魔法少女リリカルなのは  紅き翼の召喚士   作:シラヌイ

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最近スランプ気味です。
だから本編はもう少し待ってください。
先月注文したゲームやらライトノベルが届きました。
高すぎる。



番外編5 Fate編

並行世界に渡るスキルは管理局でも飛び切りのレアスキルである。

 

そんなスキルを持つ大樹はある日、彼が生まれた別の並行世界の地球の日本で大掛かりな魔術儀式を行うことを突き止めた。

 

その儀式の名は聖杯戦争。

七人の魔術師と英霊が戦う聖杯をめぐる戦いである。

 

 

「というわけで行って来る」

 

 

「何がというわけや?」

 

 

軽いノリでつげた大樹に突っ込む八神はやて。

 

 

「英霊っていうと、

神話に出てくる英雄何やろ?

大樹がいくと、その町が消し飛ぶから自重しいや」

 

 

「大丈夫だって、魔法は使うきないし、

剣術と体術だけでやるつもりだ。

ここ最近運動不足だし」

 

「いや、英霊って言うからかなり危ないやろ」

 

 

「俺より強くなきゃ意味ねえじゃんといいたいところだけど

神鳴流は伊達じゃねえよ。英霊相手にダメージを与えられはずだ。

後は連中の動きについていける瞬動を駆使すれば大して苦戦はしないはずだ。

(殲滅魔法クラスの攻撃がこない限りだけど)」

 

 

そうハッキリ言う大樹に溜息をついたはやて。

 

 

「わかった、ただし無理だけはせんといてや」

 

 

 

「オッケー、んじゃいってくるはやて」

 

 

大樹は軽く挨拶して、はやての前から消えた。

 

「はぁ~、ここ最近おとなしくしとったから、

暴れたいのはわかるんやけど、少しは相手を選んで欲しいなぁ」

 

 

 

自分以外誰もいない部屋で愚痴るはやてであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬木市に着いた大樹は仙術で地脈を調べた。

 

 

「根源とか随分と過ぎた物を求めるもんだな魔術師というのは、

全くけしからん」

 

 

言葉と裏腹に笑みを浮かべる大樹。

 

 

「何対か呼ばれたみたいだな、悪いな魔術師さん達、

イレギュラーな方法で俺も混ぜてもらうよ」

 

 

 

大樹はヒトカタの符を取り出し、

地面において大掛かりな文字を魔力で描いていく。

 

「術式はこれでいいか」

 

 

シンボルとなる物を取り出し召喚の詠唱を始める大樹。

 

 

そして、出てきたのは麦藁帽子をかぶった海賊、

かつて大樹と僅かな間だが共に戦った麦わら海賊団の船長モンキー・D・ルフィが召喚された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し離れたところでセイバーとランサーの戦いを眺める大樹とルフィ。

 

 

「おお、すげぇぇ、かっこいい鎧着てるう」

 

 

「そうか? にしても、英霊って言うからもっと人間離れしてると思ったけど、

そうでもないな、やっぱり元は人間だから仕方ないか」

 

 

 

思った以上に英霊の戦いが自分の中にある常識内であることに多少不満を持った大樹。

 

(魔法は効かないだけで、身体能力は気や魔力で強化した俺より少し上って所か)

 

 

 

大樹自身自分を圧倒するくらいの敵を想像してただけに多少落胆している。

 

 

 

そんなことを思っていると、

セイバーとランサーの戦いに介入したライダーが大声で叫んだ。

 

 

 

「聖杯に招かれた英霊共は今! ここに集うがいい! なおも顔見せを恥じるような臆病者は征服王イスカンダルの侮蔑を免れぬものと知れ!」

 

 

 

「だとさ、どうする船長(キャプテン)?」

 

 

「面白そうだから行こうぜ、ゴムゴムのロケットォォ!!」

 

 

「自分で行けるッてぇぇぇ!!」

 

 

大樹はルフィにひぱられて絶叫した

 

 

 

 

ライダー達はこの場に似つかわしくない格好の少年達に驚いた。

 

 

「おぬしは?」

 

「俺か? 俺はルフィ、海賊王になる男だ」

 

 

「俺は仙道大樹、とりあえず船長(こいつ)のマスターだ」

 

 

 

『は?』

 

 

 

「ふははは、そうか、海賊王と名乗るか、面白いどうだ余の臣下にならんか?」

 

 

「ライダー!?」

 

 

「いやだ」

 

 

あっさり征服王の誘いを断るルフィ。

 

 

「むぅ、報酬は弾むぞ?」

 

 

「それでも嫌だ、俺には俺の仲間がいるからな」

 

 

 

そんな話をしていると。

 

 

「よもや我を差し置いて王を称する不埒者が三匹も沸くとはな」

 

 

 

黄金の鎧に身を包んだアーチャーのサーヴァントが現れた。

 

「おおぉぉぉぉ、かっこいいぃぃぃ、あの鎧

金ぴかだぁぁぁぁ、ビームとか出るのかな」

 

 

ルフィは目を光らせて感動していた。

 

 

 

「さっすが船長、その空気の読めなさは尊敬するよ」

 

 

 

ルフィの反応に困惑する他のマスター達の反応を見て大樹はそういった。

 

 

「貴様は誰の許しを得て我に問いた?」

 

 

「あ? 誰かに聞かなきゃ駄目なのか?」

 

 

「いや、別にいいだろ、お前海賊だし、王様の言う事なんて聞く必要があるのか?」

 

 

「あ、そうだった。俺海賊だから関係ないじゃん」

 

 

あまりにも空気の読めない言葉にライダー以外が言葉につまり、

ライダーは笑って楽しんでいた。

 

 

「目障りだ、せめて散り様で我を興じさせよ雑種」

 

 

アーチャーの背後に武器が現れ浮かび上がる。

 

「手助けはいるか?」

 

 

「いや、いらねえ」

 

不適に笑うルフィ。

 

