ここ最近忙しい上に腰痛でパソコンの前に座れない状態なため、
別途の横に置くというだらしない技を使いました。
そうするとあら不思議、まったく書く気が起きねえってかんじでした。
ほんの少し書いただけで両腕がしびれる始末。
ダメ人間まっしぐらです。
でも仕事はしてます給料安いけど。
さらに、こちらでは一時間早く進む時期が来たのでこれもきついです。
精神的に損しているという感じです。
結界を維持したままアースラに戻った大樹達を待っていたのは、
酸素ボンベを持って駆けつける途中であった。
「ど、どうしたんだエイミィ?
なんだこのボンベの数は?」
「いや、どうしたと言われても、
この星の酸素濃度が5%もないから酸欠起こしてる可能性を考慮して準備してたんだけど」
クロノとその意味を理解する人達は絶句した。
そのありえない現象を起こした大樹は特に気にしている様子はないがどこか不満げである。
「わあい、すごい範囲だ」
そんな災害を起こした張本人は棒読みで驚く。
「ま、待て!! 僕らが戦った周りだけじゃないのか?」
「う、うん、さっきの雷の雨は最初こそ、クロノ君達が戦っていたエリアだけ降ってたけど、
そのあと、急速に範囲を広げていってこの星全体まで広がったの」
『……』
大樹に視線を送るクロノ。
「っち、やっぱり使えないなこの魔法」
『当たり前だ!!』
一斉に大人組のツッコミが入った。
「全く、お前さんは世界を滅ぼす気か?
酸素が5%以下ってお前さん、人間は生きていけないぞ」
「もう少し自重してください」
ガトウとアルが大樹に釘を刺す。
「へいへい、この魔法はもう使いませんよ」
本人自身が使えない魔法だと自覚しているが、
流れ的に小芝居をうった。
「おぬし、まさかと思うが、
まだこれと同等の魔法を創ったわけじゃないじゃろうな?」
「安心しろない、ただ、考えてる魔法はあるけど」
『あるのかよ!?』
「まだ空想上のようなもんだ」
「…ちなみにどんな魔法ですか」
引きつった顔で質問をするアル。
本当は聞きたくないが聞いておかないと後悔すると勘が告げるため仕方なく聞きいた。
「太陽を核として太陽系を魔法陣として発動する特大魔法」
「…………………」
満面の笑みで答えた大樹に、
クロノ達は武器を構えた。
「まだ空想上だって言ってるだろ。
少しは落ち着け短気ども」
「おちつけるか!
君はもう少し常識を身につけてくれ!!
何だそのデタラメな魔法は」
「こいつらよりマシだ。
それにこれは子供の妄想のようなもんだぞ」
クロノ達と違って感心する反応をするナギとジャックに視線を向ける大樹。
「あなたの場合冗談になりません」
「計算するのもバカバカしくなるくらい、
時間がかかる魔法だから実用性はないんだよ」
「どれくらいかかるんだ?」
ナギは興味本位で聞くと。
「短くて数百年、場合によっては数千年くらいじゃね」
「っ長!?」
「太陽系まるごと一つの魔法陣として使うんだ、
それくらいかかる。各惑星に仕掛けを施さないといけないし
そのあとは魔法陣を描くのにどれくらいかかるかまだ計算してないし(あくまで今の俺の技術でだけど)」
秘伝として弟子や子供に受け継がせる方法で完成させることができるが果たして何十代かかるのやらとかんなが得る大樹。
『………』
「どうした?
何か言いたそうだな?」
「いや、今のうちにお前さんを倒したほうがいいのかなって思って」
ガトウの言葉に常識陣が頷く。
「ちなみに、この魔法の威力はこの次元宇宙を消し飛び、
新しい宇宙を作る、名づけて
「そのまんまじゃないですか!」
アルがツッコミが炸裂した。
「お前さんはこの次元の創造主になるつもりか?
