ポケットモンスターXY~もう一つの物語~ 作:R.Y.U.S.E.I.
【セレナ編】
セレナ「サトシ!凄い血の量……まって、今病院に連れて行くね!!」
サトシ「セ…セレナ、それより……レナ達が危ない……。」
セレナ「サトシは、喋らないで!!サトシが死んじゃったら……あの子達も居なくなっちゃうのよ!!それ、考えた事ある?だから、サトシは喋らないで!!傷に響くから……。」
私は、そう言うとサトシのモンスターボールからリザードンを取り出した。
セレナ「リザードン、お願いサトシを近くの病院まで運んでくれる?」
私は、サトシの体をリザードンに乗せると急いで近くの病院に向かった。
【作者目線】
未来ロケット団侵略本部
ここには、ロケット団総統のサカキと囚われの身となった未来のサトシとセレナが居る。
団員A「サカキ様、報告があります。」
未来サカキ「どうした?」
団員A「コサブロウが、この時代のサトシを鏡の中に閉じ込めたとの事です。 しかも、その時に威嚇で発砲した銃弾が彼の体を貫通したそうです。もうじき、あの世かと……。」
未来サカキ「しかし、そうすれば、我々が捕まえたサトシまでが消えてしまう……。そうすれば、任務失敗だ。コサブロウにサトシを死なせるなと伝えろ。」
団員A「はぁっ!」
そう言うと団員は、その場から立ち去った。それと同時に未来のサトシが苦しみ始めた。よく見ると身体の一部分が消えかけている。
未来セレナ「サトシ!しっかりして!!」
未来サトシ「はぁ……はぁ……俺は、大丈夫…だぜ……。それより、レナ達が心配だ!!」
未来サカキ「サトシ君、長年にわたる私と君の対決もここまでの様だ。」
未来サトシ「それは、どうかな?俺は、セレナやレナ、トシヤ、ユイナ、それに仲間が俺を必要としてくれれば俺は、何度だって立ち上がってやるぜ!!」
未来サカキ「それは、頼もしい。これからが楽しみだよ。でも、君は消える定めの様だ。部下がこの時代の君を殺しかけてるらしい。」
未来サトシ「何!?」
未来セレナ「サトシ……消えないよね?」
未来サカキ「そうしたらこのお嬢さんは、私が可愛くずっと面倒を見てあげるよ。」
未来サトシ「お前にセレナを……俺の妻を渡すものか!!」
未来サカキ「そう、易々と上手くいくかな?さぁ、英雄の最後の生き様をゆっくり拝見しようじゃないか!」
そう言うとサカキは、大声で笑った。
【レナ編】
フーパ「レナ、これで良い?」
レナ「うん、ありがとう!フーパ。」
タケシ「しかし、ビックリしたな!まさか、一気に追いつくなんて……。」
ユリーカ「お兄ちゃんのメカ途中で壊れたゃったもんね……。」
シトロン「面目ない……。」
私は、フーパにお願いしてタケシさんたちと合流する事が出来た。
トシヤ「ユイナ、無事か?」
ユイナ「うん!でも……時々、身体が薄くなるの。」
レナ「嘘でしょ!?」
タケシ「何が嘘なんだ???」
トシヤ「ユイナが……嫌、俺達が消えかかってる……。」
タケシ「何だって!?」
ユリーカ「サトシ達が居ないから?」
レナ「それか……どっちかが死にかけてるか……。二つに一つ。基本、私達は未来の存在だかね。未来は、不安定だから必ずそうなるとは限らないもん。」
ユリーカ「そんな……お兄ちゃん何とかならないの?」
シトロン「そんな事言われたって……。」
私達が助かる方法は、一つ……。
二人が必ず生きて帰ってくる事……。
【作者目線】
ここは、鏡の中のミアレシティ。フラダリとの戦いを終えたサトシ、シトロン、セレナ、ユリーカのお別れの時間がやって来ようとしてた……。(鏡の中=アニメの世界)
別サトシ「じゃあなシトロン、セレナ、ユリーカ。」
別セレナ「サトシ……また、会えるよね?」
別サトシ「当然だろ?俺達は、いつだって繋がってる。」
別ユリーカ「そうだよ、セレナ。だからセレナもトライポカロン頑張ろ?」
別シトロン「サトシ、新天地での活躍期待してます。」
