「凍結中」織斑さん家の奇妙な共同生活。 作:よし
食堂にて。
セシリアへの宣戦布告から一時間後。一夏は約束どおり箒と昼食をとっていた。
「改めて、久しぶりだな。元気だったか?」
「あぁ。そちらも変わりないようで何よりだ」
一夏は注文したステーキをフォークとナイフを使い慣れた手つきで切り分けると美味しそうに頬張った。
ちなみに箒は安定の和定食だ。さすがに米と箸と黒髪がよく似合う。
「……イマイチ!」
「ど、どうしたんだ?」
「いや、小清水さんの手料理が食べたいなぁと思っただけだ」
「小清水さんとは誰なんだ?」
「三夏兄の使用人の人で俺がいろいろと尊敬してる人だ」
「そうなのか……。と、ところで一夏はまだ剣道は続けているんだろ?」
「ん?……いや、もうやめたが?」
「え……。な、なぜだ!?あれほど真剣に打ち込んでいたではないか!」
箒は箸を止めて声を荒らげた。
「まぁなぁ……確かに好きだけど、剣道じゃ食っていけないし。あ、三夏兄の会社の人からはいろんな武術を教えてもらったぞ」
「か、会社の人に?」
「そ。インペリアルコーポレーション軍事部門警備課の隊長さんから直々にな」
「……実力はついたのか?」
「ある程度はな。だけど、剣道なら箒の方が強いかもな。全国一位だし」
「…………」
一転して表情を暗くさせる箒。
一夏は疑問に思った。
「どうした?」
「あんなモノは真の力ではない。私は自分の憂さ晴らしをしていただけだ。剣道とは言えない、ただの暴力だ」
「…………」
「自分が恥ずかしい。暴力で相手を叩き伏せて勝ち誇った気になっていた……。相手にも申し訳ない」
両手に力を込める箒に一夏はこう言い放った。
「別にいいだろ」
「いいものか!」
「勝ちは勝ちだ。負けたやつには箒に勝てるだけの実力がなかった。話は終わりだよ」
「…………」
「その力は箒のものだ。努力して手に入れた結果だろ?誰が何と言おうが自分のために使えばいい、自分自身が使いたいようにな。誰かを傷つけるためや誰かを守るために。理由なんていくらでも後付けできる。納得できなかったら納得できるような答えを探せばいい。それに、そんなことを悩めるのは力ある者の特権だ。好きなだけ悩めばいいさ。仮に間違っていたと思うのなら悔やんで反省して次に生かす。過去の過ちを変えることはできないけど、未来のことは考え一つでいくらだって変えることができるんだぜ?」
「……それが正しいのか?それが正義か?」
「そんなことは分からないよ。人はそれぞれに独自の正義を持ちそれを信じてるんだから。だから……箒も自分の信じる道を行けばいい」
一夏は諭すように優しく箒に語った。
「……変わったな一夏は。物事をよく見て深く考えるようになった」
「変わってないさ。少し大人になっただけだ。それにほとんど三夏兄からの受け売りだしな」
「ふっ。いい男になったものだな」
「ん?」
「な、何でもない!……そんなことよりオルコットとの試合のことだが、大丈夫なのか?」
「…………」
それを聞いて一夏の動きが止まった。表情も固まりまるでマネキンのようになってしまった。
「おい?……まさか、勝てる自信が無いのか?」
「自信はある。見込みが無いだけだ」
「どっちにしろダメだろ!?」
「自信があるのと無いのとではずいぶん違うぞ」
「お前は企業代表生じゃないのか!?」
「それはあくまで俺の身を護ることとデータ収集が目的であって俺の実力でなったわけじゃないんだよ。それにあそこで引いたら男じゃない」
「なっ!……どうするつもりだ。オルコットは本気だぞ。あいつはお前を完全に潰す気だ。奴隷にされるぞ」
「……何とかなるさ。あの完全に男を舐め切って見下してることに漬け込めばあるいは……」
一夏は一切れの肉に勢いよくフォークを突き刺した。
「…………」
「とりあえずISの練習をしないとお話にならない。さっそく行動しないとな」
