大樹の表情は不満いっぱいな表情をしていた。
「なんや大樹。気になることでもあるん?」
「とりあえず、なんでなのはの家に集まってるんだ?」
「なのはちゃんが家族を紹介したいっていっててな。
それに魔法について説明されとるなら、今回うちの子がやったことは謝りたくてな」
「そうかじゃあ、一番気になる質問だが」
大樹の視線はヴィータとシャマルに向けられる。
「なんでアイツ等はあんな格好してるんだ?」
「お仕置きや」
「「………」」
「お前らはそれでいいのか?」
「はやてとの約束を破ったんだ。罰を受けるのは……当然だろ」
「顔赤いぞ」
「うるせえ!!」
「はやてちゃん、できればもう少し胸囲に余裕が欲しいんだけど」
「あかんよ、それじゃあ
お仕置きにならんやろ」
はやてはニコニコと笑顔を向ける。
ちなみに、ヴィータはスクール水着にくわえ白ニーソ、
シャマルはミニスカナース、しかもパンツが見えてもおかしくないくらいスカートの丈は短く、
胸の部分はかなりきつい状態である。
変態がいるなら飛びかかる可能性は非常に高い格好である。
「まあ、恥ずかしい格好をするだけ許したるんやから、
わたしもやさしいなあ」←実際に飛びかかった変態。
(明らかにあいつの趣味が入ってるんだが気のせいか?)
「で、お前等は逃げたと?」
大樹は残り二人の守護騎士に視線を向けて聞くと。
「失敬な、昨晩ちゃんと罰は受けた」
シグナムは顔を赤くして叫び気味返す。
「叫ぶほど恥ずかしい格好だったのか?」
「き、貴様には関係ないだろ」
「シグナムは裸エプロン♪
セクシーやったで。さすがにその格好で人前に出すのはかわいそうやから、
私らの前だけその格好をさせたんや」
「主はやて!!」
「この小娘の中身はただのエロ親父じゃねえか」
タマモは冷たい視線をはやてに向けた。
ちなみに、昨日アルが消える少し前に、アルははやてと話しをして、
すっかり意気投合して、はやてはアルからお仕置きのアドバイスをもらって実行した。
ちなみに、ザフィーラはよだれかけにフリルのついた首輪をつけた。
本人は言葉をなくして、すっかりトラウマになっている。
はやて自身はこれ以上ない幸せな表情をしていたらしい。
なのはの家の道場に案内されると、
大樹は紅き翼のメンバーを召喚する。
それを直に見て本当に一切魔力を消費しないことを確認したリンディは苦い顔をしかけたが耐えて平常心を保った。
それ以外では士郎や恭也、シグナムは彼らの実力を感じ取り敬意すら感じた。
士郎や恭也は剣士である詠春と手合わせしたくなったが、一時間しかいられないことを知って我慢して挨拶だけをすました。
「にしても、そんなものを作ってるなんて知らなかったからな
どんなふうに出来上がってるか楽しみだぜ」
「まあ、俺らが見ても大してつまらないが、
全く知らない人間の反応も見てみたいからいい機会だ。
今回は嬢ちゃん達に気を使って大樹バージョンだ」
ナギとジャックはポップコーンを片手にすっかり映画をみる格好でスタンバイしていた。
「アイツ等を召喚したは間違いだったか?」
『おそらく』
アル達は一斉に同意する。
それをみたなのはやフェイトはくしょうし、
はやて達は本当に仲間なのか疑いたくなった。
彼女たちの目の前でタイトルが流れる。
そこで一番大きく写っていたのは羅漢であった。
「てめえが主役かよ!?」
ナギから裏拳を決められ鼻血を出すラカン。
「俺が作ったからいいだろ」
「よかねえだろ。おまえ大樹バージョンって言ってただろ。
本人はめっちゃ小さく写ってるぞ?」
「別に気にしないぞ(影が薄ければ説明する機会が減るし)」
その後直ぐに幻想空間を利用した映写装置の魔法具が起動した。
場所はどこかのカフェテラス、そこでラカンは黒ずくめの亜人の男にある集団を倒すよう依頼される。
写真に乗っているターゲットをみたなのは達は驚いた。
「敵同士?」