と言うより創造主よりタチが悪いぞ」
造物主は魔法世界だけを無にする魔法に関して、
この見た目お子様の怪物は宇宙すべてを無にする方法を思いついている以上、
ガトウの言葉に同意する人間は多い。
「んなこと考えてないって、ただ威力を極限まで極めた魔法を考えたら、
思いついただけだ」
「確かにその魔法が完成すればそれ以上の威力のある魔法はないが、
普通は思いつかんぞ」
「お前、手段を選ばなかったら俺達に簡単に勝てるだろ?」
「さすがの俺達もそんな攻撃を食らって生きていける自信はねえぞ?」
さすがのバグ二人も呆れた。
「いやその時は俺も死ぬから、意味がねえ。
今回使った魔法、災害魔法って呼んだほうがいいか。
災害魔法も全魔力を使って威力を抑えてもあれだ、
あれじゃあ俺もただじゃ済まないから実用性は皆無。
この魔法に関してはある程度予想できたから特に気にしないけど、
問題はあのあと使った魔道書だよ。
妖刀の所為とはいえ、対造物主為に創った魔道書を使ったのはいい気分じゃねえ」
本気で落ち込む大樹。
「そ、そうか……って!? 待て!
いま対造物主といったか!?」
「…言ったけど何か?」
ゆらりと起き上がった大樹。
「創造主は彼が倒したんじゃないのか?」
全員がナギに視線を向ける。
その中でアルは怒気を向けていた。
「……ナギ」
「まて、俺は一切喋ってないぞ」
慌てて否定するナギ。
「大樹、どうやって造物主が生きていると知ったんですか?」
その言葉になのは達が驚いた。
「時間稼ぎした時だ。
憑依召喚が効かなかったから、おかしいと思ったよ。
加えてあの戦いの後ゼクトがいなかったのが気になってた。
確信がついたのは以前時の庭園で戦ったあとだ、やつの首を持って帰ったからな、
その中にある記憶をサルベージして、その中から他人の体を乗っ取っていることがわかった
あいつは今現在ゼクトの体を奪ったんだろ?」
「……おい」
なにげにとんでもないことを暴露した大樹に同反応すればいいか迷うなナギ達。
「それに、アリアドネーで魔法世界の歴史を調べた時、
造物主のような化物が過去何度も確認されてるからな、
不死身…というよりは不滅の存在だと予想してたぞ」
「それを知っていてもいどむんですか?
勝つ可能性などゼロに近いですよ。
たとえ勝ったとしても体を奪われますよ?」
「ただの自己満足だ。勝つ気で挑むのは当たり前だけど、
実際はあの時の借りを返したいだけだ。
まあ、今は妖刀があるからあいつの魂を羅刹に食わせて滅ぼすことができる」
その言葉にガトウ達は希望を見つけた表情をするが。
「俺は反対だ。何もお前がそんな危険をおかす必要はないだろ」
過保護の詠春は怒った表情で告げる。
「言っただろ俺の自己満足だって。別に世界のためじゃない、
俺はあの時の借りを返せればいいんだよ。
封印したっていつかは誰かが封印を解くだろうし
完全に消滅させる必要があるから出来る俺がやるのが流れになるだろ」
「だったら、俺がその妖刀を使えばいいだろ?」
「はぁ、ほら」
大樹はため息をついて妖刀・羅刹を詠春に放り投げた。
詠春がそれを掴むと、彼の動きが止まった。
それから数秒、詠春は全く反応をしなくなった。
「おい、詠春?」
ナギが声をかけた瞬間
大樹は瞬動で接近してし蹴りで詠春を吹き飛ばし
同時に掴んでいた妖刀を奪った。
「お前は何やってるんだ!?」
「理由は詠春にきけ。 そのほうが説得力があると思う」
大樹の言葉に詠春が我に返る。
「……今のは?」
「それがこの妖刀の力だ。いや意思といってもいい。
そいつに意識を奪われそうになっただろ?」
「は?」
「まじか?」
「…ああ、なにか喰われる感覚に襲われた、
どうにかしようと…あがこうとしたけど、何もできなかった…」
