今回は割りとあっさり合宿が終わっちゃいますね。
2パートあるって感じですかね・・・
~調理室 赤司side~
桃井からの連絡で倒れているすみれを発見した。
目の前に倒れているすみれは桃井と涼太に任せることにしよう。
「悪いが、涼太、運んでやれ。桃井も一緒に行って付き添ってやれ。」
「了解ッス!」
「うん。わかった!」
これでひとまず安静にさせればいいだろう。
さて、原因を解明しないとな。
「誰か、原因が分かるヤツはいるか?」
ほとんどの人が頭をひねっているが分からないらしい。
そこにマネージャーの1人が口を開く。
「倒れた原因かどうかは分からないけど、凄く眠そうにしてたよ。あんまり寝れてない見たいで。」
寝れてない?ホームシックなのか?
すると、何かを思い出したように大輝が手を、ぽん、と叩く。
「そりゃ。五月のせいだな。」
桃井のせい?
「どういうことだ?」
「すみれのヤツ、五月と作った飯、夜中に作り直してんだよ。」
その場に沈黙が流れる。
夏なのに空気が凍りつくように寒い。
なんと言えばいいのか。
体調管理をしなかったすみれの責任なのか。
それとも、そのおかげで死人が出なかったので助かったと言うべきか。
凄く反応に困ることをして倒れたと思う。
「赤司っち!運んで来たッスよー!ただの過労らしいッス!先生は寝れば治るって言ってたッス!」
安心したかのように意気揚々と涼太が扉をあけて入ってくる。
・・・が、可哀想なことに、今はそんな空気じゃない。
だが、涼太は気づかずに言葉を続ける。
「でも、過労って何か倒れるほどのことがあったんスかねー!」
・・・涼太、いい加減もう黙っててもらえないか?
そして、大輝に首を引っ張られて連れていかれる。
申し訳ないが、今回は涼太が悪い。
理不尽な気もするが、気にしないことにする。
そろそろ練習の時間だし、とりあえず解散することにしよう。
「まぁ、すみれのことは桃井に任せて、僕たちは練習に戻ろう。」
そういって歩き出すと男子たちは僕の後ろを着いてくる。
すると、マネージャーのうちの1人が
「じゃあ、私たちも再開しよう。」
といって動き出す。
こうして合宿最終日は何とか事なきを得た。(のだろうか?)
~翌日 すみれside~
どうやら、私は倒れた後、ずっと寝ていたらしい。
今、起きてみると家のベットで寝ていた。
とりあえずシャワーを浴びることにする。
シャワーを浴び終えて、携帯を見てみると新着メールが2件来ていた。
1人目は桃ちゃんだった。
「やっほーすみれん!調子は大丈夫?過労になっちゃうなんてそんなに合宿で大変なこととかしてたの?体、気を付けてね!」
桃ちゃんに心配してくれてありがとう、的な内容のメールを送り、もうひとつのメールを開ける。
ちなみに、絶対、倒れた理由は教えない。
もうひとつのメールは赤司君からだった。
「やあ。調子はどうだ?今日の部活は無理して来なくてもいいよ。そうだ、君を運んでくれたのは涼太だから、もし、今日、来るならお礼を言うといい。」
私を運んでくれたのは黄瀬くんなんだ。
ちゃんと感謝しなくっちゃね!
そして、赤司君に部活、参加するよーとメールを送る。
・・・ちょっと待て。
私いつ、バスケ部に入ったっけ?
まるで部活に来ることが当然かのような言い回し。
・・・まさか、誘導尋問?
しかも、私、今普通に行くって返信しちゃったし。
はぁ~(´・ω・`)行くか…
今日はバスケ部、午前中で終了のはずだし。
てか、なんで私、そんなことまでしってんだろう…
もういいや。何も考えずに行こう。
“ボーン”
ここは体育館、バスケ部が練習中だ!
さあ、みんながんばって行こう!!!
↑なんなんだろう?このテンション。作者の遊び?