「まあな」
ラカンは悪童のような笑みを浮かべる。
映像が変わって、大樹達は鍋を食べていた。
ナギは肉から入れようとしたが詠春に止められる。
それをみた食事担当のはやては強く詠春に同意した。
そんな中、なのは達は大樹の表情に少し戸惑う。
大樹の表情は今と違って無表情である。
以前、というかクラスで見る雰囲気を出していた。
黙々と鍋を見つめて野菜を取ろうとした瞬間、大剣が鍋のそばに突き刺さる。
その衝撃で中にあった食材は宙に舞う。
大樹と詠春以外はちゃっかりと肉を箸で取る。
大樹が戦争で生き残ったのは魔力で身体能力を比較的に上げているからである。
当然、常に上げているわけではない為、食事中は普通の小学生。
今の大樹の身体能力は見た目通りの小学生。
そのせいで肉は愚か野菜すら口にすることができなかった。
「食事中失礼~~! 俺は放浪の傭兵剣士ジャック・ラカン
いっちょやろうぜ」
呆れた表情でそれを眺める肉を食べた者たち。
大樹は何も食えなかったことで放心する。
そして、詠春は鍋をモロに頭からかぶっている。
それを見たなのは達はなんて言えばいいかわからなくなった。
「フ…食べ物を粗末にする者は…」
「どーした、こねーのか?
こねーのならこっちからいっ……」
ラカンが言い終える前に詠春は虚空瞬動でラカンの背後に回っていただけでなく、
ラカンのもっていた剣を真っ二つにしていた。
それを見たなのは達は当然驚く。
「おほ♪」
「斬る」
ラカンは笑を浮かべ、詠春は怒っていた。
その瞬間、ラカンが立っていた崖は斬られる。
「っな!?」
一瞬で上にいるラカンの下まで移動した事と剣技だけであの崖を斬った事に士郎達は声を上げて驚く。
ラカンは詠春の攻撃を防いでいき、最後はカプセルらしきものから女の子を出して詠春を倒した。
詠春自身なせけない負け方なため、
何も言えなくなっている。
その後直ぐにナギがラカンに攻撃するも軽く避けられる。
「でたな情報のその4、赤毛の魔法使いは弱点なし、
特徴無敵」
「てめら手ェ出すなよ」
ナギが言うと、大樹は前に出てきくる。
「待て俺がやる。こいつをぶっ飛ばさないと気がすまない」
「情報その5、小さい召喚士は豊富な召喚術と莫大な魔力を持っている。
特徴はとくにこれといった威力のある攻撃はないから問題なしのザコ」
その言葉聞いたなのは達は以前聞いた情報と食い違っていることに驚いた。
「大樹、コイツはお前に荷が重いぜ。
ここは俺に任…」
無表情の大樹が怒っていることに気づきたナギ。
「邪魔するなナギ……召喚」
大樹は牙王アイギスを召喚した。
『え゛』
『は』
敵であるラカンは愚か味方のナギも目が点になって言葉をなくした。
それと同じタイミングで、それを見たことあるなのは達以外も同じ反応をした。
「月下咆哮」
「えっ、ちょっ!?」
二人がいた場所には大きなクレーターが出来ていた。
それだけでなく、その衝撃で周りの景色がかわった。
「マジかよ。なんて威力だ」
ヴィータの言葉はこの攻撃を見たことない士郎達を代弁していた。
「おやおや、これは」
「ほう、こんな召喚術を隠し持っておったか」
映像の二人がそう言うと。
「あなた、仲間にも言ってなかったの?」
リンディはいくらなんでも用心深すぎると思って質問する。
「いや、使う機会がなかっただけ。
これは味方も巻き込むからな、うかつに使えないんだよ」
その理由に納得いくなのは達。
こんな召喚術を使われたら自分達も被害を受ける。
そんなことを思っていると、ナギとラカンは起き上がる。
二人はほとんどダメージを受けていないことに、なのは達は再び驚く。
大樹は初めて見る結果に戸惑うが、すぐに笑に変わった。
「ったく、あのヤロー、なにが問題ないだ。
この赤毛と同レベルじゃねえか」
「おいおい、こんな切り札を隠してたのかよ」
ナギも笑みを浮かべて大樹に言う。
「これで問題ないだろ?