そう言って一夏はステーキの最後の一切れを口の中へと放り込んだのだった。
「……イマイチ」
「え〜と1025ってどこだ?」
放課後。一夏は自分の部屋を探していた。
自宅から通うわけにもいかないので仕方なく女子寮の一室に住まわせてもらえることになったのだ。
それは日本政府やインペリアルコーポレーションからの強い要望があったことも理由の一つだ。
「お、ここか」
先ほど真耶からもらったカギ番号と部屋番号を再度確認してから中へと入る。
言わずもがな二人部屋だった。
千冬から聞いたとおりだ。名前は聞かなかったが、相手は一夏がよく知る人物で比較的、千冬が信用している人間。
そこから推測すれば思い当たる人物は篠ノ之箒しかいない。
「おーい。箒ー?……っていないのか。どこ行ったんだろ」
一夏は荷物を置くとベッドへと腰掛けた。
それから辺りを見回す。
そこらのホテルより数ランク上の部屋だ。
嫌な予感がした。
今、気がついたことだが先ほどからシャワールームで水音がしている。
「…………まさか」
ドアの開きがしてペタペタと足音がする。
「誰かいるのか?」
「やっぱりなぁぁぁ!」
箒の声を聞き一夏は予感が的中したことに大いに焦った。
「同室になった者か?こんな格好ですまない」
「ストォォップ!ストップ!ストップ!ストップ!箒そこで止まれ!!」
「なっ!?い、一夏!?」
シャワールームのドアの影であからさまに驚く箒の姿があった。
「説明はあとだ!とにかく俺はいったん出て行くからその間に着替えてくれ」
「あ、あぁ」
一夏は逃げるようにすぐに部屋から出て行くとドアにもたれかかって安堵した。
「こんなお約束で寿命を縮めてたまるかってぇぇぇの!」
一夜明け翌日。
あのあとは特に何事もなく。一夏と箒はシャワーを使用する時間帯などを決めて、少し昔話に花を咲かせてから床に就いた。
箒は一夏と同室になったこをよ喜んでいた。もちろん一夏に悟られないように。
朝のHR。
教壇にはいつもの三人の教師の姿がある。千冬に真耶に杉山だ。
やはり三夏の姿はない。
教卓の前に立った真耶は笑顔で話し始めた。
「えっとですねぇ。何とこのクラスに転校生が来ました!」
教室がざわめき、あちこちから驚きの声が聞こえてきた。
真耶は予想通りの反応をしてもらえたため満足そうだ。
「それじゃあ、入ってきてください!」
教室のドアが開き一人の女子生徒が入室した。
乗馬ズボンにロングブーツの改造制服を身にまとい、左目に赤いラインの入った黒い眼帯を付けた銀髪の美少女は凛とした態度で教壇に立った。
だが何も言わない。
見兼ねた千冬が指示を出す。
「ボーデヴィッヒ。自己紹介をしろ」
「はっ!了解しましたお姉様」
「馬鹿者!その呼び方はやめろ!何度言ったら分かるのだ貴様は」
「すいません教官」
「教官と呼ぶのもやめろ。私はもう教官ではない」
「では何と?」
「ここでは、織斑先生と呼べ。それと敬礼もしなくていい」
銀髪の少女は頷くとクラスの方へと向きなおった。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。ドイツ軍から出向してきた」
ラウラはクラスの面々を見渡し一夏の姿を見つけると、そこへ歩み寄った。
「なんだ?」
「……お前が教官の弟で、管理官の息子か?」
「そうだが?」
「ならば私と結婚し嫁となれ」
「は?」
しばしの沈黙。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
一夏は盛大に驚いた。
「な、何で!?それに嫁?婿じゃなくて?」
「日本では心に決めた相手を俺の嫁というのだろ?」
「いや、それも違うけど……。り、理由を聞かせてくれないか?」
「私には親がいない。だから愛される温かみも知らない。私は家族というものを知りたいのだ。何心配するな、すでに私は三夏お父様の娘だ」
