「ん……朝か」
イチカは目を覚まし上半身を起こし着替えると外に出た
「ん、織斑先生」
「ん? イチカか、学校の時以外は普通に名前で呼んでくれ」
「じゃあ、千冬で」
「千冬姉とは呼んでくれないのか?」
「さすがにな……」
「そうか……」
千冬はそういわれ落ち込む
「……はぁ、千冬姉」
「っ!」
「二人だけの時はそう呼ぶよ 千冬姉」
「あ、ああ、わかった」
「よし、それじゃあ俺は走り込みでもするよ」
「ま、待てイチカ」
「ん?なんだ?」
「その、私と一緒にやらないか?」
「別にいいが……ついてこれるか?」
「ふ、私をなめるなよ」
千冬がそういうとイチカと共に走り込みをする
「ハァ、ハァ……」
「大丈夫か?」
「あ、ああ……それにしても毎日こんな距離をあんなスピードで走っているのか?」
「いや、もうちょいスピード上げてあと二、三周してるな」
「そ、そうか……」
「ああ、それじゃあ残りの分すぐに走ってくるから休んでてくれ」
イチカはそういうといつものスピードに戻し走り出す
「イチカ……」
(何故だろうな、イチカを失って初めて気がついたこの気持ちは
この気持ちになってイチカに再びあった時に強くなった思いはなんなのだろうか)
千冬はイチカが戻るまでそんな事を考えていた
「ふぅ、よしあとは素振りだな」
イチカは左手からブレードを取り出し振る
「ハッハッハッ」
イチカはブレードを縦横斜め上下と多彩な方向からブレードを振る
ヒュンヒュンヒュン
ブレードが通ったあとに風を切る音がする
「ん~……いつもどおりだな」
イチカはブレードをしまう
「ふぅ、さて今日の朝練は終了だな」
「ん、そうか。イチカは今日、なにをするんだ?」
「ああ、俺は簪の初IS起動の手伝いだ」
「更識妹のか? あいつのはまだ完成してないはずだが」
「アンブレラ社の人たちが昨日の内に完成させたんだよ」
「そうか、わかった。それではな」
「ああ、じゃあな」
イチカと千冬は別れイチカは再び着替えると朝食を食べに食堂に向かった
「ふむ.....今日は何を食うか」
イチカは自販機を見ながらそう呟く
「あ、イチカ」
「ん?おお、簪かおはよう」
「うん、おはよう」
「簪は何を食うんだ?」
「わ、私はかき揚げうどんかな」
「ん、了解」
イチカはそういうとかき揚げうどんのボタンを押しチケットを簪に渡す
「ほい、チケット」
「え、なんで?」
「ああ~、あれだ内の技術班が簪のISをあんなことにしたお詫びだと思っといてくれ」
「え、い、いいよ。あの人たちのおかげで私のISが完成したんだもの」
「それでもだ」
「わかった。あ、ありがとう」
「おう、それじゃあ先に行っててくれ」
「わかった」
簪はチケットを受け取ると先に進む
「ふむ、とりあえずここからここまで食うか」
イチカはそういい一気にボタンを押していきチケットを取ると先に進む
「おばちゃん、これお願い」
「はいよ、それにしても沢山食べるね~」
「まぁ、このくらい食べないと持たないからな~」
「そうかい……はい、お待ちのもんが出来たよ」
「おう、ありがとな」
「お残しはゆるしまへんで~」
「残さず食べるさ」
イチカはそういい食器を持ち簪の所に向かう
「あ、イチカ」
「おう、待たせたな」
「ううん、大丈夫。それより沢山食べるね」
「ああ、沢山食べなきゃ持たないからな」
「そうなんだ」
「ああ、それと今日は起動テストだろ?」
「うん……イチカのおかげですぐにできたから」
「いや、俺っていうかほとんど技術班が作ったからな」
「それでもだよ」
「まぁいいか、あと前の企業からデータを寄越せとか言われても無視していいぞ」
「なんで?」
「そのISはコアごと親父が買い取ったからだ」
「そうなの?」
「ああ、それより早く食おうぜ早めにアリーナに行った方が人が少ないからテストがしやすいだろ」