コイツは俺がやる」
「冗談、せっかく面白くなってきたんだ。
このまま三つ巴と行こうぜ。お前の本気を見てみたくなった」
ナギの言葉にラカンも笑みを浮かべる。
「おほ、面白そうだ。てめえ馬鹿だろ?」
「あん?」
「でも、嫌いじゃねえぜ。俺も乗った。
元から全員たおすきだしな」
「……」
大樹はうちからくる感情に戸惑い覚える。
「いくぜ」
ナギはそう叫んであんちょこを片手に大呪文を唱える。
「
千の雷を後方に飛んで避ける大樹、
ラカンは気合防御で防ぐ。
「あの紙はなんだ? 魔道書の切れ端か?」
シグナムは魔法の威力になにかワケがあると思って聞くが。
「ただのメモ帳。こいつ、
長い呪文覚えられないくらい馬鹿なんだよ」
大樹の言葉に言葉を失う一同。
大樹は距離をとっているため、別の大型召喚獣で攻撃する。
それを防ぐ二人。
ラカンは召喚獣の攻撃が終わった隙をつき大樹に接近する。
渾身の力を込めたストレートで大樹を吹き飛ばす。
吹き飛ばされた大樹はすぐに体勢を立て直した。
ラカンは召喚術以外は大したことないと思ってまた接近するが、
大樹は魔力を込めて反撃した。
その威力に多少驚いたラカンだが、すぐに殴り合いになる。
その時、シグナム達は大樹の動きに戸惑った。
「驚きますよね。彼の動きは今と違って素人もいいところですし」
「そうだな、それなのにあの二人と同レベルまで戦えるのはどう見てもおかしい」
「本人曰く、殴りやすいところを殴り避けやすい避け方避けているらしいですよ」
「それでも、あの二人とここまで戦えるのはおかしいだろ」
「足りない身体能力は魔力で強化しているんですよ。
まあ、その分魔力の消費はほかの魔法使いから見たら目も当てられないんですけど」
「常に魔力で強化してるならすぐにばてるんじゃない?」
アリサが聞くと、アルは困った表情になった後、すぐに苦い顔をした。
「そうでもありませんよ、見てください」
大樹は悪魔らしき召喚獣を召喚してナギの体に入っていく。
「何あれ!?」
「憑依した相手の魔力を吸い取る召喚獣らしいですよ。
あれで、自分の魔力を回復させてるんです」
アルはさらに続ける。
「それ以外にも、自分の身体能力を強化する召喚獣や、
相手を弱体化させる召喚獣も使ってますよ。
ほら、ジャックに憑依したわらのような召喚獣は魔法に対しての抵抗を一気に減らす召喚獣です」
「どんだけの種類があるんだ?」
「攻撃、守り、回復、強化、弱体化など
一通り揃ってるらししいですよ」
「それだけでもチートやな。それなのに魔力での身体能力強化であの二人と互角まで戦えるのは、
もう設定がこわれてるで」
そのあと三人の戦い8時間続いたと説明され絶句する皆様。
もっとも、続いたのは三人の戦いであり、倒れたのは大樹ひとりである。
そのあと二人は更に三時間戦ったと聞かされもう二人の体力を呆れるだけであった。
そのあと映像はいろいろ省かれラカンが仲間になっていた。
それについてはさすがに大樹はツッコミを入れたがそれだと長くなるといわれ納得する。
光景が変わる。
大樹は無表情なツインテールの女の子一緒に景色を眺めていた。
ただし、そこは甘い空気でなく空気が存在しない感じの雰囲気だった。
「おい、あそこだけ、やけに空気がおかしいぞ」
「あの二人はあれで、気が合ってるんですよ」
ラカンはアルに言うと、アルは笑顔で返しす。
「どっからどう見ても重い空気だと思うけど…」
「あの二人は結構似た者同士なんですよ。
お互い話し上手じゃないですし。余計な会話がない方が楽なんでしょう」
「わかんねえな、あの年頃のガキは」
なのはとタマモはそれを見て嫉妬すべきか、
感情を表せないことに同情すべきか悩んだが。
大樹は立ち上がり、どこかえいくと、
