私、ハリエット・ポッターがホグワーツに編入してきて一週間が経とうとしていた。
学年が違うがママとはよく一緒に行動している。ママは、私にこの一週間二人が空いてる時間にホグワーツの校舎案内をしてくれた。流石に20年近くも過去に来ているので、私の過ごしていたホグワーツとは、教室の割り振りなどが異なる所が多々あったので覚え直しが必要だった。
シリウスは、私に会うたびに声をかけ、荷物を持ってくれたりと、とっても優しくしてくれた。ママには部屋で、顔が赤くなってたわよって言われてからかわれた。どうやら、私はルームメイトにシリウスのことでからかわれる運命らしい。
パパは、どうやらいつもの日課のごとく、ママに声をかけたり、ママの前で派手なことをして気を引こうとしているのだが、そのたびにママから怒られ、落ち込むことを繰り返していた。
リーマスは、ママからそれなりに信頼されているらしく、ママが用事があるときは、リーマスに私の事を頼まれていたりした。そのため、リーマスと私はこの一週間でかなり仲良くなっていた。
ペティグリューはというと、私自身この時代のペティグリューはヴォルデモート側にまだついていないとは理解しているが、それでも、積極的に関わることはしようとはしていなかった。
そんな中、私が一番この時代に来て話をしたいと思っている人物には、私はまだ会えていなかった。よく(特にママと一緒に行動している時)誰かからの視線を感じることがあるが、警戒されているのか、未だにその人物の姿を見つけることすらできていなかった。シリウスから忍びの地図を貸してもらおうかと思ったが、パパ達が図書室で変身術の本を真剣に読んでいるのを見て、まだアニメガースの変身にも成功してない段階なのかと判断して諦めた。
授業の方は、流石に一年生の授業とだけあって若干退屈だったが、私は時空を飛ばされたとき、不死鳥の杖やサンザシの杖を無くしてしまっていたため、今仕方なく使っているニワトコの杖に馴れることに重きを置いて授業を受けていた。なぜなら編入して最初にあったフリットウィック先生の妖精の呪文での浮遊術の実技で、この前まで使っていたサンザシの杖と同じ感覚で使ったら、鳥の羽が一気に急上昇して、ニワトコの杖の威力の高さに私も正直驚いてしまったからだ。それ以来、ママに似ている容姿も相まってかフリットウィック先生に気に入られたようだった。
今からそんな私が、一番楽しみにしている教科の授業が始まろうとしている。それは魔法薬学だ。もともと魔法薬学は、ママの才能を受け継いだらしく、ふくろう試験で闇の魔術に対する防衛術と共に最高評価の「O・優」を取ることができた教科だ。担当は、スラグホーン先生のようだ。ママからは、
「スラグホーン先生はいい先生よ。頑張ってね!」
っと満面の笑みで先ほど別れる前に言われた。何か悪戯か何か仕掛けてそうでちょっと怖い。気を付けておこう…
スラグホーン先生がやって来たようだ。私を見ると
「いや、こりゃたまげた。君が編入生のハリエットかい?」
「はい。はじめまして。」
「フリットウィック先生から、近くで見るとリリーにとてもよく似ていると聞かされていたが、ここまで似ているとは。リリーとはルームメイトだと聞いたが、仲良くなれたかい?」
「はい!」
「そうかそうか。いやはや、授業を始めなければ。」
それから、授業が始まり今日の課題は、おできを治す薬を作ることだった。今、スラグホーン先生が皆の薬を見回っている。私のは、自分で言うのもなんだが完璧に出来ているだろう。スラグホーン先生が、私の所へやって来た。
「こりゃたまげた。この年で、一発で成功したものなどリリーや、私の寮生のセブルス位であろう。グリフィンドールに10点を差し上げよう。」
「ありがとうございます」
「さて、今日はここでおしまい。ちゃんと宿題をやって来ること。それじゃあ、解散」
私は、スラグホーン先生が解散と言った後に一人残された。
「ハリエット、君の魔法薬の才能は本当に素晴らしい。」
「ありがとうございます」
「リリーがマグル生まれだと聞いたときは驚いたが、君は純血なのかい?」
「いいえ、違います。父は純血ですが、母はマグル生まれの魔女です。」
「こりゃたまげた。 いやいや私をそんな目で見ないでくれ。私は生まれで差別をする気はないぞ。リリーは私のお気に入りの生徒だよ。」
「分かりました」
「さて、ここからが本題なのだが… ハリエット今度私が、食事会を開きたいと思っているのだが、来てみないかい?」
「え?(まさか…)」
「いやいや、私はお気に入りの生徒を集めてたまに食事会などを開くのだよ。それで君にも来てもらいたいのだよ。」
「えっと…(これってナメクジクラブへの勧誘?)」
「君のルームメイトのリリーも私のお気に入りだから来てくれる。」
「でも…(色々とやるべき事があるのに)」
私が返事をためらっているとスラグホーン先生がとんでもない爆弾発言を私に向かって言ってきた。
「君が誘いたいのなら、シリウスも誘ってきてもいいよ。」
「えっ? ちょっ!スラグホーン先生!何を言ってるんですか!?」
「ほほっ。いやなに、リリーからよかったら君も誘ってくれないかと言われてね。それで、彼女がもし君が渋るようならシリウスを餌にしてみると良いと思いますwって言ってきてね。」
「…うー(ママに完全に遊ばれてるよ…)」
「来てくれないかい?クリスマスにはダンスパーティーもしようと思っているのだが。」
「えっ!(シリウスとダンス出来るなんて…)」
「どうだい?」
「あーもう!失礼しますっ!」
私は、その事を考えるとあまりに恥ずかしすぎて魔法薬の教室から全力で走り去った。その様子をママがニコニコしながら見ていることに気づかずに…
私は、それからしばらくの間ママにその事でいじられ続けられてしまった。
ストックがそろそろ切れてしまう…
早く続きを書かなければ…