大樹にとって、ナギとラカンとの喧嘩は、
子供が楽しみにしている授業や友達と遊ぶゲームのような感じである。
始まりは五人でなべをたべている時だった。
ラカンが食事中に乱入して、彼らの命を奪おうとした時、
詠春はラカンの投げた剣によって鍋を浴びることになり、
大樹は位置が悪かったのか肉にありつけなかった。
詠春がラカンと戦うことになったので、
本人は怒りを収めたが、ラカンは詠春を退け、
あまつさえナギの千の雷をくらっても大してダメージを受けなかったのである。
だから、大樹はラカンのせいで食べられなかった肉の恨みを晴らすべく、
二人の戦いに乱入した。
そこで、初めて本気を出した。
ほかの魔法使いなら中堅クラスの召喚術で撃退ができたため、
大樹は本気を出したことがなかった。
だから、本気出すことができるラカンとナギとの戦闘は彼にとって特別である。
故に二人との喧嘩は大樹にとって楽しみの一つである。
だが、魔力を失って以降一度も二人と戦っていない。
戦っても勝負ならないからだ。
だから、大樹はアリアドネーで自らの魔力を回復させる術ともし回復できない可能性も考慮して
詠春から神明流を覚えた。
最初の二年は剣術の修行と研究に費やした。
さらに、ダイオラマ球の中で修行すること約二年。
アリカを救出のときはすでに剣の腕は並みの魔法使いを圧倒できるほどまでになっていた。
それから魔力は自然にだがわずかながら回復した。
もっとも本来の状態に比べれば数%程度、
大樹はその微弱な魔力すらも無駄にしないために咸卦法をガトウから教えてもらった。
魔力が回復の兆しをみせてから一年で約8%、順調に行けば約12年で完全に戻る予定である。
自分が生まれた故郷なら魔力の波長も合いわずかながら回復する速度が上がる可能性があるかもしれないとアルに言われ自分が生まれた世界に帰ることにした大樹。
もっとも、大半の理由は盗賊程度ならともかく、完全なる世界の残党相手では足でまといにしかならないと思ったからである。
元の世界に戻ったら体は魔法世界に行く前の時の体に戻っていた。
その後ダイオラマ球を使い、身体能力の向上と咸卦法の練度上げに費やした。
そして、咸卦法の使用回数に不安を覚え破壊の極意である二重の極みを覚えた。
今の自分の立ち位置を知りたい為に、プレシアを止めるのに協力した。
二人と戦える時の庭にやってき来ることが今回大樹の最大の目的でもある。
そして、その戦いが今始まった。
「咸卦法!!」
出し惜しみする必要ない、むしろしている余裕は全くない、
先ほど一度使い、本来ならもう四回分しか使えない咸卦法を二回分けて今咸卦法を使った。
その分、大樹から発している威圧感は今までの比ではない。
使用する魔力の量が大きければ大きいほど得られる力も大きい反面、
それを維持する集中力は桁違いに上がるうえ、加減も難しくなり燃費もシャレにならない状態になり持続時間が短くなる。
それでも、ナギとラカン相手だと足りないと確信している。
そして、そのふたりは。
「
ナギはアンチョコを片手に
ラカンは大技のために気を集中する。
「「「………」」」
お互い、大技の為の溜を終えた瞬間、にらみ合い。
三人同時に動いた。
「
「全力全開ラカンインパクト!!」
「黑・雷光剣!!」
そして、大樹は先ほどプリームムに使おうとした妖刀の能力を使った。
そして、3人の攻撃が同時に当たり、それを中心に爆轟する大音響。
なのは達は咄嗟に魔法障壁を展開して目を瞑るほどの衝撃に襲われた。
後に、なのは達は語った、
あの攻撃で起きた衝撃が3人の攻撃であることがいまだ信じられないと。
時の庭園は大きく揺れる、それだけでなく虚数空間すら衝撃が走った。
時の庭園が無事なのはひとえゼクトの結界とそれを補佐したアルのおかげである。
そして、目を開けると、天井がその上にあった階が綺麗に消えていた。
「ば…馬鹿な…」
クロノはただそれしか言えなかった。
時の庭園の上部が綺麗さっぱり消滅していた。
そして、三人はお互いの攻撃の衝撃で後方に吹き飛んでいた。
「ようやく…ようやくここまで来た」