「まあ、空の状態でこれだからな。
この戦いが始まる前に手にしてたら、俺のコピーのようになってた。
この妖刀は斬った相手の血だけでなく魂すら喰う妖刀、
しかも、敵だけじゃなく持ち主すら喰おうとするじゃじゃ馬だ」
大樹が羅刹を床に刺し手を離すと、
羅刹はカタカタと揺れていた。
(これに打ち勝つための修行……思い出したら吐きそうだ)
それを見たナギ達は大樹のコピーがどうなったのかを思い出した詠春は顔色が一気に悪くなった。
「造物主を消滅させることができる可能性がある以上、
止める理由はないだろ?」
ゲンナリするのを耐えてナギ達に自分の意思を伝える。
「……」
「まあ、止めても挑むつもりだからお前らの意見は聞かないけど」
「おい」
ジャックがツッコミを入れる。
「そのために修行してきたからな、んでもってお前らとの決着つけるつもりだそ」
ニヤリと笑みを浮かべる大樹にナギとジャックも笑みを浮かべる。
「ほう~、なんならここで決着つけようえぜ。
俺暴れ足りないしよ」
「同感だ、テメエにいいところ全部持って行かれたからな」
拳を握るジャック。
それに反応して大樹は妖刀を強く握る。
「別にかまわないぞ。俺もあんな戦いじゃあ不完全燃焼みたいなもんだったからな」
不穏な空気になのは達は固まり。
アル達はキレる寸前になる。
が、一人だけ別の反応をした。
「ダメです!!」
「「「あん?」」」
まるでチンピラみたな反応をする三人。
「もうチンピラですね」
「全くじゃ」
そんなチンピラに相手に講義したのは守護騎士の一人、
シャマルである。
「大樹君は安静にしてないといけません!」
「これくらいなんとなっ!! っふんぐ!」
大樹が言い終える前にナギとジャックが大樹の口を塞いだ。
「そうだな、お前怪我してるし、今日はやめとくか」
「ふ~っ!!」
(バカお前、あれは敵に回しちゃいけないタイプだ)
(あん、お前らいつの間に腑抜けになった?)
(バカキサマにはあの負のオーラが見えんのか?
この子はやばいぞ、なにか切り札を持ってるぞ)
ナギとジャックはデタラメじみた勘でシャマルが危険だと察知した。
その危険は料理だと二人は知らないが、シャマルはなぜそこまで怯えられるのは心外であった。
「あ、あのお二人共どうしたんです?」
「いや、なんでもねえ。今回俺達はおとなしくします」
チンピラから怒られたくない子供のように変わったふたりに唖然とするアル達。
「どういう心境の変化ですか?」
「なんかこの二人シャマルがとんでもない切り札があると言ってるけど、
あんのか?」
「ってめえ!?」
大樹の言葉に焦るナギとジャック、をよそに、ほかのメンバーたちは一斉にシャマルに視線を向ける。
「え? え? あ、ありませんよそんなもの!!」
本人は否定してるが、ほかの守護騎士達の表情が険しくなり。
「あるな」
「あったな」
「あるな」
「ちょっとみんな!?」
「あんのかよ」
「ああ、シャマルの料理は最悪だぞ、
いや、最悪というのもおこがましい、あれはこの世のものではない!!」
なぜか力説するシグナム。
シグナムの迫力に押されるナギ達。
「うぅ…」
涙目になるシャマルだがシグナムはなおも続ける。
「私は生死の境をさまよったんだぞ。
もうあんな思いはしたくない!」
「トラウマになるレベルか、
じゃあ、風の癒し手から科学毒殺者に改名したほうがいんじゃね?」
大樹の言葉で四つん這いになってショックを受けるシャマル。
「…お前少しは空気読めよ」
ナギのツッコミに大樹は無視して。
「なんか毒気が抜かれたからこのまま部屋で休むは」
「傷口はどうするんです?」
「自力で治す」
そう言って部屋に戻る大樹だが。
「その前にこのガキンチョ達どうするんだよ?
