それでもいいという方だけ読んでください。
久々にこのゲームをやったおかげで衝動的に書きたくなっただけです。
反響しだいでは本編で影響するかもしれません。
魔法世界での決着を付けた大樹、自分が生まれた世界を後にし別の異世界に旅立った。
初めての異世界に行くには大量の魔力だけでなく召喚術に適した魔力が必要である。
そんなわけで、大樹と普通の使い魔じゃないタマモとニャンコ先生が大樹とともに異世界に旅立った。
が、異世界についたとたん、何故か大きな衝撃が大樹達を襲った
その所為で彼等は地上数千メートルから異世界にやってきた。
「ちょっと待てえエエェ!! おい、仙道これはどういうことだ!!」
とんでもない勢いで落下する大樹達。
「しるか、お前だって感じただろ、ここに来る直前いきなり大きな衝撃が起きた、
あれの所為だ!!」
「というより、今言い争ってる場合じゃないですよご主人様」
「確かに、……くっそ、なんだ、魔法を使おうとしてるが、なんか安定しない、
もう少し時間がかる。ニャンコ先生こそ本来の姿になれば早いんじゃないのか?」
「さっきからそうしてるが、できん!!」
「お前もかよ!? げ、ご主人様もう時間がないですよ」
地上に落下まであと十数秒。
「くっそ、こうなったら南無三!!!」
大樹は魔力を風に変換させ、地面にぶつけた。
爆風が起きたと同時に風圧で大樹達の落下速度が一気に低くなった。
着地は多少失敗したがケガらしいものは受けていない。
「ふぅ~、やばかった、いきなりお陀仏かと思った。くっそ、半分近くの魔力を失ったぞ」
「あ~~う」
「にゃ~~う」
大樹は溜息をつく、ニャンコ先生とタマモは目を回していた。
「それにしてもびっくりした~」
大樹は初めてのアクシデントに肝を冷やす、
「いや、それはこっちのセリフよ」
「誰だ!?」
大樹は声がする方に視線を向いた。
そこには赤茶色の髪の少女が立っていた。
「それはこっちのセリフよ?いきなり空から降ってくるなんて」
納得と大樹内心同意する。
(和服じゃないな、見たことない衣装だし)
「で、あんた何者よ? いきなり空から降ってくるなんて普通じゃなわいよ?」
「旅人?」
「なんで疑問系なのよ?」
大樹の答えに呆れる少女。
「いや、ついさっき、旅立ったから旅人と名乗っていいのか疑問に思ってな」
「初心者は空から降ってくるものなの?」
「普通は違うだろ?」
「そう、よかった。私の常識は間違っていなかったわ」
「良かったな、はは」
「あんたの所為でしょ。いきなり空から降ってくる非常識を起こしたんだから」
「いや、こっちにも事情が。それよりここどこ?」
「ここはシャイコス遺跡よ」
「何! ジャス○?」
「シ・ャ・イ・コ・ス・遺跡。 なによジャ○コって?」
大樹のボケに律儀にツッコム少女。
「冗談だ。なるほど、聞いたことない遺跡か。ってことは間違いなく異世界だな」
「異世界って何言ってるのよあんた。頭打った?」
(まあ、その反応が普通だな)
「いや、説明の前にここってなんて呼ばれてる世界なんだ?」
「あんた、やっぱり頭打ったでしょう?