「ま、マジでか?あの三夏兄が?」
一夏は後者の方に気を取られているらしい。他の者も同様だった。
だが、前者は確かに杉山の耳に届いた。
「あぁ、三夏お父様は私の名付け親でもあるからな」
衝撃の連続だった。
千冬と真耶はただただ豆鉄砲を食らったように呆然としている。
そのとき……
「ちぃぃぃよぉっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!何をぬかしてるんだお前はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
叫びながら三夏が現れた。
「お父様!」
「違う!」
三夏はラウラの言葉を一蹴する。
「あなたは私を娘と認めてくれたではないですか」
「あれはクラリッサにはめられたんだ!あいつが君に何を吹き込んだのかは知らないが私は君を娘とは認めてなぁぁぁい!ガキなんてあの二人で十分だ!」
「私はあなたの娘です!三夏お父様!」
「君にお父様と呼ばれる筋合いはなぁぁぁぁいぃぃぃぃぃ!!」
いったいラウラと三夏の間にドイツで何があったのだろうか。
それはまた別の機会で語ることにしよう。
「ふぅぅぅざぁぁぁけぇぇぇやぁぁぁぁがってぇぇぇこんなクレイジーな展開があっていいのかぁぁ
ー!!!」
「いいじゃないですか。父親になってあげれば!あの子を助けることができるのは博士だけです!」
三夏の後を追いかけてきた杉山が言った。
三夏は足を止め杉山に向きなおった。
「ほぉ、なら私からの頼みだ君が助けてあげたまえ。今からでも遅くはないさっさと科学者を辞めて親がいない哀れなガキどもを救うための汚物にまみれたキチガイだらけの偽善NPO団体にでも加入すればいい彼女の引き取り手ぐらいすぐに見つかるだろう。マヌケな朝ドラがに股女にはお似合いだぁぁぁ」
「が、がに股じゃないもん!ラウラちゃんは家族の温かみを知りたいと言っていました。あの子を救ってあげる気はないんですか!?」
「救うぅ?君はなんだ、それで彼女が救われると本気でそう思っているのか?」
「そうですよ」
杉山は顎を上げて三夏を見ると、当然とばかりの表情で言う。
「衝撃だぁぁ君は本当に現実というものを理解していないんだな。御伽の国で魔法使いと語り合っていたまえドロシー君!」
「ラウラちゃんに愛される温かみや優しさを教えてあげることはできるはずです!」
「そんな家族ごっこで人を救うことなどできるものかそれはあくまで『ごっこ』であって本当の家族ではない!私たちが彼女に抱くのは愛の温かみと優しさではなく同情の温かみと優しさだ。そんな通販のお試し的なノリで人を救うことなどできるはずがないだろう。人を愛するということはその人間のすべてを受け入れ慈しむことなのだ。それ相応の覚悟を必要とするんだよ」
「博士こそいい加減その捻くれた言動と考えを正してください!結婚はまだできなくても、人は誰しも他人を愛せる心を持っているんです!」
「だったら君が彼女を引き取れ!そのご立派な胸を吸わせてやればコロリと君に懐くだろう。そして親子二人仲良くドイツにでも移り住め!そこに永住してくれればなおのこといいー!!」
「む、胸の大きさは関係ないでしょ!?」
「とぉにぃかぁくぅ私はあのガキを自分の娘とも認めないし千冬の借金が完済され私と縁が切れるまでは一夏との結婚もみとめぇぇぇぇぇん!!」
話は終わりだとばかりに三夏はその場から走り去って行った。
こごまで自分のことしか考えない親の結婚反対も珍しいものだ。
一夏とセシリアの決闘を前にしての出来事であった。
「あ、あの箒さん?」
「なんだ?」
「に、睨むのはやめていただきたいんですが」
「断る」
昼休み。
箒は眉間にシワを寄せ一夏を睨んでいた。