「うん、わかった」
イチカがそういうと簪とイチカは御飯を食べ始めた
「よし、それじゃあ起動テストやるか」
「うん、来て打鉄二式」
簪はそういうがISは反応しない
「どうして?」
「あ~、簪ユニコーンって呼んでみて」
「分かった 来てユニコーン」
簪は再びそういうとISが反応し展開される
「やっぱりか」
「どういう事?」
「その機体は俺の持っている武装と同じなんだよ。 来いガンダムメタルギア」
イチカがそういうとユニコーン装備のISが展開される
「へぇ~確かに似てるね。だけど、これは……恥ずかしい///」
簪はお腹の部分を隠しながらそういう
「あ~なんか悪い何分それはそのスーツじゃなきゃ動かないからな」
そう、簪のISスーツはちょうどお腹の部分だけ穴が大きく開いているのだ
「うん……わかった」
「さて、それじゃあ起動テストを始めるついでに
「わかった」
「それじゃあ最初は適当に飛んでみるか俺も一緒に飛ぶから安心しろ」
イチカはそういうと簪と一緒にアリーナを飛び回る
「ふむ、とりあえず異常は無いみたいだな」
「それじゃあ第一移行の為に俺と模擬戦するか」
「そ、そんな無理だよ」
「大丈夫、第一移行するまでだし俺は頭の部分にあるバルカンしか使わないよ。それに戦った方が早く
「……分かった……けどこれ武器がバルカンとサーベルしかないよ?」
「移行すれば武器は増えるから大丈夫」
「分かった……それじゃあ行きます!」
簪はそう言うとヘッドバルカンを射出する
「ふむ、射撃は上々だな」
イチカはバルカンを避けながら言う
「だが……射撃が正直すぎるぞ」
イチカがそういった瞬間簪の視界からイチカが消える
「ど、どこ?!」
簪はイチカを探すが見当たらない
「簪の後ろだ」
声がすると簪は後ろを向くとイチカが居た
「
「あれは直線しかできないだろ?」
「それじゃあ
「確かにあれなら直角に曲がる事が出来るが簪の背後には停止できないだろ?」
「じゃあ、どうやって?」
「普通に飛んだだけだ」
「嘘?!」
「本来の人間なら体がバラバラになるスピードで移動すれば可能だ」
「それじゃあ、イチカが普通じゃないみたいな言い方」
「うん……まぁ……普通じゃないな」
イチカが簪の話していると簪のISが光だし、光が消えると簪のISは灰色から水色の装甲に変わっていた
「結構早く移行したな」
「うん……でもなんで?」
「恐らく俺のISの中にある戦闘データもその中にダウンロードでもしたんだろう」
「そうなんだ。でも色以外変わってないよ?」
「その機体には
「二次移行が存在しない? ってことはこの形態で終わり?」
「ああ、変わりに
「単一能力?」
「ああ、ユニコーンの単一能力はNT-Dだ」
「NT-D?」
「ああ、今からその姿を見せてやるよ。答えろユニコーン!」
イチカはそういうとイチカのISの装甲がスライドしていき開いたところからは赤色に発光し顔部分は開きツインアイとなり角は開きVアンテナのなった
「これがユニコーンの単一能力『NT-D』だ」
「さて、簪もやってみろ」
「うん.....私の思いに答えてユニコーン」
簪がそういうと簪のISに変化がおこる
手足の装甲がスライドし腰回りと胸の部分に装甲が増え装甲とバックパックもスライドし開くとイチカと同じく赤く発光し頭部分の角は前髪と一緒に上にずれ簪の瞳が現れ角は割れVアンテナに変化する
「ふむ、単一能力の大丈夫か。これで本当に簪のISは完成だな」
「うん、ありがとう」
「ああ、さてそれじゃあ最後に武装の確認だけして終わるか」
「分かった」
簪はそういうと武装一覧を見る
「すごい、武装が一気に増えてる」
「ふむ、それじゃあ終わりだな」
「うん、本当にありがとう」
「おう、さてそれじゃあこの後はどうする?」
「私は得に用事とかは無いけど」