すぐに戻ってきた。
その手には二本の缶ジュースが握られている。
大樹は無言でそれを渡すとアスナも無言で受け取る。
二人は同じ動きでそれ開けて飲む。
傍から見たら双子の動きのうようでなのはとタマモは嫉妬する。
似た者同士でどこか通じ合うのか
会話どころか一言二言でお互い何を言いたいのか通じ合っていた。
これを見たなのはとタマモは同情する気にならず嫉妬し始める。
その後、ラカンの雑な説明で紅き翼が所属する連合が追い詰められていることを理解したなのは達。
「まあ、前線に復帰した俺様たちの活躍で形成を逆転させたわけだ」
「いろいろ省略させすぎだろ?」
というツッコミはお構いなく物語は進む。
「その中でも、グレート=ブリッジ奪還作戦は後世に残る戦いとなったわけだ♪」
偉そうに説明するラカンを無視してアルは何かを思い出す。
「そういえば、この戦いで大樹の名が知れ渡ったんですよね」
「そうだっけ?」
「ええ、ナギとジャックはかなり名は知れ渡っていましたが、
あなたはちまちまと援護ばかりしてましたから」
集団戦闘では大型召喚獣をあまり使わない大樹はそれほど警戒されていなかったが、
このグレート=ブリッジ奪還作戦で一気のその名は知れ渡ることになる。
紅き翼が戦場で戦っている中、敵の援軍が近づいているという情報を得るナギ達。
「数は?」
「約3万だそうです」
ナギの質問にすぐに返すアル。
「っち、負ける気はしないけど、
こっちほ被害は馬鹿ならないぞ?」
「わかってます。
けど、これ以上戦力は分断できませんよ」
「だったら、俺が行く」
「大樹!?」
「これ以上戦力の分散は危険だけど、俺がこの場で抜けても問題ないはずだぞ?」
「…わかりました。いくつかの部隊と向かってください。
ただし、くれぐれも無茶をしないように、援軍との合流を遅らせるだけで結構ですので」
「いや、俺ひとりなら思う存分戦えるし。一人でいい」
「ったく、無理するなよ」
「ナギ!?」
「大樹の召喚術なら合流を遅らせることができるだろ?
そのあいだに俺達が決着をつければ問題ないはずだぜ」
「わかりました。大樹くれぐれも…あれ大樹は?」
「もう行ったぞ」
「………」
ちなみに、援軍を一人で食い止めに行ったと聞かされた詠春は許可を出したナギを殴ったのは別の話である。
景色かわると、大樹は援軍と接触する寸前であった。
「っちょ!! あの数を一人で相手したの!?」
アリサは真っ先に叫ぶとアルは苦い顔をして見てればわかりますと告げた。
「ん~~、数は明らかに4万ちかくいるよな。誤報か途中で増えたかはまあどっちでもいいか。
叩き潰すのには変わらないし」
大樹を笑みを浮かべ、四つの宝石を取り出して四体の大型召喚獣を召喚した。
その光景を見たなのは達に加え敵軍も目が点になって言葉を失った。
牙王アイギス、鬼明王ゴウエン、ゼルギュノス、聖鎧竜スヴェルグ 。
それを直に見た敵軍にいったては何割かはこの場を逃げ出したくなったと生き残った兵は語った。
そこから大樹の一方的な戦闘となった。
召喚獣による広範囲の攻撃にくわえ、大樹自身はゼクトから習った上位魔法や上位古代語魔法による攻撃で敵艦を沈める。
なんとか、召喚獣や大樹の魔法を突破して接近戦に持ち込んでも
膨大な魔力を込めた(結果ラカン並みの威力の)拳が待っていて、
魔法使いには接近戦という常識は通用しなかった。
遠距離からの狙撃魔法でなんとかダメージを与えても、召喚術で回復。
敵は4万人いるため憑依召喚で魔力を吸収するのには困らなく魔力切れの心配はなかった。
敵からすれば悪夢そのものである。
それをみたリンディは大樹もナギとラカンと同等の規格外の怪物だと再確認した。
なのは達はその規格外ぶり言葉を失うどころか引いた。