 

見た目は少年なのに、あの自信はどこから来るのかセイバー達は疑問に思ったが。

 

 

「武装色硬化」

 

 

腕が黒く変色する。

 

 

「死ね」

 

 

アーチャーは武器を投擲させるが、

それをルフィは全て拳で叩き落した。

 

「「何!?」」

 

 

「ほう、やりおるのう」

 

 

ライダーは感心し、ほかのものは驚愕した。

 

「それほど死にたいか雑種、ならば死ね」

 

 

アーチャーはさらに宝具を出す。

ライダーと大樹以外は驚く。

 

「どうする海賊王、あれはさすがに裁ききれまい。どうだ、余も加勢するぞ?」

 

 

「ん、いらねえよ、ギア2!」

 

 

「体から湯気が!? な、なんだよこいつ!?」

 

 

 

次々投擲される武器をルフィは叩き落していく。

その動きは先程ののセイバーとランサーの速さを上回っている。

 

 

「ほう、やりおるの。

しかもあの早さ、ランサー以上だな」

 

 

先程と同じように、ライダーは感心して、セイバー達は驚愕していた。

 

 

全ての武器を叩き落したルフィは離れた場所から構える。

 

宝具を出すのかとセイバー達は思っていたが、

 

 

「ゴムゴムのJETピストル!!」

 

 

離れた位置にいるアーチャーが吹き飛ばされた。

 

アイリスフィールとウェイバーは何が起きたのか理解できなかったが、

サーヴァントたちにはハッキリ見えた、その為、二人より驚愕していた。

 

 

 

「…うでが伸びた…?」

 

 

「…馬鹿な」

 

 

「これはさすがに予想は出来んかったぞ」

 

 

 

 

三騎のサーヴァントはありえない現象に困惑していた。

 

 

「何者だ奴は?」

 

 

ランサーの疑問にルフィは本人が答えた。

 

「俺はゴムゴムの実を食べたゴム人間だ」

 

 

「はあ!?」

 

 

聞いたことない実にすっとんきょうな声を上げるウェイバー。

 

 

「それはまた面妖な実があるものだな」

 

 

「いやいや、ライダーそんなものこの世界に無いから」

 

 

その言葉にアイリもどうしたくなった。

 

 

「こいつは別の世界から俺がよんだサーヴァントだ」

 

 

大樹はそう言って、古い紙を彼等の前に飛ばした。

 

それは手配書である。

 

 

「四億!?」

 

 

「ほう、随分と極悪人ではないか」

 

 

ウェイバーは驚愕してライダーは感心した。

 

「異世界、そんなこと「実際目の前にいるだろ坊主、ん?」

 

 

 

禍々しい気配を感じて視線を移すと、そこには黒い鎧と魔力に包まれたサーヴァントが姿を現した。

 

 

「今だバーサーカー殺せ、アーチャーを殺せ」

 

 

バーサーカーがアーチャーのもとに向かおうとすると大樹は瞬動でバーサーカーの前まで移動した。

 

 

「さて、不意打ちは別に構わないが、

俺もうずうずしててな、悪いけど俺の相手をしてもらうよバーサーカー?」

 

 

 

ナナシノヨウちゃんを構える大樹。

 

 

先程ルフィが叩き落した宝具を器用に足で上に上げて手に取った。

その宝具は黒く染まっていく。

 

 

宝具で斬りかかったバーサーカーの攻撃を防いだ大樹だが、

その衝撃は凄まじく、後方に吹き飛ばされた。

 

「ただでさえ筋力ではかなり差が有るのに狂化してるぶん、

さらにやばくなってるな。純粋な力比べじゃあ勝負にならないか」

 

 

口調と裏腹に笑みを浮かべている大樹。

 

「咸卦法! さてこれで多少はマシになるか?」

 

大樹は瞬動でバーサーカーに接近して。

 

 

「斬魔剣 弐の太刀 !」

 

 

 

すると、バーサーカーの肩が僅かに斬られた。

 

その事に驚愕するマスターとサーヴァント達。

彼等の常識がここで壊される。

ただの人間がサーヴァントに傷を負わせた。

しかも狂化されたバーサーカーに傷を負わせたのだ。

 

だが、バーサーカーはそんな傷を気にしないで大樹に切りかかった。

その攻撃の速さに大樹は防ぐだけで背一杯であった。

 

もっともそれだけでもセイバー達を驚愕させている。

 

 

そんな攻撃の途中でバーサーカーの視界にセイバーが入り、

バーサーカーは突然、標的をセイバーに変えた。

 

 

「っち、無視かよ」

 

 

 

大樹はバーサーカーの真横まで瞬動で移動した。

 

「二重の極み!」

 

 

拳を真横から叩きつける。

バーサーカーは吹き飛ばされるが、無傷で立ち上がった。

 

 

「う~ん、やっぱり斬魔剣じゃないと駄目か」

 

大樹がそう言ってるともアーチャーも戻ってきた。

 

 

「覚悟は出来ているだろうな雑種」

 

アーチャーがルフィを睨みつけた瞬間、

アーチャーのマスターが撤退するよう命じる。

 

「貴様ごときの諫言で王の怒りを静めろと? 大きく出たな時臣?」

 

 

 

 

本人は不服ながらも撤退をし、ルフィも不満げであった。

 

 

「やつは撤退したか、で、お前はどうするバーサーカー?」

 

 

「■■■■■■」

 

 

 

バーサーカーが言葉にならない叫びでセイバーに襲い掛かる。

 

「ったく、俺は無視なのね」

 

 

さすがの大樹もバーサーカーの執念に傍観することにした。

 

そう思った矢先、ランサーのマスターはバーサーカーと組んでセイバーを倒すよう命じる。

それを断ったランサーに令呪をつかい強制的に戦わせようとしたが、ライダーが割って入り

これ以上二人の決闘を汚すようならセイバー側につくと告げた。

バーサーカーのマスターはバーサーカーを下がらせた。

 