お前が連れてきたんだろ?」
ナギがマテリアル達に視線を向けると大樹は忘れてたというわかりやすい表情をした。
「あ~、お前らはなにか目的はあるのか?」
「特に何も、生まれたばかりといっても差し支えないので、
できればどこかに落ち着けるところを紹介していただけると助かります」
シュテルと呼ばれていた少女が答える。
クロノが口に出す前に大樹が先に口を開く。
「だったらウチに来いよ」
その言葉にこの場に何人かは固まった。
例外はナギとジャック、二人は面白いものを見た感じで怪しいい笑顔を作る。
それと逆になのはは黒いオーラーを出して大樹に質問をした。
「それって、大樹君がこの子達と一緒に暮らすって意味なのかな?」
「っひ!?」
「な、なのはちゃんお、おちつこう」
アリサは怯え、すずかはなんとかなだめようとした。
「む、貴様最初から我等は目的だったのか!?」
ディアーチェは半歩下って経過雨する。
「なんだよそれ。 俺はあの家を出るから、
お前らにやると処分する手間が省けるから提案したんだが」
その言葉でなのはの黒いオーラーが消え不安な表情になった。
「そ、それってどういう意味よ!?」
突然の言葉になのはは混乱して思考が停止した。
それを見かねたアリサが代わりに質問する。
「さっき言ったように、こいつらと決着つけるためだよ。
そのあとはリィンバウムに行こうと思ってる。ユーノ達には以前に言ったよな」
「りぃんばうむ?」
「俺が使う召喚術はその世界の技術でな、
知識はあるけど、行ったことないからな、
なんで知識があるかは知らないけど行ったら何かわかるかも知れないからとりあえず目標はその世界だよ」
「それは聞いたけど、はやすぎないか?」
なのはは慌てて聞くが。
「まあ、今年は思った以上にいろいろ収穫があったからな。
傷を治してるうちに準備を終えて、傷が完治しだいすぐに行くつもりだ」
その言葉になのははショックを受ける。
「というわけだ、どうする、
俺としては処分する手間が省けるから助かるが」
「それは嬉しいのですが。よろしいのですか、
その家を売ればそれなりの資金が手に入るでしょう?
それなのになぜ私達に?」
「あのな、家を一括払いで買う人間なんてそうそういるか。
いたとしても金持ちだけだろ。そんな連中が住宅街にある家は買わないだろ
いたとしても探すのが面倒だ、だったらお前らが住めばいいし
住まないなら、放置するだけだ」
「どうします王?」
「僕は行ってもいいよ」
「私もかまわない」
「むぅ…、えーい、仕方ない住んでやるありがたく思え」
ディアーチェが偉そうに答えた瞬間大樹は後ろを向き。
「んじゃ、決まったとこで俺はもう行くわ」
と、言って部屋に戻った。
「全く勝手に話を進めるな」
「まあ、本人達が決めちゃったんだからしょうがないよクロノ君。
幸い今回の戦闘は記録に残せなかったから彼女達に関しては報告しなくてもいいし、良かったんじゃない?」
「それはそうだが…」
夜天の書の機能が停止した今
正常に戻すために調べることは山ほどある。
持ち主であるはやてはそのことでこれから忙しくなるだろう。
夜天の書が闇の書として起こした事件は管理局にとっても簡単にゆるすことができない輩もいる。
そんな連中が夜天の書から出てきた彼女達の存在を知れば問題が起こる。
それを回避できるなら今回は上に報告をしないほうがいいとクロノも考えているが。
「まあ、クロノくんにとっては友達がいなくなる方がショックかな?」
「なんでそうなる!?」
「なんでだろうね~♪」
からかわれるクロノと逆になのははショックのまま固まっていた。
「…なのはちゃん」
どう声をかけたらいいかわからないすずか達。
「まあ、あの年でお別れはきついだろうな」
「だろうな。俺としては生まれた世界で静かに過ごしてほしんだが」
「お前は過保護すぎんだよ。あれ師匠は?」
「大樹のところに行きましたよ。
本人顔に出しませんがかなりダメージを負ってますから」
「なるほど、説教は年寄りに任せるか。
まあ、あの妖怪じじいなら問題ないか」
「ええ、なんだかんだ言って、師弟ですからね。
さて、そんなことよりこの状況をどうしますか…」
シグナム達はシャマルの料理に関しては妥協せずシャマルはショックを受けレヴィはこれから住む家をはやく見てみたいとはしゃぎ始め、固まったなのはを慰めるすずか達。
「集団でのお出かけの保護者はこんな気持ちでしょうね」
「お前は保護者というより日本で言う背後霊だろ」