チガイマスヨ!作者のせいジャナイヨ。あんたが現実逃避してるんでしょ!
まぁ、否定はしないけどさ。
じゃあ言うなよ!
「あ!すみれ~ん!部活来て平気なの?」
「うん!もう大丈夫だよ!心配してくれてありがとう!」
「おおー!すみれっち!もう平気なんスか?」
「うん!もう大丈夫!黄瀬くん、運んでくれた見たいでありがとう!」
でも、多分重かったと思う。
「いえいえ、全然大丈夫ッスよ!」
「でも、重かったでしょ?私、週1でスイーツバイキングに行ってるし…」
若干遠い目をしながら顔をそらす。
「いや、全然軽かったスよ!…てか、週1でスイーツバイキング行っててむしろなんであの軽さなんスか!?」
「そうだよね。やっぱ重かったよね。↓↓」
「ちょっ!話聞いて!!」
~そして部活後~←ごめんなさい。
「青峰っち!マジバよってこうッスよ!」
「おう!じゃあ行くか!」
「すみれっち達も一緒にどうッスか?」
桃ちゃんと互いに顔を見合わせて、その後うなずく。
「うん!じゃあみんなで行こう!」
『おーー!』
そして、マジバまでの道をみんなで談笑しながら歩く 。
「ん?あの子道の真ん中で何やってんスかね?」
黄瀬くんの指先をたどると、横断歩道の真ん中で果物を拾う5歳くらいの女の子がいた。
手伝ったほうがいいかも。そう思いながら、みんなで歩いてその子のところに向かおうとする。
そのとき、一台のトラックが猛スピードで女の子の方に突っ込んで来る。
・・・・?
突っ込んで来る?
意味を理解しときにはもうすでに体が勝手に動いていた。
「ちょっ?すみれっち?」
「おい!すみれ!」
「す、すみれん?」
などとみんなの声がするけど、体は止まらない。
そして、女の子にトラックがあたる寸前で私は女の子を抱えるようにして倒れこむ。
その瞬間、全身に鈍い痛みが流れ込む。
痛い。痛い、痛い。
でも、不思議と落ち着いている。
ああ。みんながなにか言っている声がするけど聞き取れない。
そう思いながら、ゆっくりと私は意識を手放した。
~赤司side~
黄瀬の言った方向を見てみると確かに女の子がいた。
そして、その視界に猛スピードで突っ込んで来るトラックも。
助けなきゃ。
そう思った。
だが、とっさのことで体が硬直しうまく動かない。
そんな俺の横を瞬く間に通り抜けた少女がいた。
すみれ!!!!
そして、女の子をかばいながら倒れこむ。
危ない!!!!
そう思った時にはすでに遅かった。
目の前にいるのは血だらけのすみれとかばわれた女の子。
そして、焦っている仲間達。
「赤司っち!どうすりゃいんスか!」
涼太の声で我にかえる。
そうだ、落ち着け。
「涼太、救急車だ! 黒子は警察に連絡してくれ! 桃井は、女の子を保護してくれ!」
「りょ、りょーかいッス!」
「わ、わかった!」
そして、それぞれのやるべきことをやり始めた。
~病院 すみれside~
「うっうぅん。」
目が覚めると私は病院にいた。
そっか。私、ひかれたんだっけ?
私が起きたのに気がついたのか、取り囲むようにみんなが来る。
「すみれ、意識は戻ったか?」
赤司君が代表して聞いてくる。
「うん。もう大丈夫。容態は?」
しばらくの沈黙があった後、赤司君が口を開く。
「落ち着いて聞いてくれ。医師によると、体を治して動かせるようになるまで、約2年。治ったとしても高校で普通の生活を出来るかどうかも怪しいらしい。」
え?ちょっと待って?何の話を……?
はい。
今回の話はここで終了です!
ちなみに合宿前の数度の部活で黒子やキセキの世代とは仲良くなりました!
呼び方は黒子だけすみれさんで、残りは皆、すみれと呼び捨てですね。名字呼びは本人が拒否しました。
では、次回をお楽しみに!