今日は、ハロウィーンだ。
私、ハリエット・ポッターには、ハロウィーンの日に何か起こるような宿命でもあるのだろうか。
1才の時には、両親が殺され、一人ぼっちになってしまい「生き残った女の子」と呼ばれるようなり、挙げ句の果てにはヴォルデモートの分霊箱となってしまった。
11才の時には、クィレルが侵入させたトロールに襲われてしまった。
12才の時には、ニックに誘われてゴーストだらけのパーティーに行ってしまい、そのあと秘密の部屋が開かれた、という文字が書かれた壁と石化したミセス・ノリスを見ていたら、他の生徒も集まってきてそれ以降その年は散々な目に遭ってしまった。
13才の時には、私以外の3年生以上の生徒達は、ほとんどホグズミードに出かけるなか、私一人だけお留守番で、その日の夜は、シリウスが『太った婦人』の絵を切り裂いてしまい、生徒全員が大広間で寝ることになった。
14才の時には、3校対抗試合の4人目の代表となってしまい、それからしばらくは、かなりの嫌がらせをうけてしまう。
14才以降は特に何もなかったのだが…
「皆のもの、ハロウィーンのパーティーに入る前に、このホグワーツに新しい仲間が加わる事になった。その紹介をさせておくれ。ハリエット・ポッターじゃ。」
私が、紹介された瞬間大広間が騒がしくなった。私に似ているママや、同じポッターである、パパにも注目が集まっている。
「彼女は、本来なら9月に1年生と一緒に入学する予定だったのじゃが、魔法事故にあって治療が必要だったので、このタイミングでの編入と言うことになった。」
確かに魔法事故と言えば、魔法事故なのだが…時空を飛ばされ、若くなり、記憶が若干曖昧になってしまったと言う意味では。
「寮はグリフィンドールで、学年は一年生じゃ。皆のもの仲良くするように。では、宴じゃ。」
「ハリエット行ってくるのじゃ。君がここへ来たのも何かの縁じゃ。君がやりたいことをやりなさい。もし、何かあったとしてもわしがなんとかしよう。 ただ、リリーもジェームズも、そしてシリウスも君が傷つくことは望まぬはずじゃよ。」
「…ありがとうございます。ダンブルドア先生。」
ダンブルドアは、いつも全てを見通している気がする。私が私自身の命と引き換えにしてでも、パパやママ、私が大好きなシリウスそして、未来で産まれてくるであろう私自身が幸せに暮らせる未来を創ろうと思っていることまでも。
「さぁ、おいき。君の家族が君を待っておるようじゃぞ。」
「はい。これからよろしくお願いします。」
「こっちにおいで!ハリエット!僕と同じポッターという姓で、リリーに似ている君と話したいんだ。」
「ハリエット、俺のところにおいで!俺のマイ エンジェル!」
「ポッター!あの子に変なことを吹き込むんじゃないわよ。 それと、ブラック!マイ エンジェルって初対面の人に言う言葉じゃないでしょ。 ハリエットこっちにいらっしゃい。それにしても本当に貴女、私に似てるわね。」
私がグリフィンドールのテーブルに目を向けるとそこには、私が一才の時に失った両親と、私の為にどんなことでもしてくれた、私が大好きな名付け親がいた。
(シリウスと、リーマスが前言ってた通りなら、パパとママが仲良くなって付き合うのにはあと4年もかかるのか…早く仲良くなってほしいんだけどな…)