炎が燃やす!   作:絶神

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「よし…者にできた…これで俺は…!最強の男となるんだぁぁあ!」

「朝っぱらからうるさいぞ!大星!」

「なっ!ひど!タツミ!」

 

朝から修行に励む俺とタツミ。熱心なものだ。それも仲間を守りたいという信念からできる行動でもあるんだがな。

 

「タツミ驚け!俺の真の力をお前に教えてやろう!」

「おぉ!聞かせてくれ!」

「実はな…」

「大星、タツミ、ご飯が出来た。みんなもう待っている。早く来い。」

「飯⁉︎大星!話は後だ!まずは飯だ飯!!」

「あっちょ…!」

 

くそ…タイミングいいなアカメ…っても俺も腹減ったから飯だ!!

 

 

 

 

「危険種エビルバードの肉を一緒に炒めたチャーハンだ。目一杯食え。」

「「おおおおお!!いただきまーす!!」」

「朝から元気だな〜おねーさんはまだ眠たいよ…zz」

「寝るなレオーネ」ベシッ

「イタっ!」

 

ナイトレイドは今日も元気?良くみんなで食卓賑わいご飯を食べる。

 

 

 

 

「さて、今日の任務はタツミとブラート。お前たち2人に任務を下す。」

「俺とアニキか!待ってました!」

 

どうやらタツミとブラートは船に乗り込んで依頼をこなすらしい。

 

「なら俺は修行でも」

「待て、大星にも任務を与える」

 

あぁ…面倒事じゃなきゃいいんだが…と心のどこかで胃がキリキリしながらも大星はナジェンダの話に耳をたてる

 

「で?俺の任務ってのはなんだ?」

 

彼単体に任務が与えられるのは実は初めての事である。正式にナイトレイドに加入してからの任務だ。彼自身心の中で緊張が走る。

 

「お前には龍船の中で乗客に紛れて潜入していてほしい。そしてブラートとタツミの戦いを見て私に状況を報告してくれ。」

「え?別にあいつら自身報告するからいいじゃないか。」

 

全くその通りだ。任務に出た人間がその場で起きた事全てを状況報告する。当たり前のことだ。それをなぜ大星が行わなければいけないのか彼自身謎でいっぱいであった。

 

「ブラートはあぁ見えてタツミの悪いところがあっても報告しないという事があると見える。それだけあいつは仲間思いだからな。これはタツミにとっても大事な仕事だ。起こった事はありのまま報告してもらわないとこちらとしても評価を付けにくい。」

「なるほどね…」

 

確かにブラートは少し言いにくいがソッチ系っぽいからな…男のためなら多少の事は黙っているかもしれんな。それにもしもの事があったら彼1人で庇いかねない。

 

「…分かった。俺が船に乗る手筈は整っているんだな?」

「既に偽造チケットがある。これを使って乗り込め。服装は任せる。」

「了解。じゃあ行ってくる」

 

少し試したい事がありがちな顔をしたまま大星はその場を去っていった。ナジェンダは考えた顔をしたまま彼の姿が消えるまで見続ける。

 

「まぁ、半分はお前のその謎の力の観察でもあるがな…」

 

***********************

 

「うぉーー!!でっけぇぇ!!さすが豪華客船って所だぜ!」

『あんまり騒ぐなよタツミ。俺は少し中を見てくる。あまり騒ぎを起こさんようにな?』

「了解アニキ!」

 

ブラートは帝具【インクルシオ】を使いその能力を使い透明化しているため他の人間には存在が気づかれない。そしてタツミは普通の客人のように無邪気に船の中で食事をとっていた。

 

「ったく…タツミもガキだな…」

 

大星は普段着ないような紳士的なタキシードを着用し、髪型はオールバック。周りの富豪達に遅れをとらないような着こなしでタツミとブラートにバレないように辺りと一体化する。

 

「…にしても本当にでかい船だな。目を離すとタツミなんて豆粒みたいに見えなくなっちまうぞ」

 

おそらくこの船は全長1000メートルほどはある。それほど巨大な船なのだ。よくもまあこんな船を運転できるものだ。

 

「それはさておき…今回は主にタツミの行動の観察、そして報告。この船に敵が現れるらしいが…」

 

その途端。急に周りの乗客が倒れていく。突然の事に大星は動揺し、とりあえず周りと同じ様に倒れたふりをする。

 

「なんだ…笛の音…?まさか…」

 

そのまさかが的中する。笛の音を危険と感じ船内の外に出るタツミを影から捉えていたかの様にその正体を現す。

 

「フフフフフ…勘が鋭いな…でも外に逃げても無駄なのにな〜。まぁダイダラとリヴァに取られちゃうだろうな…」

 

⁉︎

彼の前に現れたのはいつの日か自分を育ててくれた大好きな街を一瞬にして廃村にした3人組の1人であった。

 

「まぁ、でも見に行くだけいこうかな」

 

こらえろ…!と歯を喰いしばり我慢する大星。彼の任務はあくまでタツミの観察。今ここで手を出しては意味が無くなるのだ。

 

「あぁぁぁあ…でも…堪えきれそうにねぇ…!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「ほぅ!俺の一撃を受け止めるか!中々やるじゃねぇか!」

「クッ!一撃が重すぎる!!」

 

笛の音で弱体化させられダイダラの攻撃を何とか受け止めるタツミ。

 

「じゃあもう一撃耐えてみな!」

「クッ!」

 