大樹は愉しげに、満足げに笑って言葉にした。
「おいおい、マジかよ、
こっちは消し炭にするつもり千の雷を撃ったんだぜ?」
言葉と裏腹にナギは好敵手の強さに歓喜していた。
「どうやら、ただ無駄に過ごしたわけじゃないみたいだな大樹」
自分と二人の距離は確実に近づいたと確信した大樹。
その言葉を聞いたなのは達は仲間ではないのか? と疑問に思うが、
三人にとってこれが普通である。
加減など考えられない、殺すつもりで全力を出して、ようやくダメージを与えられる戦いである。
そして、三人は再び構えなおす。
最初に動いたのはラカン。
一番近い大樹に接近した。
「螺旋掌」
大樹はそれを刀で受け止める。
「へ~、中々の刀じゃねえか、俺様の攻撃を受け止めるなんてな」
「造られてすぐ、危険だと言われて山奥に捨てられた曰く付きの刀だ、
お前の馬鹿力に負けるかよ!! 斬鉄閃!!」
「うおおぉッ!!」
ラカンは螺旋状に吹き飛ばされる。ナギはその隙をつき大樹に殴った。
当然のその拳には魔力が込められていた。
大樹はその攻撃をモロに喰らい後方に吹き飛ばされる。
そのあと、ナギは大樹の攻撃で吹き飛ばされたラカンを捉え。
「魔法の射手!!」
ラカンはこれを喰らう前に気合防御を行い威力を軽減した。
攻撃の余波はなのは達がいる場所まで衝撃が走る。
「調子にのるんじゃねえ!!」
ラカンはそのままナギに殴りかかる。
「っへ!」
ナギは複数の影分身で迎え撃つ。
「斬魔剣 弐の太刀 百花繚乱!」
大樹は背後から斬魔剣を放ち影分身を消す。
「「死ねやぁぁぁっ!!」」
上にはラカン、背後には大樹に攻撃されるナギは真下に魔法の射手を放ち
その衝撃で大樹とラカンは攻撃のタイミングをずらした。
ナギはその隙に距離を取り、魔法の射手を撃ってすぐに得意な雷の斧に続き雷の暴風を喰らわせた。
ラカンは耐えることができたが、大樹はそのまま後方に吹き飛ばされる。
ふたりは見えなくなった大樹を無視して殴り合いをはじめる。
最初の拳が右頬に入る、やられた相手はお返しとばかりやり返す、
腹に足に胴に容赦なく拳が蹴りが入る。
「テメエ等……俺を無視して楽しんでるんじゃねえぇぇぇっ!!!!」
大樹は刀に黒い雷を纏わせ、二人がいる場所に斬撃を叩き込む。
咸卦法で得た力を刀に込めただけでなく、先程倒した悪魔達の魂を力に還元しての攻撃。
その攻撃を防ぐ暇なくナギとラカンはまともに喰らい吹き飛ばされる。
大樹は一番距離が近いナギを追いかけ追撃に出る。
「喰らえ、二重の極み!」
「っち!?」
ナギは咸卦法によるただのパンチだと思い、
多少のダメージを覚悟したが。
「ぐはぁっ!?」
予想外の威力に口から血を吐き、地面に叩きつけられる。
「もう一発――っ!?」
大樹がナギに二擊目を決めようとしたが、その背後から
ラカンが大樹をナギと一緒に地面に押さえつける。
「喰らいな、零距離全力・ラカンインパクトォォッ!!」
大樹は咄嗟に全魔力を気と融合させ、
咸卦法の上にさらに咸卦法を使う、
ナギは右手に雷の斧でラカンの拳にぶつけた。
まるで核兵器を撃ったような衝撃が時の庭園を襲った。
衝撃波はそれだけにとどまらず、アースラまで揺るがす。
大樹は吹き飛ばされ。咸卦法のおかげで即死は免れるも血を吐き、両膝が地面につく、
ナギとラカンもダメージを食らってるが魔力と気でダメージを最小限に抑えた、
その代わりに半分近く削られるが、そのお陰で大樹が見せた隙を二人は見逃さなかった。
ナギは自分の杖にラカンは槍に、
先ほどライフメーカーを倒した攻撃をそのまま大樹に放つために力を込める。
三つ巴の乱戦、ゆえに隙を見つけたらほかの二者から討たれる、
これはそんな戦いだ。
なのは達は二人の行動を信じられないような目で見て、
止めようと動くが、アル達に止められる。
たとえ三人の立場が逆転したとしても大樹は同じく全力で攻撃すると教えた。
二人に気づいた大樹は周りがスローモーションのように流れる。
そう、死ぬ直前の現象に襲われるその攻撃を防ぐ手段がないと頭が理解する。
(っざけんな!! このまま何もしないで終わるってか?)