この世界はテルカ・リュミレースって呼ばれてるのよ思い出した?」
「ふむ、聞いたことない名前だ。(ようやく魔力が安定し始めたな。
周りから感じるのはマナじゃないな。だから体内の魔力が安定してなかったのか)」
「聞いたことないってあんた、医者に見てもらったほうがいいんじゃない?」
「その必要ないよ。俺はいったて正常だ。それよりお互いの名前だけど俺は仙道大樹、お姉さんの名前は?」
「…リタ・モルディオよ。あんた自分が正常だって思ってるわけ。
(やばいわねこのガキンチョ)」
「ああ、説明は長くなるし―――「ん~~~ご主人様無事ですか?」―――おお、無事だ。
そっちは?」
「大丈夫です。少し目が回っただけです」
タマモは狐姿のままで起き上がる。
「魔物が喋った!?」
リタはタマモに驚く。
「あん、誰だテメエ? 馴れ馴れしいな貧乳?」
「……貧乳!」
リタの頭に血管が浮き上がってく。
「こら、失礼だろ。それよりニャンコ先生は?」
「全く、ひどい目にあったぞ」
「ま、またなにか出てきた!?」
突然の声に驚くリタ。
「ん、見かけない顔だな?」
「ね、猫が喋った!?」
猫だとわかるとさらに驚くリタ。
「………」
「なんだ、私の顔になにかついてるのか?」
「いや、どっちかって言うと、お前の顔に驚てるんだろ豚猫。
明らかに変な顔だし」
「いいどきょ――「かわいい……」――ん!!」
「「え゛!?」」
リタの何気ない一言に驚愕する大樹とタマモ。
それに気づいたリタは。
「ち、ちがうわよ。わ、私はなんとも思ってないし、
何も言ってないわよ!!」
全力で否定した。
「そりゃあ…そうですね。こんな砂袋がどこがいいんだか」
「貴様は黙ってろ色ボケ半端狐」
「んだと!!」
いつものように喧嘩を始めた二匹。
大樹はいつものことだから気にしないが、リタは唖然となって眺めている。
「それより、さっき魔物って言ってたけどこの世界にいるのか?」
「え? そ、そりゃあ居るわよ」
人語を喋る動物が目の前にいることで、大樹の言葉を全て否定できなくなったリタ。
そんな時に人間より一回り大きい二体のゴーレムが現れた。
「ゴーレム」
大樹の言葉にゴーレムに気づくリタ。
「ああもう、人が情報を整理してるとき!!
ガキンチョ、あんたは下がってなさい、あんたに聞きたいことがあるし」
「まあいけど。俺の名前はおしえた――「ファイヤボール!」―――お?
(魔法があるってことは俺は隠さなくっていいか)」
そう思い。
大樹はリタの前に出る。
「あんた、話を聞いてたの?」
「俺も叩く。つーか、早い者勝ちってことで!」
「消えた!?」
大樹は瞬動を使いゴーレムに接近する。
(ここは遺跡だし範囲のデカイ魔法と貫通力のある魔法は使えないな、だったら)
「白き雷!!」
稲妻が二体のゴーレムを襲い破壊した。
「!!」
(げっ!? 威力がめちゃくちゃ下がってる!?)
リタは驚愕する。
(ブラスティアをつかってない!?
いや、それよりもエアルが全く反応しなかった!?)
「何それ!?」
「はい? 何って言われても魔法だけど?
リタだって使ってるだろ?」
「魔法? 魔術と何か違うわけ?」
「この世界では魔術って呼ばれてるのか。
(そういや、詠春がいた世界の京都では西洋魔術って呼ばれてたな)」
「そんあことより、なんで
エアルだって反応しなかったし?」
「ブラスティア? それにエアルってなんだ。さっき言ったように異世界から来たんだ。
それと簡単に言うと俺の使う魔法は原理が違う魔術みたいなもんだ」
「異世界……」
「納得いくにはまだ説明が欲しいみたいだな?」
「ええ、今すぐに説明して欲しいわね」
リタは即答で答える。
「別に構わないが長くなるぞ?
