心配して、

プレシアに対して、怒りを口にしていた。

 

 

 

なのはとすずかはアリサのお陰かかなり冷静であった。

 

 

『でクロノ、アースラはどうするつもりだ?」

 

大樹は念話でクロノに今後のことを聞いた。

 

 

『艦長の命があり次第、任務をプレシア・テスタロッサの捕縛へと変える事になる。アースラに攻撃を仕掛けた事だけでも、逮捕するにはお釣りがくる』

 

 

『そうかい』

 

『君の方こそ、どうする?』

 

『正直言って、フェイトは母親の命令に甘えてる感じだ』

 

 

『甘える?」

 

 

『ああ、どんなひどい目にあっても、

母親のもとを去らない理由は、自分の意思で動く勇気がないからだろ?

もっとも、自分で気づいてないだろうけど』

 

 

 

『随分と自信があるようだね』

 

 

『俺もそうだったらからな、魔法世界で馬鹿達と会うまで、

歯車のようにただ回ってる感じだったからな、今思うと、

自ら考えて行動を起こす勇気がなかっただけだからな、

いや、楽だったからか……』

 

 

 

『経験談だとかなり説得力があるよ』

 

 

『そうかい』

 

 

 

「で、アンタ達はどうするつもりよ?」

 

 

アリサが大樹となのはに問うと。

 

 

「アースラは艦長の命があり次第、任務をプレシア・テスタロッサの捕縛へと変える事になるって言ってたから「そうじゃなくて、あんた達がどうするのかって聴いてるのよ!」……どうするって」

 

 

 

「私はフェイトちゃんを助けたい」

 

 

「あんたは?」

 

 

 

なのはの言葉を聞いたあと、アリサは代気に視線を移した。

 

 

「俺も助けたいけど、結構難しいと思う」

 

 

「なんでよ?」

 

大樹は念話でクロノに話ししたことを彼女達に説明した。

 

 

「フェイトの母親を無理やりなんとかしようと思ったら、

フェイトは襲ってくる可能性がある、それだけ、彼女にとって母親は大きい存在だと思う」

 

その説明を受けたなのはは複雑な気持ちで聞いていた。

 

けどアリサは。

 

 

「そんなの関係ないじゃない、怖いならアンタ達や私たちが手を貸してあげればいい、

その後、そのフェイトってこのお母さんを止めればいいじゃない」

 

「そうだね、私たちでできることがあれば力を貸すよ」

 

 

アリサとすずかがそう言うと、大樹の目は点になり。

 

「っく、っくく……はは」

 

 

大樹は腹を抱えて笑いをこらえた。

 

「ちょっ!! なによいきなり笑い出して、

そりゃあ、子供の理想かもしれないけど」

 

 

「違う、……ちょっと、昔を思い出してな」

 

 

大樹は笑いをこらえながら、アリサと自分を変えたひとりの赤毛の少年(当時)を思いだしていた。

 

 

 

『こっからは、お前自身が考えて行動を起さないといけない、無論責任はお前自身になる、

でも怖かった俺たちに頼ればいい』 

 

 

『やれやれ、一体どの口がいうですかナギ?』

 

 

『全くじゃ』

 

 

『大樹、怖かったら俺たちに相談すればいい、だけどこのバカに相談するとロクな目に遭わないからな』

 

 

『んだと詠春、もういっぺん言ってみろ!』

 

 

『詠春に同感ですね』

 

『永春に同感じゃ』

 

『くく…』

 

 

『おお、笑えるじゃねえか?』

 

かつて、知らない世界に飛ばされ、不安になった自分を救った男の言葉が今のアリサと重なって見えた。

 

そして、創造主との戦いで、死んでもおかしくないダメージを喰らって意識が消えかけた瞬間に聞こえた彼の叫び。

 

『ぐだぐだ、うるせぇええ!! たとえ、明日が滅びようと知ろうとも!!

諦めねえのが人間ってもんだろうがっ、人間を舐めんじゃねえぇえええ!!』

 

 

 

真っ直ぐな言葉を叫んだ当時のナギと彼女達が重なって大樹は笑った。

 

 

「俺、お前等のことが好きになれそうだ」

 

「っな!? 何言ってるのよ!?」

 

 

「せ、仙道くん!?」

 

 

「大樹君!?」

 

「ご主人様!?」

 

四人が大樹の何気ない言葉に驚愕する。

 

 

(ああ、そうだなナギ)

 

 

「なのは、フェイトのことはお前に頼んだ、

俺より答えを先に出したお前の方が適任だしな」

 

 

「え!? う、うん」

 