「ランサーのマスターって卑怯者のうえに、

臆病で馬鹿だな、救えねえな、はは」

 

 

大樹はバーサーカーと戦えなかったことで、

ランサーのマスターを挑発したが、その挑発にランサーがかかる。

 

 

「貴様、これ以上我がマスターを侮辱するならここで斬るぞ?」

 

 

普通の人間なら気絶する殺気を大樹に向けるランサー、

だけど大樹は微動ダニしなかった。

 

大樹は獲物に振られたうえ逃げられたため、欲求不満である。

その為、挑発して鬱憤を晴らそうとした。

これで戦闘になったら棚から牡丹餅という感じであるため挑発を止める気はなかった。

 

 

「事実だろ、コソコソ隠れるだけ隠れて、

サーヴァントには戦わせるなんて、ただの臆病者だろ。

あんたは強いさ、先程の闘いを見ればわかる、それなのになんで隠れる? 馬鹿なの? 死ぬの?

もう生きる価値ねえよ、それに従うお前も馬鹿なの、その頭の中に何が入ってる?

もしかして空か? あるいはその槍のかけらでも入ってるのか?

せっかくの祭だ、楽しく暴れるのが男だろ?」

 

 

 

アイリスフィールとウェイバーの顔が引き攣ると同時に、

ライダーは「うむ、余もそう思う」という表情をしていた。

 

 

「主を見分ける目が無いとなると、お前戦闘しか能が無い馬鹿ってことか、

それだったら誤る、すまんな、そこまで頭がまわらなった。

だから、教えてやるあいつに従える価値が無いぞ、その空っぽの頭に記憶しておけ。

おめでとうこれでお前はすこし賢くなったな」

 

そう告げた瞬間、ランサーは大樹に襲い掛かった。

 

「それほどまでに死にたいのなら今すぐに殺してやる」

 

大樹は不適に笑みを浮かべ、妖刀を構えると。

 

「下がれランサー、そんな小僧の挑発に乗る必要は無い」

 

 

「しかし、我が主、我が主を侮辱した以上――「下がれ、所詮ガキの戯言だ」――御意」

 

 

 

槍を消すと、ランサーは大樹を睨みつける。

 

「我が主に感謝するんだな、小僧」

 

 

「そうか? むしろ俺の鬱憤の邪魔をしたんだか睨むのが普通だろ、

やっぱりお前主様と一緒で馬鹿なんだな」

 

 

ランサーを無言のままこの場から去っていった。

 

「お前、性格暗くなったなぁ~」

 

「あの後、結構長い時間を過ごしたからな、

挑発して鬱憤を晴らすことも覚えたんだよ」

 

 

苦笑しながらルフィに答える。

 

 

「まあ、聖杯戦争が終わらない限りチャンスはまだあるか、

とりあえず、俺の標的は全力のバーサーカーでルフィの標的はあの金ぴかでOK?」

 

 

「ああ、それでいいぞ」

 

「んじゃ、決定、それまでにぐうたらしますか」

 

 

「おれは町を見て回りたい! なんか冒険の匂いがする~」

 

「いや、それ勘違いだから、

このての世界に摩訶不思議は無いぞ。あるのはつまらない日常だ。もっとも今回は聖杯戦争があるけど」

 

 

 

「そうなのか、グランドラインにはない建物ばかりだから面白そうだけど」

 

 

「海賊王よ、おぬしとは美味い酒が飲めそうだわ」

 

 

「おれ酒は飲まないぞ、肉なら歓迎だけど」

 

 

 

「はは、そうか、ならば大量に肉を用意するとしよう」

 

「それならオッケーだ、楽しみにだな~」

 

「一応あれ、敵だぞ」

 

「あ、そっか、どうしよう?」

 

「はは、その時だけ敵同士であることをわすれればよかろう、

もっとも、その後は容赦はせんぞ海賊王」

 

 

ライダーの言葉にルフィは不適に笑みを浮かべた。

 

「ああ、俺も容赦しない」

 

その表情は海賊の船長に相応しい表情であった。

 

 

 

ライダーは笑いながらチャリオットで帰っていき、

大樹ははルフィと共に町に消えていき、残ったアイリスフィールは。

 

「どうなってるのよ、今回の聖杯戦争は」

 

 

と、ため息をついた。その後、二人キャスターと遭遇してルフィの存在に疑問に思ったのは別の話である。

 

 

 

 

 

 

ルフィに付き合って町をあり着だして気あら数日、

ライダーに誰が真の王なのか決める酒盃に誘われた。

 

肉も用意してあるといわれてルフィはすぐさまOKを出した。

 

 

 

 

樽の周りに腰を下ろす四人、

但しルフィは少しはなれたところでライダーが持ってきた肉を焼いている。

 

その為、ライダーたちの前に座っているの大樹である。

 

 

「貴様、魔術師の分際で王を名乗るわけではあるまい」

 

 

「名乗らないが、これでも王の資質は持ってる」

 

 

「ほう、興味深いな」

 

 

「それより、やはり日本に売っているワインはこんなものか」

 

 

「何だ、気に入らなかったか?

この市場では一番の酒なんだが」

 

 

ライダーの言葉に英雄王は鼻で笑った。

大樹はカードから酒樽を取り出した。

 

 

「これは便利な能力を持っているな、

武器もそこから出しているのか」

 

 

「ああ、ほら、異世界の酒だ」

 

その言葉にアイリスフィールとウェイバーが驚くが大樹は無視した。

 

「ほう、異世界の酒か」

 

 

三人ともそれをのむと。

 

「ほう、大した味だ」

 

 

英雄王は笑みを浮かべ絶賛した。

 

「当たり前だ、これでもいろんな世界を見て回ってきた、

その中でも絶品の酒を選んだんだ、酒はどの世界にもあったから交渉にはもってこいのものだ」

 

 

懐かしむように大樹が告げると。

 

 

「なるほどな、確かに酒は交渉にはもってこいだ」

 

ライダーが納得すると、今度はどうして聖杯が欲しいかの問答になり。

 

 

「俺か、別に俺は聖杯なんか欲しくねえぞ、もぐもぐ…」

 

 

肉を食いながら答えたルフィにセイバーは納得いかなかった。

 

「なら、なぜ貴様はこの戦いに参加する、

海賊王になりたいんじゃないのか」

 

 

「なぜって、大樹に呼ばれたから

俺は自分の手でひとつなぎの大秘宝を手に入れて海賊王になるんだ」

 

 

ルフィの言葉に感心する征服王に英雄王。

 

「お前はどうなんだ、セイバー?

