東方project × ONE PIECE ~狂気の吸血鬼と鮮血の記憶~   作:すずひら

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前回のまとめ

・新しいお世話係“にとり”登場
・フランは紅茶キチ
・にとりは研究キチ




ラフテルの危機と神の怒り

 

 

変化というモノは突然訪れる。

いや、緩やかな変化には気付きにくいから、そう感じるだけかもしれないけど。

少なくとも今回に限っては、本当に寝耳に水の衝撃だった。

それは、メイリンがアマゾン・リリーを建国し、にとりが私のお世話係になってから二年ほどが過ぎたある日の午後の事。

 

『フラン様、フラン様! 大変ですっ!』

 

優雅な午後のティータイムを過ごしていた私の頭の中に響いたのはラフテルにいるこぁの声。

彼女は私の眷属だから念話で声を届ける程度は造作もないことだけど、彼女を眷属にしてからこの600年、一度も使われたことがない。

正確には彼女は「いつなんどきでもフラン様と繋がっていたいです! はぁはぁ」とか言って使いたがったのだけど、私が「うるさいのはいや」と一蹴してから緊急時の通信に限って使用を許可したのだ。

いままで火山の噴火などラフテルでも事件が起こることはあった。

でもそれはラフテルの住民たちの力を合わせればどうにかなるレベルの問題で私にまで連絡が来るほどのことではなく、ラフテルに里帰りして初めて聞くようなことも多かった。

その緊急通信が初めて使われたのだから、まさしく寝耳に水だった。

 

「なに、どうしたのこぁ」

 

『ラフテルに謎の勢力が侵攻中です! 現在は沿岸付近で押しとどめていますが、彼我の戦力差が圧倒的で、このままでは押し切られます!』

 

「謎の勢力? 戦力差って、あなたでもだめなの?」

 

こぁは強い。

まず、元は人間だったけど、私の眷属になってから彼女の種族は悪魔になっている。

そのため身体能力は非常に高く、翼があるため空も飛べる。

更に妖力を打ち出す弾幕も使えるため近距離遠距離どちらでもそれなりに戦える。

ラフテルに里帰りした際にいろいろと教えているため簡単な物なら魔法もいくつか使える。

私からもらった体を変化させたくないという理由で悪魔の実は食べていないようだけれど、それでも人間の最高峰であるマロンを軽くあしらえる程度には強い。

もともと戦闘向きではないとは言え、悪魔の実を食べた半妖怪のルミャよりも強く、実力的にも地位的にもラフテルのナンバーツーというにふさわしい。

 

『私もすでに迎撃に出ていますが、単体ではたいしたことありません。私でも十分に排除可能です。しかし、奴ら空を飛ぶ上に数が多すぎます! 加えて空飛ぶ船など奇怪なものがっ……!』

 

空を飛ぶ謎の敵対勢力?

それはクーロンを襲ったっていう……?

それに、空飛ぶ船?

気球か飛行船か……まさか飛行機?

なんにせよ、いかなきゃ。

――久しぶりに、神様らしいお仕事の時間だ。

 

『総員に通達。現在ラフテルが謎の勢力に襲われているとの通信が入った。これよりスカーレット海賊団はサンタマリア号ごとラフテルまで飛ぶ。その後は各員ラフテルの防衛に努めるように』

 

私は船内に通信を流し、そのまま転移魔法を発動させる。

流石に船ごと飛ばすのは魔力の負担が大きく、背中の羽の宝石が一つ割れる。

私の背中の羽は魔力タンクの賢者の石。

これが割れるまでの魔力行使は生まれてこの方二度目だ。

一度目はフォーオブアカインド事件の時に無我夢中で魔法を使い、左右合わせて九つが割れた。

ただ、割れたとはいっても作り置きしてある賢者の石を飲み込むか、魔力が自然回復すれば回復するものなので、特に気にすることはない。

……最悪の場合を想定して、いくつか予備の石を持ってきた方がいいかな。

 

「にとり、一番倉庫から賢者の石持てるだけ持ってきて。大至急ね」

 

「は、はいっ。いますぐっ!」

 

にとりが石を取りに行っている間に転移魔法が完成し、サンタマリア号がラフテルの港に転移する。

甲板に出てあたりを見ると――。

 

「――うわぁ、ちょっと想像以上かも」

 

