ハイスクールD×D 血濡れた傀儡   作:寝起きイグアナ

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今回短いです。
次回をなるべく早く書きます。(泣


九機目 暴走

 

リアスside

 

「リアス、まさかここまで君達が強くなっているとは思わなかったよ。」

「あら、此の期に及んで負ける言い訳でもしているつもり?」

「いや、今から本気でいくって事さ‼︎」

 

私と対峙しているライザーは身に纏っている炎を更に燃え上がらせる。

ちなみにアーシアは物陰に気配を消して隠れているわ。いつの間に気配の消し方なんて身につけたのかしら?

 

「部長!大丈夫ですか‼︎」

「イッセー‼︎」

「来たか、リアスの兵士!

お前を倒してリアスを俺のものにしてやる‼︎

これでも喰らえ‼︎」

 

ライザーはイッセーに向けて巨大な火球を放ったわ。まぁ、意味が無いのだけれど。

 

「なっ⁉︎何故今の炎を喰らって無傷なんだ⁉︎」

「教えるわけ無いだろ‼︎

いくぞ、ドライグ‼︎オーバーブーストォォォオオオオ‼︎」

『Welsh Dragon over booster!!!!』

 

するとイッセーの籠手の宝玉が輝きを増し、そこから溢れ出る赤いオーラがイッセーの鎧となっていく。

そしてその鎧にはアーシアの指先から伸びている緑の光の糸が繋がっている。

 

「ば、バカな!赤龍帝の力を具現化させただと⁉︎」

「これが禁手、『赤龍帝の鎧』だ‼︎

長くは続かねぇけどな‼︎そりゃ‼︎」

「グハァ‼︎」

 

ライザーの腹に強烈な一撃が叩き込まれたわ。というより、あの一撃で一回死んだわね。

 

「た、確かにその赤龍帝の力は驚異だが、この至近距離からの一撃を耐え切れるか‼︎」

 

するとイッセーが業火に包まれる。でも……。

 

「な、何故だ‼︎何故傷ひとつ付かない‼︎」

「なら、俺からお返しだ‼︎ドラゴン・ショット‼︎」

「ぐあああぁぁぁ‼︎」

 

……あの山一つ消した一撃を至近距離で撃たれたなんて、何か可哀想に思ってしまうわ。

 

「こ、こんな……ところで……負ける……訳には……。」

「あれ喰らってもまだ耐えんのかよ⁉︎」

 

私も驚きだわ‼︎

まだ倒れないなんて……‼︎

 

「こノ、薄ぎタナい蜥蜴が!

オれに、サカらうナ‼︎ガアアァァァ‼︎」

「なっ、何⁉︎」

 

ライザーが急に苦しみだしたと思ったら、炎に包まれて巨大な鳥の姿に変わったわ‼︎

 

「一体何がどうなっているの⁉︎」

 

この子は確かライザーの眷属でレイヴェルと言ったわね。

 

「イッセーの一撃を受けたらあんな姿に変わってしまったの!

でもこれは明らかに魔力が暴走しているわ‼︎」

「お兄様‼︎」

「ダメッ‼︎」

 

レイヴェルは変わり果てたライザーに一直線に向かって行ってしまった。

でも、このままじゃ大変な事になるわ‼︎

 

「イッセー、貴方も一緒に来なさい‼︎

ライザーを止めるわよ‼︎」

「はい‼︎」

 

私たちは不死鳥の方へと向かう。

 

リアスsideout

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

三人称side

 

結果から言うならば、彼らは不死鳥を止める事は出来なかった。

それもそうだろう。今のライザー・フェニックスは不死鳥そのもの。本来の能力以上の再生力と攻撃を持っていたのだ。

彼の妹、レイヴェル・フェニックスは再生速度を上回る攻撃で撃破されてしまった。

 

「はぁ……はぁ……なんて強さなの⁉︎」

「大丈夫か、アーシア⁉︎」

「わ、私は大丈夫ですから……はぁ、はぁ……もう少し助けさせ……。」

 

もうアーシアの持つ魔力は尽きかけていた。イッセーがどれだけ強くなっていたとしても不死鳥を相手には攻撃を交わすのは困難であり、アーシアの負担は大きくなっていた。

 

「アーシア、無理するのは止めなさい。

今のライザーは殺す事も躊躇わないわ。私は貴方に死んで欲しくは無いの。貴方は何処かに隠れて私たちに任せなさい。」

 

リアスはそう言ってはいるが、彼女自身も限界は近づいていたのだった。

不死鳥は倒れる事を知らず、炎の勢いもまた止まる事を知らなかった。フィールドそのものも駒王学園の影も残っておらず、あるのはただ燃え盛る火の海だけであった。

 

「キュアアァァァ‼︎」

「マズイ!アーシア、逃げろ‼︎」

 

不死鳥はアーシアへと狙いを定め、炎を撃ち出す。それは一撃で全てを消し去るほどの火球。そんなものが当たればアーシアは消えて無くなってしまう。

だが、

 

「お前ら、俺は人を待つのも待たせるのも嫌いだと前に言っただろうが。」

 

炎は搔き消え、そこには黒い外套を身に纏った1人の男がいた。

 

「おい、鳥野郎。

俺の仕事を増やさせた事を後悔させてやる。」

 

赤砂のサソリは目の前の不死鳥に狙いを定めた。

 

三人称sideout

 

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