ここだと今のゴーレムみたいのが襲ってくるんじゃないのか?」
「そういえばそうね。仕方ない。私の家に案内するわ」
「それは助かる。それと教えてやるから、こっちの世界について教えてくれないか?」
「かまわないわよ。さあ、早くいくわよ」
「オッケー」
「「………」」
勝手に話を進めるふたりを無言で見るタマモにニャンコ先生。
「不味いぞ」
「わかってる。ご主人様は研究も好きだからな、
結構長くこの世界に滞在するかもしれない。しかも女の家っ!」
血涙を流す仕草を見せるタマモを無視して大樹達の後を追うニャンコ先生。
それから、リタが住むアスピオに案内される大樹。
アスピオにはたくさんの本があり、知識を得るには事欠かない場所である。
それから、お互いの技術を教え合う二人。
いつの間にか意気投合し大樹はリタの家に厄介になることなった。
大樹の魔法の威力が下がった理由は、
エアルが原因らしい。
自分の魔力を擬似的な精霊に無意識に変換して魔法を使っていた為本来より威力は激減している。
エアルは人体や植物、魔物にまで影響するため、ニャンコ先生たちはこの世界で戦闘はしないと決めた。
くわえて、エアルが濃い場所だと咸卦法が使えなくなっている。
その上、召喚術が全く使えない状態になった大樹の戦力は激減している。
それから、数日が過ぎたある日。
リタの家には本が山積みになっていた。
アスピオの本以外にも大樹が仮契約カードにしまっていた魔法世界の本も山積みである。
アスピオの本は大樹が、魔法世界の本はリタが読んでいる。
次々本が増え、そして当然バランスも悪くなる。
突然のノックで山積みなった本が二人の上に落ちていく。
二人が本に埋もれてるなか聞いたことない声の人物がリタの家に入る。
二人が起き上がると侵入者の一人が驚いて叫ぶ。
「誰だこいつら? リタの知り合い?」
「………うるさい………」
リタは魔術の詠唱に入った。
「おい、リタ?」
「え!? ちょっと!?」
「泥棒は…」
「ちょっとまって!!」
「吹っ飛べ!!」
リタの放ったファイアーボールが侵入者に命中する。
「げっほ、げっほ」
「おいリタ、周りには本がたくさんあるんだぞ。
燃えたらどうする。せめてほかの術にしろ」
「え!? そっち!?」
術を食らった侵入者がツッコム。
「お、女の子!?」
「こんだけやれれば、帝都で出会ったとき、逃げる必要はなかったのにな」
侵入者の一人はリタの性別に驚き、もうひとりはリタに剣を向ける。
「はあ? 逃げるって何よ?」
「やっぱり、お前の知り合いか?」
「んなわけないでしょ、あんたぶっ飛ばされたいわけ?」
大樹の言葉に機嫌を悪くするリタ。
「お断りする」
「だったら、変なことを言わない。
私こいつらのこと知らないし」
「おいおい、お前モルディオだろ?」
「そうよ」
「帝都の下町の魔導器のコアを盗んだんだろ?」
「いきなり何、私がドロボウってこと?」
「お前、そんなことしたのか?」
「あんた、やっぱりぶっ飛ばされたいの?
というより、あんたも私と一緒に研究してたでしょう」
「それもそうか、そっちのお兄さん、
その魔導器が盗まれたのいつなんだ?」
「二週間前だ」
「だったら、リタじゃないぞ。ここ三週間
俺とリタはここに引きこもって研究してたからな」
「お前もぐるじゃないのか?」
「そう言われたら証明するものがないが、
普通に考えれば泥棒が本名を名乗ると思ってるのか?
明らかに偽名かほかの人間の名前を名乗るだろ」
「……」
「確かにそうですね」
「うん、本名を名乗る泥棒なんて聞いたことないし」
大樹の言葉に侵入者の二人は納得し、
剣を突きつけてる男は黙った。
「もしかして、リタじゃなくてもリタに関係ある人物の仕業ってよんでるのか?」
「え!そうなんですかユーリ?」
「いや…その……」
「すごいねお兄さんは」
笑顔でいる大樹を気まずそうな雰囲気でみるユーリ。
「……ああ、もう悪かったよ。確かにお前の言うとおり、
盗んだ本人が本名を名乗るなんてあるわけねえよな。
こっちは下町に連中の生活がかかってるから焦ってるんだよ」
自分の非を認めるユーリ。
「なるほど、そりゃあ焦るわな。藁にもすがりたくなる」
「だったら、その剣を収めなさいよ」
リタの言葉で剣を収めるユーリ。
「ったく、降り出しに戻っちまった。
なあ、お前に恨みを持つ人物に心当たりはないか?」
「心当たりねえ……」
「リタは有名人だから名前を勝手に使った線だとおもうけど」
「マジかよ、これじゃあ手がかりがなくなったぞ」
ユーリは困ったように言うと。
「いや、待てよ」
「どうしたのよ、何か心当たりがあるの?」
「だったら教えてくれないか」
「ここ最近、遺跡に足を運んでる盗賊団がいるんだ。
それと同時期にあちこちで魔導器を集めてるギルドがいるって噂を聞いた」
「マジか!?」
「ああ、遺跡に行けば、連中に会えるかもしれないぞ?」
「そうか、助かった」
「今から行くのか?」
「ああ」
「だったらあたしも行くわよ。あたしの名前を使っただけでなく
魔導器を集めるのは気に入らないし」
「そうか、じゃあ、俺も行くか」
「え、君って子供でしょ?