随分と上から目線だが」

 

 

大樹がセイバーに問うとセイバーは胸を張って答えた。

 

 

「私は故郷の救済を願う。万能の願望機を持って

ブリテンの滅びの運命を変える」

 

 

だが、英雄王と大樹は大笑いをし、ルフィにいたっては興味がなく眠りにはいった。

 

 

「私を愚弄するか貴様ら?」

 

 

「は! これを嗤わずに居られるか!? 自ら王と名乗り、

歴史に名を刻んだ者が運命を変えるだと? 

傑作だ! 認めようセイバー! 貴様は真の道化だ!!」

 

 

「同感だな、これでは愚王と呼ばせてもらうか」

 

「貴様!!」

 

 

「だってそうだろ? その言葉は自分が王に相応しくなかたっと認めたも同じ

なのに王を名乗るんだ、愚王以外なんて呼ぶ?」

 

 

「何故嗤う? 王たる者ならば身を挺して国の繁栄を願うはずだろう!」

 

 

「別にそれは構わんさ、だがなセイバー、

貴様が言っていることはゲームで勝てなかったらやり直すガキと同じだ。

貴様がやってきたことは現実だ、

お前の国が滅んだと逆に貴様を討ちとったから繁栄した国があるんだぞ、

それもわからないのか? それなら王と名乗る資格すらない」

 

 

「同感だな、最早貴様を王とは認めない」

 

 

征服王をそう告げセイバーを睨んだ。

 

 

「大量殺人者がやり直すなど、どんなギャグだ?」

 

 

大樹は不適に告げると、セイバーは剣を取りだす。

 

「事実だろ、この酒を飲んでいる俺たちは全員戦争で大量に人を殺しているんだ、

なあライダー、アーチャー。でなければ、前らは英雄などと呼ばれないだろ」

 

 

「そうだな、それは否定はせん」

 

 

「っは、我に牙をむくなら当然の報いよ」

 

 

「っな!?」

 

 

大樹の言葉を否定しない二人の王に驚愕する。

 

「戦争での英雄なんて大量殺人者ってのが相場で決まってるんだよ、

その逆に敵を殺せなかった、あるいは敵を殺した人数が少ない奴に限って腰抜け呼ばれされる、

違うのか?」

 

 

「っく!」

 

「そんな人間が全てをやり直したいだと、貴様はただ自分の罪から逃げてるだけじゃないのか、

え小娘?」

 

「違う、私は…」

 

「否定したいのなら斬って殺せばいい、だが、そうした瞬間、

貴様はもう王は愚か騎士であることすら名乗れまい、

騎士は戦争で敵を切り殺してこそ騎士だ」

 

 

「ちがう、騎士は――「完全に守ることなんて出来んぞ、

傷を負った民を救いたいのならなら医術の習って医者になればいい、

飢餓に苦しむ民を救いたいのなら畑でも耕して食料を分ければいい

貴様はただ、玉座で偉そうにふんぞり返って、戦場で人を斬っただけだろ?」

 

セイバーが言う前に告げる大樹をみて英雄王は。

 

「くくく」

 

 

「そんなにおかしいか金ぴか?」

 

 

ライダーは笑いを堪えてる英雄王に質問する。

 

「まあな、あの小僧はなかなか素質があるぞ、

清らかな処女を汚すさまをみるのは気分がいい」

 

「悪趣味だな」

 

 

二人がそんなやり取りしていると眠っていたルフィが起きる。

 

「ん…なんか来たぞ?」

 

 

 

見聞色で来客を察知したルフィ。

 

「ほう、我々の気配に気付くとは恐れ入った」

 

 

次々とアサシンが姿を現した。

 

 

征服王はのんきに酒を飲み、そのマスターであるウェイバーは叫ぶと。

 

「そう喚くな坊主。客への対応も王としての器が問われるのだぞ?

さあ、我らと語ろうとするものはこの杯をとるがいい。この酒は貴様らの血と共にある」

 

 

そう告げたとき、征服王の持っていた杯が破壊された。

 

 

「それが望みか。余はこの酒は貴様らの血と共にあるといったはず。地べたにブチ散らされたいと申すのならば仕方あるまい」

 

 

征服王が立ち上がったとき、ルフィが征服王の前に立った。

 

「いいよ、ここは俺がやる。 

おっさんには肉食わせてもらったし」

 

「なめられたものだな、貴様のような奴にっ!!」

 

 

アサシンは言い終える前に気絶した、それと同時に、

アサシンたちは倒れていった、一人を除いて。

 

 

「なっ、何をやった貴様!?」

 

 

 

「ほう」

 

「これは」

 

英雄王と征服王は感心した。

 

 

「覇王色の覇気、相変わらず強力だな、

アサシンとはいえ相手はサーヴァントだぞ、俺もここまで出来ねえよ」

 

大樹はルフィの出鱈目っぷりに苦笑した。

 

「なるほど、貴様には海賊王と名乗るだけの資格はあるようだな」

 

英雄王がルフィを認めた瞬間だった。

 

 

「今は気分がいい、面白い物を見せてもらった礼だ

この気分を汚したこいつらは我が消してやる」

 

 

そう言って、気絶したアサシン達を王の財宝から宝具で殲滅した。

 