二人が力を込める映像をスローモーションのように眺めるしかなくなる大樹。
諦めるときは死んだ後と決めているため、彼はこのまま終わる気はない。
(あった物を使うしかない、死にたくなかったら力を振り絞れ!!)
魔力の元が修復され以前あった魔力が少しづつ戻っていく、
だが、ナギとラカンの攻撃は直ぐにくる、魔力が全てもどる前に死ぬと理解した大樹は修復を反射的に止める。
そして、少し戻った魔力を確認してサモナイト石を取り出した。
(以前の四割…いや三割五分…これだけあれば、
Sランクの召喚術が余裕で三発撃てる…だけど、撃っただけじゃあれは防げない、
だったら―――――今ある魔力を全て込めればいいだけだ!!)
大樹は回復した魔力を全てサモナイト石に込めはじめる。
魔力を注ぎこまれたサモナイト石は異界の扉を開ける、召喚獣は主人の危機であることを知ると、
扉を駆けるように異界から現れる。
牙王アイギス
先ほど大樹を再生したアルが召喚した召喚獣。
だが、その威圧感はその時の比ではない。
そこ存在するだけで、その重圧に押しつぶされるほど、
牙王アイギスは威圧感をまとっていた。
その神獣が吠えると、それだけで、時の庭園が揺れ、
衝撃が走り地面にヒビが入っていく。
それを見ていたなのは達は愚か、
紅き翼のメンバーまで驚愕する。
「この衝撃は!?」
「不味いぞ、わしの結界ももたんぞ、
お主らの魔力をわしに貸せ!!」
ゼクトが叫ぶ。自分の体に触れてくれと言って直ぐにより強い結界を貼る。
この絶望的な場で魔力を取り戻し、
その魔力で召喚術の限界を超える召喚術を放つ大樹に
ナギとラカンは歓喜する。
「「おもしれえぇぇぇ!!」」
「■■■■■■■■■ッ!!」
二人が叫んだあとに神獣が吠える、
それに合わせ二人は自分達の攻撃を放った。
三人の攻撃が激突する、その衝撃は次元すら歪んでもおかしくない衝撃だった。
ナギとラカンの投擲した槍にまとっていた力が少しづつ削られるが、
召喚獣の攻撃を突破し、槍は大樹に向かうが一本は大樹に届く前に消滅する。
だけど残りの一本はそのまま大樹を襲った。
大樹は召喚獣に全ての魔力を使った、
咸卦法も召喚術を使った時にそちらに集中したため切れた。
残っているのは気だけ、大樹はその気を刀に注ぎ込んでいた。
自身を襲ってくる槍に野球のバッターのように刀を振った。
槍と刀が激突して、大樹自身に衝撃が襲う、
だけど大樹を襲うのは衝撃だけでなく、槍にまとっていた雷も大樹を襲った。
刀の柄から電熱で熱くなる、大樹の手のひらは焼けていく、
それと同時に槍も力を失っていく。
「くおおおぉぉっ―――――!!」
意地、ただそれだけのために大樹は耐える。
その意地が勝ったのか槍は形を保てなくなり消えていき杖にもどった。
大樹が攻撃を防ぐと同時に、ナギとラカンにもアイギスの攻撃が襲った。
二人は今まで感じたことない危機を感じて、
すべての力を振り絞り防御に回す。
だけど召喚獣の攻撃は二人の防御を崩していく、
とうとう障壁を突破して衝撃波が二人を襲うが二人は意地でもそこから動かず召喚獣の攻撃に耐えた。
そして、土煙が消えたあとなのは達の目に映っていたのは、
満身創痍の三人だった。
大樹は右手の掌は焼け、フードはボロボロで焦げた匂いを出していた。
ナギとラカンは拳をぶつけたせいで拳はボロボロで体中は傷だらけである。
「は…っはは…やるじゃねえかよ大樹」
「全くだ…こっちはもう大技を出す力も残ってねえ」