「ナギ、少し私とお話しませんか?」
そんな状況と打って変わって大樹は用意された部屋に入るなりベットに倒れた。
「流石にあの魔法は体に負担があったようじゃな」
「…ゼクト」
「あのまま、あの二人と戦ったら勝負にすらならんかったじゃろ?」
「興奮状態でそれなりに戦えたと思う」
「無茶するな馬鹿者。で、仙術を利用した魔法の副作用はないのか?」
「体がだるいくらいだな。龍脈の力を俺が直接使ったわけじゃないから負担はこれだけだ。
実際に使ったら廃人に自信はあるけど」
「全く。とんでもないものに手を出したのう」
「まあ、本来は妖刀を抑えるために手を出したからな」
「あれに関しても説教をしたいが今は耳に入らんか」
「ああ、疲れて頭がぼ~としてきた。説教を聞くと意識を失う~」
説教を受ける気はないと意思表示する大樹に苦笑するゼクト。
龍脈を使った魔法は誰よりやばいとわかっているとわかっているため説教をやめる。
「まあよい、それよりこれから本当に魔法世界に行くのか?」
「ああ、魔力が半分近くまで回復した以上この世界に未練は全くないし」
「祖父祖母に挨拶くらいしたほうがいいとおもうぞ?」
「っぐ!」
「幻想空間で何をしたかは聞くつもりはないが、
異世界に行くならそれくらいはやっておけ」
「へ~い、というより夜天の書から出たあいつらに関しても説明しないといけないから行くつもりだ」
「そうか、魔法世界にいったら無茶はするんじゃないぞ。
最悪の場合わしらを呼べ、あの時造物主相手に時間稼ぎした時もわしらを呼んでいたらあのケガはなかったんじゃからな」
「それは却下する」
「もう良い、それに関してはお主は本当に頑固じゃのう」
「当たり前だ。以前の事件は早く解決しないといけない上、
プレシア自体、弱ってたからな、すぐにかたをつきたかったからヒトカタナノ符を使っただけだ。自分より強い相手の場合呼ぶ気はない」
「わかった。これ以上言ってもきかんじゃろうが、
手も足も出ない相手の場合は必ず逃げろ。
相手の動きを多少読めて勝てる可能性があるならまだしも、
その欠片もない強敵の場合は必ず逃げろ、
でないと、それはただの犬死じゃぞ」
「それくらいわかってるよ」
「怪我はどれくらいで治る」
「刺し傷以外なら三日、刺し傷のほうは二週間くらい?」
「なら、二週間無理するんじゃないぞい」
「了解~」
ゼクトは大樹の返事を聞いて
ため息を漏らしながら部屋を出ていった。
「手も足も出ない相手か、
遊庵師父のような化物はそうはいないいと思うけど、
いるならあってみたいもんだな」
そう願いながら大樹は残り少ない気を治療に使って眠りに落ちた。
クロノは今回の事件の詳細をまとめていた。
「前回といい、何もできなかったか…、
普通なら自信をなくすがあれが比較対象だと思うとそれすら起きないか」
今回、大樹がつかった龍脈を利用した魔法を思い出し苦笑するクロノ。
「まあ、今回は無人世界だったから良かったものの、
しかし、リーゼ達も余計なことをしてくれたもんだ」
以前、八神家でのことで大樹は多少、管理局を信用していない。
クロノ達個人はある程度信用しているが、魔法世界でのメガロメセンブリア元老院議員のやってきたことを知っている大樹にとっては組織というものをかけらも信用していない。
今回は知り合いでるはやてを救うため協力したと思われるが、
アル曰く、今回の事件は厄介(面白そう)だから協力したうえ、
リーゼ姉妹は管理局であるクロノ達の取引条件にするために不問にした。
実際、クロノが関係していなかったら、片方は無残に殺し、
もう片方は病魔の呪いをかける気満々だったと言っている。
「といっても、前回と今回の件をいれると彼に大きな借りができたな、
加えてこの作戦…うまくいくと思うが行ったあとの彼の反応が怖い、
あの人もとんでもない事を考えてくれたもんだな」
ため息を漏らしこれからのことを考えるクロノであった。
それから、地球に着くまでなのはは大樹のそばにいるようになる、
その事を鬱陶しく思った大樹だが、アリサが「少しなのはの好きにさせない」と言って睨んでくるため我慢する大樹。
地球についたとき、クロノから今回の事件のことで管理局に来て欲しいと願うと、大樹はあっさり了承する。
「何だ、その顔?」
「いや、てっきり断るかと思ってね。
そうじゃなくて嫌な顔はされる覚悟はあったよ」
「まあ、確かに組織は嫌いだが、
お前らには立場があるんだろ?
