問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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選ぶ服装さん

羽村と黒ウサギペアの場合。

 

「羽村さん! これなんかどうですか!!」

 

ファッションセンスに自信がない羽村の為に黒色が集中しているところに連れてこられた

羽村は、ウキウキしながら見せてくる黒ウサギに試着室に入り着替えていた。

 

「えぇ~っと……サイズが大きいやつないかなぁ?」

 

黒ウサギから次々と渡される服を着替えては脱いでの繰り返しだが、どうもサイズが合わない

ようだ。

 

「それってズボンのことですよね?」

 

「そうだよぉ~」

 

「それだと……白いのが一番大きいサイズのがありますけどどうします?」

 

白色は苦手というか汚れるのが目立つのであんまり着たくないのだが、それしかないのか

妥協することに

 

「お願いするよぉ~」

 

(まぁ……真っ黒いコーディネートは怖いからねぇ~)

 

少し溜息を付きながら心の中で呟いた。

 

(これは、これで悪くない……かもねぇ~)

 

取りあえず羽村はニヤニヤしながら

 

「持ってきましたよ!」

 

って言って放り投げた白いズボンに着替えることにした。

 

 

雨本とレティシアペアの場合。

 

「…………」

 

「…………」

 

(き、気まずい!)

 

雨本とレティシアペア。話すの初めて。二人組になることも初めて。

初めてづくしの二人は長~い沈黙がかれこれ数分間続いている。

 

「……これ……どうかしら?」

 

一応緑っぽい服を見せながらそういうと

 

「……いいなそれ。少し着てみるから待っててくれ」

 

表情を一切変えず、服を取ってから試着室に入る雨本。

 

(気まずい! 黒ウサギやペストは一体どんな話をしているんだ!?)

 

レティシアの葛藤は、まだまだ続く。

 

「ん!? これは……! これはいいかもしれない!」

 

レティシアは、葛藤しつつもピン! と来た雨本に似合いそうな服装を渡してみた。

 

「これはどうだ!? 雨本!」

 

取りあえず雨本がいる試着室に行き、カーテン越しに渡すと

 

「これと同じので大きのはないか?」

 

渡すなりそう聞いてきた。

 

「ん? 小さかったか?」

 

「そうじゃないんだが、一応試したいからな」

 

雨本はそういと

 

「分かった待っておれ!」

 

最後まで話を聞かずレティシアは取りに戻っていった。

 

「……はは、まぁいいか」

 

苦笑いしながら雨本はそう言った。

 

「取ってきたぞ!」

 

「早いな……」

 

なんだかんだがあって二時間後。

 

「ん~……。いい買い物ができて良かったですね!」

 

「そうね。これなら街に出ても恥ずかしくはないはずよ」

 

「良かったな」

 

黒ウサギ、ペスト、レティシアの順でそう言った。

 

「あはは……。うん。ありがとう」

 

「いい買い物……かなぁ?」

 

「ま……いいんじゃねぇのか?」

 

それに対し佐伽羅たちは苦笑いをしている。

 

納得行ってないのかは謎のままである。




レティシアの口調がつかめないから若干崩壊気味。
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