やる気を無くした第一話集   作:yourphone

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これは東方projectの二次創作。

鎌鼬の風切 迷。東洋の妖怪である彼女は、何故か西洋の妖怪学園に存在していた。
ある日、迷は学園カースト最上位の吸血鬼の――レミリア・スカーレットの『もの』になる。


May・Cazaghryの学園生活

「ボクは風切 迷。鎌鼬っていう妖怪です。…………『かまいたち』、『Kamaitati』です。『cut caused by whirlwind』…………じゃなくて? かざぎりです。メイ・カザギリ」

 

「ふーん……貴女、背がでかいわね。私の日陰になりなさい」

 

「え?」

 

「もう決まったから。同じクラスに移動しなさい。上には伝えておくわ」

 

「で、でも、勉強が……」

 

「歯向かうの? 吸血鬼の私に? 学園最強の私に? 死ぬわよ、貴女」

 

「うぅ……」

 

「ああ、物に感情は要らないわ。意見は私に聞かれたときにだけ言いなさい。拒否権は無いわ。逃げることも許さない。貴女はただ私とあの忌々しい太陽を遮ってればいいのよ」

 

「………………………{…………………はい。

 

「いい子ね、素敵よ。あぁそうだ。物なのに使える主人の名前も知らないのはいけないわね。わたしは『Remilia Scarlet』。レミリア・スカーレットよ。()()()()()

 

 

 

……以上が、迷の学園登校一週間目に行われた会話である。

 

早速閑話休題。

 

取り敢えず、風切 迷の容姿を書いてお茶を濁しておこうか。

(いたち)のような色の……くすんだ黄色の髪を持つ。髪型はベリーショート。

服は洋服で、黄色を基調に緑のリボンで飾られているTシャツに黒っぽいジーパン。

身長はなかなか高く、いまだ50歳いくかどうか程度しか存在していない(妖怪としてはかなり若い)のに170cmに届いている。

性別は女である。……………………女である。ただし胸は無い。

美人……に見えるかどうかは人によるが、最低限ブサイクではない。

 

何故日本の、東洋の妖怪が西洋に存在しているのかは分からない。

何故若い妖怪なのに背が高いのか。

 

まぁ、そんなもの今は関係無い。関係有るならそのうち描写されるだろう。今は迷の学園生活だ。

 

初めの描写の通り、迷は学園生活開始早々レミリアの『物』になった。役割は吸血鬼であるレミリアの日除けである。

 

 

 

「そこよ。えぇ。……ふぅ、これでようやく涼めるわね」

 

{ Thats good. (それは良かった)

 

「ん~。風がいい感じに来て良いわね。やっぱり教室では窓側ね」

 

{ I see. (ですね)

 

レミリアの言うことに逆らわず、窓とレミリアの間に立つ。その許可はおりている。

レミリアはこの学園の最大の出資者、スカーレット家の一人娘なのだ。ただでさえスカーレット家は過激なことで知られているから、先生どころか学園長のワーウルフでさえ反対できない。

 

「……つまんないわね」

 

{ Do you want to tell me something ?(何か話しますか?)

 

「そうねぇ、貴女について知りたいわ」

 

{ OK.(了解)

 

「な、なぁ。まだ授業中なんだが……」

「は?」

 

勇気をふるって声をかけてきた先生(犬顔だからヘルハウンドか)だが、レミリアのひと睨みで怖じ気づき、すごすごと引き下がった。

 

「ふん。……さぁ、話して」

 

{ OK. My……

 

ガラーーン! ゴローーン!

 

「あ、休みね。行くわよ」

 

{ Of course.(勿論)

 

レミリアが席を立つ。それに合わせて動き、影を常にレミリアに被るようにする。それは意外と難しい事で。

 

「っ………… Hey, May. What does this mean?」

 

 

意味は、「ねぇ、迷。これはどういうこと?」

 

レミリアのその白い腕が一部灰色になり、煙がたっている。

 

 

「!? ご、ごめんなさい!」

「減点2。貴女に感情は要らないわ」

「っ……!」

「ほら、こっち来なさい」

 

レミリアが迷を引っ張っていく。その勢いはレミリアの熱心な取り巻きでさえも道を開けるほどだった。

連れられた先は暗室。

 

「……座りなさい」

 

{ Yes, My master.

 

「数回……そうね、三回までは許すわ。それ以降は消す」

 

{ Thank you very much, Master.(ありがとうございます、ご主人様)

 

「でも、それとは別に感情を持ったわね?」

 

{ Yes.

 

「お仕置き」

 

そう言うと、レミリアは迷を蹴りあげる。

 

「ガフッ」

「駄目よ。これは許さない」

 

蹴る。

 

「うぐっ」

「駄目ね」

 

蹴る。蹴る。

 

「ガッアッ……」

「駄目ね」

 

蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。

 

「…………」

「目がきつい。駄目」

 

蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。蹴る。

 

「どう?」

 

{ Thank you very much, Master.

 

All right.(よ ろ し い) ……そうね、こう言う時は My body shadows you. My heart is power to you. と言いなさい」

 

{ My body shadows Master. My heart is power to Master.(ボクの体は貴女に影を。ボクの心は貴女に力を)

 

「All right. Thats good. そろそろ時間ね。行くわよ」

 

{ My body shadows Master. My heart is power to Master.

 

「……いちいち言わなくて良いわよまだるっこしい」

 

{ OK.




本気で進めると長くなりすぎるのでここにシュート。
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