すみれ色のキセキ   作:空宮 星奈

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こんにちは!
空宮 星奈です!
今回で第3Q ですね!
今回は合宿です!合宿では、マネージャーはあるものを作りますね!


第3話

結局、昨日はやっとのことで逃げ切れました。

……が、桃ちゃんと同じクラスな訳です、はい。

フラグ、立ってますよね?確実といっていいほどに。

説明とかめんどくさいしなぁ~

かといって、また逃げる?(((・・;)いや、問題の先伸ばしにしかならないか……はぁ。

フラグって折れないもんだねー!

仕方ない、説明するかぁー。

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 

↑説明しよう。これは作者流のチャイムの音なのである。

 つまり、休み時間開始の合図だぜ☆(うざっ

 

 

 

「桃ちゃ~ん!一緒にお昼食べよー!」

なるべく明るい声で桃ちゃんを呼ぶ。

「う、うん。そうだね。」

それでもやはり桃ちゃんはどこか気まずそうにしている。

私のせいだけどね……やっぱ、ちょっと心が重いや。

 

 

 

「・・・・・・」

 

暫く、沈黙が続く。

…………ちゃんと言わなくっちゃ!

ファイトだ私。

と、気合いを入れて話を切り出す。

「あ、あのさ、桃ちゃん。昨日は「ごめんね!」

私は数秒固まった後に話を理解する。

「ち、違うよ!悪いのは桃ちゃん達じゃなくて……」

「あのね。すみれん。昨日、あの後、赤司君がすみれんは

、みんなの反応を見た途端に怖がってた。だからキットドコカデその反応と同じ反応を受けて、それが嫌な思い出に繋がってるんじゃないかって。いってたの。」

キットドコカデ……か。

赤司君はなんでも分かっちゃうんだね。

その通り過ぎるよ。

本当にすごいね。みんなは……逃げてばっかりの私とは全然違うよ。本当に。

 

 

 

「桃ちゃん、聞いてほしい。私の過去の話を。」

「もちろん!すみれんの話なら聞くよ!」

 

 

 

私が、バスケを始めたのは5歳の頃だった。

私の家は厳しくって、学問、スポーツ、小さい頃から、沢山のことをやらされた。全部できたけど、面白いことなんて一個もなかった。

そんなとき、お母さんにバスケを教わった。

楽しかった。

もっと上手くなりたいと思った。

だから、沢山、練習した。

もともと、私の身体能力は結構高かったから、すぐにいいとこまでいった。

小学校に上がっても、その楽しさが忘れられなくて、ミニバスに入った。クラブももちろんバスケ部にした。

そして、やればやるほど上手くなった。

誰よりも強くなった。

大人を相手にしても勝てるくらいに。

 

 

 

 

でも、それと同時に避けられ始めた。

 

 

 

一緒にバスケをしてもらえなくなった。

 

 

 

最初は何故だが分からなかった。

でも、ある時、聞いてしまった。

 

 

 

「すみれ、今日、日直でミニバス遅れるってサー」

 

「ウッソ!マジラッキー」

 

「あの子いると勝負になんないもんねー」

 

「いくら、上手いからって勝つと分かってちゃ面白くないよね~!」

 

 

その時、私は認識の違いに気づいた。

私は、ただ、強くなりたかった。勝てればそれで楽しかったし、いいと思っていた。

 

 

でも、みんなは違った。勝つことが楽しいのではなく、みんなでワイワイやるのが楽しかったんだ。

 

 

私だって別にワイワイやるのは好きだった。

だけど、それは私にとって二の次でしかなく、勝つことがいちばん大切だった。

 

 

だから、スタイルは変えなかった。

その結果、もっと孤立した。

バスケ関係の友達なんていなくなった。

 

 

それが怖かった。

嫌だった。

 

 

だから、中学校では、繰り返さないように、あくまで普通の人を装った。

勉強も、運動も、すべて平均。

そんな人になった。

そしたら、みんな普通に接してくれた。

 

二年生に上がって、キセキの世代の話を聞いた。

力を見せたのに憧れの的になっている。

すごいと思った。彼らは私にはないカリスマ性があるんだって、そう思った。

でも、それと同時にあれぐらいなら、私でも出来ると思った。彼らよりもっと上手く、もっと綺麗に。

だって、彼らはまだ荒削りだったから。

 