「そうか……よしそれじゃあ出かけるか!」
「その……二人で?」
「ん? そうだが? 嫌か?」
「う、ううん嫌じゃないよ!」
「そっかそれじゃあ十一時位に校門で集合な」
「わかった。それじゃあまた後で」
「おう、またな」
イチカはそういうと簪と別れる
「そういえば俺服少ないんだった」
イチカは自分のクローゼットの中を見ながら言う
そう、イチカのクローゼットの中は制服と任務の時の服あとはTシャツなど必要最低限の服しか入ってないのだ
「まぁ、軽くいでいいか」
イチカはそういうと紺色のジーンズに黒色のTシャツ明るい灰色のパーカーを着、あるところに電話をする
「あ、もしもしハル兄さん?」
「ちょっと俺のバイクIS学園の校門に送ってほしいんだけど」
「ん、分かった。ありがとうハル兄さんそれじゃあ切るね」
イチカはオタコンに電話をした後校門に出る
「お、あったあった」
イチカはバイクを見つけ簪が来るのを待った
「い、イチカお待たせ」
数分した後に簪が来た
「大丈夫、俺も今来たところ……だ……から」
イチカは簪に見とれていた
水色のワンピースに白のカーディガン小さなバックを持った簪が居たのだから
「その、似合ってる……かな?」
「ああ、綺麗だ。すごく似合ってるぞ」
「あ、ありがとう//// その、イチカもかっこいいよ」
「あ、ああ///」
イチカと簪は互いに褒められて顔を赤くする
「そ、それじゃあ行くか」
「うん」
イチカはそういうとバイクにまたがり簪はバイクの後ろに乗るとイチカに抱き着く形で捕まる
「それじゃあ、行くぞ」(耐えろ!俺の理性!」
「うん」(イチカの背中...大きいな)
簪とイチカはそれぞれそう思いながら学園をあとにした
イチカ達はIS学園を出てとあるテレビ局に来ていた
「イチカ、なんでここに?」
「ああ、この前任務でここの社長を助けてなその時に歌番組のチケットを二枚もらってそれが今日だからなんだ」
「へ~ それじゃあ行こ?」
「ああ、そうだな....ほら」
「え?」
「はぐれると大変だろ? だから手を繋ごうぜ」
「う、うん」
イチカは簪の手を差し出し簪はその手を握ると会場に向かった
「どうも~! 今回もやってきました○○○の時間だ!」
DJが司会をし番組は進んで行く
「さて! 今回もやってきました歌チャレの時間です! これは三周連続で勝利するとCDデビューが出来るんだぜ!」
「へ~、そんなのあるんだ。誰がやるのかな?」
「ランダムだから分からないよ」
簪とイチカはそう話しているとイチカに光が当てられる
「そこの男性! こちらに来てくれだぜ!」
DJがイチカに向かってそういう
「……俺か」
「えっと、が、頑張って」
「おう、ちょっと行ってくる」
イチカはそういうと席を立ちステージに登場する
「最初に名前を教えてくれだぜ!!」
「イチカ・ミューラーだ」
「もしや、世界初の男性IS操縦者なのか?」
「ああ、そうだ」
「おー! なんてことだ! 今回の挑戦者は初のIS男性操縦者だ!」
「それで、挑戦する曲は何にするんだ?」
「それじゃあ、『WIN THE BATTLE』で」
「分かったぜ! それじゃあミュージックスタート!」
DJがそういうとメロディーが流れ始める
「開けない夜など無いいと誰もが信じているけど~」
イチカは歌いだす
「奪うためじゃない 生きるため大気圏越え戦うよ次のステージ進むのは守るべきものがあるから~」
「固く握りしめた拳を手の平いっぱい広げて」
「仰ぎ見る空は綺麗だろう だから誓うのさWIN THE BATTLE」
その後もイチカは歌い最後まで歌いきる
「さて!点数は何点だ!」
点数表が動き始めると一気に止まった
100点の数字に泊まった
「な、なんと~! この番組が始まって初の百点がでた~!」
おお~!
