「う〜ん…ストロベリー、バニラ、チョコ、ソーダ…くそ…迷う…」
「お兄ちゃん…早く選んでおくれ…」
あれから約二週間の時が過ぎた。俺は残り少ないお金を使い宿を借りてはこうやってのんびり帝都を満喫していた。
そんな今俺は何をしているかというとサヨとイエヤスを探すついでに帝都で有名なアイスクリーム店『アタマキーンキン」にきている。
ほんとについでだからな?
「有名なアイスクリームって噂だからな…どれにするか迷う。くそ…!!」
とりあえずどれか選んでまた日を改めて来るってのも一つの手があるのたが生憎俺はいつ帝都を離れるかわからん。てか金がない!どうしよう!
「そんなにアイスで迷うならこのトリプルセットにして色んな味の食えばいいんじゃないか?値段もちょっと安いしよ」
不意に声をかけられ、ふと声のした隣を見るとそこには俺と似たような若い少年が立っていた。
「…そ、そうかそんなのがあったとは…じゃあおばちゃん、俺トリプルセットでストロベリーとチョコとバニラ!」
「じゃあ俺もこの人と同じでお願いします」
「あいよ!540円な!」
「そうか!大星もサヨとイエヤスを探してんのか!」
「あぁ、探すにも広すぎてわけわかんねぇけどな。」
どうやら少年の名前はタツミと名乗るらしく、サヨとイエヤスと同じ村の出身らしい。
「同じ村出身ならなんで3人一緒じゃないんだ?」
「あぁ、元々は俺ら3人で帝都に出稼ぎに行く予定だったんだけどさ、俺だけあいつらとはぐれちゃって…」
おいおいドジかよ…って人の事言えねぇけど
「大星はどこの村から来たんだ?」
俺はタツミに昔両親が殺されある村に引き取られた事、その村で起きた悲劇こと、サヨとイエヤスに命を救われたこと、エスデスと出会ったことを語った。
…帝具の事は言わないでおこう。できるだけこれは秘密にしていきたい。
「…すまねぇ無神経な質問、許してくれ。」
「そんな頭下げなくてもいいって!!」
本当に申し訳なさそうな顔をして謝るタツミをとりあえず落ちつかせた。タツミ、いい奴なんだな。
「お前優しいし顔も整ってるし、女にもてそうだな。」
「…俺は彼女なんてできた事ないし村にそもそも俺と近い年頃の女の子なんてサヨしかいねえぞ!てか大星こそどうなんだよ!」
「…ふふ…彼女いない歴=年齢。ok?」
2人で「同志よ!」と手を組み交わす。俺たち多分相当仲良くなれそうだ。
それからしばらく2人で帝都内を彷徨いたがさすがは国の中心部、20万㎢もあるといわれてる。たった半日ではほんと周辺しか探せない。
「…疲れたな。」
「だな…とりあえず宿を探そうぜ…」
「すまん俺もう金ないんだわ。」
「あ、俺も…」
まさに八方塞がり。
「あの〜あなた方はここでなにをしているの??」
声をかけられ慌てて俺とタツミは声の主へと振り向くがすぐ警戒心は解いた。
その先には金髪の少し小柄な女の子とその護衛?をしている騎士のような鎧男が2人。
おそらく大富豪の娘とその警備員ってところだろう。
「あぁ、俺たち帝都の外の小さな村から来た人間で…泊まるにもお金がなくて今困ってたんですよ…アハハ、ほんとお恥ずかしい」
「そうだったの?だったら私の家に来ない?お父様にお話すればきっと部屋を貸してくれると思うわ!」
なんと!まさかと思って嫌らしく現状を言ってみたが願ったり叶ったりの言葉が返ってくるとは!
タツミもヤリィ!!!!みたいな顔しやがって…
「本当ですか⁉︎ではお言葉に甘えさせて…」
「うん!じゃああたしについてきて!」
こうして約2.30分歩いた先にはとても大きな豪邸があり、先ほど俺たちを連れてきてくれた女の子アリアとその父、母が歓迎してくれた。
「ふぃー!!俺ら2人にはもったいねぇぐらい広い部屋だなー!」
「あぁ、ほんとこの家の家族には感謝しねえとな!」
あれから俺たちは感謝の気持ちとしてアリアの警備の側近として2人でつく代わりに自由に寝泊まりしても良いという話をつけてきた。
いやぁこんな事知ったらサヨとイエヤスにはど突かれるかもしれないな…
「とりあえずは明日から警備あるし時間も早いし寝るか?」
「そーだな〜俺寝起き悪いから頼んだ大星。おやすみzzzz」
「早⁉︎」
そして俺たちは眠りについた…
夢を見た。
俺の親が死んでから俺は村のみんなからいじめられていた。
「気持ち悪いんだよ!お前髪の毛赤いし、力も強すぎるし、口は悪いし!」
「俺のカーチャンは大星の親は変な異民族の血が流れてるって言ってたぞ!」
「大星は化け物の子だー!やーい!ばーけもーの!ばーけもーの!」
「「「「ばーけもーの!」」」」
「うるせぇ!!お前らみんな死んじまえ!1人じゃなにもできないくせによ!!俺はお前らみたいな誰かに依存してないとなにもできない奴じゃねえ!消えろ!!!!」
そうだ、俺は親が死んでからみんなにいじめられて迫害されて、孤独だった。
もう死んでしまおうかと思ったんだ
いじめられて村を飛び出した俺は1人でかなりの距離を歩いてある街に辿り着いた。
そこでもやっぱり俺は相手にされなかった。上手い事店の果物を盗んではひっそりと生きていた。
シクシク…
?誰か泣いてる…?
ふと気になり泣き声の聞こえる路地裏に目を向けるとそこには女の子が数人のガキに囲まれていじめられていた。
同じだ…
俺と同じだ…
あいつもひとりぼっちなのか
どうでもいいことだ
俺は見て見ぬフリをして立ち去ろうとした…が
「助けて」
声を聞いた途端俺はその場から去ることを忘れ気づいたらいじめていたガキを殴り飛ばしていた
「…あんた誰…?」
「俺か…?」
あまり覚えていないがこう言ったのは覚えてる。
「俺はお前のヒーローだ!」
朝起きたら俺は泣いていた。
すいません変な終わり方しました笑笑
これから原作に入っていきます!オリジナルに進めるかどうかはまだ未定ですが、よければ感想、アドバイスお願いします!