それから、二時間ほど経ってからナギ達が到着、
彼等の視線に入ったのは無残にも変わった地形に大量の艦の残骸、
その残骸の上に座って呑気に飲み物を飲んでいた大樹の姿だった。
「よう、遅かったな。もう少し早く来ると思ってたけど」
「おいおい、混乱ぐらいしてると思ったけど全滅かよ」
「これは、さすがに予想外でしたね」
この戦いで大樹は一対大軍のほうが実力を発揮させることができる認識する紅き翼のメンバー達。
くわえて、味方からサモンマスター、敵から殲滅者などという呼び名が広まった。
戦況は逆転していき、紅き翼に新しいメンバーが入るなど状況が進んでいく。
それから、戦場で勝ち続けていくとナギはこの戦争はおかしいと重い調べると
ある組織が帝国と連合の中枢に入り込んで戦争を引き起こしていることにきづいた。
それから数日後ガトウからアリカ王女を紹介された。
彼女はこの戦争を終わらせようとしたが力及ばず紅き翼に助けを求めた。
「随分と綺麗な人やね。気品があるし」
「常に上から目線での物言いだから好きになれないやつは多いと思うけど」
「立場だけでなく、これは彼女の責務だ。あまり悪く言うのはいただけんぞ」
なのは達は少し話しにくそうという印象に対して
シグナムはなぜか好感を持ったもよう。
そのあとシグナムだけでなくほかの守護騎士に気に入られた。
紅き翼は『完全なる世界』の情報を集めるため活動していく。
その途中でナギは街中で襲われるが、返り討ちにした。
そのおかげで敵の尻尾を掴む。
それと同時に大樹はワイヴァーンの散歩をしている途中で敵軍のスパイだと勘違いされ小国の軍隊と戦った。
「あんたは何してるのよ!?」
「散歩だっつーの、それに軍隊は殺さず叩きのめしただけだ」
「そういう意味じゃないと思うけど」
すずかは呆れた表情で呟いた。
『前線部隊がやられていくのを見た私達後方部隊は、
国に残した家族が敗戦国の住人として不幸にならないよう神に祈って死地にむかっていきました』
『わたしはこの世界に神はいないと思い
命を諦め仲間と共に死地に向かっていきました』
『この時大樹と戦った兵士達の気持ちだ』
ナレーションが説明すると。
「教育番組で戦争関連の番組が流れるとき、この類の言葉を聞いたことあるんやけど……」
「まさか、それを言わせる知り合いがいるなんて どんな反応すればいいのよ」
「誰も殺さないようちゃんと加減した」
「そういう問題じゃないでしょ」
それを知った詠春は大樹を叱るが向こうから攻撃してきたことで、
本人は馬の耳に念仏状態である。
その後直ぐにナギも暴れたと知って怒りの矛先がナギに向けられる。
この時、詠春が一番苦労しているんだなと知るなのは達は詠春に同情する。
アリカは手に入れた証拠を持ってヘラス帝国第三皇女と接触することにした。
紅き翼はその間にマクギル議員に接触するが、
議員は既に殺されていて敵であるプリームムとすり替わっていた。
プリームムはこれを利用して紅き翼のメンバーを国家反逆罪のおめいを着せて指名手配した。
それと同時刻、大樹は買い食いしていた。
昼間寝たせいで、眠気はまたくない大樹は夜の街をふらついていた。
それに同行する歳の近いタカミチとクルト。
「大樹、そろそろ戻ったほうがいいんじゃないのか?」
「昼間寝たから眠たくないんだよ。
それにこっちの時間帯のほうが面白そうだ」
この時間帯は治安は昼間より悪く、大樹にとっては好奇心がわく状態だった。
「君はもう少し自分の立場を考えてくれ」
頭を抱えるクルトに同意するタカミチ。
今ではこの国でサモンマスター・仙道大樹の名は
当の本人は全く自覚はなく、呑気に買い食いしている。
クルトはそのことを大樹に説明するが、本人は聞き流して買ったものを食べている。