 

周りが静かになるとライダーは立ち上がった。

 

「語るべきことは語り合った。今宵はここまでとしようぞ」

 

 

「帰るかルフィ」

 

「そうだな」

 

 

「待て私は――」

 

 

「もうお前と話す気にもならん」

 

 

「なぁ小娘よ。そろそろ夢から醒めたらどうだ? そうでなければ貴様は英雄として最低限の誇りすら失う羽目になるぞ。……貴様の語る王道とやらはそういう呪いだ、

民を救うだけで、お前さんは導かなかった、王というものは民を導かなければならん」

 

 

征服王は哀れんだ視線をセイバーに向けて告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日後、キャスターが海魔を召喚して、町は大混乱になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいおい、この世界は魔術は秘匿するもんだろ、

どうするんだよあれ?」

 

 

大樹は呆れて口にするが、ルフィは。

 

 

 

「あれ、から揚げにしてマヨネーズ塗ったらおいしいだろうな~」

 

 

「いや、あれが美味いってさすがにないぞ」

 

大樹はルフィにツッコミを入れた。

 

 

「どうやら、他のサーヴァントが集まってるみたいだな、

どうする?」

 

 

「いってみよう」

 

 

ルフィの言葉に大樹は従って彼等の元に向かっていった。

 

 

「よう、お困りのようで」

 

 

「おぬしらか、まあ、見てのとおり、さすがにあれは無視できなくてな」

 

 

「だろうな、で一緒になって倒そうと?」

 

 

「まあ、そんなところだ」

 

セイバートランサーは睨む中、

ライダーだけが普通に話しかける。

 

 

「なあ、あれを飼っていいか?」

 

 

「お前はすこし黙ってろ、つーか、まさか食うために飼うのか?」

 

 

「ああ、だって斬っても直ぐに生えるんだろ、食い放題じゃねえか♪」

 

 

ルフィの言葉にさすがのライダーも引いた。

 

「あれを食うとは、海賊というのは侮れんな」

 

 

「それより、あれをなんとかしないと大惨事なるぞ」

 

 

ランサーが話を元に戻そうとすると。

 

 

 

 

「ゴムゴムのロケットォォ!!」

 

 

ルフィは勝手に海魔に向かっていった。

 

「おい、どうなってるんだよお前のサーヴァント、

死ぬきか!?」

 

 

ウェイバーが叫ぶと。

 

「あいつは簡単に死ないさ、それより…ふぅぅぅぅ、

ルフィ、そいつをたおしたら 今晩たらふく肉を食わせてやるぞぉぉぉ!!!」

 

 

 

 

「おっしゃあぁぁ、やる気出てきた!!」

 

 

二人のやり取りに呆れるアイリ。

 

 

 

 

「ギア3、武装色硬化」

 

 

 

ルフィの腕が体以上に膨れ上がった、

それをみた彼等は驚愕する。

 

「う、腕が巨大化!?」

 

 

「エレファント・ガトリング!!」

 

 

両腕が異常に膨れ上がったルフィはそれを連続してパンチを叩き込み始めた。

 

 

「うおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

 

 

海魔は次々と削られていくが、

それ以上の速さで再生を始めた。

 

「くっそ、きりがねえ」

 

 

 

ルフィが後退すると、大樹はため息をつき妖刀と取り出した。

 

「ルフィ、俺が雷を流したら、もう一度攻撃してくれ」

 

 

「ああ」

 

 

 

「黒雷剣」

 

 

大樹は川に黒雷剣を流した。

黒い雷は海魔の全身に走り、海魔を徐々に焼き始めた。

 

「よし、今なら」

 

 

先程と同じようにエレファント・ガトリングで攻撃するルフィ、

さっきと違い今は、大樹の黒雷剣にお襲われている上

全身を徐々に焼かれている。

 

その上でルフィの攻撃だ、海魔の再生は追いつけず、

キャスターは姿を露になった。

 

 

「ゴムゴムの巨人の黒雷斧(ギガントブラックトールアックス)!!」

 

 

キャスターに止めを刺したルフィ、

それを唖然と見るマスター達、このとき、ようやく熟練の魔術師達は彼等は警戒すべき相手だと理解した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後直ぐ、大樹は偶然バーサーカーのマスター発見、

そこで、雁夜の目的を知って、桜を救う代わりにバーサーカーと本気で戦わせるよう取引した。

 

 

 

 

 

ルフィは桜のことを知ったとき、大樹が見たことないほど怒りをあらわにして、

臓硯の元に向かった。

 

虫の大群は覇王色の覇気であっけなく倒れ、

間桐臓硯はルフィの前に倒される。

 

 

 

大樹は決戦まで雁夜に時間を与えた。

 

雁夜自身、すでに生きているのが不思議なくらい体がボロボロであった、

この聖杯戦争ではすでに命を捨てる覚悟の雁夜にとって今回のことは明らかに幸運であると本人は大樹に感謝している。

 

 

 

それから、さらに数日が過ぎて誰かが聖杯を手に入れたと信号を出して残った参加者を誘い出した。

 

 

当然、技だと割っていても大機とルフィはそこ乗り込んだ。

 

 

そこに待っていたのは、彼等と同じ、征服王とそのマスターであった。

 

 

「大樹はあの黒い鎧と決着付けたいんだろ、

ここは俺に任せろ」

 

 

 

「頼んだぜ、キャプテン♪」

 

 

 

 

「ふむ、一人で余の相手をするつもりか海賊王?」

 

 

「ああ、あいつにはあいつの戦いがあるからな」

 

 

 

ルフィが構える、そして征服王が自分の切り札を出した。

 

 

王の軍勢、アイオニオン・ヘタイロイを発動した。

 

 

「すげえな、でもおれは負けるつもりはないからな!!」

 

 

 

覇王色の覇気で大半を気絶させた、

気絶した兵達は消えていく。

 

 

「やはりこうなるか…だが。

それでこそ、戦いがいがある」

 

 

「ギア2!!」

 

 

「行くぞっっおぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 

 

征服王の号令で、王の軍勢は動いた。

 

 

ルフィは単体でそれに突っ込んだ。

 

 

 

「ゴムゴムのJETガトリングっっ!!

うおおおぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 

専攻した兵士達をなぎ倒していき、

後方の兵士達が投擲した武器を見聞色で避ける。

その身のこなしに征服王は感服した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ルフィはとうとう征服王の前までやってきた。

 

 

「大したものだ海賊王よ、

貴様とであて余はうれしいぞ」

 

 

 

「そうか、でも時間がねえ、決着つけようかおっさん!!」

 

 

その言葉で二人は動いた。

 

征服王もルフィの身体能力には届かず敗北した。

 

 

「全く、単体で宝具なしでここまで出来るのは貴様ぐらいな物だぞ 」

 

 

 

「俺の世界には化け物がゴロゴロいるぞ」

 

 

 

少し息が乱れてる状態でルフィが告げると、

征服王は笑みを浮かべ。

 

 

 

「それは面白そうな世界だ……」

 

 

悔いのない表情で消えていった。

 

 

 

「ほう、よもや、あの征服王を倒すか、

海賊王」

 

 

 

「金ピカ」

 

 

「さて、以前の続きをしようか海賊王」

 

 

不敵な笑みでルフィを見下ろす英雄王の姿があった。

ルフィは英雄王がいる場所まで跳んで行く。

 

 

 

そのころ大樹はようやく全力のバーサーカーと戦っていた。

 

 

筋力では圧倒的に不利な状況でも、長く戦いに身をおいた経験で、

バーサーカーの攻撃を有る程度受け流していた。

 

 

咸卦法をまとって戦っている内に、

バーサーカーの兜を斬魔剣で斬る。

 

姿は大樹にとっては関係の無いものだったが、やってきたセイバーにとっては衝撃的な事実であった。

 

 

「……ランスロット!?」

 

 

 

その呟きは大樹とバーサーカーにも届き。

 

 

「アーサー王っっっ!!!!!」

 

 

 

バーサーカーは標的をセイバーに変えた。

 

 

「あの馬鹿、空気を読め!!」

 

 

 

 

大樹はバーサーカーのあとを追い、

真横まで移動した。

 

 

 

 

「あんたさ、少しは空気読めよ!」

 

大樹は力いっぱいバーサーカーを蹴り飛ばした。

 

そして

 

 

「雁夜、令呪をつかって、

この小娘をバーサーカーに別の人間と認識させろっ!!」

 

 

 

「やめろ、あれは私の―「黙ってろ、今は俺の戦いだ」――!!」

 

 

 

「いろんな人間を見てきた。だからわかる、こいつは裁かれたかったんだよ」

 

 

雁夜の令呪でセイバーを認識できなくなったバーサーカーは再び大樹に向き合う。

 

「来な、せめて最後は思う存分暴れようぜ?

アンタも戦う者なせめて全力を出してから逝け」

 

 

不適に笑った大樹を見てバーサーカーは僅かに正気を取り戻し…

サー・ランスロットとして同じく笑みを浮かべる。

 

 

全力を出しているときだけ、生物というものは余計なことをかんなが得ない、

サーヴァントを生物とするのはいかがなものかと思われるが。

 

 

「行くぞ」

 

「ああ」

 

 

お互い武器を構えて同時に動いた。

 

 

驚異的な集中力がバーサーカーの理性を取り戻させた。

 

それゆえ、大樹は防戦一方に思いつめられるが、

雁夜の魔力補給が途絶えた。

 

 

「私にはもう時間がない、この一撃で決めるぞ」

 

 

「…そうか、残念だよ、アンタとはもう少し戦いたかったけど」

 

理性を取り戻してから戦った時間は二分程度、

だけど、バーサーカーは満足した表情をしていた。

 

 

一方大樹は多少不満げだ、これだけの苦戦は、

少なくともなのは達の元に戻ってきてから一度も無い。

 

 

「アンタのお陰で楽しかったよ、

だから、全力で行く…黒雷剣」

 

 

 

同時に動き武器がぶつかり合った、

結果、大樹はぶつかり合った衝撃波で体中が傷だらけになってひざを着いた。

 

そして、バーサーカーは無傷のままだったが。

 

 

「貴様の勝ちだ」

 

 

バーサーカーは満足した表情で光の粒子になって消えていった。

 

「無傷でお前の勝ちだって言うか普通?

明らかに俺の負けだろ、ったく、今度はいつか生まれ変わったらまた戦いたいもんだな」

 

 

苦笑して立ち上がる。

 

 

それを見ていたセイバーは何も言えることはなかった。

 

 

 

 

「さて、ルフィはどうなったか走りたいけど、

さっさと聖杯を破壊に行くか」

 

「っなんだ…と」

 

 

 

大樹の事を聞いてセイバーは驚愕した。

 

「なんだ、まだいたのか小娘?」

 

 

「貴様は聖杯を欲しっていたんじゃないのか?

なぜ破壊する!?」

 

 

「別に、今回はあの聖杯を破壊するために来たんだよ、

今回の聖杯戦争で何人関係ない人間が死んだ?