魔物がいるんだよ」
「確かに、カロルの言うとおり。外は魔物だらけだ。
そっちのモルディオの強さは見せてもらったけどお前はやばいじゃないのか?」
「あんたら、その言葉をすぐに撤回するわよ。
コイツはデタラメに強いから」
「デタラメってなんだよ。全く(リミッターのせいで上級魔法や何故か召喚術は使えないのにデタラメはないだろ)
「本当のことでしょう。魔導器なしで魔物を倒すなんてあんたくらいなものじゃない」
「え?」
「マジかよ!?」
「信じられません」
「まあ、見たほうが早わよ。さあ行きましょう」
リタの案内され、大樹達は遺跡に向かった。
その途中でお互いの自己紹介をすます。
そして戦闘。
「斬空閃! 雷鳴剣! 白き雷!」
「マジで魔導器なして魔物を倒しやがった。
しかも出鱈目な身体能力だな」
「す、すごいです」
「ど、どこかに魔導器を隠してるんじゃないのかな」
ユーリ達は大樹の身体能力とその技に驚愕する。
「なあ、大樹の技って魔導器なしで使ってるなら、
俺にも使えるのか?」
「ん? できないことはないが、まずは操気法を覚えないと使えないぞ」
「そうきほう?」
「気を操作する方法と書いて操気法。
体内の気を自在に操る術だ。気を高めればさっきのように斬撃を飛ばすことができたり、
電気に変質させることもできる。もっとも才能も必要だけど根気が必要だな。
でも、お前らは魔導器があるだろ? 大抵のことは魔導器できるだろ」
「まあ、そうなんだけど。もし魔導器を取られたら使えないかなと思ってな」
ユーリはよく騎士団ともめて牢屋に入れられる。
その時、武器と魔導器は当然没収される。
毎回返してもらってるが、そのうち返さない可能性も出てくる以上大樹の使う技は魅力的である。
「だったら、特訓してみるか?」
「下町の魔導器コアが取り返したら頼む」
「わかった」
遺跡で盗賊団を見つけた田大樹たち。
大樹の拘束魔法であっけなくご用となった盗賊。
「なあ、おっさんなんで魔導器のコアを盗んでるのか教えてくれないかな。頼むわ。
教えてくれたら楽に死なせてやるからさ」
「ひぃい!」
大樹の笑顔の脅迫にビビる盗賊、そして、大樹の脅迫に顔が引き攣るユーリたち。
「ねえ大樹、それ頼みじゃなくもはや死刑宣告だよね?」
「何言ってるんだカロル先輩?
拷問する手間を省けてくれた礼に苦しまず死なせてやるんだ、
拷問を受けて死ぬよりはずっといいだろ」
10歳の笑顔に全員引いた。
カロルに至っては瞬動顔負けの速さでユーリの後ろまで移動してガタガタ震え始めた。
「で、誰に頼まれたんだ?」
「ひぃぃ、た、頼む殺さないでくれ」
「あ、それ無理。俺にここまでこさせたんだ、こんな手間を取らせた責任はとってもらうぞ。
それとも拷問コースで死ぬのがお望みかなおじさん♪」
大樹が放つ謎の威圧感になユーリたちは体が動けなくなっている。
「た、頼むぅ。命だけ―ー「いいから答えろよ?」――ぎやぁぁぁあ!!」
掌に刀を突き刺され悲鳴を上げる盗賊。
「言う気になった。言わないならこのまま刀をグリグリ回そうか?
ほかにリクエストとがあるならそれに応えるけど」
「し、知らないんだよ。俺はただ金払いがいいからこの仕事を受けただけだ。
裏で指示を出している奴を知らない」
「へぇ、つまり、指示を出しているのは組織ってこと?」
「あ、ああ、顔に傷がある隻眼の大男だ。コアをひとつ渡せば大金を払えるのは組織しかないから、
な、なあ、これだけ教えたんだ見逃してくれよ」
「おじさんがこの先悪さをしないって保証はないだろ?
