「くそ! どうなっていやがる! 織斑千冬は家族思いのはずだ」
男はテレビに映っている画面に向かってどなる
「は、ハハハ、やっぱり千冬姉は俺よりも秋十の方が大切なんだ。 俺が死んでも何も変わらない、むしろ俺が居なくなった方が良いんだ」
両腕を銃で撃たれ縄で縛られている少年一夏は下を向きながら呟いた
「こいつをどうする」
もう一人の男が仲間に聞く
「たしか、ある研究所が5億で買うと言っていたな」
「ならその研究所に渡すか」
「ああ....と言っているそばから来たな」
「ここに織斑の家族が居ると聞いたが」
現れたのは白い白衣を着た研究員だ
「そこに居る....」
「うむ、では報酬の金だ」
研究員はお金の入ったアタッシュケースを渡す
「確かに....」
「それと、多分もうその両腕は使い物にならん。 切り落としてくれ」
「ああ、わかった」
男たちは大きな刃物で両腕を一気に切り落とした
「グァァァァァァァァァァァァァ!」
一夏は痛みで声を上げるがすぐに気絶した
男たちは一夏を渡した
「うむ、さらばだ」
男は一夏を車に居れるとどこかの研究所に向かった
「いっくん!」
男たちが去ったあと不思議の国のアリスが来ている服にみさ耳をした女性『篠ノ之 束』が入ってきた
「一夏ぁぁぁぁぁ!」
そのあとに入ってきたのは一夏の姉の千冬だった
「束! 一夏は!」
千冬は先に来ていた束に聞く
「ちーちゃん....」
束は声を出さずに手を向ける
「ッ!!」
千冬も見て絶句する
その場には血の水たまりの真ん中に一夏のと思われる両腕だけだっあ
「ちーちゃん.....もうすぐIS部隊が来ると思うから私は逃げるね」
束はそういうと逃げて行った
「......」
千冬はISを解除しそのまま座り込むだけだった
「千冬姉! 一夏兄は!」
後からドイツ軍と一緒に来た秋十は千冬を見つけるとすぐに声をかける
「秋十......一夏は.......死んだ....」
「な、何言ってんだよ。 一夏兄が死ぬわけ....ッ!」
秋十はそういいながら奥を見ると絶句する
「千冬さん、 残念ですがあの出血量だともうすでに.....」
軍隊の人にも言われ千冬は静かに涙を流し 秋十は声を上げ泣いた
一方、一夏は研究員に連れられ研究所に居る
「ここは....?」
一夏は目を覚ましそう呟く
「目が覚めたか、では実験をしよう」
白衣を着た男の手には薬の入った注射器が入っていた
「や、やめろ!」
一夏は叫ぶが男は注射器の中の薬を首に打ち込む
「ガァァァァァァァァァaaaaaaaaaa!」
一夏は注射器のなかの薬を入れられ絶叫する
「織斑の血でも適合....ッ!」
研究員は一夏の目を見ながら呟いたが次の瞬間驚く
なぜなら一夏の目に赤い線が入り同じ結果になるだろうと思ったが突然赤色の線が戻り始めた
「Tウィルスを入れ体に変化だ無い......完全適合者か!」
研究員がそういうとほかの研究員もざわめきだす
「他のウィルスを持ってこい!」
一人の研究員がそう呼ぶと数人の研究員は出ていき四つのウィルスを持ってきた
「でわGウィルス、T-Veronica、プラーガ、ウロボロスの順にウィルスを入れてみよう」
研究員はそういうとGウィルスを入れる
「gyaaaaaaaaa!」
一夏の目は黒色に染まり始めるがまた元に戻る
「もしかしたら全ウィルスに適合するかもしれないぞ!」
一夏は次々にウィルスを入れられるが少し目が変わりまた戻りの繰り返しだった
「全部に完全適合だと! これだとそれぞれのウィルスのデメリットを帳消しにしている! ISに対応できる物の完成だ!」
研究員はそういうと別の研究員が機械の両腕を持ってきた
「両腕が無ければ戦え無い。 この仕込み武器のある両腕を付けよう」
そう言うと研究員たちは一夏に両腕を付けるため手術をした
「これで、ISを破壊できる」
研究員たちがそう思ったとき
ドカァァァァァァァァァァァァァン
爆発が起きた
「な、なにがギャァァァァ!」
爆発が起きると次々に研究員たちは殺されていく
「みんな、最後のウィルスを探してくれ。 見つかり次第破壊しろ」
金髪のオールバックに黒皮のロングコートに上下、ブーツにサングラスをかけた男が武装した人たちに言う
「社長、すでにウィルスは全部使われています」
「そうか....今こうしてゾンビ共が動いてないということは最悪適合者は五人いるはずだ。 見つかり洗脳されていなければ保護しろ」
「「「「了解!!」」」」
武装集団はバラバラに探し社長と言われえる男は奥までまっすぐ進み大きな扉の前に着く
「.....」
男は無言で中に入るとそこには複数の死体と両手を血の赤で汚した少年が居た
「これは、君がやったのか?」
「お前も、俺に何かをするのか?」
「いや、私たちはここに有る五個ウィルスと君みたいな少年を保護するために来た」
「ウィルス?.....ああ、あれね」
少年は思い出したように言う