「でも、やっぱり私は力を見せるのが怖かったんだ。」

 

そう告げた途端、涙が溢れてきた。

自分がどれ程弱い人間なのかを改めて認識した。

そんな私の背中を桃ちゃんがさすってくれる。

 

「そっか、大変だったね。でも、話してくれてありがとう。」

 

桃ちゃんの笑顔を見たら、涙なんて収まった。

そして、思った。

この子は凄く強いこなんだ。

強くて優しくて温かい子なんだと。

 

「ありがとう!桃ちゃん!私、合宿での手伝い頑張るね!」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

どうしてこうなったんだろ?

いや、ね?確かにさ、合宿の手伝いを頑張るとは言った。

桃ちゃんとも前より確実に仲良くなったし、だから、合宿中もずっと一緒にいた。

そりゃ、楽しいよ?桃ちゃんいい子だもん!

でもさ?目の前にあるのは、紫色の煙をあけだた物体。

そう、あくまで、物体だ。

 

 

料理はマネージャーが作るのを担当した。

人数が多いから、二人一組になってご飯を作ることにした。

 

当然、私のペアは桃ちゃんだ。

初日は、昼はお弁当で、夜は簡単にオムライスを作った。

そのとき、桃ちゃんはデータ収集に行っていたので料理作りには参加しなかった。

今は、明日のカレーの仕込み中。

マネージャー達の中で話し合った結果、本格的に作ろうにということで、前日の夜である今から、仕込みをしている訳なんだが、

おかしい!私の班だけカレーじゃない!

 

どうしてこうなったのかと頭を抱えながら、考える。

どう考えても私のせいじゃない。

私が野菜を切るかかりをして、桃ちゃんが、レシピを見ながら、煮込む。

なのに、野菜は普通に切った、のに

目の前にあるのは……紫色の煙をあけだ物体。

 

さぁ、どうする?

桃ちゃんはニコニコ笑って、出来たね!と言っている。

さすがに、作り直させるのは申し訳ない。

 

 

 

・・・・ん?

・・・・作り直し?

 

 

 

よし!深夜に作り直そう!

もちろん。桃ちゃんには内緒で!

確か、材料はまだあったよね?

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「うっうぅん。」

眠い。今の時間は朝の一時30分。

桃ちゃんは横でかわいい寝息を立てて寝ている。

よし!作り直すか!

 

 

ん~!出来たっ!

結構いい味だね~!作り直したかいがあったぜ!

死人は……多分、これででないハズだ。

 

 

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~次の日の昼御飯の時間~

 

「みんなお待たせ~!」

と、桃ちゃんが言う。

すると、青峰君が顔を真っ青にして

「ま、まさか五月!お前も作ったのか?」

と、聞いてくる。

って!知ってたなら、教えてくれたっていいじゃん!

「うん!腕によりをかけて、すみれんと一緒に作ったんだよ!」

桃ちゃんは笑顔で答える。

すると、青峰君達がすがるような目で私を見てくる。

さすがに、ちょっと可哀想になってきたので耳打ちする。

「大丈夫だよ…夜中に作り直してすり替えたから」

「マジで!Thank You!頂きます!」

凄く嬉しそうな顔をした後凄い勢いで食べ始める。

それを見た他の部員たちも、大丈夫と判断したのか食べ始める。

「上手い!!!」

と青峰君が言う。すると、桃ちゃんが、

「当たり前でしょ!すみれんと頑張ったんだから!明日からも腕によりをかけて作るぞ~!」

といった。

その瞬間、部屋の温度が凄い勢いで下がる。 

というか、凍った……

 

私の苦労が増えそう……

 

 

そして、それからというもの、毎日、毎日すり替え続けた。

 

 

・・・・が、毎日2時間しか寝てないため体がフラフラしてくる。

 

そして、ついに体が傾き倒れる。

……あれ?てか倒れちゃダメじゃ……ん

と思いつつも体が動かず、声もでない。

ただみんなの焦っている声が頭のなかに流れ込むだけだ。

そして、意識が消えかけて……く…る。

 

“バタン”

 

 

 

 

 




どうでしたか?楽しんでいただけると嬉しいです!
あ、別にすみれが倒れたのは桃井の料理を食べたからじゃないですよ?
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