だから俺としては今ここで殺したほうが世の中のためになると思ってるんだけど?」
「確かに」
「ユーリ!?」
「ひ、ひいいいぃぃっぃぃ!!」
「ど、どうするつもりなんです」
エステルは大樹に盗賊をどうするかを質問すると、大樹は笑顔で答える。
「まあ、教えてくれたし、とりあえず苦しませず殺してあげようかなって」
「ま、待ってください、何も殺す必要はないじゃないですか」
エステルの言葉にカロルも頷く。
ユーリはなんとなく大樹を支持したいがこの盗賊は下町のコアを盗んだ相手ではない。
「はぁ、わかった。でもコイツはここで気絶させておく。
これ以上譲歩はしないぞエステル」
「わ、わかりました。でも、治療はさせてください」
エステルはそう言って、盗賊に治癒術を使う。
大樹に刺された傷がみるみるうちに塞がっていく。
「これで、もう安心です」
「あ、ありがとう」
「よかったなおじさん。もし、今度も悪さをして俺の前にたったら、
今度は死ぬこともできない苦しみを味わせるから♪」
最後は小声で伝える。
その言葉に盗賊は身震いし意識を失った。
このあと、意識を回復した盗賊は警備隊がくる前に自首して牢獄の中で安心して暮らしていく。
その帰り道、エステルはいまだ大樹とった行動に納得いかなかったけど、
ユーリやリタは気にする素振りを見せなかったため何も言えなかった。
それから、下町の魔導器のコアを取り戻すユーリについていく大樹達。
ニャンコ先生とタマモは戦闘をすると、エアルの影響で興奮して見境なくなる可能性があるため、
戦闘には参加しなかった。
二匹がしゃべることを知ったユーリ達が驚いたのは言うまでもない。
それから、カプワ・ノールで下町ののコアを盗むよう依頼した組織のボスの正体を知ったりレイブンと名乗る胡散臭いおっさんとの出会う。
ケーブ・モック大森林ではレイブンがついていくのを難色を示すユーリ達。
「背後には気をつけてね。
変なことしたら殺すから」
リタはそう言って先に行く。
「なあ、俺ってそん何胡散臭い?」
「ああ、胡散臭さが、全身からにじみ出てるな」
「というか…おっさん臭い」
「ちょ!? それはひどいよ少年」
「余計な真似したら、
俺何するかわからないから、そこんとこ宜しくな」
リタに続きユーリも警告する。
「大丈夫だ。 その時は俺がおっさん臭いおっさんの首を飛ばせばすむ」
「このオチビさんが一番怖いよ。ねえ、オチビさんだけおっさんの前に歩いてくれない?」
「構わないぞ、正面もあんまり変わらないし。
鼻の穴をひとつにしてやるから」
「ぎゃあああ、おっさんに安息の場所はないの?」
「穏便に、行きましょう」
黒幕のバルボスを追い詰めるが、逃げられる。
竜の上に乗る騎士らしき人物にユーリは追いかけるよう頼むと大樹に頼まれニャンコ先生が本来の姿になる。
「って、えええええええええぇぇぇぇ、これがニャンコ先生!?」
「ちょっと、あたしこんな話聞いてないわよ」
「うわ~~、すごいです」
「長生きするもんだね~~」
「俺、コイツに頼む意味がないんじゃないか?」
「そうでもないよ。バルボスが逃げた先にエアルが充満してると、
ニャンコ先生は意識がなくなるから、近くまでしか行けない」
「なるほど」
こうやって、ユーリと騎士以外はニャンコ先生の後ろに乗ってバルトスが逃げた歯車の楼閣ガスファロストの近くまで飛んでいった。
そこでジュディスと出会い、バルボスを追い詰める。
追い詰められたバルボスは後退しながら歯車の楼閣ガスファロストか飛び降り下町のコアを取り返した。
ユーリ達はギルドを結成し大樹達は彼らと協力してフェローに会うため砂漠に向う。
その途中でパティを仲間にくわえる。
食後に激しい運動、すなわち戦闘はきついので一時間ほど自由時間がある。
大樹はいつも食事を早く終わらせ、少し離れたところで胡座をかいて集中する。