次にまた聖杯戦争が起きたらまた無駄に関係ない人間が死ぬだろ。」

 

 

 

「……させない、私は聖杯に願いが、

その為にこの聖杯戦争を望んだ」

 

 

剣を構える腕が震える。

 

その理由は大樹が言ったこれから起きる犠牲と、

自分の願いを天秤にかけた自分が少なくても正しいと思えないゆえ。

 

それでも、あの結末を覆したいという願望。

 

 

その為にこの男を止める。

 

 

「っち、アンタとは戦う気はないが、邪魔するなら容赦しないぞ

俺は正義の味方じゃない、気に入らない奴が善だろうが悪だろうが容赦はしない」

 

 

これまで、幾度無く戦ってきた、その中で、満足した戦いもあれば、

悪態をつくような戦いもあった。

 

敵でも気いったやつがいれば戦いを楽しむだけにとどめたり、

味方で気に入らないやつがいれば容赦なく矛盾を叩きつけたりもした。

 

 

 

その中で、セイバーは気に入らない相手に部類する。

 

 

 

故に大樹は斬撃を飛ばして、それを防いだセイバーの隙を突いて聖杯の元に向かった。

 

 

「待て貴様、逃げるのか?」

 

 

 

「ったりめえだボケ、せっかくのいい気分Bなのにてめえとの戦ったら台無しだ」

 

 

 

大樹は小さい声で呟いた。

 

 

 

 

大樹は直ぐに聖杯元に向いセイバーは大樹を追いかけた。

 

 

 

 

 

 

それと同時刻、ルフィと英雄王の戦いに決着がつこうとしていた。

 

 

 

ルフィは体中に切り傷があり、英雄王は鎧を破壊され 上半身裸の状態であった。

ルフィから受けた攻撃もあって体中が傷らけである。

 

 

「全く素早っしこい海賊王だ喰らえ、エヌマ・」

 

 

「ゴムゴムのぉぉぉJETホークライフルっっ!!」

 

 

 

ルフィは天性の勘でアーチャーがだそうとした宝具を危険と感じて最後の攻撃に出た。

 

覇気を纏い硬化した高速回転する拳が英雄王に直撃した。

 

 

「ぜぇ…ぜぇ……おれの勝ちだ」

 

 

 

「そ…の……ようだな、海賊王、

中々面白かったぞ」

 

 

血を吐きながら英雄は告げてそのまま倒れた。

 

 

 

「大樹のほうはもう終わったかな、

確か、聖杯を破壊するって言ってたけど…この建物中のどこかにいるんだよな

多分上だよな」

 

 

 

ルフィはそういって 階段を探しに行ったが、

部屋の数が尋常じゃないため余計に迷うことになったが、

直ぐにゴムゴムのロケットで屋上に向かった。

 

 

 

が、誰もいなく。

 

 

「どぉうこにいるんだぁぁ!!」

 

 

 

星空に向かって叫ぶルフィであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大樹が聖杯の前に到着したとき、セイバーも僅かに遅れてやってきた。

 

「聖杯は破壊させない」

 

 

「っち、本当に邪魔だな。(これだけ聖杯が形になってるなら、術式を調べて安全に破壊できるが、

時間も暇もなさそうだな)」

 

 

そんなことを大樹が思っていると、セイバーのマスターが現れセイバーに命じた。

 

 

「令呪をもって命ずる。その聖剣をもって全力で聖杯を破壊しろ!」

 

 

セイバーは訳もわからず聖剣を構えた。

 

「やめろ…やめてくれぇぇぇぇぇ!!」

 

 

 

「おいおい!? んな力づくで破壊するのかよ!!」

 

 

大樹がそう叫ぶと、真上からルフィの腕が伸びてきた。

 

 

「つかまれ大樹!!」

 

 

 

ルフィは何が起きてるかわからなかったが勘で大樹が危ないと悟って大樹を屋上から引っ張り出した。

 

 

 

 

そして、破壊された聖杯からのろいがあふれ出す。

 

 

 

「これはまずいぞ、ええい」

 

 

 

大樹は直ぐに傀儡でアルとゼクトを呼び出して結界をはってもらったが、

聖杯から溢れ出した災害はその結界すら破壊した。

 

 

 

 

 

 

結果五百名の死者を出すことになった。

 

 

聖杯がある程度形になっていないとその中身術式がわからなかったとはいえ、

今回は大失敗であった。

 

 

「ったく、馬鹿がへんな願いを叶えて世界が混乱すると思ってたけど、思っていた以上に違ったぞ聖杯の中身は」

 

 

そう愚痴る大樹。

 

 

「おれもそろそろ消えるみたいだ」

 

 

 

ルフィの言葉は今回の聖杯戦争の終わりを意味していた。

 

「そうか、わるかったな」

 

 

「べつにいいさ、美味い肉を食えたし、面白い奴とも出会えたした」

 

 

「そうか」

 

 

「ああ、じゃあな」

 

 

ルフィは満足な表情をして消えていった。

 

ヒトカタの符に聖杯に少し接続して一時的にヒトカタの符で召喚したルフィをサーヴァントにした今回の仕事はこれで幕を閉じた。

 

 

 

 

それから数日、大樹は大聖杯を発見し。

 

 

「全く、これにもっと速く気づいてたら、

あの災害も止められただろうな」

 

 

大樹は大聖杯を破壊すべきか悩んでいた。

 

 

「ここで、破壊したらこれを知ってる人間は血眼になって破壊した人間を探すだろうな、

最悪、この町にいる魔術師がやったと勘違いするだろうし、聖杯戦争を最中に壊すのが手っ取り速かったし、少し魔術師に関して調べる必要があるか」

 

 

 

そう思って冬木市にいる魔術師を調べようとしたときとある少女に出会った。

 

 

まっすぐで覚悟を決めた目をした少女、大樹は魔術師であることを直ぐに見抜いた。

そして、少女も大樹が魔術に関わる人間なのだと気付き警戒した。

 

「別に何もしないよ、君は魔術師見習いか?」

 

 

「…そうよ」

 

 

「そうか(この子、強くなるな、ナギのような出鱈目な強さじゃないだろうが)」

 

 

勘で性格が合う人間だと無意識に悟る大樹。

 

「君は次の聖杯戦争に参加するのか?」

 

 

「!! あなた、何者なんですか」

 

 

「生き残った元参加者、で、君は参加すのか、

あ、参加するからといってここで君の妨害はしないぞ」

 

 

「ええ、参加します」

 

 

まっすぐな目で返す少女。

 