そんなことを言っているとなぜか警備兵だけでなく、軍隊の兵士達にまで集まってきた。
「大樹、君何かやったのか?」
「……こころあたりがありすぎて見当がつかない」
「「あるのか!?」」
「冗談だ。おたくらなんのよう?」
冷静に聞く大樹の肝っ玉に肝を冷やすタカミチとクルト。
「お前達紅き翼を国家反逆罪の罪で逮捕する」
「っな!? ちょっと待ってください。どう言う意味ですか」
「恐らくナギがヘマでもしたんだろ」
「どうするんだ大樹。 このまま捕まるわけには行かないぞ」
「戦うしかないだろ」
「それしかないのか…」
「待ってくれ二人とも、ここは話し合うべきだ」
「お前ら先にいけ」
「大丈夫なのか?」
「むしろお前らがいると邪魔、足でまとい。鬱陶しい特にタカミチ」
それ聞いたクルトは苦い顔をし、タカミチはショックを受けて膝をついた。
「テテ召喚」
小さい召喚獣を召喚する大樹。
それを見たなのは達は可愛い召喚獣だと素直に思った。
「テテ、タカミチを連れて逃げろ」
「ムウ」
テテはタカミチを担ぎこの場から離れていく。
クルトもテテについていった。
「待って、自分で走るから、おろしてくれ~~~!!」
「さて、捕まえる気なら、
叩き潰すぞ?」
「ただの脅しだ、攻撃開始!!」
大樹の言葉に兵士達は一瞬怯むが、
指揮官はそんな事お構いなく命令を出す。
それに従って、兵士達は魔法の射手で攻撃する。
50人近くの兵士が各一人十数本の魔法の射手を打つ、
大樹は上に飛んで避ける。
「第二陣、攻撃開始」
上に飛んで避けた大樹が落下するタイミングを見計らって、第二陣が魔法の射手を撃つ。
それ防いだ瞬間を狙って捕縛魔法で捕縛するつもりだが。
「光の精霊666柱!!集い来たりて敵を射て魔法の射手連弾・光の666矢」
破壊属性のある光の矢で敵の矢を押し返して、
兵士達にダメージを与える。
「召喚 ダークレギオン」
召喚された悪魔は指揮官に憑依する。
「な、何をした!?」
「悪魔を憑依させただけだ。
どうだ、体力がなくなっていくだろ?
そして最後には……」
「!!」
意味ありげな笑みで説明する大樹に顔が真っ青になっていく指揮官。
「召喚。ワイヴァーン」
大樹は召喚したワイヴァーンの背中に乗り。
「じゃあな、残りの時間を楽しく過ごしなよ指揮官殿」
大樹が笑みを浮かべてそう言うと指揮官は。
「待て、こんなことをしてタダで済むと思っているのか!?
これをとれ」
「じゃあな」
大樹がこの場を離れると、指揮官はすぐに大樹を追いかけるよう命令する。
「まあ、時間が経つと勝手に離れるから命に別状はないけど」
離れたところでぼそり言う大樹。
なのは達は「うわ~」と指揮官に同情した。
空を飛んで逃げているためか、タカミチ達より大樹のほうが目立っているため、
兵士達のほとんどは大樹を追いかけていた。
「おーおー。ガキ一人に随分と大所帯だな」
大樹の後ろには十数隻の艦とその周りには数千の連合の魔法使い達が飛んでいた。
「これから敵として追われるのは面倒だし」
大樹葉そう言って、魔力を込めて軍隊に突っ込んだ。
「召喚 ペンタくん(×10)」
名前と見た目で随分ファンシーな召喚獣だと思っているなのは達だが……
見た目はボールにペンギンの絵が描かれてる感じの召喚獣が大量に召喚された。
そして、最後にその何倍もある大きなペンタくんが召喚されて。
「爆裂一族!」
連鎖的に大爆発が起きた。
爆発、爆発、爆発、爆発、爆発、爆発、爆発、爆発、爆発、爆発。
結果、大樹をとらえるために派遣された連合部隊は壊滅。
大きな爆発の割に死人は出ていなかったが、
重傷者はかなり多かった。
「あなたは何をやってるんですか」
大樹の背後に現れるアル。
「何って? これからこいつらとの鬼ごっこはめんどうだから、
