東方喰種録   作:ゆず1252

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今回は少し暗い話です


友達

美鈴「あぁ今日も空が青くて平和ですねぇ」

 

金木「..本気で言ってます?」

 

目の前には喧嘩してる姉妹と頭にナイフが刺さった門番

 

フラン「お姉様!!また私のプリンたべた!!」

 

レミリア「し、しょうがないじゃない!食べたかったんだもん!」

 

咲夜「あぁ顔真っ赤にしてるお嬢様も..ブハッ!!」

 

あと馬鹿が1人いた

 

金木「ハァ..パチュリーさん僕は少し出かけて来ます。」

 

パチュリー「ちょ!?あなた執事でしょ!?この状況何とかしなさいよ!」

 

金木「え、嫌ですよ」

 

パチュリー「なんてやつ..ってもういないし!!」

 

紅魔館は今日も平和です。

 

金木「まずいな。霊夢になんて話そう..」

 

霊夢「あら、私何か用かしら?」

 

そこにはチルノを踏みつけいる巫女の姿があった。

 

金木「..なにをしてるの?」

 

霊夢「おいたが過ぎたからお仕置きしてるのよ」

 

さらに踏みつけ地面にめり込ませる

 

大ちゃん「チルノちゃーーん!!」

 

霊夢「さてと、紅魔館はどうだったの?」

 

金木「色々あって執事になったよ」

 

霊夢「あんたすぐ帰るんじゃなかったの?」

 

金木「そのつもりだけど、冷静に考えるといつ帰れるか分からないからね味方作っておこうと思って..」

 

霊夢「ふーん。あっそ、そういう事にしておくわ」

 

金木「ありがとう」

 

霊夢「とりあえずあんたは私の買い物手伝いなさい」

 

金木「え、まあいいけど..」

 

そう言って2人は歩き始める

 

金木「大荷物になるの?」

 

霊夢「まあね。遠いからたくさん買っといても損は無いでしょ。たまたまいい荷物持ちもいるし」

 

金木「酷いなぁ」

 

村人1「近づくな!!化け物!!」

 

?「なんで..?私は化け物なんかじゃないよ?」

 

村人2「気持ち悪い..こないで!!」

 

霊夢「ちょっとちょっと何事よ..」

 

金木「幻想郷でもこういうのあるんですね」

 

?「私はみんなと仲良くなりたいだけなのに..」

 

霊夢「やめなさい!人として恥ずかしくないの!?」

 

村人「ちっ..博麗の巫女か。あんた妖怪退治するのが仕事なんだろ?ならコイツも退治してくれや」

 

霊夢「はぁ?何言ってるのかしら?私は妖怪退治専門じゃなくて異変解決専門よ」

 

村人「変わんないだろ、そんなの。そもそもこの悟り妖怪の存在が異変だろ」

 

?「わ、私は心を読む能力なんてないよ..?」

 

村人「そんなの信じられるか!!悟るってことは言葉を交わすだけで..いや見るだけで心を読むかもしれねぇ!そんなのと一緒にいられるかってんだ!」

 

霊夢「とりあえずこの場から立ち去りなさい!!」

 

村人「へっ!所詮巫女も妖怪の味方かよ」

 

霊夢「あんたねぇ!!いい加減に..」

 

金木「いい加減したらどうですか?」

 

村人「いててっ!」

 

村人の腕を掴み関節をきめる。

 

村人「何すんだこのガキ!!」

 

金木「この状況、どこからどう見てもあなた達が悪い。妖怪と言えど子供をいたぶって楽しいですか?」

 

村人「妖怪に子供もクソもあるかよ!」

 

金木「そうですね。妖怪は歳の概念が人とは違う。でも心は僕らと変わらない」

 

村人「いいや!違う!人を食べるし殺す、コイツの場合は心を読みやがる!こんな気持ち悪いやつ人里にいていいわけがねえ!!」

 

金木「なるほど。つまりあなたは心を読まれたくないと。」

 

村人「当然だろ!?」

 

金木「それほどまで邪な心があるんでしょうね。」

 

村人「んなわけねぇだろ!」

 

金木「それとこの子は心は読めないと言ってましたが?」

 

村人「化け物の言うことなんざ信じられるかよ!!」

 

金木「なら僕があなたみたいなクズの言葉を信じる必要も無いですね。」

 

殺気のこもった目線を向ける

 

村人「ヒィッ!?」

 

金木「選んでください..立ち去るか、それともこの場に留まるか。後者はあんまりお勧めはできませんけど..」

 

村人「わ、わかった!!立ち去るから!見逃してくれ!!」

 

