「全く...時空の管理は作者の役目だろ?」
すいません歩さん。忘れてたものでして...
「...そういえば気になってたんだがスカイウォーカーがタイトルのIS小説がもう一つあるんだけど書いてんのか?」
え、ちょっと待ってください...ほんとだ。私名義で書かれてますね。一体誰が...
「(そういえば最近ベンヤミン見てないけど...まさかな)」
「亡国機業のスカイウォーカーっと...作者はアレだろうし、書いてやったぜ小説。ネタバレ?情報を漏らすのがハッカーの仕事だよ画面の前の皆。そんな訳でIS学園のスカイウォーカー始まり始まり~。」
「霊毛マント!!」
一際大きい声が放課後のIS学園の練習場に響いた。その声とともに茶色いマントが相手のISにとびかかる。しかし相手はそれを難なくかわしつつ巨大な槍に搭載しているガトリングガンを放つ。
「くっ」バチバチバチバチ
それらを全てライトセイバーで弾くトルーパー、そして後方で漂っている霊毛マントに一つ指令を送る。するとマントは横に伸びた状態のまま背後から水色のISをぐるぐる巻きにした。
「あら...油断しちゃった♪」
「隙あり!!」
瞬間加速してマントごと斬る勢いで振りかぶるトルーパー。学園の長にして更識の長である楯無は動こうともがくが、全く振りほどけない。しかしそんな絶体絶命な状況だというのに彼女の表情は笑っていた。
「クリア・パッション」
ドゴオオオオオオオン!!
前に敵から言われた指摘から、指ぱっちん無しでできるようになった大爆発。それは自分もろともトルーパーを吹き飛ばすのであった。
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「畜生! なんで勝てないんだ!!」
授業が終わった放課後。星空歩は師匠(更識楯無)とアリーナにて模擬戦をしていた。戦績は0勝50敗3分。いつまでたっても勝てないことを悔しがっていた。
「歩君はわかりやすいのよ♪攻撃手段がライトセイバーで斬りかかるか霊毛マントを飛ばして相手の動きを止めるだけだからね。もっと攻め方を工夫しないと。」
「そうは言いますけど無理ですよ。武器が二つしかないからすることなんて限られてますからね。これも全て作者ってやつの仕業なんだ。」
武器が二つしかないことに少なからず不満を持ってるせいか、メタい発言をする歩。聞く人が聞く人ならば『なんだって!それは本当かい!?』と返すだろうが相手は弟子をジープで追いかけるほどの厳しさを併せ持つ師匠である。
「馬鹿!!」バシン!
すぐにビンタをかます楯無。やられた方の表情から割と本気でスイングしていることが解る。というかビンタで済んでる辺りこの主人公は幸運と言えよう。運が悪ければとある読者様の想像を絶するお仕置きが襲いかかることがあるのだ。
「甘ったれるんじゃないよ! 武器が少ないから何? とある世界最強なんか剣一本で勝利をもぎ取ってたんだよ!!」
特訓中の師匠は弟子に厳しいものだ。現に普段は余り声を荒げない生徒会長もこうやって喝を入れている。それによって目が覚めた様だ。言われてみればそうだ。同級生なんか剣一本で戦っている。それに比べれば自分は恵まれている方ではないか。それなのに作者を言い訳にしている自分が恥ずかしい。もしできれば後で作者に土下座しy「調子に乗るなよ?」...すいません。
「良し! 俺はまだやれます!!」
「その意気よ歩君! それじゃ早速アリーナの片付けお願いね♪」
そういってまるで忍者のように消える生徒会長。そして残ったのは
「...また騙されたちくしょぉぉぉぉぉぉ!!!」
星空歩であった。
「くそ...何故なのだ。」
場面は変わりこちらはIS学園の廊下。一人の少女がそう呟きながら先程の事を思い出していた。ドイツからやって来た転校生、ラウラ・ボーデヴィッヒは自分の憧れの弟である織斑一夏の練習風景を見ていた。『未熟』その言葉が彼女の脳裏に現れる。フランスから来た男性操縦者相手に後れを取り、ましてや武器の特性をあまり理解していない言動。極めつけはその志であった。
『俺は...みんなを守りたい。そのためにも、もっと強くならなきゃ駄目なんだ』
守るために強くなる?それは違う。強さとは相手を完膚なきまでに叩きのめす力の事だ。守るための力など意味のないものだ。何もわからないくせに...織斑千冬の弟のくせに...
「わかったことを口走るんじゃない...」
気が付くと彼女はISを纏ってアリーナへと向かうのであった。
Side 千冬
「ラウラ...」
私がドイツ軍に一時的に入隊したばかりの頃、アイツは他の軍の奴らから出来損ないと呼ばれていた。曰く、同じ作られた存在のはずなのにどうしてそんなに出来が悪いのか、とのことだった。私はそれを嘗ての自分の弟と重ね合わせていた。私のせいで一夏は織斑の出来損ないなどと呼ばれていたのだ。私は何もできないでいた。嫌、何も見ていなかったという表現が正しいのだろうか。当時の私は一夏の為にひたすらISに明け暮れていた。そうすれば一夏の助けになると信じて。その結果が第二回モンド・グロッソだ。
『貴様...よくも一夏を!!』
『君は変わってしまった様だね...助けに来たのは褒めるけど、今の今まで弟から目を背ける姉になってしまったなんて』
『っ、それは...』
『違う。とでも言いたいのかい?見損なったよ。はっきり言って君とは戦いたくはない。私も暇じゃないんでね。弟は返すよ』
そういって彼は消えていった。彼の言うとおりだった。弟の幸せを求めるあまり、一番大切なことをしてあげることが出来なかった。だから私は、二度とそんな過ちを犯さないようラウラを鍛え上げた。それがいけなかったのだろう。彼女は私と力以外を排他的に見るようになってしまったのだから。
「私は...どうすればいいんだ。どうすればよかったんだ。」
どんなに考えたところで、どんなに悩んだところで、誰にも相談できることはできない。嘗ての親友はもう、居ないのだから。
To be continued...
成る程。ベンヤミンさんが書いてたのですね。
「...怒らないのか?作者。」
ん?何を怒る必要があるんです。彼はいつも苦労してる私の為に外伝小説を書いてるんですよ?私一人だと物凄く書くのがめんどくさいですし。
「嫌...ネタバレとかそういうのは...」
大丈夫でしょう。彼はああ見えて律儀ですし。批判しかできないつまらない読者よりはましです。
「そうなのか...ところで、今回やけにメタ「さてそろそろアレ行きましょう」話そらすな!?」
それでは皆様。IS学園のスカイウォーカー次回をお楽しみに!!