 

 

「そうか…今日有ったのは何かの縁だこれ上げるよ」

 

 

大樹はそう言って懐中時計を少女に上げた。

 

 

「何のつもりですか」

 

不信な視線で大樹を睨む少女。

 

 

「言った通り何かの縁だ、捨てるなり使うなり好きにすればいい、

それは昔、恩人にもらった時計だ、昔は時間を気にしていたけど、今は特に気にならないから、

使わない俺より優等生な君に上げたほうが時計も喜ぶし」

 

 

「……」

 

 

「んじゃ、もう会うことは無いけど、元気で。

次回の聖杯戦争がんばってね~」

 

 

大樹はそう言って少女を分かれようとしたが。

 

 

「お名前は?」

 

 

「大樹、仙道大樹、自由気ままで自分勝手でろくでもない人間だ、君は?」

 

 

「凛、遠坂凛です」

 

 

「そっか、んじゃ、今度こそさよなら」

 

 

 

そう言って、人ごみに消えていった。

大樹は近い将来凛が聖杯に関して気付くだろうと確信していた、それだけの才能と覚悟があるなら

あの子に任せて見ようと思って聖杯から手を引いた。

 

 

 

 

 

 

 

今回の聖杯戦争の被害の規模を聞いたはやては絶句した。

 

 

「破壊できんかったんか?」

 

 

「出来る事は出来たが、それを確実に出来る人間に任せる、

あの世界に管理局が手を出すべきじゃないってのが俺の見解だ

なあに、保険をおいてきたから安心しろ(使われるかどうか賭けだけど)」

 

 

 

「そう」

 

 

とりあえず、大樹が言う保険にあんしんするはやて。

 

 

 

「んじゃ、今回の報酬はなしで、記録も残さないようにしてくれ」

 

 

「ええんか、報酬ならはらえるで」

 

 

「まあ、すこし出費したけど、

懐かしい奴と合えたから特に金は必要ないよ。

別に金には困ってないし」

 

 

 

「わかった、厄介な仕事を押し付けてごめんな」

 

「きにすんな、俺は俺で楽しくやれたから、なのはに呼ばれてるからそろそろいくわ」

 

 

「そらあ、大変やな」

 

 

 

はやては苦笑を浮かべ大樹は部屋を出てテイク。

 

独りになったところである人物に向かって。

 

「まあ、もし呼ばれたら頼んだぜ先生」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、冬木市では十年の月日がたった。

 

 

遠坂凛は赤い宝石を手にしてサーヴァントを予防としていた。

だけど、彼女は気付かなかった、自分のポケットに十年前大樹からもらった懐中時計が触媒になっていたことを。

 

 

 

サーヴァントを呼び出し出てきたのは、赤い弓兵ではなく、

赤い髪のとある学園の大校長先生であった。

 

 

「君が俺のマスターかい?」

 

 

第一印象はお人好しをした顔だったと後に語る。

そして、ステータスを見て一番最初に目にはいったクラスを見てゲンナリした。

 

「キャスターって最悪じゃない」

 

 

 

 

こうして、大樹と出会ったことで本来のサーヴァントと違うサーヴァントを召喚した凛の聖杯戦争が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




こんな形での番外編です。
続きは無いのであしからず。



ルフィのステータスです。


真名:モンキー・D・ルフィ

クラス:ライダー


筋力B

耐久B

敏捷A+

魔力E

幸運A

宝具A


宝具
ランクA~AAA
レンジ:1~50
最大捕捉:50000人
覇気
意志の力。
武装色の覇気では悪魔や魔の力に有効で、
魔術や宝具と渡り合えることができる戸同時に耐久も2ランクアップする。
見聞色はすでに心眼のいきに達する反応を見せることが出来る。
覇王色は自分より数ランク弱い相手なら威圧するだけで気絶させる事が出来る。
最大補足は少なくとも5万人は可能とされる。





ゴム人間
心臓、血管、骨など体の全てがゴムで出来ているため、
特殊な打撃以外の打撃は一切通用しない。
ギア2で敏捷がEXになり、ギア3で筋力が三ランクアップする、その代わり敏捷は2ランクダウンする。








とまあ、自分なりのステータスですが、
同でしょうか、覇王色って宝具に入るのかな?


後、おまけ。


真名:レックス

クラス:キャスター

セイヴァール響界学園の大校長でり、
世界を救ったこともある抜剣者。

筋力C

耐久A+

敏捷C

魔力A+

幸運A

宝具EX


宝具

果てしなき蒼(ウィスタリアス)
ランク:EX
種別:対城宝具
レンジ:1~??
最大捕捉:1~??
魔剣は物理的には存在しないが、使い手の意思で、もしくは使い手が危機に陥った時に発現する。
発言することで各ステータスがランクアップするだけでなく、
クラスがキャスターからセイバーに変化する。
加えて世界の万物を繋ぐ共界線と繋がっている為、莫大な魔力を得られることが出来る。


召喚術

四つの世界からあらゆる召喚獣が召喚できたが、
アル理由によって現在は不可能とされる。


スキル

抜剣覚醒
クラスがセイバーに変化する、
各ステータスがアップするだけでなく傷が完全に治り体力も完全に回復することが出来る。



とまあ、もしレックスがサーヴァントとして召喚されたらこうなるかなあと勝手に妄想しました。
ルフィとレックスってカリスマDぐらいはあるんじゃないかと思いますがどうでしょう。
そして、今回の戦闘ですが、ルフィの速さについていけるサーヴァントってランサーくらいじゃないかと思ってます。
加えて武装色を纏えば確実にダメージは与えられそうだし、
相手の宝具が発動する前に倒せるだろうし無双じゃねえ。
レックスの魔剣もゲームだと某鍛冶師のおっさんの居合いなんて同レベルで喰らってもダメージなしで無色涙目だし。スキルに加えたらエクスカリバーに耐えられそうで先生怖いです。



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