すみれ色のキセキ   作:空宮 星奈

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今日、二話目の投稿です!
お気に入り、入れてくれた方、本当に感謝です!
今回は、ちょっと内容が軽いです…


第2 Q すみれの力

「んじゃ始めるか!」

そう言いながら、青峰君が構える。

「そーだねー!やろ~!」

私も構えの姿勢を…とらない。

え?いや、うん、私、特に得意な構えの姿勢とかないんだよねー  どちらかというと、相手によってかえる感じかなぁ?

というか、試合は…あんまやる気はない…かな?

私は、馬鹿にされたのが嫌でちょっと力を示したいだけだしねー!もう、大口叩けないようにしてやるよ!ふん、だ!

でも、きっと、もう私とは戦いたくないって言われちゃうんだろーなー(苦笑)

まぁ、仕方ない…よね?

 

「んじゃあ、開始!」

そう言って、すごい勢いで私の横を通り抜けようとする。

 

………が

 

“カコン”

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

どうしてこうなった…と頭を抱える。

今、私は…絶賛、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追いかけられ中だ。

 

 

 

 

 

 

 

何故か?こっちが聞きたいよ!!!

 

ちょっと、力を見せただけだよ!悪いのは私じゃ無いもん。ただ、青峰君達がこんな性格だって思ってなかったから!

 

みんなだったら、もし、圧倒的な力を見せつけられたら、どうする?

今まで私の周りにいた人達には、この人とは比べることすら間違っていると言う諦めを抱かれ続けた…

ちょっと力を見せたら、

避けられた。

 

お前とやっても面白くないと言われた。

 

誰も一緒にやろうとしてくれなかった。

 

そして、いつしかそれが当然だと思った。

 

だから、私は…

 

 

 

 

人前でバスケをやるのを辞めた。

 

 

 

 

小学校時代の辛い思いをもうしないために…

 

 

 

 

 

 

でも、違った。

馬鹿にされたのが嫌でちょっとムキになって力を見せた。

当然、もう二度と相手にされないと思った。

そう思ったら、怖くなった。

だから、逃げ出した。

それなのにあの人達は……

 

 

 

 

~数分前 side青峰~

 

“カコン”

 

「つっ!」

今の一瞬に何があった!

今、ボールがゴールに入る音がした。

でも、それは俺がボールをいれた音じゃない。手を見てみると持っていたハズのボールがない。

後ろを見てみると、3Pのシュート姿勢のままいる城ヶ崎がいた。

あの、一瞬で俺からボールを抜き取ってシュートを打った?そんなことが……?

 

~side すみれ~

 

「ちょっ!ちょっと!

何々すみれんどういうこと?今、何したの!」

桃ちゃんが聞いてくる……

「え?えと、何って?ボ、ボールを抜き取ってシュートを打ったんだよ?」

桃ちゃんが凄く驚いた顔をしている。

周りの人達も固まっている。

 

 

 

 

……あ。

……そっか。そうだよね。

 

私、馬鹿にされたからってちょっとムキになりすぎちゃったんだ。

そうだ。

私の周りの人間はみんなこうなんだ。

失敗しちゃったなぁ~

中学校では、もう繰り返しまいと心に決めていたのに…

バカだな……ホントに……

本当に馬鹿だなぁ。自分に自分であきれるよ……(苦笑)

 

 

 

 

なんか、もう、理解した途端に……

ヤバい……視界が揺れて来たのが分かる……

だんだん目頭が暑くなって、目から雫が溢れそうになる。

 

 

 

……耐えなくっちゃ。

 

 

 

 

……とりあえず、この場から去ろう。

 よし、そうと決めたらとりあえず、

 

 

 

ドアに向かってダッシュだ!

そう思ったら、自然と体が軽くなる。

 

 

 

そして体育館の外に出る。

桃ちゃんが何か言ってるみたいだけど、ごめんね……

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

誰もいないことを確認する。

分かった途端に涙があふれでてくる。

 

「つっ!うっ…ああぁぁぁ」

 

もうやらないって決めたのに…

決めたハズなのに…どうしてこんなことになっちゃったんだろう……

 

 

 

 

「すみれ~ん! すみれ~ん! どこにいるの!!」

 

桃ちゃんの声……?

心配そうにしてるなぁ…?…そんなわけないか…

 

「いた!」

 

「桃ちゃん…?…ごめんね」

私なんかを探させちゃって…

そう言いながら、涙で腫れた目を桃ちゃんに向ける。

すると、桃ちゃんは驚いた顔をして

「え?ちょっ?すみれんどうしたの?」

 

「だって、うっひっぐ」

普通に取り繕うとしているのに涙が出てきてしまう。

 

「え?なに?ちょっ大丈夫なの?」

「ごめん…ホントごめん…」

 

 

「おーい!さつきー!いたか~?」

 

「ちょっ大ちゃん!すみれんに何かしたの?

泣いちゃってるんだけど!」

 

「あ?知らねーよ!つか、ホントに泣いてんのか?」

 

「ち、違うよ!ひっぐ!私が悪いの……」

 

「ど、どういうこと?」

 

「だって……わた「んなことより続きやろーぜ!」

 は?えっと青峰君?」

この人は何を言ってるんだろう?

 

「あの、青峰君?何言ってるの?さっきの覚えてる?今の青峰君じゃ私には勝てないんだよ……諦めたりしないの?」

 

「は?諦める?お前頭、大丈夫?」

いや、青峰君の頭の方が大丈夫?

うん、とりあえず、

 

「頭の整理が出来ないので…ちょっ?うん?またね?」

 

そして全力ダッシュだぜベイベー 

ヤバい…青峰君のせいで私の頭までおかしくなってきた!

逃げよう!

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

そして、現在に至る訳です、はい、

とりあえず、青峰君達は、私を避けようとしていないことは分かった。

 

 

 

 

 

 

分かったよ?

……けどさ?

 

 

 

 

 

 

「おい!なんで逃げるんだよ!」

と言って目をギラギラさせてTHE ・獣です!

感を漂わせて追いかけてくるのは……さすがに怖い、

なんと言うか、こう、条件反射で逃げたくなる……

と言うか、逃げてるけどさ。

ちなみに、私は結構身体能力高いんだよ?

つまり、いくら青峰君でもついてはこれない訳で…

やっと1人になれたよ~

 

とりあえず今回のことで分かったのは、

 

青峰君達は変な人でした マル!

 

マルですんだら苦労しないよね?人生……

 

なんか、とりあえずこれから先、めんどくさそいことになりそう……はぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お付き合い頂きありがとうございます!
それと、青峰ファンごめんなさい!
これからも、応援していただけると嬉しいです!

次回は合宿の話になると思います。

では、また次回お会いしましょう!
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