金木「話の途中なんですがね..ってもう行っちゃいましたか」

 

霊夢「はぁ..あんたねぇもうちょい穏便に済まそうとか思わないわけ?」

 

金木「..いやもう既に手を出す寸前までいってた人には言われたくないですね」

 

こいし「あの、ありがとうお兄さん!私古明地こいしっていうの!」

 

金木「僕は金木研。よろしくね」

 

霊夢「あんたあの悟り妖怪の妹ね」

 

こいし「お姉ちゃんのこと知ってるの?」

 

霊夢「ま、温泉に行ったりするからそれなりにね」

 

こいし「そうなんだ!!じゃあまた会えるよね!」

 

霊夢「?え、えぇそうね。」

 

金木「こいしちゃん、なんで人里に?」

 

こいし「..お友達が欲しかったの」

 

金木「友達?」

 

こいし「うん。私あんまりお友達いないから、人里に行けばお友達ができるかなって..思ってたんだけど」

 

金木「なるほどね」

 

こいし「やっぱり私には友達はできないのかな..」

 

霊夢「ま、好き好んで妖怪と友達になろうなんて思うやからはそんなに多くはないわね」

 

こいし「そっか..」

 

金木「妖怪の友達じゃダメなの?」

 

こいし「ううん..妖怪でも人間でもどっちでもいいの。でも皆私の能力を怖がったり気味悪がったりして近づこうとしない」

 

金木「能力って心を読む能力のこと?」

 

こいし「うん。だから私はこの目を潰して能力を使えなくしたんだ」

 

金木「目を..潰したのか」

 

霊夢「なんで、そんなこと」

 

こいし「痛かったけどこっちの目は普通に見えるから問題ないよ!再生とかしてまた見えちゃうといけないから縫い付けたんだ!」

 

万遍の笑みで語る

 

金木「そうなんだ..。凄いね、君は」

 

こいし「でも、お友達1人もできなかった。まだ皆私が能力使えると思ってるみたい。」

 

金木「こいしちゃん、僕達と友達にならない?」

 

霊夢「..勝手に決めないでよ、って言いたいけど、まぁいいわ」

 

こいし「ほんと?でも私気持ち悪がられてるよ?もしかしたら2人に嘘をついてるかもしれないんだよ?」

 

金木「君が能力使えようと使えまいと関係ない。僕はただ友達になりたいだけだから、それ以外どうでも良いんだよ」

 

霊夢「ま、そういうことよ」

 

こいし「そっか..やっと夢が叶ったよ!!」

 

金木「良かったね。今日はもう遅いし、家に帰りなよ。」

 

こいし「うん!ありがとう!研お兄ちゃんに霊夢お姉ちゃん!」

 

そう言って走って帰るこいしであった

 

霊夢「嫌なものを見たし聞いちゃったわね。こいしが悪いわけじゃないのに..」

 

金木「うん。そうだね」

 

霊夢「周りが変わればあの子も幸せになれるんだろうけど..私にはそれはできないわ」

 

金木「そんなの誰にも出来ないよ。」

 

霊夢「え?」

 

金木「世界は、幻想郷は変わらないし変えられない。たとえこいしちゃんが変わったとしてもきっと救われない。」

 

霊夢「..ならどうしたらいいのよ?」

 

金木「さぁね..。僕はあの子の事を何も知らない。ただの友達だし、救ってあげようと思うほど関係も深くない..」

 

霊夢「..酷い言いようね」

 

金木「でももしこいしちゃんが助けを求めるなら、その時は手段を選ばず最善で最速で解決出来る方法を探してみせるよ。」

 

霊夢「あんた、優しいのか優しくないのか分からないわね。」

 

金木「優しいなんて言葉は僕にはもったいないよ。」

 

霊夢「あんたに任せるわよ。めんどくさいからね」

 

金木「ははは..。霊夢は優しくないね」

 

霊夢「優しくしようとなんて思ってないもの。」

 

金木「..この世界も、ね」

 

霊夢「は?」

 

金木「ううん、なんでもないよ。」

 

そう言って2人は買い物袋をもって帰路につくのであった。その時は金木は思っていた。

 

金木(優しさなんていうのは偽善なのかもしれない。僕がこいしちゃんに手を差し伸べたのも、フランちゃんを助けたのも、全部偽善なのかもしれない。それでも僕はもう...何も出来ないのは、嫌なんだ)




こいしちゃんパートに入りました!!

少し暗めの話になるかもですがご了承ください。
ハッピーエンドばかりじゃ金木っぽくないかも何で笑
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