観客の方は驚きの声を上げ肝心のイチカは
「ただいま簪」
「お帰り、その……歌、うまかったよ」
「ははは、ありがとう」
イチカは礼をいい簪の頭を撫でる
「....///」
簪は頭を撫でられ顔を赤くするが番組は続き数分すると終わった
「さて、ちょうど12時だしどこかで飯でも食うか」
「うん、それじゃあ何を食べようか」
「そうだな……そういえばすぐ近くに大型のショッピングセンターがあったよな? そこで食うか」
「うん、それじゃあ行こ」
「ああ、それじゃあ行くか」
イチカと簪は再びバイクに乗りショッピングセンターに向かう
「とりあえず、あそこに入るか」
「うん、わかった」
イチカと簪はレストランに入ると昼飯を食べレストランから出る
「さて、それじゃあそろそろ戻るか」
「うん、そろそろ時間だし帰ろう」
イチカと簪がセンターを出ようとした時
パアアアアアアアアン
銃声が鳴る
「てめえら動くんじゃね!」
銃を持った男が声を上げそういう
「一ヶ所に集まれや!」
男は再び声を上げると客は一ヶ所に集まり始めイチカ達も素直に集まる
「い、イチカ大丈夫だよね?」
「ああ、大丈夫だ」
イチカは答える
(数は五....持っているのはアサルトが二サブが二ハンドが一....行けるか)
イチカは敵を確認しそう思う
「簪……少しの間動くなよ」
「う、うん」
簪は返事をするとイチカは気配を消す
「……今!」
イチカは一気にアサルトを持つ一人を狙いアゴを狙い殴ると一人が気絶する
「撃て! 撃て!」
リーダー格がそういうと他の三人はイチカに向けて撃つ
「弾幕薄いぞ!」
イチカは銃弾を避けながら一人ずつ確実に気絶させていく
「クソ! それなら一人道ずれに」
男はそういいハンドガンを撃つとその先には簪が居た
「なっ! 間に合え!」
イチカは素早く簪の前に立つと銃弾がイチカに当たる
「グッ!」
イチカは片手で撃たれたところを押さえ右腕を開いてに飛ばすと男は気絶する
「あ、ああ、イチカ」
簪は心配そうにイチカに近寄る
「グッグッア!」
イチカはそういい体の中にある弾を抜きとる
「はぁ、はぁ」
イチカは押さえていたところを離すとみるみる直っていく
「簪は大丈夫か?」
「私はイチカのおかげで平気だけどイチカが」
「俺も平気だそれにほら傷はもうなおっている」
イチカは撃たれたところを見せる
「うそ、なんで?」
「過去にいろいろあったんだ。まぁいいや、帰ろうぜ」
イチカは再び簪の手を握りバイクに乗ると走り出す
簪はバイクの後部座席に座りイチカに抱き着くように捕まっている
(どうしてかな、イチカの事を考えると胸が熱くなってイチカに抱き着いてると鼓動が早くなってる。どうしてかな? 本音に聞いてみよ)
簪は内心でそう思っていた
「よし、付いたな」
「うん、今日は楽しかったよ。ありがとう」
「おう、気にすんなそれじゃあまた明日な」
イチカはそういい簪と別れる
服に血がついていたことを忘れ千冬に見つかり怒られたのは別の話