当分動けないようにしただけだが」
「まあ、殺さなかっただけもよしとしますか」
「ゼクトが言ってたぞ。
殺したら埋葬されるだけで手間はそれほどかからないけど、
重傷なら治療にお金も人員もかかるから、
足止めにはもってこいって」
それを聞いた珍しくアルは苦い顔をした。
それと同時に、なのは達はゼクトに視線を移した。
大樹とゼクトはサムズアップをする。
ゼクトはラカンが襲ってきたときも、なぜ殺さないと聞くくらい意外にドライである。
もっとも、強制しないあたりまだマシだとナギは思っている。
その後、大樹達はナギ達合流する。
罠にはめられた事で連合と帝国に追われる身になったが、
連合の場合、大樹によってかなり損害が出たため、
追っては半減されていた。
「これは褒めるべきなのか?」
恭也は複雑な表情でいうと、
なのは達も同じ表情をして何も言えなかった。
「けどそのせいで彼は高額な賞金首になりましたけど」
子供達は驚愕するが大人組はそれは仕方ないだろと納得する。
「ちなみにどれくらいなのかしら?」
「初頭手配で150万ドラクマです。
こちらの世界、日本で言うなら5000万くらいだと思ってください」
「よ、5000万の首……ま、待ってくれ、
いま初頭手配って言わなかったですか?」
士郎は慌てて質問すると。
「ええ、このあと、彼が起こした問題で賞金額は跳ね上がりましたから」
「けど、そのおかげで、あの世界じゃあ、
強い賞金稼ぎが自らやってくるから、ある意味ラッキーだぞ?」
あくまでポジティブの大樹になのは、フェイト、はやては苦笑、
リンディは頭を抱えたくなり、アリサ達は苦い顔をした。
「っと、きりのいいところだから、
次回に続く」
『ちょっと!?』
ラカンの言葉になのは達は一斉にツッコミを入れた。
おまけ
昨日、アルが消える少し前の話。
「はやてさん、私が消える前に聞きたいことがあるんですけど?」
「なんです?」
「彼らの処罰は如何程に?」
「そうやな、そういうのは考えたことあらへんから、
なにかアドバイスあります?」
「コスプレなんていかがでしょう」
「ほほう、確かにええな。
ちなみに、ヴィータは」
「「スク水」」
「「……」」
「「同士よ」」
握手を交わす二人の変態。
「ちなみに、シグナムさんには裸エプロンはいかがでしょう?」
「シグナムの裸エプロン………、あかん考えただけでもムラムラしてくる」
「そして、恥ずかしがっている所に、その下に水着を着せるというのは」
「!! それなら二通り楽しめるな。しかも、ぎゃくにエロい。
水着はやはりビキニやな。しかし、私持ってへんし今から買いに行くのはさすがに―――「ここにあります」
師匠!」
「あとは、シャマルさんですが」
「シャマルやったらナースがええな。
もちろん、ミニスカで」
「!! なるほど、あえてそうきますか」
「はい、しかも胸周りはきつめで」
「ふふ、あなたもやりますね」
「いやいや、アル師匠ほどでは」
「「ふふふふふ」」
こうして、変態二人が師弟関係を結んだ。
「ザフィーラさんはギャグ担当ですね」
「ザフィーラはギャグ担当やな」
その夜、シグナムとザフィーラは二度とはやて逆らうまいと近い、
ヴィータとシャマルはもし選ばされた時、ザフィーラのようなギャグコスプレの羞恥心か
シグナムのようなエロいコスプレの羞恥心をとるか悩んだのは別の話である。
詠春は士郎達より強いとおもいますがどうでしょうか。
一言言えるのは鷹の目は詠春より強い!!
と言うことで、ワンピースを読み返したらそう思いました。
あの世界も化物ぞろいですから。
レイリーならナギとラカンを倒せるんじゃないかと思いますけどどうでしょう?
三大将、特に黄猿あいては相性が悪そう。