問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
晴れやかではない日に黒ウサギは暇を潰していた。
塗り絵、ギフトゲーム、などなど。
で、ギフトゲームでもなんでもない日の出来事である。
「えぇ!? 結局あの服着ないのですか!? せっかく買ってあげたのに!?」
黒ウサギが驚愕しているのは、佐伽羅たちが話し合いで結局買ってあげた服を着ないことに
なった報告である。
「それがさぁ~この前、買ってもらった服を来て出かけたけどぉ~」
羽村はニヤニヤ笑いながら話を続けた。
「『あら? 貴方たち奇妙な服を着るのね……はっきり言ってダサいと思うの。よかったら
一緒にお買い物でもしない?』って言われてさぁ……ダサいって言われて軽くショック
なんだよねぇ~。だから、もう着ないよぉ」
「そ、そんな!?」
黒ウサギは愕然とするが、
「それって嘘ですよね?」
と、なにかを思い立ったのか、そう言った。
「何言ってんだ……?」
「嘘じゃないんだけどなぁ……」
雨本と佐伽羅は呆れたふうに返す。
「……そ……そうですか……」
ショボンとなる黒ウサギなのであった。
黒ウサギは、ショボンのまま何処かへ行った。
「あの服一生着れないからなぁ……どうしよう……」
「どうしようかねぇ~」
「また、買い直すか……条件なしで」
「そうだね……仕方ないよ。黒ウサギを追いかけよう……」
佐伽羅たちはそう言いながら黒ウサギを追いかけていった。
「なぁ……なんであんなに落ち込んでるんだ?」
黒ウサギを慰めていると、十六夜がひょこっと顔をだし、不思議そうにそう言った。
「ちょっと色々あってね……」
「慰めてるんだよ。用事があるなら後にしてくれ」
黒ウサギは今だにショボンとしたままなので、羽村はレティシアを呼びに行って
それまでずーっと励まし続けていたのである。
十六夜は、気まずそうに
「そうか……」
とだけ言ってどっかへ行ってしまった。
十六夜と入れ違いに飛鳥かが来た。
「黒ウサギが落ち込んでいるって、聞いたけど本当みたいね」
飛鳥はただでさえ髪の色が青いのに、さらに青くなりかけそうな黒ウサギを見つめながら
「しっかりしなさい! いつまでへこたれているの!? 〝ノーネーム〟を立ち上げた貴女は
どこへ行ったのかしら?」
黒ウサギの片耳が動く
「ずっとこのままだったら片耳を引っ張るわよ?」
「やめてください!」
思わず顔をばっとあげる黒ウサギ。
「元気ね。それだけあれば落ち込んでいられないわよね」
飛鳥はそう微笑んでからどっかへ行った。
飛鳥なりの励まし方なのだろう。
「黒ウサギ、羽村から聞いたが大丈夫か?」
今度はレティシアが来た。
黒ウサギは少し微笑んでから
「はい! 大丈夫です!」
と元気な声でそう言った。
オリジナルが面倒になってきた……
そろそろ買わないとわけがわからなくなるよ