羽が生えた人間が空を飛んでいる。

その数は雲霞の如く、少なく見積もっても万はいる。

しかも、空中に浮いているのは人間だけじゃなく、飛行船もだ。

いや、見た感じ完全に武装しているし、飛行戦艦と言った方が正しそう。

それが、見える限り100艦以上はある。

中でもひときわ大きいのはサンタマリア号が小舟に見えるサイズ。

あれなら一万人以上が乗れるんじゃないかな。

……普通サイズの飛行戦艦でも乗れる人数は1000人以上だろう。

それに、船の中の全員が外に出て飛んでいるわけもなし。

となると、船の中にいる人間も含めると、敵対勢力は多分、10万を軽く超える。

いや、宇宙戦艦ヤマトみたく100人くらいしか乗員数がいないって可能性がないわけじゃないけど。

 

「フラン様っ。賢者の石、もってきましたっ!」

 

見れば船室からにとりが飛び出してきた。

ミズミズの実の能力で体の一部を水に変え、そこに賢者の石を大量に詰め込んでもってきたみたい。

ちょっと助かったかも。

 

「ありがとう。それじゃ私は行ってくるから、にとりはここで待ってていいからね」

 

「あ、あの、フラン様っ」

 

「ごめん、あんまり余裕なさそうだしもう行く」

 

にとりは能力はともかく性格があまり戦闘向きじゃない。

ここ二年の航海で戦闘をする機会はあったけど、ほぼ役には立っていない。

だから、置いていく。

にとりじゃなくメイリンなら間違いなく連れて行くんだけど。

メイリンは今、アマゾン・リリーにいる。

ない物ねだりはしても、しょうがないね。

 

向かう先は一際激しい戦闘の光と音が乱舞している空域。

一人奮戦しているのは、こぁだ。

 

「こぁ、大丈夫っ!?」

 

「ふ、フラン様! よ、よかったぁ。もう間に合わないかと……」

 

見ればこぁは酷く消耗していた。

体の中の妖力がほぼ空に近い。

これじゃ飛んでるだけでも精一杯なはずだ。

……ともすれば消滅の危機でもある。

 

「とりあえずこれ飲んで」

 

「これは、賢者の石? あ、ありがとうございますっ」

 

でも、私ならともかくこぁじゃ賢者の石の魔力をすぐさま自分の妖力になじませることはできないだろう。

実質ここで戦線離脱だ。

 

「状況は?」

 

「――ごくんっ。は、はい。謎の勢力は当初千程度の数だったのですが、ラフテルの住民が抵抗をつづけたところ空からあの船が現れて、続々と数が増えました。沿岸までは攻め込まれたのですが、そこでなんとか押しとどめて、私が弾幕で牽制していました。しかし、相手の数が多すぎるのと、ラフテル(こちら)側に対空戦力が少なすぎることもあって、もう限界でした……」

 

「そう。じゃあ特に宣戦布告もなしにラフテルを襲ったんだね?」

 

「はい、沿岸の住民にも確認をとりましたが、一切のコンタクトはなかったようです。というより、奴らの言葉を私も聞きましたが、言語が違うようで何を言っているか分かりませんでした」

 

「わかった。じゃああいつらは私の敵だね。――こぁ」

 

「はっはいっ!」

 

「――よく、頑張ったね。あとは私に任せて」

 

「ふ、フラン様ぁ……」

 

実際、こぁがいなければすでにラフテル本土まで攻め込まれていただろう。

私が不在のラフテルをしっかり守ってくれて、なんだかんだ、この子はよくやっている。

あとで、ご褒美の一つでもあげようかな。

 

「さて、それじゃあ不埒な侵略者を始末しないと。――誰のモノに手を出したのか、思い知らせてあげなきゃ、ね」

 

ひとまず、私たちのいる空域を避けて本土へと向かおうとしている敵の一群に向けて、最大まで強化した火炎魔法を放つ。

 

それは、全てを焼き尽くす日輪。

名前を付けるなら、そう――ロイヤルフレア。

吸血鬼の私が放つには些か皮肉じみているけれど。

翼の生えた敵(イカロス)にはお似合いだ。

――そのまま墜ちて、灰となれ。

 

ゴウッと大気が焼ける音がして、香ばしい匂いが漂ってきた。

今日の夜は焼き鳥にしようかな。

 

 

 

 

翼の生えた侵略者たち。

実のところ、彼らの正体は宇宙人だった。

正確には、月のビルカという都市からやってきた者たちである。

彼らの船を指して宇宙戦艦というフランの発想はドンピシャで、それはそのもの、宇宙空間を超えてやってきた宇宙戦艦だった。

 

