「ーーしまった!まさか、もう…⁉︎」
巴マミの部屋には鍵がかかっておらず、慌てて家を飛び出したように散らかっていた。
大成はマミがもうお菓子の魔女と戦っていると推測してすぐ周囲の魔女の気配を辿る。
「くそ…!間に合ってくれよ…!」
病院ではないがすぐ近くの廃墟ビルに魔女の結界が貼られていた。大成は中に入り、奥へと進む。
結界は淀んだ気が立ち込んでおり、思うようにマミの気を探知できないため生死の安否がとれない。
焦り焦り大成は全速で中を駆ける、使い魔など無視で。
「見えた…!奥だな!」
驚きの光景に大成は立ち止まる。
目の前の魔女はたった今、黄色い魔法少女、巴マミの手によってあっさりと倒されてしまったのだ。
「…なんだぁ…よかった…」
「え!大成君⁉︎どうしたのよこんな所に!」
結界が解かれ、大成がいる事に気づいたマミは慌てて駆け寄ってくる。
「あぁ…マミさんが死んでなくてよかった…」
「ちょっとちょっと!本当にどうしたのよ!…とりあえず私の家に来て?そこで話を聞くわ。」
道中、マミにほむらの事は触れずにざっくりと話をする。
「…えっと、大成君は、私が魔女に殺されちゃう気がして、心配でここに来てくれたってことで良いのかしら?」
「まぁそんなところです。」
「あのね、冗談でもあんまりそんな事考えちゃダメなのよ?私だって死ぬのは怖いんだから、そんな心配されちゃうと本当に死んじゃう気がしちゃうわ。」
「すんません…でもマミさんが無事ならそれでいいんですよ」
「!」
マミはどこか顔を赤らめながらも大成に気づかれないように平常を保って話を続ける。
「と、とにかく!大成君は私の家に来なさい。鹿目さん達のことも聞きたいし…」
どこか気まずそうに話すマミ。こういった経験が無かったのだろう、自分にはどうしていいのか分からない顔をしている。
「そうですね、俺からもいろいろ話したいことはあったので、行きましょう」
「…そんなことがあったの…」
「ええ…詳しい内容までは話せませんが…確かに俺がみんなに内緒にしていることはあります。」
マミの家に入り紅茶とケーキを出された大成はそれを頬張りながらマミにざっくりと事を話す。
否、ほむらと大成との会話はもちろん省いて。
「じゃあ、大成君は敵じゃない…って事でいいのね?」
「はい!マミさん、危険な魔女との戦闘は慎重にしてください。倒したと思って油断すると深傷を負うことにもなりませんから…」
経験者は語るってね…と小声で呟き大成はケーキと紅茶を一気に頬張る。
「…!…大成君。私、ちょっと買い忘れがあったみたいたがら、少しコンビニまで行ってくるわね。ここでまってて。」
「?分かりました。」
急にマミは立ち上がりそそくさに玄関へと足を運びドアを開ける。こちらを振り向き。
「…いってくるわね」
大成は
「行ってらっしゃい(ニコッ)」
「!!」
マミはその場を去った。
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病院
「ここで間違いないのね…鹿目さん。」
「はい…さやかちゃんは先に中に…」
マミはとある病院に刺さっているグリーフシードの前に立っている。
まさにこのグリーフシードの中で魔女が生まれようとしているのである。
「(ごめんなさい大成君…私、ダメな子だ…嘘ついて…)」
「マミさん?」
マミは先の出来事を思い出していたがまどかに声をかけられ意を改める。
「ううん、なんでもないわ、行きましょう!」
「今日という今日は速攻で片付けるわよ!」
マミは結界に入り、魔法少女の姿になり結界内の使い魔を倒しどんどん中へ進む。
彼女の魔法は主に銃を作り出し、敵に打つことができる。その他にも自身の衣装のリボンを自由に操り、伸ばす事もできればガードに使う事も、敵を拘束することにも使える。
「すごい…マミさんカッコいい…」
まさに彼女はここらにいる魔法少女の中ではトップクラスの実力派であった。
「(魔女の卵の孵化が始まる!マミ、急いで!)」
「きゅうベェ!わかったわ!急ぎましょう!鹿目さん!」
きゅうベェからテレパシーで事を聞いたマミは急ぎ魔女の元へ向かう。
道中、暁美ほむらがマミの前に立ちふさがる。
「…あのバカ…あれだけ巴マミから目を離すなと…」
「…何を言ってるか分からないけど、どうしてあなたがここに?」
暁美ほむらは長い黒髪をなびかせながら話を続ける。
