3、2、1、スタート!!
Side 歩
「アリーナのシールドレベルが4になってるんですか!?」
今俺は人生最大のピンチを迎えている。それは
「待ちやがれ!! ゴラァ!!」
黒いISに追われているのだ...遥か上空にて。そもそもなんでこんな事になったかというと。
黒いIS出現!!
↓
どうやらお目当はこの俺星空歩
↓
しょうがねぇ相手してや...あ
↓
ライトセイバーアリーナに刺さったままだ
というわけである。うん。
「何でライトセイバー、一夏に預けちまったんだろうなぁ...」
しかもアリーナに入る事が出来ないって...本当に不味い気がするな。
「観念したかァ? 星空歩。」
「違うね。さっきまで逃げてたのは観客を巻き込みたく無かっただけだ。」
「ほゥ...じゃあ少しはオレを楽しませてみやがれ。」ブォン
「!? その武器は...何でお前がそれを持っている!!」
「律儀に教えると思ったかァ? どうせテメェは...」
紅いライトセイバー...一体どういう...っ!?
「ここで死ぬんだからよォ!!」
シュン
場面は変わり、此方はIS学園校門前
学園最強対亡国最強が激突を繰り広げていた。
ガキィン!!
剣と槍がぶつかり合う事により、金属音が鳴り響く
「ん〜。ナノマシン...ってところかな? かなり厄介なISだね〜。」
「くっ...私が押されるなんてね...」
どうやら、仮面の男は相当な実力者の様だ。先程から第3世代のIS相手に息一つ乱さず二本の刀で太刀合っているのだから。
「いや〜、私も最近長としての事務仕事が多いせいか体が鈍ってしょうがないな。」
ゴキッ ゴキッ
そう言って肩と首を鳴らしつつ、体勢を立て直す男。そして再び構え直す。
「だったらこれはどうかしら?」パチン
「お?」
瞬間、男は爆発に包まれる。先程から繰り広げている激しい戦闘の際にばら撒いたアクア・ナノマシンを熱エネルギーに変換...そして
「クリア・パッション」
爆炎に包まれるのであった。
「これ「狙いはいいけど、指パッチンが要らないね。何をするのかバレバレだよ」嘘っ!?」
振り向いた時にはもう遅い
ズババババ!!
学園最強は無数の斬撃にやられてしまった。
「...君は確かに強かったけど」
「ぐぅ...」
「私を止めるにはまだ足りない。」
「どうして...貴方がここに...」
「何、授業参観に来ただけさ。」
「授業さんk「ゴンッ」」バタン
「...それ以上は聞かないで貰えると助かるよ。」
そう言って男は、気絶させた生徒会長を隅に移動させて先を急いだ。
そして此方は司令室。
世界最強の称号を持つ者...織斑千冬と
元日本代表候補生...山田真耶はその場を動けないでいた。
「アリーナのシールドどころか、まさかこの部屋のドアセキュリティもロックされるとはな...」
「私達はここで黙って見る事しか出来ないんですか...」
「そう慌てるな...まだ彼奴らが負けたと決まって訳では無いだろう...」
そう言って、織斑千冬はコーヒーに砂糖を入れたのであるが...
「織斑先生...それ、塩ですよ。」
そう、塩であった。何故かコーヒー用の砂糖と一緒に置かれていた塩であった。しかも甘党だったのか、既にコーヒーには大量に入っている。
「やっぱり、なんだかんだ言って織斑先生が一番心配してるんですね! 織斑君が心配なんですn「山田君」!?」
この時、山田真耶は後悔していた。
「どうやら、疲れが見えてる様だ。このコーヒーを一杯飲まないか?ん?」
どうして下手な事を口走ったのだろうか。
「で、ですがそれって「飲まないのか?」...飲みます。」
この人はいじられるのが余り好きでないのに、どうしてあんな事を口走ってしまったのだろうか。
「一気に飲むといい。」
塩辛い味が口に広がる中、彼女は自分のドジさ加減に情けなくなってしまった。
一方その頃アリーナでは、2機のISと1機の黒いISが戦闘を繰り広げていた。
「これならどう!!」
そう言って甲竜の第3世代兵装である竜砲が雨あられの如く黒い侵入者に降り注ぐが、
『エネルギー反応...回避』
全て、人間では到底不可能であろう軌道で避ける。
「もう...何で全然攻撃が当たらないのよ!!」
「...なぁ、鈴。」
「何?!」
「あのIS...何かおかしくないか?」
「何が?」
「何というか...人間がやる動きじゃないっていうか...まるで機械が動かしている様な。」
「じゃあ、あれに人が乗って居ないって言いたいわけ?」
「ああ、現に今話してるこの時に奴は攻撃してこない...向こうが動くのは必ずこっちが攻撃してきた時だけだ。」
思い当たる節は...ある。先程の黒いISの避け方、人間ではあり得ない関節の曲がり方をしていたのだ。
「...それで、相手が無人機だとして勝機はあるの?」
「ああ、思いっきりぶった斬れるからな。」
そう言って、剣を構える白式。見据える先には...
「つまりはあれの出番だ。」
先程投げたライトセイバーが地面に刺さっているのであった。
Side アナキン
「〜♪」
ここがIS学園の練習場か、広いな〜。
「大人しく投降しろ!! 侵入者!!」
「おっと...教師部隊かな?えーと」
ラファールが3機に打鉄が2機...か。
「幾ら貴様でもこの数相手は無理だろう!!」
「んー、私を止めるんだったらヴァルキリー1ダース分用意する事だね。もしくは織斑千冬を連れて来るか。」
「掛かれ!!」
ちょっと数が多いし、生身じゃ無理かな?
「ま、死なない程度には手加減しておくとするか。」
『S』
To be continued...
...はい。という訳で第15話が終わりました!
ここでちょっと補足説明ですが、この小説内での織斑千冬はかなり強いです(どれ位かというと生身で、専用機に乗ってる代表候補生相手に立ち回れる程)。ですから、原作と少し異なりますので悪しからず。
それでは、IS学園のスカイウォーカー...次回をお楽しみに!!