何故か未来の事を知っている霊夢。
見た事ある、しかしなんかおかしい世界でいつも通りに過ごしていく。
私は博麗 霊夢。博麗の巫女よ。
私にはちょっとした秘密みたいなのがある。
何故か分からないけど、小さい頃から未来の事が分かるっていうか…強い既視感をよく覚えるのよ。
ほら、今も
「空が赤い霧に包まれてるわね。…んーと、確か黒幕は…」
「霊夢ーーー!」
しかし、この記憶?とは全く違う事がチョイチョイあるのよ。
例えば、いましがた空から降りてきた私の親友、霧雨 魔理沙。
魔女の服や飛ぶのに何故か箒を使うのは良いんだけど
「これ、異変じゃない?確か、異変解決って巫女の仕事よね?手助けするわよ!」
「要らないわよ」
こんなに女々しかったっけ?
まぁ、流石に馴れたけど。
「えぇ~~!?」
「要らないのよ」
「二回も言った~!」
「大事な事なので二回言いました。それじゃあね」
「あ、まっ待ってよぉ~」
訂正、未だに馴れないわ。
~○~○~○~○~○~
確か、最初に出逢うのは『宵闇の妖怪』だった筈。
なんだけど、今はお昼。夜に活動するあれは出てこない。
「あ、妖精だー」
「よくもまぁ、そんなに呑気で居られるわね。ほら、弾幕撃って来てるわよ?」
「そうみたいね!」
私は熟練の技で、動かずとも相手の弾幕に当たらない様になってる。
「ふぅ。妖精多かったね!」
「全然。むしろ少ないぐらいよ?」
「え」
魔理沙はこんな性格になっちゃってるけど、腕が落ちた訳では無い。
その証拠に、今のところ弾幕を全て避けきってる。
「嘘だ~?」
「言ってなさい。痛い目を見るのは私じゃ無いし」
「うぅ…霊夢は何時だって厳しいよぉ」
語尾に『ぜ』が付かないと魔理沙って感じがしない。
……いや、まぁ、その、前世の記憶だか未来の記憶だか分からないけど、女の子らしい魔理沙とこの記憶の中の『魔理沙』をつい重ねて見てしまう。
今の魔理沙を見ないといけないのは分かるけど、どうしても違和感が付いて回る。
しかも、この誰にも言えない悩みは魔理沙に限った事じゃない。
霖之助さん。八雲 紫。……今は亡き先代。
きっと後々会うあのうるさい奴等も、きっと。
「……む、霊夢!」
「ん、あ?何?」
「無視するなーーーー!!!」
あら、何時の間にか氷精の所にまで来ていたのね。
「聞いてなかった。悪いけどもう一度お願い」
「わたしが最強だと!世に知らしめてやる!まず手始めにお前たちを倒してやる!」
「御丁寧にどうも」
氷弾が飛んでくる。
~○~○~○~○~○~
「きゅ~」
「ま、勝って当然よね」
「霊夢、流石ね。…でも、人の話はちゃんと聞いてあげてね?」
「あーうんそれは悪いと思ってるわ」
氷精の頭をぽんぽんと叩く。
「ご免なさいね」
「むむ、まあ、わたしは寛大だからな。許してやろう」
「はいはい」
チルノはなんと言うか……あぁ、カリスマね。うん。
「それじゃあね」
「うん!また会おう!その時はわたしが勝つ!」
「私とも遊んでね!じゃあね!」
…大妖精は?まあ良いか。
「ようやく見えてきたわね」
「霊夢、あれは?」
「紅魔館。吸血鬼の住みかよ」
「きゅ、吸血鬼!?血、血を吸われちゃう!?にんにく!十字架!あとはあとはえーーと」
「落ち着きなさい」 バシッ
「いたっ!」
さて、それじゃあさっさと攻略しますか。
紅魔館の前に降り立つ。
「と、忘れがちだけどあんたも居るのよねぇ」
「紅魔館へようこそ。わたくし、門番の
「あ、御丁寧にどうも。私は霧雨 魔理沙です」
魔理沙が箒から降りてお辞儀する。
そこまでする?普通。
「お客さま方は事前にアポイントメントを取っていませんね?」
「え、え?」
「そうね。てか、そんぐらい分からないの?覚えてないの?記憶力皆無?」
「念のための確認です」
なんか堅苦しいから煽ってみたけどへにもかけない。
私の苦手なタイプね。
「お嬢様方に会いたいのならまた明日来てください」
「あ、は、はい。霊夢、それじゃあまた明日」
「馬鹿言わないで魔理沙。……はぁ、馬鹿なの?」
「に、二回も言った!?」
「こういうのはねぇ、どうせ明日来ても中に入れさせてくれないパターンの奴なのよ」
「えぇ!?」
「……普通そうじゃない?だって相手は黒幕よ?わざわざ異変を解決されたい訳無いじゃない」
「そっかぁ…じゃあどうするの?」
「勿論」
右手に針、左手にお札。
「押し通る」
「やる気ですか?これでも私は強いですよ?」
「余裕よ、よゆー」
~○~○~○~○~○~
「くっ…まさかここまでとは」
「少し手こずったわね。ま、良いわ。行きましょ魔理沙」
「え、う、うん」
後ろで魔理沙が美鈴に何か渡してるけど…ま、それくらいは別に良いかな。私だって鬼じゃない。
紅魔館の中に突入する。
「ん、図書館の方に入った?…あのメイドのせいか」
「うわぁ!すごい!本が一杯!」
「げほげほっ。誰…?」
「あ、ちょっと通るわね」
「え」
面倒だからスルー。
「ちょ、まちなさ、げほっ」
「大丈夫?マスクつける?」
うん、魔理沙が対応するし良いでしょ。
図書館を抜け、廊下へ。
「にゃあ!」
「ん、猫?って、いや、その……はぁ!?」
そこには、猫耳猫尻尾のメイドが……
別にやる気を無くした訳では無いけど、続けるつもりはない。そんな感じ。
因みにレミリアはむっちゃカリスマ。の予定。