時代干渉少年   作:絶神

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激闘の末に

 

「終わった…」

 

ボロボロの衣装、血まみれの片腕、疲れ切ったがどこか清々しい表情を見せる孫悟飯は、そう一言呟いて地に伏した。

 

「や…やりやがった…悟飯のやつ…」

 

ピッコロ達は孫悟飯がセルに勝利したことを確信し、歓喜の声を挙げる。

 

「やった…!!やったんだ!!悟飯が!!」

「やったな…!悟飯!」

「俺…今回ばっかしはダメかと思ったよ…」

 

ボロボロになったヤムチャ、天津飯、クリリンの3人は悟飯の元へと駆け寄り、倒れこんだ悟飯を介護する。ピッコロは少し離れてその風景を見つめている。

 

そんな一同を遠くからベジータが見下ろしていた。

 

「…クソ…俺はもう…戦わん…」

 

ベジータはどこかに飛び去っていった…

 

 

 

 

 

 

「おーーーい!」

 

!!

 

一同が声のした方を振り返ると、ボロボロになった大成がその姿を現した。

 

「タ…タイセイさん…!!」

 

「よう悟飯!その様子だとセルを倒したみたいだな!」

 

「えぇ…かめはめ波の競り合いになんとか勝てました…お父さんのおかげです…」

 

悲しそうな顔を浮かべながら悟飯を空を見上げてそう呟く。

 

「そうか…悟空は…」

 

「僕のせいで死なせてしまったんです…僕が甘いこと言ってなければ…お父さんは死なずに済んだんです…トランクスさんも…」

 

近くにはお腹を気で貫かれた跡があるトランクスが目を瞑って横たわっていた。

 

「トランクス…」

 

「2人とも…僕のせいで…」

 

「悟飯…お前の力が無ければ、そもそも俺たちは全員死んでいた…お前の親父もトランクスも悟飯のせいなど一言も言わないだろう…」

 

暗い趣になる悟飯の肩に手を置いたピッコロが話を切り替える。

 

「所でタイセイ、お前の方はどうだったんだ。その様子だと上手くいったみたいだが。」

 

「あぁ、伝説の超サイヤ人は確かに恐ろしい強さだった…でも、俺はそれを凌駕する力を身につけていたからな、苦戦はしたが、なんとか倒せたさ。ほらよ!」ドゥ!

 

そう言いながら大成は皆の前で超2へと変身する。

 

「な…!タイセイさんも…⁉︎」

 

「まさか…!いつの間に!」

 

「ははっ!黙っててすまんな!超サイヤ人の壁を超えることは案外簡単だったぞ!」

 

ニコッと笑って大成は悟飯達にそう語る。

 

「ふ…ふざけやがって…」

 

「…ベジータ…」

 

大成の気を察して引き返してきたベジータが大成を鬼の形相で睨んでいる。

 

「どいつもこいつもこの俺様をあっさりと超えやがって…」

 

「…それでも、お前は更にオレ達を超えてみせるんだろ?」

 

「…当たり前だ…次会った時には貴様らが手も足も出ん力を見せてやる…」タッ

 

ベジータは今度こそ飛び去ってしまった。その目はかなり決意が込められた目だった。

 

「サイヤ人の王子だからな…プライドにスイッチ入れといてやったぜ…」

 

大成があえて超2に変身したのはベジータに強くなる意志を再度持たせるためであった。

 

「(ベジータには少しでも強くなっておいてもらわないとな…ブウ編であいつが少しでも強ければそれだけでも事が早く進む…)」

 

大成には早くも先の事が見えているようだ。

 

「あのー…タイセイさんはこれからはどうするんですか?一応ナメック星からここにドラゴンボールで飛ばされて、フリーザの兄を倒してからしばらく見てませんでしたけど…どこかで生活してるんですか?」

 

さすがは孫悟飯。細かい所まで覚えているようだ。

 

クウラを倒してから人造人間が襲来するまでの約3年間の間、ドラゴンボールのキャラクター達はタイセイを見ていないため、確かにそのような疑問は生まれる。

 

「あ…あはは…!それは…えっと…俺はこの星に元々家をたてていたんだ!!だから、衣食住には困ってない!!」

 

大成自身、さすがに嘘臭い。と思いながらも話した。

 

「そうなんですか!さすが、用意周到ですね!」

 

悟飯はあっさりと信じてくれた。

 

「お、おう!!(悟飯って結構単純なんだな…)」

 

悟飯の鈍さは父親譲りなのかはさておき、とりあえず話は誤魔化せたようなので大成は続けて話をくりだす。

 

「でもな、俺もちょいとしばらくこの星を出て行く予定なんだ。だから、いつ戻ってこれるかは分からんが、しばらくは皆とはお別れだ。」

 

「そうなんですか⁉︎残念です…よかったら超サイヤ人を超えた姿でお互いに修行したかったんですが…」

 

「ハハ!!それも楽しそうだな!でも、そんな事やってたら地球がいくつあっても足りねぇよ!」

 

大成は舞空術を使って少しずつ悟飯達から離れていく。

 

「じゃあな!みんな!修行を怠るなよ!!俺ももっと強くなるから、今度会う時は戦おうな!!トランクスと悟空が生き返った暁にはよろしく言っといてくれ!」

 

そう言って大成は一度瞬間移動でその場から離れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて…今回はこんなもんだな。」

 

「ご苦労じゃった…無事、死なずに帰ってこれたのぅ…」

 

大成はドラゴンボールの世界から戻り、神と話をしていた。

 

「さすがにブロリーはきつかったぜ…でも、これからのためにももっと強くならねぇとな!」

 

「全く…サイヤ人設定がすっかり性格に出ておるぞ」

 

やれやれといった顔つきで神は話を続ける。

 

「所で、次はどの世界にいくのじゃ?なにも決めてないのなら、こちらから適当に干渉場所を探しておくが?」

 

「そうだな。なにも決まってないから、神が探しておいてくれ。」

 

そう言って大成は神様専用の高級ベッドに寝転がって即座に寝てしまった。

 

「あ、こら!シーツを汚すな…!全く…さっきまで死線を潜り抜けてきた戦士とは思えんわい…」

 

 

 




ドラゴンボールのセル編は終わりです!

次は緋弾のアリア編の予定です。

予定は変わるかもしれません。

原作を知らない方でも分かるように書くつもりですが、普通に面白いアニメなので、是非見てみてください♪

コラボして欲しいアニメがありましたら知ってる内容しかできませんが、お願いします!

  • 進撃の巨人
  • 灼眼のシャナ
  • ギルティクラウン
  • ドラゴンボール超
  • 魔法少女まどか☆マギカ(原作編
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