今朝のラウラの一件で箒は機嫌を損ねているのだが、一夏はそんなことには気づかない。
「そして何でお前はここにいるのだ!」
箒は一夏にピッタリと寄り添うラウラを指さして言った。
「愚問だな。夫婦とはいつも仲睦まじぐ寄り添って生活するものなのだろう?」
「お前と一夏は夫婦ではない!」
「こいつは私の嫁だ」
両者一歩も引かない。
「な、なあボーデヴィッヒさん」
「ラウラでかまわん」
「そうか。なぁラウラ」
「なんだ嫁よ」
「さすがにいつも一緒は無理がないか?風呂とかさ」
「一緒に入れば問題あるまい」
「ぶっ!?」
「そんなことはこの篠ノ之箒が断じて許さぁぁぁぁん!!」
箒はどこからともなく竹刀を取り出して構えた。
「待て!箒、落ち着け!」
荒れる箒を一夏が必死になだめている。
「とりあえず、ラウラ。詳しい話を聞かせてくれないか?」
「いいだろう。……だが、それは二人のときにな」
「……分かったよ」
そこへ真耶がやって来た。
「織斑君」
「あ、山田先生。どうしたんです?」
「昨日、預かった練習機の使用申請なんですが……練習機は部活がまとめて使用してしまうそうなので貸し出しができないんです」
真耶は申し訳なさそうに頭を下げた。
「そうですか……それじゃ仕方ないですね。専用機は用意してもらえるって話でしたよね?」
「はい、学園で用意するそうです」
「いつ届くんですか?決闘までには間に合いますよね?」
「……間に合いはしますが、それもギリギリだと思います」
「え?」
「最悪の場合、届くのは当日です」
それを聞いて一夏はどこかへと歩き出した。
箒が引き止める。
「どこに行くのだ?」
「いや少し急用を思い出してなー。さぁー、大変だー、準備しないとなー。一週間後の試合は無理だなーこりゃー」
箒の問いに一夏は一本調子で答えた。その言葉にまったく感情はこもっていなかった。
「なっ!?何を言っているんだお前は!自信があるのではなかったのか!?」
「その自信がたった今、無くなった」
「それでも男か!勇気で何とかしろ!これぐらいの試練に乗り越えられないようでどうする!」
「この場合、勇気と書いて無謀と読むんだ!ISが無いんじゃもう何やったって勝てないもん!絶対に無理だもん!!万策尽き果てちゃったんだもーん!」
「男が二言を言うことなど私は許さん!」
「だったら箒も何か考えろ!あいつの食事に劇薬を放り込んで食中毒でも起こさせろ!ヘロヘロの状態なら俺にも勝ち目はある」
「そんな卑怯なことなどできるはずがないだろ!」
「よしなら俺がやってくる!恥をかくよりよっぽどマシだ!!」
箒は一夏の腕をつかんで阻止する。
「とにかく落ち着け一夏!!」
「はーなーせー!」
「放さない!一夏、私の目を見ろ!」
「…………」
一夏は何とか冷静さを取り戻したようだった。
「なぁ嫁よ」
ラウラから一夏に話しかける。
「私が手を貸そうか?」
「え?」
「これでも代表候補生だ。役に立てると思のだが」
「本当に?」
「あぁ、私の嫁になるか?」
「末長くよろしくお願いします」
「うむ」
一夏は頭を深々と下げてラウラの手を握った。
「なぜそうなるのだぁぁぁぁ!!」
箒の怒鳴り声が学園に響きわたった。
とあるバー。
そこに一年一組担当の教師の面々が仲良く酒を飲んでいた。
落ち着いた雰囲気の店で若いバーテンが一人、グラスを磨いている。
「……まったく、入学早々どうしてこう問題ばかりに起きるのだ。私のクラスに限って!」
顔を赤らめた千冬が愚痴をこぼす。すでにウィスキーのロックを飲んでいる。
「ははは……。騒動の中心は一夏君ですけどね」
真耶がつぶやく。
「はぁぁぁ、最近の一夏の成長が受け入れられない……。兄さんに似てきてないか?」
「一夏君はいい子ですよ。ちょっと理屈っぽいですけど、まっすぐな目をしてます!」
千冬は少し考えてから……
「ありがとう、山田君。一夏は一夏、か」