「こっちもだよ、だけど…ようやくお前らを射程距離まで来たって自覚できた」
大樹は刀をパクティオーカードに仕舞い拳を強く握る。
「おいおい、いいのかよその体格で俺達と殴り合いするのかよ?」
「安心しろ、今じゃあこっちのが得意になってきた」
「…おもしれえ、さっきのマグレじゃねえのか確かめてやるよ!!」
大樹は残ったほんのわずか気を瞬動に使いナギに接近して拳を叩き込んだ。
ナギはそれをまともに喰らい、膝が地面に着きラカンはそれに追い討ちをかけるようにナギに殴りかかるが、
大樹がその隙をつきラカンの顔面に二重の極みをぶち込んだ。
その攻撃でラカンも地面に膝を付くことになる。
「どうだ、俺の拳は、
見た目で判断したら痛い目みるぜ?」
悪童のような表情をする大樹に二人は笑った。
「いい拳してるじゃねえかよ、ならこっちも容赦なく行くぞ!!」
ラカンは拳を強く握り、大樹の顎を打ち抜いた。
「がぁ!」
ナギは大樹を殴ったラカンを殴る。
「ゴホッ!」
そして、ラカンに殴られた大樹はすぐに立て直し、
ラカンを殴ったナギを殴る。
「ぐっ!」
そうやって、殴った隙を突かれ殴られる、
そんな殴り合いが始まった。
大樹は二重の極みで殴り合いでは有利だと判断したが、
二人はその二重の極みに耐えていた。
お互い気や魔力での肉体強化はできない状態、
それなのに二重の極みに耐えている、
こうなると身体能力で劣る大樹が不利になる。
二人と違い体は小さい、その分防御も当然二人より劣る、
けど、二人にしてみれば大樹の繰り出す拳は驚異である。
だから、条件は同じ、先に心が折れたほうが負ける。
三人のなかにあるのは、意地と根性と気合。
それだけが、三人を支えている。
そんな殴り合いから4分経った頃、その均衡が崩れる。
先程、腕を切断された大樹、
その腕は無理やり魔法でくっつけた為、
無茶な行動に限界が訪れ、大樹の腕は宙に舞う。
だけど、本人は気にせず殴り合いを続ける、
ナギとラカンも同様に殴り合いを続けようとするが、
仲間である紅き翼のメンバー達に止められる。
「そこまでです」
「「「アル!!」」」
その声には怒気が含まれている。
「すまないが、わしの結界もこれ以上持たん」
「っち、わかったよ」
ナギがそう言うと、残りの二人も不満げながら拳を収める。
「で、どうやってもどるんだ?
ゼクトの結界でここが保っているなら俺達はその結界のせいで転移できないだろ?」
大樹の一言でなのは達が石化した。
「結界を解いた瞬間に転移すれば?」
フェイトがそう提案するが。
「いや、おそらく崩壊はすぐにはじまる、そんな短い時間でここに居る全員を転移するのは不可能だ」
「「「お前等が暴れすぎた所為だぞ」」」
暴れた本人達はお互い相手に責任を押し付ける。
「「お前達のせいだ!」」
詠春とガトウが三人にツッコム。
「まあ、ニャンコ先生の背中に何人か乗れ…っていかニャンコ先生は?」
大樹はここにいない猫のことを思い出す。
「あのブタ猫は最初からいませんでしたよ」
「気づかなかったぞ」
大樹の疑問にタマモが答えると、タマモは大きな九尾の狐の姿になっていく。
「とりあえず、私の背中に乗ってください、ほかは連中はものすごーーーーーーーーーーっく不満はありますが、
緊急事態ですので許可します」
ものすごく、不満げにいうタマモにナギとラカンは笑みを浮かべ大樹に近づき。
「よう、愛されてるじゃねえか大樹、
仮契約の主であるテオドラにはなんて説明するんだ?」
「姫子ちゃんはいいのか、お前の初恋の相手だろ?
