う....ん......?
「起きたようですね、お客様」
青髪の方のメイドが居た。
「えーっと.....?スバルは?」
「もう一人のお客様でしたら、こことは違う部屋です」
「今、何時だ?」
「陽日7時の少し前です」
なんというか、しっかりとした子だ。(桃色の髪の方のメイドがいないから、静かなんだということは、士道にも、ましてやこことは違う部屋にいるスバルにも、知る由もなかった。)
「君の名前は?」
「.....レム....です」
「そうか、俺は五河士道っていうんだ。よろしくな、レム」
「.....気安く呼ばないでください」
「何故⁉︎」
ちょっとショックだった。
「お客様、改めシドウくん。家事はどれくらいできますか?」
「家事.....?ほとんど出来ると思うけど」
「では、今日からシドウくんは執事です。拒否権はありません」
「え.....えぇー............」
いきなり働けと言われて、しかも拒否権が無いって.....。
それに執事なんてやったこと無いし......。
.....まあ、家事くらいならいい.....のか?
そんなことを思っていると、ベッドから動かない俺にイラついたのか、レムは俺の手を強引に掴み、そのままある部屋に俺を連れて行った。
更衣室っぽい部屋に。
俺はレムに採寸され、そして.....執事服に身を包んだ。
「なんか、ゴワゴワするな」
「そういうものです。では、早速仕事に移りますよ、シドウくん」
レムがそう言って歩き出したので、それについて行く。
途中、窓から外を見ると、スバルが元のジャージ姿で、エミリアとラジオ体操をしていた。
スバルにはやらせないのか.....。
「そういえば、シドウくんが先日、お風呂に入る前に着ていた服の中から、こんなものが出てきたんですが」
そう言って、レムが取り出したのは......スマホだった。
「あ........」
完全に忘れていた。
ってそういえば、狂三どこだ⁉︎
まさか盗品蔵に置いてk
「し・ど・う・さん?」
声が聞こえた。
下......影から。
狂三が出てきた。
「く......狂.....三?」
「ギルティ、ですわよ?」
俺はレムに助けを乞うが、助けてくれるはずもなく。
狂三にイジメられ、鞠亜にもあとから散々文句言われた。
「すいませんでした.....」
「次忘れたら許しませんよ、士道」
「次忘れたら、これだけでは済まないですわよ?」
「ああ」
なんとか許してもらえた。
レムに狂三を紹介したあと、なんとか狂三も泊まらせてもらえないか、と相談したが、芳しい返答を得ることができなかったので、狂三には、俺の影の中にいてもらうことにした。
なお、鞠亜については内緒にした。
説明し始めると、終わらないからだ。
そして、やっと、仕事を始めた。
掃除したり、洗濯をしたり。
その過程で、ラムと自己紹介をしたりもした。
そして。
「ドウシ。当主、ロズワール様がお戻りになられたので、エミリア様と黒髪のお客様をつれきてちょうだい」
「え、あ、ああ。わかった」
俺は何故かドウシと呼ばれていた。.....なんかカッコいいな。
気にしたら負けだと思い、俺は未だ外の庭にいる二人を呼びに行った。
次で、また死ぬ......かなぁ?
白鯨討伐の妄想が止まらない.....。
はやく進めないとです.....。