これは、仙術の修行である。そのうえこの世界のエアルに干渉しやすくする特訓でもある。
そのおかげか、魔法の威力は少しづつ上がっている。
「相変わらず少年は食べるの早いね~」
「しかも、いつもなんかぼうっとしてるよね」
カロルが大樹の修行に疑問に思うと。
「あれはエアルに干渉しやすくするための特訓よ」
「そうなんですか?」
「そういってたわよ。現にあいつの使う魔法の威力は日に日に上がってるし」
「そうなんですか」
エステルが納得すると、レイブンとジュディスが笑みを浮かべる。
「リタッチってば、少年のことをよく見てるのね~~」
「そうね、なんか分かり合ってるって感じだし。
実際、彼の事どう思ってるの?」
「ブフッ!?」
口に含んだ飲み物が吹き出る。
「ごほっ、ごほっ、い、いきなり何言ってるのよあんたら!?」
「なにって~、リタッチと少年の関係をしりたいの~おっさんは」
「私も気になります」
エステルまで便乗しはじめる。
「別に、ただ同じ目線で会話ができるのはあいつぐらいなものだから同僚て感じよ」
「でも、よく気にかけてるじゃない?」
「あ、あれは、あいつはまだガキンチョだし、戦闘中は気になるはしょうがないでしょ?」
「いや、大樹の強さは僕達の中で一番強いよね」
「そうなのじゃ、それだと気にかける理由にはならないぞ」
「っく」
「リタッチ~実際どうなのよ~? もしかして」
「うっさい!!」
リタはファイアーボールをおっさんの顔めがけて放ち、この場から離れた。
「少しからからかいすぎたんじゃないでしょうか?」
「あら、そうかしら。ああしないと進展なさそうだし」
「そうなのじゃ、あまりにも放っておくと干物のようになってしまうのじゃ~」
「いや、パティ、それ意味わかんないから」
「けど実際、あの二人見ていると焦れったい感じはするな」
ユーリの言葉に全員が同意した。
そこから、彼等を取り巻く環境が大きく変わる。
ノードポリカのベリウスの死亡に続きドンは責任を取って首を差し出した。
そして、本当の黒幕がアレクセイだと知る。
エステルがさらわれ、利用され古代魔導器の居場所が発見される。
そこで、アレクセイを追い詰めるも、世界を滅ぼす星喰みから世界を守っていた結界が解かれる。
その結界がこの世界に来る時の衝撃であり、自分が召喚術が使えない理由だと知る大樹。
その後、始祖の隷長の聖痕を精霊に変え星喰みから世界を救い出すためにユーリ達は行動をはじめる。
それと同時期にデュークは人々の命と引き換えに星喰にをたおっそうとしていた。
それを止めるために、古代都市タルカロンに向かうことにした。
その前日。
大樹はのんびりとこれまでのことを思いながら変わってしまった星空を見ていた。
「ったく、魔法世界、自分の生まれた世界、んでもってまた魔法世界の危機を救っと思ったら、
今度はこの世界かよ。 憑いてるのはユーリじゃなくて俺じゃないだろうな」
一人で愚痴ってるっとリタがやって来る。
「別に今回はあんたの所為じゃないでしょう。
どう見ても、私たちが悪いんだから」
「聞いてたのかよ?」
「まあね。それにしてもあんた、
どんな人生を送ってきたのよ」
「波乱万丈?」
「なんで疑問系。明らかにそうでしょう」
「へ~いそうですね」
その後、お互い無言になって星空を見上げる。
「あんたさ、この件が終わったらほかの世界に行くんでしょ?」
「なんで、そう思うんだ?」
「だって、あんたがほかの異世界にいけなっかったのはこの世界を覆っていた結界のせいでしょう?」
「気づいててたのか」
「当たり前でしょう。結界が消えてから、あんた召喚術って魔法を使ってたじゃない」
「そりゃあ、気づくか」
「結界が消えた以上、もういけるんでしょう。
あんたがこの世界の事件にこれ以上付き合う義理はないんじゃない?」
「そうかももしれないけど、でも見届けたいからな」