諦めるのか? んん?」
ニヤニヤと男子学生のノリで大樹を弄り始める。
っその光景はとてもじゃないが殺し合い一歩手前まで連中とは思えないノリだ。
「つーか、テオドラの場合は不意打ちだったんだから、
俺がどう思われてようがテオドラに関係ないだろ」
「か~~、これだからガキはよ~~」
ナギは呆れるように叫ぶが、アルに早くタマモの背中に乗るよう言われるが。
「ああ、俺達は自分達でどうにかなるから、
ジャック、デカイ剣だせ、それに乗って帰る」
ナギはそう言って、ラカンは剣を出すと。
「競争だ!!」
「乗ったぜ!」
ナギが叫ぶとラカンはそれに乗ったと叫んだ。
「君たちは何を言ってるんだ」
クロノは叫ぶが、またしてもアルに止められる。
「放っておきなさい、これ以上考えると疲れますよ」
「いや、しかし!」
「えーと、方角は三時の方角で距離は50キロと300メートルだな」
「よし、行くぞ」
ナギはコインを投げる。
コインが地面についたとき二人は同時に大剣を投擲した。
その剣は容赦なく結界を破壊して、時の庭園は崩れ始める。
二人はそのまま、ジャンプして、大剣に乗った。
ナギ
秘剣…波乗り
ラカン
それを見たクロノ達は口を開けて唖然とした、
「おい。タマモ、速く行かないとここが俺たちの墓場になるぞ?」
タマモは大樹の言葉でなんとか正気を取り戻た、崩れる時の庭園から脱出した。
「不満げな表情ですね」
「まあな、気と魔力がなければあいつらと張り合えないのはやっぱ悔しい」
「あれだけ戦えてまだ不満ですか貴方は?」
「当たり前だ、もっと身体能力を上げる必要があるし、
まあ、今回はそれを肌で感じただけでも良しとするよ
(後、妖刀も試したほうがいいな、悪魔たちをいい気に倒してから、
刀から大量な魂を感じるし、もしかして、思ってた以上にこの刀ってとんでもないかもしれないな)」
心配そうな表情で見つめるなのはとフェイトに気づかず大樹はそう口にした。
なぜなら、片腕をなくした子供の図であるから、余計に心配してしまう。
アースラのブリッジで時の庭が崩壊が始まったことで大騒ぎになる。
「艦長、なにかものすごいスピードでアースラに向かって、いえこれは…攻撃がきます」
ゼクトが結界を貼ってから、中の様子を知ることができなくなったアースラは突然の攻撃で慌て始める。
「なんですって!? こんな時に!!」
「まずいです、着弾します」
「総員、衝撃に備えて」
リンディが叫んだと同時にアースラに大きな衝撃が襲った。
「被害は?」
「今確認しま……」
リンディの命令で着弾した場所の映像をみるエイミィは固まる。
『おっしゃ、俺様の勝ちだ』
『くっそ~~、あと少しだったのに、ダメージを喰らいすぎた』
ラカンは喜び、ナギは悔しそうに叫ぶ、
あとになって、経緯を聞いたリンディは一言愚痴った。
「常識ってなんだったのかしら」と。
今回の話は3人の喧嘩と大樹の初恋はアスナであり、
仮契約の主はテオドラということがわかった話です。
テオドラの場合はダイキが言ったように不意打ちなので、
本人はあまり意識していません、
アスナの場合、当時のアスナであって、原作のアスナではありませんのであしからず。
理由は周りに関心しなかった自分に重さっていた、その性格だから一緒にいると、
お互い必要以上に会話はしないけど、それでも居心地が良かったからです。
それ眺める、ナギ達はいつもニヤニヤしていた感じでございます。