彼らは高度な文明を持っていたが、その文明の発展故に月にあった資源を採り尽してしまい、フランたちが住まう“青き星”へとやってきたのだった。

彼らの生活は電気によって成り立っており、国の労働力の多くをロボットに任せていたのだが、資源不足でロボットを満足に動かすことができなくなり、都市機能も麻痺し始めていた。

そこで彼らはクーロンのみならず各地の国を襲い、国に蓄えられていた資源を根こそぎ奪い、また労働力として奴隷にするために人間をも攫っていた。

 

もし仮に月の都市ビルカを動かすのに必要な資源が“青き星”で採取できるものならば、彼らも国を襲ったりはしなかったかもしれない。

しかし、月で用いられていた“資源”は月にのみ生息する様々な生物を用いたものであり、“青き星”の資源でそれらを賄うことはできなかった。

例えば、(ダイアル)という道具がある。

月に棲息する特殊な貝(厳密には死んだ貝の殻)であり、殻の一部を押す事で溜め込んだエネルギーを自在に放出できるというものだ。

これにより熱や風、光や音といった現象のみならず衝撃や斬撃などあらゆるエネルギーを保存・活用するのである。

これは彼ら月の住人にとって日常生活で使用する道具な上に、発電の一切を担っているエネルギーであり、生命線とでも言えるもの。

しかし、文明の発展とともに貝はより多くの数が必要とされ、乱獲によりその個体数を激減させてしまう。

中には強力な風を噴き出す噴風貝(ジェットダイアル)などの絶滅した種もある。

養殖で殖やす試みは行われているが、消費に対しての供給が追い付かず、焼け石に水。

 

そこでビルカの上層部がとった手段が、“青き星”への侵略だった。

事前の調査により“青き星”に(ダイアル)や、電話機のように扱えるかたつむりのような生物、電伝虫などの月に棲息する有用な資源生物は存在していないことが分かったが、人力発電を行うための労働力は手に入る。

そして、新たな物資を研究することで貝などに代わるエネルギー源を手に入れようというのだ。

 

彼らの目論見は半ば達成されていた。

各地に栄えていた国を襲い、食料などの物資、そして労働力としての人間は手に入れた。

地上の人間は弱く、彼らの文明の前には多少の抵抗しかできなかったことも侵略行為に拍車をかけた。

 

そうして、彼らは禁忌に手を出してしまう。

ビルカの上層部は欲をかいた。

事前の調査で判明していた地上で最も栄えている国、そこを襲うことにしてしまった。

あわよくば新たな技術を手に入れられるのではないかと。

 

最初は順調だった。

侵略を開始してすぐに沿岸に人が集まってきたのは想定外ではあったが、空を飛べない地上人の攻撃はせいぜいが弓矢程度。

これは頑丈な戦艦には全く効果がなく、他の国同様即座に攻め落とせると考えた。

しかし、集まってきた人間の中に不思議な力を使う者がいた。

それらは火を出したり体を異形に変えたり、攻撃を弾き返したりと他の者とは一線を画す力を行使し、立ち向かってきた。

中でもそのうちの一人が雷を発したことに、この国を襲っていた部隊の司令官は驚愕し、驚喜した。

 

「素晴らしい! あの力を国に持ち帰れば、私こそが勲一等。いや、発見の報告だけでも十分すぎる功績だ。念には念を入れて、他の部隊も呼ぶべきか……」

 

そうしてすぐさま他の部隊全てに招集をかけた。

彼らが切望してやまない電気。

それを発する謎の人間の存在は、侵略者たる彼らにとって何よりも重要な存在である。

 

ほどなくして他の地域に侵攻していた部隊が集結し、総攻撃を開始する。

総攻撃とはいっても、最重要の目標は雷を出す人間の確保、次いで不思議な力を使う地上人の確保であり、可能な限り無傷で捕える必要があった。

そのため、戦艦による砲撃などは行わず、兵士が実際に飛んでいき捕える作戦に出た。

 

「くそっ、何者だ!」

 

だが、ここで侵攻は一旦躓く。

一人の少女が国の中心方面から文字通り飛んできて、立ちはだかったのだ。

赤い髪に白黒の服を着たその少女は空を飛び、不思議な力を用いて兵士を次々に落としていった。

白兵戦でも他の国々の兵士を圧倒していたビルカ兵がたやすく屠られていく。

ついには戦艦を一艦落とされ、司令官は目標の変更を命じた。

 

「仕方がない、あれは脅威すぎる。捕獲命令を撤回、排除しろ」

 