「何を?」
「ユーリがどうデュークとどう向き合うか」
「ふ~ん」
「お前はどうするんだ、魔導器がなくなるだろ?」
「あんたの精霊魔術をヒントにこっちでもエアルの代わりに精霊の力を使った魔導器と違う技術を開発中よ」
「へえ~、そりゃあすごいな」
「……あんたのお陰よ」
「そりゃあどうも」
「…………」
「どうしたリタ?」
「あ、あんたさ、この戦いが終わったすぐにほかの異世界に行くの?」
「そうだけど。それがどうした?」
「あ、あのさ、もうすこし待てない…かな?」
「?」
リタの口調が今まで少し違うことに違和感を覚える大樹。
「なんで?」
「そ、その……だから………」
「いや、言わないとわからんぞ?」
ブチッ
「だーーーもう、この鈍感!! あたしもあんたと一緒に異世界に行きたいのよ。
理論がある程度できれば、ほかの魔道士がやるから、それまで待って欲しいのよ!!」
リタは勢いで本心を告げる。
勢いのおされた大樹は唖然として。
「いいぞ」
あっさり承諾した。
「じゃ、じゃあ、明日は決戦だだから早く寝なさいよね」
リタはそういって宿がある方に戻っていった。
そして、それを見ていたユーリとエステルは大樹に近づく。
「おいおい、痴話喧嘩かと思ったぞ」
ニヤニヤと笑みを浮かべるユーリ。
「そりゃあ失礼した。それより盗み聞きはどうかと思うが」
「あれだけイチャついてそりゃあないだろ?
見せつけてるかと思ったぞ」
「そうですね。 顔が赤くなったリタは可愛かったですし」
「あ、そう」
「実際、リタのことどう思ってるんだ?」
「どうって言われてもなあ」
「おいおい、まさか気づいてないとかいうんじゃないだろうな?」
「以前なら理解できなかったけど、
今なら、リタの好意はそれなりに嬉しいよ」
「それなりにですか?」
不満な表情をするエステル。
「俺にとって楽しい人付き合いはおもいっきし喧嘩することだったからな。
そのあと、お互いバカ笑する感じの」
「そりゃあまた……随分と熱いな」
呆れた表情をするユーリ。
「それ以外の付き合いは知り合いと話をする程度って感じだったからな、
こんな気分になったのはここ最近だ。今にして思えば、アイツ等にも悪いことしたなと思ってるよ」
「アイツ等って、お前その年で女泣かせてるのかよ?
末恐ろしいな」
「ただの物好きな連中だ。俺みたいのを好きなるのは物好き以外いないだろ」
「まあ、確かにリタは物好きだな」
「ユーリ!?」
「けど、お前はお前でいいところがあるだろ。そこに惹かれたんじゃないのか?」
「いや、俺に言われても。自分のいいところを知ってる奴はナルシストで気持ち悪いだけだろ」
「悪い。確かにその通りだ」
二人の会話を聞いているエステルはhタリを兄弟のように思えてくる。
実際は許せない敵は容赦なく斬るところとか、自分の考えを貫くところとはよく似ている。
大樹自身もフレンよりユーリの考え方の方が好感を持っている。
その後、時間も遅いということで全員明日の決戦に備えて眠りについた。
そして、デュークとの決着がつきすべての魔導器のコアを精霊に変換させ、
星喰みすら精霊に変わり世界の危機は救われた。
それから、少し時が過ぎ大樹はリタとともに異世界に旅立った。
タマモは納得いかなかったのは言うまでもない。
そして、新たない世界に、彼等を待ち受けていたのは海賊時代の世界だった。
突然、空から現れた大樹達をみて白いヒゲがチャームポイントの大男は笑う。
「グララララララララララ。コイツは面白い。
どうだお前ら、俺の家族にならねえか?」
「「……はい?」」
それは海賊のぬくもりを知らない二人と家族を大切する男の出会いだった。
時期的には A'sとStrikerSのあいだの空白期間です。
最後の出た白ひげはただやってみたかっただけなので続きは期待しないでください。