大樹はどこか納得した感じでフェイトをなのはに託した。

 

その後、ユーノがアルフを治療した。

アリサとすずかは初めて見た魔法に感動して、大樹は家に戻った。

 

ちなみに、大樹はタマモに先ほどの言葉に関して追求され、

ユーノはアリサに温泉旅行の時のことを追求された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早朝、大樹はタマモと少し眠たげなニャンコ先生と一緒になのは達と合流して、

薄暗い海鳴市の公園にやってきた。

 

 

 

そして、フェイトもやってきた。

 

 

「フェイト……もうやめよう」

 

アルフが必死にフェイトに呼び掛かける。

 

 

「あんな女の言う事、もう聞いちゃだめだよ。フェイト、このままじゃ不幸になるばっかりじゃないか。

だから、フェイト……!」

 

しかし、フェイトはアルフの言葉に首を横に振った。

 

「…それでも、私はあの人の娘だから……」

 

 

それ聞いた、なのはは大樹の言っていたことが少し理解できた。大事な母親だとしても、

どんなにひどい目にあっても、自分のやることを決めてくれる人がいる。

無意識にそれに甘えて、失うのを怖がっている。

 

 

「ただ捨てればいいって訳じゃないよね…でも、逃げればいいって訳じゃ、もっと無い」

 

 

なのははフェイトに伝える。

 

「きっかけは、きっとジュエルシード。だから賭けよう…お互いが持ってる、全部のジュエルシード!」

 

『Put out.』

 

レイジングハートがセットアップの光と共に集めたジュエルシードを排出する。

 

『Put out.』

 

バルディッシュも同じく、ジュエルシードを排出する。

 

「まずはそれからだよ…全部、それから…私達の全ては、まだ始まってもいない。

だから…お互いの、本当の自分を始めるために!」

 

見つめ合いながら。

 

「だから始めよう……最初で最後の、本気の勝負!」

 

 

二人の勝負が始まった。

 

 

大樹は二人の戦いを見守りながら、今の状況を整理して苦笑した。

 

 

 

(なのはにサモナイト石を渡したあの時からだいぶ経つけど、

まさか、こんな関係になるなんてな)

 

 

 

そんなことを考えていると、ふと、大樹は疑問に思った。

 

(なぜ、俺はあの時なのはにサモナイト石を渡そうと思ったんだ?

同情だったと思うが…)

 

 

当時、大樹はなぜかはわからないがこの世界には自分が使う召喚術は存在しないと知っていた。

だから、誰にも言わずにいた。

 

深夜、こっそり小動物ぐらいの召喚獣を呼んで一緒に過ごしていた。

誰にも言わないのはおそらく、今の自分の立場が壊れないためと今なら理解できる。

 

 

当時の大樹は機械のように日常を過ごしていた。

召喚術なんてものが使えると知られたらどうなるか考えるだけも怖ったのだろう。

 

 

でも、だからこそわからない、同情しただけでなのはにサモナイト石を渡した自分の心境に。

 

(…ああ、ただ、認めてもらいたかったんだな、

お父さんの怪我を直した術なら認めてくれるからって、なんつー小さい器だよ全く)

 

 

 

当時の自分の苦笑した。

 

 

(それなのに、答えを聞くのが怖くて、その場に来ないチキンときた、

全く我ながらなさけねえ)

 

 

 

そんな、当時の自分を評価する大樹。

 

 

(そんな、自分を変えたのがナギ達か、

そして、そのナギ達に重なって見えた言葉を言ったアリサ、

その親友のなのは…、全くできすぎてるな、でも嫌いじゃない)

 

 

 

 

偶然の出会いがいまの状況を作ったのなら、それはそれでいいと勝手に納得する大樹が、

なのは達の戦いに目をやったら二人の戦いは終盤に差し掛かっていた。

 

 

 

「これが私の全力全開! スターライト……ブレイカァァァ―――!!!」

 

 

 

 

なのはの言葉に、大樹は自分は思い出にひったている年寄りかと思い、

戦いに視線を移した。

 

 

 

だが、その視線のさきにはとんでもない攻撃が繰り出されていた。

 

 

「おいおい、相手の動きを封じてあの極大な砲撃を撃ち込むなんて、

マジであのガキンチョは悪魔じゃね?」

 

 

 

タマモのつぶやきに何が起きたと口にしたかった大樹。

 

 

(うっわ~、あの攻撃ナギとジャックは面白そうだと言いそうだな、

アル達は引きつった顔をするだろうけど)

 

 

そんな風に思っている大樹は前者の人種に入ることを自覚していない。

 

 

 

大樹はそのまま二人のもとに向かった。

 