「はい!」
千冬は赤い顔を微笑ませて真耶に礼を述べた。
「で、どうするの?千冬ちゃん」
「はい?」
「一夏君とラウラちゃんの結婚だよ!結婚!!」
杉山は酔った勢いに任せて乱暴に本題に斬り込んだ。
「私は一夏を手放す気はありませんよ。だいたい、あんな小娘に私の一夏は渡しません!それに結婚など気安くできるものじゃない」
酔っているせいか所々おかしいが、それが千冬の意見のようだ。
「まぁ、そうだよねぇ。でもさ、私はラウラちゃんに家族ってものを教えてあげたいんだぁ。私じゃダメみたいだけどさ」
杉山は拗ねたようにグラスを指で軽く弾く。
「ボーデヴィッヒさん、織斑博士をお父様って呼んでましたからね……。あ、確か先輩のこともお姉様って」
「はぁ…私もよく知らないんだ。突然だったからな。ま、結局は兄さんしだいさ。私にはどうにもできん」
「だよねぇぇぇ」
「杉山さん、そんな顔しないでください。何とかなりますって、ね?」
「真耶ちゃぁぁん」
真耶はふさぎこんだ杉山を励ます。どうやら三夏に言われたことも少しばかり効いているらしい。
「おい、バーテン。お代わりだ」
「先輩はほどほどにしてくださいね。ちょっと飲み過ぎですよ?」
「硬いことを言うな」
「もう、明日に残っても知りませんよ」
結局、飲み過ぎて千冬と杉山は仲良く潰れてしまった。
今はタクシーが到着するのを真耶が一人で待っている。
「冷えてしまいますからどうぞ。お姉さん方にかけてあげてください」
千冬と杉山が寝てしまってから、若いバーテンと入れ替わりでやって来たダンディーなマスターが真耶に毛布を二つ手渡してくれた。
「ありがとうございます」
「いえいえ。お二人のお相手をするのは大変ですな」
「職場の同僚なんですよ」
「そうでしたか。私には仲の良い姉妹に見えました」
「そ、そうですか?」
そう言われて悪い気はしない。むしろ照れてしまう。
「はい。あ、これをどうぞ。タクシーが着くまでにはまだ時間がございます」
マスターはテーブルに可愛らしいケーキが乗った皿を出した。
「わあぁ。これ、あなたが?」
「昔、フランスの五ツ星レストランで、パティシエをしていたことがありまして」
真耶はフォークでケーキを一切れすくい口へ運んだ。
「んー!すっごく美味しいです!!」
「ははは、たわいもない取り柄でございます」
マスターの優しい笑顔に真耶も釣られて笑みを浮かべた。
和やかな雰囲気の中、店の電話が鳴った。
「はい。あぁご苦労様です」
マスターは受話器を戻す。
「タクシーが着いたようです」
「分かりました。ほら!お二人とも行きますよ!」
「ん〜。あと五分……」
「何をするんだ山田君……まだ夜じゃないか……」
「いい加減にしてください!寝ぼけてると置いて行きますよ!!」
「あの、お手伝いいたしましょうか?」
「いいえ、大丈夫です。このぐらい自分たちでやってもらわないと!」
真耶にどやされ千冬と杉山はのそりと起き上がるとおぼつかない足取りで店をあとにした。
「また、お越しくださいませ」
マスターは笑顔でどこか楽しそうに三人を見送ったのだった。
未だにタイトル変わらず。
まぁのんびりやろう。そうしよう。
はい、と言うことでいきなりのラウラの転校でした。
近いうちにドイツ編を書きたいと思っております。詳しいことはそこで。
ちなみに一夏らしさを残すために少しばかり朴念仁要素を残してあります。
箒ちゃんに関してもちゃんと過去の一夏との思い出を載せるつもりです。
「箒は一夏が好きなんだよ。理由?そんなの原作読めば分かるでしょ?省いて何が悪いの?」と言うことにはしませんのでご安心を(^^;;
これからちょくちょく活動報告も書いていくつもりですので、よろしければそちらにも目を通していただければ嬉しいです。
誤字脱字や矛盾点があれば教えてくださいm(_ _)m
ではでは〜。