別サトシ「あぁ。行ってくる!」
サトシがそう言った瞬間、空からサトシ目掛けて落ちてくる黄色い物体があった。
ピカチュウ「ピーカピー!!!!」
その黄色い物体に驚くサトシだが無事キャッチして喜んでいた。
別ユリーカ「ねぇ、このピカチュウってサトシのピカチュウ!?」
別サトシ「そう言われれば……似てるな。」
別世界のサトシ達は、何か嫌な予感はしてたがそれが見事に的中した。丁度、サトシとセレナが横を通り過ぎようとした。しかもサトシは。瀕死の状態だった……。
セレナ「え!?」
別セレナ「え!?」
別シトロン「サトシとセレナが二人!?」
別ユリーカ「しかもこっちの方がスタイル良くてお姉さんって感じ!!」
セレナ「私とサトシは、15歳だから……それより、セレナ、近くに病院ない?」
別セレナ「え!?病院???」
セレナ「サトシが銃で撃たれたの!早く治療しないと……サトシが死んじゃう……。」
セレナは、涙を流しながらそう言った。別世界のサトシ達は、突然の事で混乱してるが別世界のサトシだけがセレナの言ってることを信じた。
別サトシ「セレナ、見してやれよ。」
別セレナ「サトシ……わかったわ!」
そう言うと別世界のセレナは、スマホみたいなやつでマップを開きセレナに指示する。
セレナ「ありがとう。セレナ!こっちの世界は、タケシと旅してないんだね!」
別サトシ「あぁ。アイツは、ポケモンドクター目指して頑張ってるから。早くサトシを連れてってやれよ。」
セレナ「そうね……。リザードン、お願い!!」
そう言うとセレナは、サトシのモンスターボールからリザードンを出した。
別サトシ「り、リザードン!?」
セレナ「そう、カッコいいでしょ?ってそっちのサトシも持ってるか。リザードン、病院の場所分かったからここに行こう!」
そう言うとリザードンは猛スピードで飛ぶと病院に着く。
セレナ「すみません!緊急をお願いします!!」
看護婦「分かりました。準備するのでこちらに来てください。」
こうして、サトシの手術が開始した。
手術室の前では、セレナ、それに別世界のサトシ達が首を長くして待っていた。セレナ達からすれば一分、一秒が数時間ぐらいにすら感じた。
セレナ「サトシ……元気になって!お願い!!」
セレナは、そう呟くと必死にサトシの無事を祈るが、そう易々と上手くいくとは限らない……。
数分後、手術中と言う点滅ランプが消えると中から担当した医者と数人の看護師とストレッチャーの上に寝かされたサトシが出てきた。
医者「傷は、塞いだのですが……ここに来る前に大量の出血がありました……恐らく体内の半分は、出てるかと……。ですから意識を保ってること自体彼の人間を超えた素晴らしい精神力がある限り回復が期待出来そうです。」
セレナ「輸血は出来ないんですか?」
医者「それも試みましたが只今当院は、彼の血液型の血は不足しておりまして輸血不可能な状態なんです。」
セレナ「そんな……。」
セレナは、絶望的な顔してその場に座り込んでしまった。
それは、サトシの死を意味するからだった……。
【サトシ編】
俺は、暗闇の中に立っていた。
あれ!?ここどこだ???
俺は、そう考えながら辺りを見回すと目の前には、眠っている俺の身体があった。
そうか……俺、コサンジに撃たれて……。
サトシ「レナ達に悪い事したな。」
俺は、そう言いながら自分の身体を見つめていた。
サトシ「俺、これからどうなるんだろう……」
俺は、そんな事を言いながら身体を見つめていた……。
ロケット団の野望を止めるには、この状況を脱出しないといけないのに……。その方法すら見つからない……。
サトシ「どうすればいいんだ!!!!」
俺は、右拳を思いっきり地面に叩きつけた。
【次回予告】
絶望の淵に立たされたセレナ……そして、消えかかるレナ、トシヤ、ユイナ、そして未来のサトシ……。
そんな中、ロケット団の総攻撃が始まろうとしてた。
サトシは?セレナは?それぞれの運命は!?