『世界でISを動かせる男性は二人しかいない』
表の世界の殆どの人々にとっての常識である。だが、表の極一部の人間、そして裏の世界の住人の答えは違う。
『もう二人...男性操縦者はいる。彼らに手を出したり、関わってはいけないから公には言えない』
曰く、彼らの長を前にしたら...
ズバババババババ!!!
決して...立ち向かってはならない
「ほらほら、だから言ったじゃないか。
仮面の男は歩を進める...
「な...ぜ...わた...しが...」
「男如きにやられたかって? 一応君達より多く操縦してるからさ。」
彼が向かう先は...
もう一人の男性操縦者を一言で表すなら
「オラオラどうした三下ァ!!もっとオレを楽しませてみやがれ!!」ブォン
戦闘狂 生まれながらにして裏の世界を過ごしてきた彼にとって、戦いは日常そのものである。故に彼を相手にする時は
ガシイッッッ!!
先ずは抑える事が先決だ。星空は相手の右腕を強く掴む。ライトセイバーを持ってる方の腕なので攻撃が入る事はなかった。
「ぐ...なんつー馬鹿力だよ。」
「ほぅ...オレを前にして
グググググ...
徐々に押される星空。それに焦りを感じて彼は一つの行動に出る。
「ちぃっ!?だったら!!」
白いISの操縦者 星空歩は掴んだ右腕に間節を決めた。絶対防御にも弱点は存在する。そのうちの一つが密着した状態での間節技。学園最強に教わった技は確かに決まった
「惜しかったなァ。」
筈だった。
「!? 手応えが...無いだと。」
「とっくの昔に無くしてんだ...よ!!」
間節は決まらず、吹き飛ばされる。そして無防備になったところに距離を詰められてしまう。
「あばよ...三下ァ!!」
そして紅い剣が振り降ろされていき...
ドォン!!
「!? チィ...」ブォン
ザシュ ドゴオオオン!!
突如現れたミサイルに阻まれた。
「...簪。」
「歩に手を...出さないで!!」
Side 簪
本当は怖い...
本当は逃げたい...
私は臆病者...だけど
「ここからは...私が相手。」
今度は私が助ける番
「ほゥ...オレの邪魔をする上に相手になるだと...ざっけんじゃねェよ!!」
そういって標的を打鉄弐式に向ける黒いIS
「テメェ...サラミになる覚悟は出来てンだろうなァ?」ブォン
「歩...この単細胞の相手は私がするから、貴方は」
瞬間、紅い剣で斬りかかろうとするが
ヒュン
いともたやすく避ける。
「ちっ...速いな。」
「打鉄とは違うのだよ...打鉄とは!!」
と、どこぞの青い巨星の様なセリフをいいつつ挑発を重ねる更識簪。
「テメェ...ブチコロス。」
まんまと彼は嵌るのであった。
「...アリーナに向かうか(なんか簪の性格変わってね?)」
と疑問に思いつつも、星空歩は自分の武器を急いで取りにいくのであった。
『目標確認』
瞬間加速 そのスピードは並みの操縦者では捉えることさえ難しいと言われるが、使い手は少ない。その理由の一つが真っ直ぐにしか移動できないからだ。
「瞬間加速!!」
もし無理矢理にでも軌道を変えようものなら骨折は免れないだろう。
『迎撃』ドォン
だが、骨折さえ...それさえ我慢できれば可能なのだ。
「今だ!!」
ミシミシミシ...
だから、この方法を選んだ。瞬間加速とほぼ同時に衝撃砲を発射して、直前に軌道を変えるという方法を。
『!?』
機械は...自ら無茶ができない。最適に、最も安全な方法でしか動くことができない。
ボン!!
「っぐ...まだだ!!」
故に予測ができなかった。そんな方法をとる事が理解できなかった。
『衝撃砲ダメージレベル中』
だから吹き飛ばされた先が何なのかに一瞬遅れてしまう。
「瞬間加速!!」
2度目の瞬間加速。最早白式にエネルギーは余り残されていなかった。だが、
ガシィッッッ!!
「ライトセイバー、起動!」ブォン
この武器は刀身さえ無事ならばエネルギー関係なしに使える。
『回...避』ザシュ
一刀両断...黒い無人機は青く輝く剣の一振りによって...一人の操縦者がその身を犠牲にして倒したのである。
バタン
「へへ...もう体が動かねぇや。」
「無茶しすぎよあんた...」
「これしか方法がなかったんだ...ごめん。」
「そうやって...自分で全部背負って、馬鹿よあんた。」
「鈴...この剣を歩に」ガクッ
そういって織斑一夏は気を失った。
「わかった...」
そういって凰鈴音は剣を手に、上空へと向かった。
戦況 無人機一機撃破 白式戦線離脱
To be continued...