こいつらに関していろいろ譲歩してくれるんだこれくらい受けるよ」
マテリアル達に視線を向ける大樹。
「そう言ってもらえると助かる、じゃあ明後日迎えに来る
彼女たちに案内などがあるだろうし」
「あいよ」
「それと、彼女達の日用品の資金はこちらで出すよ、
他に君が旅をするために必要なものはこちらでだそう」
「何企んでるんだ?」
「人聞きがわるいな。前回と今回で君に大きな借りがあるんだ。
これくらさせてくれ、事件の規模を考えるとこれくらいで返せるとは思ってないけどね」
「そうか、そんときは便りにさせてもらうよ」
そう言って、大樹はクロノ達とわかれマテリアル達を家に案内した。
「わあ~おっきいね」
「ここで一人暮らしですか、案外ブルジョワなんですね」
「さて、中の方はどうだ、男の一人暮らしだ、
どうせ汚いのであろう?」
「無駄口に叩いてないで入るぞ」
「そうだぞ、小娘どもさっさと入れ」
中に入ったマテリアル達の中でレヴィ以外軽く引いた。
なぜならこれといったものが置いてないからである。
「ゴミどころか、テレビすらないんですね」
「こ、これださすがの我も予想外だぞ」
「これなら掃除のしがいがあるくらい汚れてたほうがよかったかもしれません」
レヴィは広い家で走り回る。
通帳と印鑑、そして暗証番号を教える大樹。
「俺がこの世界にいるのが後わずかだし、
全部やる。クロノの要件が終わり次第、じいさんたちに挨拶に行くがお前らはどうする? 一応紹介しておく必要があるから来て欲しいが」
「かまわん。 いきなり見ず知らずの子供が四人もいては驚くだろうし」
「そうですね」
「んじゃ、とりあえず、変身魔法で大きい買い物をしても違和感がない姿になっって買い物いくぞ」
そう言って、大人の姿になって買い物に出かけた大樹たちであった。
マテリアルだけでなく、人間に変身した玉藻やニャンコ先生にかなり華やかなメンバーとなった。
ニャンコ先生はなぜか女性の姿でいろいろ突っ込まれたが以前関わっていた人間であると説明しをした。
買い物の途中、ニャンコ先生とレヴィは食べ物に夢中になり、
怒られる場面がいくつもあった。
帰りに外食で済ませ、
大樹達は自宅に帰ったが
両親が使っていた寝具などは既に処分しているため、
マテリアル達が寝る場所がなかった。
「ベットも届くのは明日でしたね」
「我としたことが…うかつだった」
「どうします?」
「え! なんで王様達困ってるの?