「知っているのか?」
「全部俺に入れられたよ」
「何ッ!」
男は驚いた
(まさか、全ウィルスの完全適合者が現れるとは)
男は考えるようにポーズを取る
(この少年をそのままにすると少年が危険な目に合う)
「少年、君はこれからどうする?」
「俺は家族に捨てられた。 何処にも行くあては無い」
少年はそういった
「俺と来るか?」
「行っていいのか?」
「ああ、来ると言い。 俺達はお前を拒まない」
「ありがとう 俺は一夏あんたは?」
「俺はアルバート・ミューラー これからお前は俺の義理の子供イチカ・ミューラーだ」
「イチカ...ミューラー....」
「ああ、お前の名前だ」
「親父、これからよろしく頼む」
「ああ、さてイチカ変えるか俺達家に」
ウェスカーはイチカの手を握り歩く
「社長、何処にも子供はいませんでした」
一人の男が言う
「どうやらここに有るウィルスは全部彼に入れられたらしい」
「な! こんな小さい子供に!」
男は驚いたように言う
「こいつは私の養子にする」
「社長のですか?」
「ああ、さすがにこのまま放置はダメだからな」
「親父は何の仕事をしているんだ?」
イチカは疑問に思ったことを言った
「私はアンブレラ社の社長だ。 みんな撤退するぞ」
「「「「「了解」」」」」
武装した者たちはヘリに乗り最後にアルバートとイチカが乗った
「親父、何処に向かってるんだ?」
イチカは外を見ながら聞く
ヘリの回りは海だけだ
「もうすぐ着く、ほら見えてきたぞ」
アルバートがそう言うと遠くに一つの建物が見えてくる
「あれが?」
「ああ、あれが会社で俺達の家だ」
ヘリは建物に着陸する
「アルバート、お帰りなさい」
ヘリの前で待っていたのは黒髪の女性だった
「ただいま、エミリア」
アルバートはそう声下
「あら、アルバートこの少年は誰かしら?」
「こいつはイチカ、今日強襲した研究所に居たから保護した。 それに今日からは義理とはいえ俺達の息子になる」
「あら、息子が増えるのね。 それじゃあ今日の晩御飯は豪華にしましょうか。 よろしくねイチカ」
「あ、はいよろしくお願いします。 えっと~」
「私はエミリア・ミューラー アルバートの妻よ」
「それじゃあ、母さんこれからよろしく」
「はい、よろしくね」
「エミリア、俺はジェイクを見に行ってくる。 イチカ、ジェイクは今から思えの兄だ。 招待するから来い」
「分かった」
イチカはアルバートと一緒に廊下を進みドアの前に来る
「ジェイク、入るぞ」
「ああ....」
アルバートはそう言い中から声がするとドアを開ける
「どうしたんだ、親父?」
「なに、新しい息子が出来たから紹介にな」
「なるほどな、養子か。 俺はジェイク・バーキン それで俺の横に居るのが妻の」
「シェリー・バーキンよ。よろしく あなたの名前は?」
「俺はイチカ・ミューリーこれからよろしく頼む」
イチカは頭を下げる
「そういえば、イチカの腕なんで鉄で出来てるの?」
シェリーは不意に聞く
「あいつらはによれば両腕が無ければ戦え無いと言う事で仕込み武器のある両腕を付けられた」
「あ、ご、ごめんなさい」
シェリーは謝る
「別に気にしない、それより何の仕込み武器があるのかを俺は知りたい」
イチカはそういうと
「それなら、ちょうどいいやつが居るぞ」
アルバートは携帯を取り出し電話をスル
「オタコンか? ちょっと調べてほしいことがある。今からそっちに行くから調べられるように準備してくれ」
アルバートはそう言うと電話を切る
「それじゃあ、ジェイクまたあとでな 行くぞイチカ」
「ああ、じゃあな親父 イチカ」
「じゃあね、お父さん イチカ君」
イチカとアルバートは部屋を出ると研究室に向かう
「オタコン、入るぞ」
アルバートはそういうと中に入る
「やあ、社長 今日は何を調べるのかな?」
中にはメガネをかけている男が現れた
「ああ、今日はイチカの腕を調べてほしくてな」
イチカは両腕を見せながらアルバートが言う
「まかせて、今から調べる」
オタコンがそういうとドライバーを片手に調べる
数時間後
「ははは、これは驚いた」
「何か、わかったのか?」
アルバートはそういった
「まずイチカ君の右手は変形する形でガトリングガンになる左腕の中にはハンドガンのデザートイーグルと高周波ブレードが入ってるね」
「そうか.....イチカ、お前はその力で誰かを守りたいか?」
アルバートが聞く
「もう、俺みたいなやつを増やしたくない。 親父....俺を鍛えてくれ」
「俺が教えられるのは体術のみだ。 射撃や剣術を学びたいならいいやつを教えてやる。 厳しいがやるか?」
「ああ、俺は誰かを守れるなら耐えてやる」
イチカはアルバートをまっすぐ見て言う
「良く言った、明日から教えてやる」
「ありがとう」
イチカは頭を下げる
「オタコン、助かった。 じゃあな」
「ああ、またあとで」
アルバートとイチカは研究室を出るとエミリアの元に向かいご飯を食べ寝た