兵士の投入だけでなく、戦艦による砲撃をも行い少女を始末する方向へと舵を切った。

しかし、少女は縦横無尽に空を飛び、砲弾を交わしながら逆に弾幕を放ち兵士を排除していく。

標的が小さいことに加え、空を飛ぶ速度はビルカ兵の比ではない。

その活躍は一騎当千、確実にビルカ兵の急所を狙い、息の根を止めていく様はまさに悪鬼の如き戦いぶり。

 

「ちっ、何という強さだ。個体としての戦闘力では我らビルカの民を大きく上回っている。地上にもかほどの脅威が存在していたとは……」

 

「司令官、このままでは味方の被害が大きくなりすぎます」

 

「うるさい、わかっているっ。“一般民”の兵士が“支配民”の俺に口出しをするなっ!」

 

「は、はっ、申し訳ありません!」

 

「……だがこのままでは埒が明かんのも確かだ。――“アレ”を起動しろ」

 

状況はそのまま膠着し、たった一人の少女に数万人以上が足止めされていることに焦れた司令官が“切り札”の使用を考えた時、状況に変化が起きた。

少女が砲弾を躱さず、障壁を張って受け止めた。

それも砲弾の大質量を正面から受ける形になり、今の一撃だけで相当疲弊したのが見て取れるほど。

 

「なに? ――そうか、今の砲弾を躱せばあの国に落ちていたな。ふん、奴め体を張って国を守ったというところか。だが、甘いな。その行動こそが国を危機にさらすことになるのだ」

 

司令官は少女自身ではなく、眼下の街を狙うように指示を出す。

すると少女は今まですべての砲弾を躱していたのが嘘のように、自ら砲弾に当たりに行き、障壁で受け止めることを余儀なくされる。

少女にとって何よりも大事なのは、主人の作った国を守ること、だったから。

少女が街を守ることをやめ、兵士や戦艦の殲滅に切り替えたところで一人では到底対処できない。

その身を盾にし時間を稼ぐことしか、少女には許されていない。

 

「手こずらせおって……弱り切ったところを拘束しろ。拘束はくれぐれも厳重にな」

 

その身で砲弾を受け止め続けた少女はみるみるうちに力をなくし、ついには飛行すら覚束なくなる。

地上での抵抗はさしたる脅威ではなく、この国の攻略も時間の問題だった。

 

――そう、時間の問題というなら。

その“禁忌”が降臨するのもまた、時間の問題(タイムリミット)

 

その禁忌が戦場に現れた時、全ての生物が時を止めた。

“それ”は人の子供のような形をしていた。

美しい金色の髪に血染めのように赤いワンピース、ふわふわした白い帽子に真紅の瞳。

ともすれば人形にでも見えてしまいそうなほど儚く可愛らしい容姿。

しかし、その身から放たれる恐ろしい波動がこれ以上なく明確に主張している。

“それ”が触れるべからざる禁忌であると。

 

一瞬ののち、ラフテルの住民たちは歓喜に湧いた。

謎の軍勢に襲われて、ラフテルのナンバーツーたるココアがラフテルを背に奮戦するも、力尽き。

あわや絶体絶命、しかしそれでも最期まで抵抗してやると意気込んでいたような状況での、王の帰還、神の降臨である。

フランの狂気の波動は、ラフテルの民にとってはこの上ない福音だった。

一方、ビルカの兵たちは恐れおののいた。

直視するまでもなく感じる狂気の波動。

見れば気がふれ、寄れば狂乱、触ろうものなら精神が崩壊するような、濃厚に過ぎる狂気の波動をその身に受けて全ての兵士が硬直した。

いや、“一般民”の兵士だけではなく、指揮官たる“支配民”の者たち、さらには艦内にいる“奴隷民”すらも身動きが取れなくなった。

 

「な、んだ、あれは……」

 

「わ、わかりません。突然あ、現れたようにしか」

 

そしてその真紅の少女は、目に見えぬ恐怖を分かりやすく顕現させた。

ゴウッ、という音とともに突如として戦場の一角に極大の火球が堕ちる。

たったの一瞬、一撃でビルカ兵が数千単位で羽虫のように焼き払われた。

 

「ば、化け物……」

 

「あ、アレを起動させろ! 今すぐだっ。総員艦内に避難、距離をとれっ」

 

司令官はその少女の異常性を一目見て理解し、実力を持って確信させられた。

あれは人の身の敵う存在ではない。

ならば、人ならざるモノにて殲滅するのみ。

 