みんな一緒に寝ればいいんじゃん」
レヴィは無邪気に言うと。
「それしかないか」
「ですね」
「(ちょうどいいな)、俺は用事があるから俺の部屋は好きに使え」
「ええ~、一緒に寝ようよ~」
「勘弁してくれ、ただでさえなのはに抱きつかれたまま寝ることになってくるしかったんだ」
「しかし、この時期で野宿は危険なのでは?」
「ああ、わるい、説明不足か。
野宿するわけじゃない、タダの挨拶回りだよ」
「この時間にですか?」
「妖怪だからな。この時間の方が起きてる連中がおおいんだよ」
「ああ、なるほど」
大樹の説明で納得いくシュテル。
だけどレヴィは「だったら僕も妖怪に会いたい」と口にするが。
「キサマらでは無理だ。
魔力を持った人間が見えるなら娘たちも見えたはずだ」
ニャンコ先生が説明するとだったらなぜ大樹は見えるのかと疑問を持つが。
妖刀の影響が大きいかったら、神鳴流を会得したおかげだったりと見える要素がいろいろあると
説明したら納得した。
「まあ、昨日言ったとおり、俺は魔法世界に行ったあと旅に出るから、
その挨拶をするんだよ。明後日、クロノに管理局で報告するついでに、
俺のことを少しだけ上に報告するらしいから来てくれと言われてな、時間が結構ない状態だ」
ディアーチェは呆れた視線を大樹に向けるも大樹は全く気にする様子はなかった。
「まあ、始めて全力で戦えた相手と、
始めて殺されかけた相手だ、これだけはけじめは付けたいんだよ」
「そうか、では行ってこい私は寝ると―「何言ってるんだ、お前も行くんだよニャンコ先生♪」
なぜ、この私が行かなくてはならん」
「三篠やヒノエ
がどこにいるのか俺は知らないし、
ニャンコ先生なら知ってるだろ」
「自分で探せばよかろう、妖刀のおかげで多少妖力があるから、
勘で探せば―「コンビニで酒買ってやる―」―何をしている早く行くぞ」
大樹が言う前に本来の姿に戻るニャンコ先生に呆れる一同。
「そういえば、なんでこの姿のニャンコ先生が見えるの?」
「本人曰く高貴な妖怪だから魔力を持っている人間に見せることが可能だそうだ。理屈はわからんが」
レヴィの疑問に答える大樹、その答えになんとなく納得するレヴィ。
「さっさといくぞ」
大樹は急かす斑の背中に乗って出発した。
「というより、彼はどこで寝るんでしょうか?」
「戦場を渡り歩いていたなら、野宿も慣れておるのだろう。
まあ、風邪をひかなければいいんだが…何だその目は?」
無言になるシュテルとユーリを睨むディアーチェ。
「いえ、興味がないフリをしていてもやはり心配なんですね、
さすがは我らの王はとてもかわいいです」
「うん」
「か、か、可愛いと言うなァァァ!!」
近所迷惑と言えるような絶叫が仙道家から響きわったのであった。
それから数十分後、大樹と斑、あといつの間にかついてきた玉藻はヒノエがいる山まで到着した。
「あれ、三篠もいるの、ちょうどよかったな」
「大樹じゃないかい? どうしたんだい、こんな時間に?」
「もうすぐ、この世界から出るから、お前らに挨拶しようと思ってな」
「そうなのかい、それは寂しくなるねぇ」
「てめえ、何人のご主人様を狙ってるんだよ年増」
「あんたもいい勝負できるよ玉藻」
玉藻のイヤミをニヒルな笑みでかえすヒノエ、
その言葉にニャンコ先生は吹き出していやらしい目で玉藻を見る。
「年増ギヅネ(笑)」
「てめえ、殺されてえのか猫ダルマ?」
「誰が猫ダルマだ、半端ギツネ、
貴様など先の戦いで全く役に立っておらんではないか?」
「てめえだって同じだろ、加齢臭臭いおっさんのように寝ていた分際で」
「加齢臭臭いだ!? 貴様ここで食ってやろうか?」
「上等だ砂袋として使ってやる。
くらえ呪相・炎天」
「その程度の妖気、効くわけなかろう」
空で二匹の戦いが始まったが、
大樹達は無視して会話再開した。
「まあ、気分が向いたら戻ってくるよ。
そんときは異世界の酒を持ってやる」
「そりゃあ嬉しいね。楽しみにしてるよ」
「そうだな。それより気になっているが、
妖刀の気配が小さいが何かあったのか?」
「ああ、昨日、いろいろあって、
こいつが喰った魂が暴走したんだ」
三篠の質問にさらりと答える大樹。
「よく生きていたな」
「同感だよ。あれだけ禍々しい妖気を出してたんだ。
かなり危険な状況だったんじゃないかい?」
「まあ、かなり危険な状況だったけど、
そこは今覚えようとしてる仙術の技術を使って解決した、
まあ、そっちの被害の方がかなりヤバかったけど」
「そう。それにして仙術って、
あんたは仙人になるつもりかい?」
「んにゃ全くないけど、
もっともなったらなったで別に構わないと思ってる」
「そうか、でも、なれるんならなってもらったほうがこちらとしてはいいよ。
仙人になったら不老になれるんだし、あんたと長い付き合いにしたいからね、
人の命は短すぎる……」
「クルァ、誰と付き合うって?