 

 

「負けたな」

 

 

「うん、負けちゃった」

 

 

 

そんな時、紫電の雷はフェイトを襲うが大樹は虚空瞬動でフェイトを抱きかかえて避けるが

フェイトが持っていたジュエルシードは空の歪みの中に消えていく。

 

 

 

なのははそれを見て追いかけようとするが大樹に止められた。

 

 

 

その後、大樹達はブリッジに向かった。

 

 

リンディはフェイトに挨拶をして、

ここからブリッジから出たほうがいいとなのはに伝えようとしたが一足遅く、

局員達がプレシアの前までやってたきた。

 

そして、モニターにはプレシア・テスタロッサが映っていた。

 

 

局員達はデバイスを突き付けておとなしくするよう言い渡し、

危険物が無いか部屋を調べ始める。

 

 

プレシア自身は微動だにしなかったが、

ある局員が後方の通路に足を伸ばしたとき、彼女の顔つきが変わった。

 

 

そして、後方にある扉が開かれる。

そこに映っていたのはフェイトと全くの瓜二つの少女がガラスケースに入っていた。

 

 

その映像を見たなのは達の表情は驚きだった。

 

その中で、表情を変えなかったのは大樹とタマモそしてニャンコ先生だった。

 

大樹は創造主の使徒は人形であることを知っている、そして魔法世界の真実を知っているせいか驚きはない。

 

タマモとニャンコ先生は見た目が同じ妖怪なんて珍しくもないゆえに驚きがない、

というか、興味がない。

 

 

 

「私のアリシアに……近寄らないで」

 

 

座っていたはずのプレシアはいつの間にか立ち上がり、

ガラスケースの近くにいた局員を掴んで投げた。

 

 

そして、ほかの局員たちは鎮圧するためにデバイスを構え魔力弾を放つが、プレシアは障壁で防ぎ、

雷撃で反撃をし局員達はあっけなく倒れる。

 

 

「管理局員弱すぎね?」

 

 

空気を読まないタマモの一言が空気を支配してブリッジに沈黙が流れるかと思いきや、

リンディは直ぐに送還するよう伝えた

 

タマモが言った言葉に言い訳する言葉も言い返す言葉もないから、

リンディは無視することにした。

 

 

おかげで、緊迫した空気が戻る。

 

 

 

『たったこれだけのジュエルシードを使っても完全な次元震を起こせるかわからないけど、もう時間がない。やっぱり、アレを使うしかないでしょうね』

 

1人呟いたプレシアはモニター越しにアースラのブリッジ視線を写した。

 

『でも、もういい。もうこれで終わりに出来る。この子を亡くした憂鬱感を感じるのも、

この子の身代わり人形を娘として扱う苛立ちも』

 

その言葉を聞き、フェイトの肩が震える。

 

 

『聞いていて、フェイト? あなたのことよ。せっかくその身にアリシアの記憶をあげたのに、

そっくりなのは見た目だけ。役立たずでまったく使えない私の人形』

 

 

「最初の事故の時にね、プレシアは実の娘、アリシア・テスタロッサを亡くしているの」

 

エイミィが俯きながら告げる。

 

「そし彼女が最後に行なっていた研究は、使い魔とは異なる、使い魔を超える人造生命の生成」

 

『よく調べたわね? そうよその通り。だけど駄目ね、ちっとも上手くいかなかった。作り物の命は所詮作り物。

失ったモノの代わりにはならないわ』

 

 

プレシアはアリシアを見つめながら呟く。

 

 

『アリシアはもっと優しく笑ってくれたわ』

 

その言葉を聞いているフェイトの顔色は悪くなる。

 

『アリシア時々我儘も言ったけれど、私の言う事をとてもよく聞いてくれた』

 

「やめて……」

 

その様子に耐えられず、なのはが思わず小さな声で哀願するが。

 

『アリシアはいつでも私に優しかった……』

 

 

「やめて、やめてy―――「あ~はいはい、前置きはいいから、

結局あんたは何がしたいわけ、そこにあるジュエルシードをその子の中に入れて生き返らせるつもりか?」

 

 

大樹は飽きた子供のように、プレシアの言葉を止めた。

 

 

『まさか、仮に生き返ったとしても、そんなことをしたらこの子の体が耐えられない、

私の目的はこの石で、忘れられた永遠の都アルハザードへ向かうこと」

 

 

 

その言葉を聞いたリンディは驚く、

大樹はその都にアリシアを生き返らせるすべがあるかもしれない理解するが。

 

 

「その都でその子を生き返らせると?」

 

 

