ハイスクールD×D 血濡れた傀儡   作:寝起きイグアナ

9 / 11
八機目 惨劇

 

「……ここか。」

 

レーティングゲーム当日。俺は生徒会室まで来ていた。その扉をノックすると、

 

「どうぞ。」

 

と返ってきた。

 

「失礼する。

お前がソーナ・シトリーか。」

「おい!会長に失礼だぞ‼︎」

「黙れガキが。

王同士が対等に話して何が悪い?」

「王?まさかお前が……!」

「匙、もう少し落ち着きなさい。

うちの兵士がすまなかったわね。

改めて、ソーナ・シトリーよ。」

「サソリだ。」

「ところで眷属は連れていないの?」

「あぁ。

元々1人しかいない上に今日は依頼を受けている。」

 

今、黒歌ははぐれ悪魔を殺しに行っている。もちろんなるべく傷つけずに殺し、死体もちゃんと持って帰ってこいと言ってある。

 

「成る程ね。

ところで今回のレーティングゲーム、どちらが勝つかしら。」

「リアス達だろう。

あの程度のガキにやられはしない。」

「随分買っているのね。

でも10日間でどうにかなる程レーティングゲームは甘くは無いわ。」

「普通ならそうだろう。

だが、今回はそれに当て嵌らねぇ。」

「?」

 

さて、俺を待たせるなよ?

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

小猫side

 

「それでは、レーティングゲーム開始です。」

 

グレイフィアさんの宣言が放送された後、私たちはすぐに目的地へと向かった。私はイッセー先輩と一緒に体育館だ。

 

「イッセー先輩、手筈通りに敵を引きつけておいて下さい。」

「任せとけ‼︎」

 

私はすぐに仙術を使い、ある場所を探した。

でも、やっぱり完璧に使いこなしている訳じゃ無いから時間はがかかってしまう。だから予めイッセー先輩には時間稼ぎを頼んだ。

 

「洋服破壊‼︎」

「「「「きゃあああぁぁぁ‼︎」」」」

 

……うん、後でシバこう。

 

「イッセー先輩、下がってください。

見つけました。」

「りょ、了解……。」

 

イッセー先輩が体育館から出て行く。私から殺気がイッセー先輩に向かって出ている?さぁ何の事だかわかりませんね。

 

「せーの、ドン。」

 

私が体育館の床を殴ると、そこから罅が全体に入っていく。

 

「な、何が⁉︎」

「う、うそ‼︎」

「ヤバイヤバイ‼︎」

「マズイマズイ‼︎」

「もう遅いですよ?

何せ砕いたのはこの体育館で最も負荷がかかっていた場所です。さよならですね。」

『ライザー様の兵士3名、戦車1名、リタイア』

 

3人が逃げ出そうとするが、そのまま体育館は崩壊。無事に撃破できてよかったです。

 

「(……小猫ちゃんには一生逆らうのはやめよう。)」

 

なんかイッセー先輩がすごく失礼な事を考えていた気がする。

 

小猫sideout

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

朱乃side

 

「くそっ‼︎」

 

私の前で悪態をついているのは『爆弾王妃』とも呼ばれるユーベルーナ。

小猫ちゃん達が勝利した隙を狙って倒そうとしていたみたいですけど、私に見つかったのが運の尽きですわね。

 

「いくらやっても無駄ですわ。」

「くぅぅ‼︎」

 

何個もの魔弾を打ってきますが、全部雷で撃ち落としているので一つも当たりません。

 

「ガッカリですわ。

『爆弾王妃』もこの程度だなんて……。」

「っ‼︎その異名は嫌いって言ってるでしょ‼︎

もういいわ。これで終わらせる。」

 

そう言うと彼女は巨大な魔弾を作り上げます。

確かにあのサイズを撃ち落とすのは骨が折れるでしょう。ですが、計算通りです。

 

「掛かりましたね?

雷よ‼︎」

「なっ⁉︎ギャアアアァァァァ‼︎」

『ライザー様の女王1名、リタイア』

 

ドッカーンとその魔弾を雷で爆発させて差し上げました。挑発にのってくれて助かりましたわ。あの巨大な魔弾を作っていただけなければ、もっと時間がかかっていましたもの。

 

朱乃sideout

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

木場side

 

やっぱりみんな凄いね。あっという間に5人も倒したよ。

僕も負けてられないね。今はライザー眷属の騎士を僕が、兵士をイッセー君と小猫ちゃんが相手している。

 

「中々やるな、グレモリーの騎士よ。」

「そちらこそ。

今度は僕の本当のスピードを見せてあげよう。」

「本当のスピードだと⁉︎」

 

一旦距離を取った後、足の裏に魔力を集める。そして一気に反発させてすれ違いざまに彼女を切った。

 

「グハッ!

み、見事だ。」

『ライザー様の騎士1名、リタイア』

 

ふう、流石はライザー眷属。強かったね。

 

『ライザー様の兵士5名、戦車1名、騎士1名、リタイア』

「やぁ、お疲れ様。」

「祐斗先輩、まだ終わりじゃありませんよ?」

「そうだったね。ごめんよ。

ところで後は君だけの様だけど、どうする?大人しく降参するかい?」

「残念だけど、私は初めからこの試合には参加してないの。お兄様にも言ってあるから先に進むといいわ。」

「お兄様?」

 

イッセー君が僧侶の彼女に聞く。

 

「えぇ、私の王はお兄様よ?」

「ええええええええええええええええ‼︎」

「何でも妹萌えなる物があるらしくて、それに則って私を眷属にしたそうよ?

お兄様は『俺はそういうのは無いけどな』と言っていたけど。」

「汚らわしいですね。

反吐が出ます。」

 

小猫ちゃん、なんか知らないうちに言葉遣いが汚くなったね。

サソリ君が来てからな気がするのは気のせいだよね?

 

「木場、どうした?そんな死んだ魚の眼をして。俺はもう焼き鳥野郎のところに行くぜ?」

 

あ、置いて行かれた。

なんかまた胃薬が欲しくなってきたな。完全に再現されているなら、部室に胃薬置いてあるよね?

 

 

 




小猫がサクラ化。
明らかにサクラの馬鹿力は異常だと思う。何で庭を殴っただけで家が消えて無くなるんだろう?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。