しかし、切り札を起動させる前に、二射目。

再び地獄の炎がすべてを焼き払う。

今度は戦艦が一艦、墜とされる。

司令官はその時、声を聞いた。

火の粉舞い散る戦場で赤く照らされた鬼が嗤う声を。

その真紅の瞳と目が合った、合ってしまった。

 

『アハハハハッ、ねぇ、どうしてあなたたちは私のモノに悪戯してるのかなぁ』

 

『もしかして玩具(おもちゃ)が欲しかったの?』

 

『だったら私があなたたちを、オモチャに“して”あげる』

 

『さぁ、遊びましょう?』

 

『きゅっとして――』

 

――ドカーン。

 

その声を最後に、司令官の意識は永遠の闇に囚われる。

 

 

 

 

「い、一番艦撃沈! そんな、ありえないっ、旗艦を一撃で落とすなんて……!」

 

「うろたえるなっ、これより二番艦艦長の私が全体の指揮を執る!」

 

「目標、さらに火球を二発、……さ、左翼壊滅しました……」

 

「なんという力だ……アレの、()()()()の準備はまだ終わらんのか!」

 

「電力供給が十分でないために予定よりも時間がかかっています! このままでは……」

 

「……いやなに、奴もあの火球を無制限で撃てるわけではないようだ。見ろ、撃つたび背中の羽の宝石が砕けていっている」

 

「――ほ、報告、味方の増援ですっ! 付近に出向中だった新型の――装甲戦艦が間もなくこちらに到着するようです!」

 

「アレか! アレが来ているなど私も聞いていなかったが、いいニュースだ。アレならばあの火球も問題なく防ぎきるだろう」

 

「司令、装甲戦艦とは?」

 

「ああ、アレは重要機密だったからな。貴様ら“一般民”には情報すら公開されていなかった。アレは排撃貝(リジェクトダイアル)を100発撃ち込まれてもかすり傷一つつかん装甲を持つ戦艦だ。いかな化け物とて傷つけることはできんさ」

 

「そんなものが……」

 

「ああ。よし、全艦に通達、距離をとったのち一斉砲撃だ。装甲戦艦の到着か衛星兵器の起動が終われば――この戦い、我々の勝利だ!」

 

 






人類の最高峰マロン
と言ってますが、それはあくまでこの時代でのこと。
彼では原作黒刀ミホークどころかアラバスタルフィに覇気があるから善戦できるとかその程度(の想定)。
まぁここらへんは曖昧です。
人類は科学を得て身体能力的には昔より劣ってきているようですが、この世界ではむしろ強くなっています。
だって身長5メートル越えの人間とかいるし……。
身長参考
チョッパー:90センチ ← 人獣型。可愛い
ナミ:170センチ ← わかる
ルフィ:174センチ ← 19歳でこれは平均的?
エース:185 ←流石お兄ちゃん
ロビン:188 ← あなたエースよりおっきいの……?
ハンコック:191 ← B111:W61:H91 フランちゃんが血の涙を流す。31歳なのにこのプロポーション……
ブルック:277 ← !? ルフィより1メートル以上高い。話すとき見上げなきゃ……
ドフィ:305 ← 3メーター越え!? ちなみに新章時点41歳
青キジ:338 ← 3大将はみんな3メーター越え
白ひげ:677 ← ふぁっ!?
くま:689 ← お前ほんとに人間か……いや、くまか
モリア:692 ← 人間だよね?
しらほし姫:50メートル ← ……(気絶)

他にはスルメと呼ばれていたクラーケン:300メートル、ラブーン:432メートル、大型の海王類:5キロメートル~ など。
しらほしはともかく白ひげたちおかしい。
絶対巨人族の血が入っている。


羽の宝石が割れる
原作ではフランちゃんの羽には8個一対の計16個の宝石らしき物体が付いています。
作中で以前に7色の宝石という描写をしたと思いますが、今後も8色ではなく7色で描写します。

宇宙戦艦ヤマト
乗員数が114名なのは1974年放送の初期シリーズ。
ちなみにリアル戦艦大和の乗員数は3000名ほど。
2013年のヤマト2199では流石に少なすぎたためか999人に増えています。

ロイヤルフレア
東方原作パチュリー・ノーレッジのスペルカードから名前を拝借。
レミリア由来のものも後々登場予定。

恐ろしい波動
フランドール・スカーレットの東方文花帖での二つ名。
“悪魔の妹”の方が有名でこちらはあまり知られていない気がします。
ちなみに「きゅっとしてドカーン」も東方文花帖のフランの台詞より。
隕石を一撃で粉砕したときの台詞です。
フランちゃんウフフ。


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