次の一撃を貰えば確実に剣ごと真っ二つにされるであろうタツミの危機に横からブラートがダイダラに蹴りをかまして窮地を救う

 

「ア…アニキ!!」

「大丈夫か!タツミ!」

「てめぇ!どこから出てきやがった!…ほぅ…ニャウの帝具の効果を受けても耐えてるなんてよ…」

 

突然の奇襲に驚きはするものの生身の人間の蹴りでは大してダメージは通っていない様子のダイダラ。

そしてニャウの帝具、【軍楽夢想ストリーム】の効果、笛の音を聞くとたちまち力が抜けて気絶してしまう効果を、ブラートは己の体を傷つけ気合いで立っている事に関心をする。

 

「男の情熱はそう簡単には止められねぇんだよ!!タツミ!!俺の戦い方をよく見ておけ!!」

 

そう言いブラートは帝具の鍵を構える

 

「インクルシオォォォォオオ!!」

 

彼の体に巨大な超級危険種の影が現れそれはたちまち鎧となり彼にまとわりつく。

 

「ニャウ!リヴァ!やるぞ!」

 

ダイダラの叫びに他の2人が襲いかかりブラートを3人で攻撃しようとする!

 

「アニキ!」

「タツミ…俺は前に言ったよな…」

 

ブラートはまず飛び上がり一番上に飛んでいたニャウに一蹴り、落下しながらリヴァに強烈な腹パンチ。そして最後にダイダラに向かいインクルシオの槍でダイダラを縦から真っ二つに切り裂く。

 

「これが常に周囲に気を配れって事だ…」

「すげぇ!!」

 

確かにブラートは天才である。さすがは元帝都で恐れられていた元軍人でもある。だが…

 

「やはりこの身の動き…ブラートだな…」

「リヴァ師範…!貴方は生きていたのか!」

 

彼の前に立ちはだかるのは昔彼の師匠でもあった男。リヴァ。師と弟子の戦いが幕を開けようとしているその中…

 

「くっそ…あの野郎…強すぎでしょ…せめてあのガキだけでも…」

 

船内に吹き飛ばされたニャウは立ち上がり再度奇襲を仕掛けようとするがその彼の肩に手が置かれ振り向いた瞬間に頬に拳を浴びる

 

「ガッ⁉︎」

「よぉ、久しぶりだな…お前の相手はこの俺だ!クズ野郎!!」

 

ニャウは混乱している。目の前には確かに昔トドメをさしたと思われる男が顔に怒りを露わにして立っている。

しかしニャウはすぐに冷静になり笛を構える。

 

「生きていたとはね…また前みたいにボコボコにしてあげるよ!」

 

彼は笛を吹き始めるが大星には全く効果が現れない。

 

「いつかお前らには俺がトドメをさそうと考えていたからな。常にその笛対策用の耳栓を所持していたんだ。残念ながら俺には効かないぜ」

「じゃあ僕自身に使うだけさ!」

 

鬼神の音色を放ち昔の様に彼自身が筋肉質となり巨大になる。

 

「さぁ!昔も何も変わってないお前に俺が倒せるかな⁉︎」

「御託はいいからさっさとかかってこいよ」

 

なめるなぁ!!とこちらに打撃を放ってくるが大星はそれを鮮やかに交わしその隙に足払い、体制を崩し体が斜めになったところに蹴りをいれる。

 

「クッ…身のこなし方が前と違うね…でもそれじゃあ俺は倒せないぞ?」

「そうか…じゃあこれならどうだ?」

 

大星は冷静な顔をしながら一瞬にしてニャウの背後に回り背中に手を添える

 

「破っ!」

 

そう唱えた途端に彼の手から爆発が起きる。その爆発に巻き込まれ背中に大きな火傷を負ったニャウは苦しそうに間合いを取る。

 

「ぎ…貴様ァ!何をした⁉︎」

「何をって…ドカーン!ってやったんだよ」

「ふざけんなぁぁあ!!」

 

突進してくるニャウにやれやれ…と言いながらニャウに向けて手を構える

 

「くらえ、『熱風真空斬!』」

 

大星の手から青い火のソニックウェーブのようなものが放たれ突進してきたニャウの肩から下を切り落とす。

 

「ギャァァァァァァァア!!!!!」

「熱いか?痛いか?この技は触れた箇所を熱で切り離してしまうんだ。避けないお前が悪い」

「ゴロズ…!ゴロジテヤルゥウ!」

「醜い奴だ…」

 

そう言いながらニャウの顔に手を添える

 

「燃えろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アニキ……俺…今だけ泣いてもいいよな…?」

 

こちらも決着はついたようだ。その場に死体は三つ。真っ二つにされた男。胸を切り裂かれ倒れる白髪の男。そして最愛の弟子に泣きすがられながら満足したかのように眠る男。

 

「アニキの分も…俺…絶対強くなって…このインクルシオを使いこなせるようになるから…!見ていてくれ!アニキ…」

 

その様子を見ていた大星。そしてそれを上空からマンタのような危険種に乗り眺めていたナジェンダ。

 

「これはいずれ国を変える2人になるかもしれんな…」




少し長くなりましたがここで終わります!
ブラートと死んでしまいました。ブラートの名シーンはカットで大星サイドで話を進めてしまいました!すいません!
これからかなりオリジナリティ満載のストーリーになってしまうかもしれませんがどうか温かい目で見て頂けると嬉しいです!

感想、アドバイスあればよろしくお願いします!
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