『ええ、そうよ、アルハザードの技術なら可能なのよ』

 

 

「大変です艦長! 庭園内にAクラスの魔力反応多数出現! 総数60、80……まだまだ増えていきます!」

 

 

『今こそ、私は失くした全てを取り戻す!』

 

 

 

「次元震です! ジュエルシードの発動を確認……同調して波動係数域拡大!このままだと、次元断層が!」

 

 

ブリッジが慌ただしくなる中、大樹はため息をつき、

フェイトに視線を向けた。

 

 

「俺はとりあえず、()()()()()()()()()けど、お前はどうする?」

 

 

「……え?」

 

弱々しく反応するフェイト。

 

 

「プレシアはもう長く持たない、どのみち彼女と話し合える機会はもうないかもしれないぞ?」

 

 

「どういうことかしら?」

 

 

その言葉を聞いたリンディは大樹に問う。

 

 

「魔力を失ってから、その魔力を取り戻すために医療にも手を出したことある、

その知識と経験を言わせてもらえば、彼女は直に死ぬぞ、

万が一、彼女の目的地にたどり着いても、彼女の寿命は長くなるわけじゃない、

むしろ今回、無茶したせいで寿命は縮んでる」

 

 

その言葉を聞いたなのははどういう顔をすればいいかわからなくなった。

 

「残り少ない命でアリシアを生き返らせる技術を手に入る確率はどれくらいだ、

それに、その都には人がいないみたいだし、そんな中で人として必要な食料はどうする?

このまま、行けば彼女は願いはかなわないまま終わる、奇跡的に自分の寿命をのばす技術の前に転送できる確率はどれくらいだ?」

 

 

 

「「「…………」」」

 

 

その問いにリンディ達は答えられなくなった。

答えはゼロといってもいい確率だ。

 

大樹の言葉が正しいのなら、プレシアはアルハザードに死にに行くようなものだ。

 

 

 

「お前はどうするフェイト?」

 

 

「私は………」

 

 

「母親を恨んでいるか?」

 

 

自分の気持ちを確かめて大樹の言葉に首を振るフェイト。

 

それを見たなのはは先日あアリサとすずかの言葉を思い出した。

 

 

「いこう、フェイトちゃん、お母さんを助けに」

 

 

「え……!?」

 

「このままじゃあ、プレシアさんもかわいそうだよ、ここまでして願いはかなわない、

フェイトちゃんはお母さんを恨んでない、だったら助けに行こうよ、

私も力を貸すから」

 

 

「お前は今はひとりじゃないだろ、それに、今までお前のそばにいた奴は誰だ?」

 

 

その言葉を聞いたフェイトはアルフとバルディッシュを見つめる。

 

 

「フェイト……」

 

「力を貸してアルフ…バルディッシュ」

 

 

 

アルフとバルディッシュはフェイトと共に行くと答える。

 

 

 

「んじゃあ、いくか、後お前らは極力戦闘はするな」

 

 

「え、どうして?」

 

 

なのはは大樹に聞くと。

 

 

「俺暴れたりないから、それに敵地は俺にとって好都合だ」

 

 

「それは、あなたひとりがあの傀儡兵達を相手すると?」

 

「以前の俺ならそう言ったが、今はあいにくスタミナがないから、

まあ、任してちょんまげ~♪」

 

大樹は笑みを浮かべて、現場に向かった。

 

 

途中で、クロノと合流して、なのは達に告げたことを告げた。

 

 

そして、現場につき待ち受けているのはかなりの傀儡兵。

 

 

「本当に君一人で戦うつもりか?」

 

 

クロノは大樹に聞き返す。

 

 

 

「まあ、正確には俺達だが」

 

 

大樹はパクティオーカードをだして口にする。

 

 

来たれ(アデアット)!」

 

 

大樹がその言葉を言った瞬間カードは人方の紙の束に変わる。

そして、大樹の服装も変わった。

 

その服装はかつて紅き翼として戦っていた時の服装であり、

そのうえにフードを被っている格好である。

 

 

「やっぱ、紅き翼の登場だとこの格好じゃないとな」

 

 

 

6枚の紙が各位置に着くと、その場に魔法陣が浮かび上がる。

 

 

 

 

「傀儡招来!!」

 

 

 

その言葉で、魔法陣の上に人が現れる。

 

 

 

「おいおい、俺達全員を召喚って何事だ?」

 

 

黒髪の剣士、詠春が質問する。

 

 

「どうせ、ろくな事件ではないじゃろ?」

 

 

大樹達と変わらない背丈の少年、ゼクトは口にする。

 

 

「やれやれ、俺はもう年なんだが」

 