「今回の魔女は危険よ。私が代わりに倒すわ。貴女は帰りなさい」
「手柄を奪おうってことかしら?悪いけど、貴女は信用ができないし、私の事なら大丈夫だから。」
「なっ⁉︎」
ほむらも気づかない速さでマミはほむらをリボンで縛り上げてしまう。
ほむらは時間停止の魔法で対処しようとするがマミの作ったリボンは鍵のようなものが付いている。どうやらこのリボンは魔法を封じてしまうらしい。ほむらは魔法を発動できずただ歩いて去っていくマミとまどかを眺めることしかできない。
「待って…!貴女このままじゃ…!」
「魔女を倒したら解除してあげるわ。行きましょう、鹿目さん。」
「は…はい…」
マミとまどかはその場を去ってしまい、ほむらは1人残されてしまう。
「どうして…」
その場で少女はどうすることもできず、そして己の無力さに訪れる死を待つしかないのであった。
「…あれが…今回の魔女ね…」
「可愛い見た目してるけど…悪いけど…いっきに決めさせて…」
今回の魔女は可愛いぬいぐるみのような魔女だ。
きゅうベェ曰く、お菓子の魔女らしい。
そのお菓子の魔女に速攻で攻め寄ったマミはお菓子の魔女を創造した銃で殴り飛ばす。
「もらうわよ!!」
そのまま銃でお菓子の魔女を撃ち抜き、お菓子の魔女は撃たれた場所から作られたリボンにより締め上げられ、上空へ固定される。
「ティロ・フィナーレ!」
マミの最大級の技、膨大な魔力を消費し大きな大砲を作り出しお菓子の魔女へめがけて発射する。
お菓子の魔女の腹部を貫き事は済んだかにみえた。
「やったぁ!さっすがマミさん!」
「…」
だがマミはまだ油断はしていなかった。
少し前に聞いた彼の言葉が頭に焼き付いていたからである。
『倒したと思って油断すると深傷を負うことになるかもしれませんから…』
「(結界が消えるまでは油断できないわね)」
「マミさん!やりましたね!」
「えぇ!今日はこの後ケーキでも…」
その一瞬
マミがさやか達の方を振り向いた瞬間に
お菓子の魔女の口から大きな何かが顔を出した。
マミは異変に気付いてすぐお菓子の魔女の方へと視線を上げる
先ほどのお菓子の魔女が見えない
それより大きな何かが近づいてくる
その大きな何かはマミへと近づき大きな口を開けている
(あぁ…私…こんなところで死んじゃうんだ…)
(これで人生が終わりなのね…でも、後悔は無いわ…後輩に尊敬されて、友達にもなれて、たのしくみんなで遊んだりして…)
マミは死を悟った。大きな口はもう自分の目と鼻の先。
『行ってらっしゃい』
嫌…
『マミさん』
嫌…
「嫌ぁぁぁぁあ!!!」
死にたくない
その大きな感情が彼女を「生の道」へと進ませた。
のけぞって後ろに尻もちをついたマミは運良くお菓子の魔女の口を避けることに成功した。
「マミさん!!逃げて!!」
「ダメ…足が…」
正体を現したお菓子の魔女は再度マミを食べようと大きな体を動かしマミをロックオンする。
マミは先ほどの恐怖で足が動かずもう避けることは叶わない。
「(今度こそ死ぬ…!!)」
再び死を覚悟したマミは目を瞑り訪れる死を待った
…が痛みは訪れない。
ガッ…という音がした後何も痛みはない。
不思議と目を開けるマミ。
「行ってらっしゃいって言ったのに来ちゃったよ。」
そこにはマミを死の歯車から生の歯車へと進ませた張本人がお菓子の魔女の歯を手で受け止めていた。
戦闘シーン少なくてすいません!
次は戦闘メインになると思います!
読んでくださる方はいると信じてこの駄作を進めていきます!
コラボして欲しいアニメがありましたら知ってる内容しかできませんが、お願いします!
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進撃の巨人
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灼眼のシャナ
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ギルティクラウン
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ドラゴンボール超
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魔法少女まどか☆マギカ(原作編