ぶっ殺されてえのかヒノエ?」
「ったく、大好きなご主人様と別れるからってでやかましいね、
少しは落ち着いたらどうだい」
「何勘違いしてる、私もついていくんだよ
ね、ご主人様♪」
「え!? そうなの?」
「ちょ、なんですかその反応!?
もしかしてわたしを置いていくんですか!?」
「何が起こるかわかんねえぞ。
自分の怪我とか病気ならなんとかなるが妖怪のそれだと俺に知識はないぞ?」
「それも行きます!!
そんなものAINOTIKARAで超えてみせます!」
「……そうか、それなら好きにしろ。
(俺と契約してるなら異界の狭間は通れるか…)」
「無論私も行くぞ、先ほどの話を聞くと異世界の酒が手に入るのだろう、
貴様が死ぬまで用心棒をしてやる。報酬は無論酒だ」
「っは用心棒(笑)、お前なんかタクシー替わりだろ油袋め」
「貴様、言わせておけば!!」
また喧嘩を再開する二匹に苦笑する大樹達。
「どうやら、当分俺の周りは騒がしくなるな」
「みたいだな」
「苦労するぞ大樹殿」
そのあと、小妖怪たちをあつめ送別会を開き、
帰る時間は朝方になっった。
そして、お昼頃、大樹の家では(今はもうマテリアル達の家になっている)昨日買った家具などが運び込まれていた。
それらを組み立てた後で、マテリアル達が気になっていたなのは達は部屋の変わりよううに驚いていた。
「今まで殺風景すぎたのよ、この家」
「そうか、俺は気にしてなかったけど、
両親が死んでから特に使うもんでもないと思って片っ端から捨てたからな、
気づいたらほとんど捨ててたな」
その答え言葉をなくすなのは達。
「そのおかげで、私達語のみに部屋を変えられますから、
私たちは感謝してますよ」
「そうだね、僕部屋かっこよくなってるよ」
「というより、酒臭いぞこの二匹」
「にゃはは…」
相変わらずのニャンコ先生に苦笑するなのは達。
そんな時に呼び鈴がなった。
「ん? 家具は全部来たよな? 誰だ一体?」
「いや、あんたの家でしょう」
「まあ、大樹君だし仕方やろな」
「いや、お前も人のこと言えないだろ」
「なんのことや」
「それより出たほうがいいともうけど」
なのはの言葉で玄関までいく大樹。
そんな大樹を訪ねくる人物に興味があったのか、全員、顔を出して玄関先を見ていた。
ドアを開けると見知らぬ少女ふたりが立っていた。
そして……
「お久しぶりでございますお兄様」
「は?」
開口一番に聞いた言葉に大樹は普段見せない表情になっていた。
感想などくれると嬉しいです。
ただ、自分豆腐メンタルから砂のお城レベルまで劣化したのビクビクしてます。
誤字などは何度も見てますが自分バカなのでまだ多いと思います。
起きたら仕事なので新年に直します。
あと、早く魔法世界編を書きたいので投稿スピードを上げる気マンマンですが果たしてできるだろうか…。
気長に待ってくれると嬉しいです。
そして、いきなり妹キャラの登場といってもレギュラーじゃないので安心してください。
大樹は一人っ子ですのであしからず。
PS
速くリタ書きたいです。
今年最後の更新です。
読者の皆様、いいお年を。