 

タバコを加えたガトウが愚痴る。

 

 

「大樹、あなたはもう少し考えて召喚してください、なぜ彼等もいるのですか」

 

 

大樹を注意するアルビレオ。

 

 

「おいおい、なんだこの数? ふざけてんのか?」

 

 

敵の数に愚痴るジャック。

 

 

「同感だ、数が少なすぎる、せめてこの100倍はいないと」

 

 

強気に言い放つ彼らのリーダーの赤毛の青年、ナギ。

 

クロンはただ、驚愕していた。

 

「悪い悪い。数は少ないがここは敵地だ。

文句はないよなアル?」

 

 

「はぁ、仕方ありませんね、今回はまあいいでしょう」

 

 

「あ、そうだ師匠、とりあえず結界で空間凍結をしてくれないか?」

 

 

大樹はここに来る前にエイミィから時の庭園の駆動炉で不足している次元震の出力を補おうとしている。

 

 

「ここ一帯をか?」

 

 

「いや、この時の園庭全部」

 

 

クロノは絶句した、買い物行ってくれと同じ感覚で言ってのけた大樹の神経に文句を言いたかったが。

 

 

「仕方ないのう」

 

 

ゼクトは両手を左右にかざした。

すると、時の園庭は瞬く間に空間凍結の結界が貼られた。

 

「馬鹿な…無詠唱でこんなに早く」

 

 

 

クロノは驚愕する、それに続き、ユーノとフェイト達も驚く。

ここにいないが、時の園庭の家主であるプレシアも驚愕していた。

 

「さっすが師匠」

 

 

大樹は笑顔で賛辞を送る。

 

大してプレシアは焦り始めた。この結界を解かなかれば

 

 

 

「まあ、敵地ってことなら、全力出せるからいいか」

 

 

ナギは視線を大樹とジャックに向け笑みを浮かべる。

 

「んじゃあ、野郎ども行くぜっ!!」

 

 

「ナギ、現状を把握しているのですか?」

 

 

ナギの言葉に不安を覚えるアル。

 

 

「んなもん関係ねえだろう、敵が目の前にいる、それで十分じゃねえのか?」

 

 

「俺も同感だぜアル、考えるだけ時間の無駄だ」

 

 

敵を見据えて言うジャック。

 

 

「あ~、でも今回は、その子の母親を止めることだから、

それ以外はどうでもいいんじゃね?」

 

 

大樹は一応目的を言った。

 

 

ナギ達の視線はフェイトに移る。

 

「君たちは大樹の友達かい?」

 

 

詠春が聞くとなのは達は肯定する。

 

 

「そうかい、仲良くやってくれ、コイツは少し――「過保護すぎるぞ!!」――ゴホ!!」

 

 

ナギに裏拳を決められる詠春。

 

 

「コイツだってもうガキじゃねえんだ、そういうのはう鬱陶しいぞ」

 

「いや、待てナギ、お前達みたいな馬鹿と一緒にいた大樹がまともな友達が出来たんだぞ?

これが喜んでいられないだろ」

 

 

詠春は大樹が紅き翼にいた時は過保護といってもいいくらい、

大樹のことを気にしていた。

 

バカ二人といつも喧嘩ばかりしているから将来どうなるか心配していたが、

ここに来て、まともな友達が出来たことを涙を流す。

 

 

「詠春って、子供が出来たら過保護になりますねきっと」

 

 

アルが苦笑して言うとナギは。

 

 

「その前に、俺達がまともじゃないってどういうことだ詠春?」

 

「「「「え!? なにをいまさら?」」」」

 

 

詠春、アル、ゼクト、ガトウの声は揃う。

 

「てめえら…」

 

 

そんな緊張感のないやりとりをしていると、

傀儡兵が動き出し、ナギ達に攻撃を開始たが。

 

 

「「邪魔だ、すっこんでろ!!」」

 

 

 

 

 

ナギは傀儡兵を殴り飛ばした。

それと同時に、ジャックも殴り飛ばす。

その攻撃になのは達は唖然となった。

 

 

「さあ、こい木偶人形ども、俺達紅き翼が相手してやるよ!!」

 

 

ナギの言葉で火蓋が切って落とされた。

 




タマモ空気読めってなことはスルーの方向で。
自分的には紅き翼のメンバーの能力って、
ナギとラカンはSSSオーバーは軽く超え、ほかはSSだと思いますが思いますがどうでしょう?

ちなみに、彼らの登場時にFate/hollow ataraxiaのWarsを聞いてました。
めっちゃテンション上がります。

誤字、脱字、感想などお待ちしています。
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