問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
黒ウサギから一通り話しを聞くと、どうやら飛鳥たちは〝フォレス・ガロ〟とギフトゲームを
挑むことになったらしい。
それを聞いた佐伽羅は
「へぇー……飛鳥と耀とジン少年と雨本と羽村がその〝フォレス・ガロ〟に挑むんだね?
で、私と十六夜は参加してはいけないと……」
「はい! まとめるとそんな感じです! それと……」
「それと〝ノーネーム〟は結構危機的状況で、魔王により旗印と名前を奪われた……でいいかな?」
「!? 聞いてたのですか!? 後ろの御三人様から?」
佐伽羅の問いに黒ウサギは後ろにいたボビー達に聞くと後ろの三人は首を横に振った。
「え? だって手紙で十六夜、飛鳥、耀、私、雨本、羽村を呼んだって事は、よほど危機的状況
じゃないと呼べないわけで、そうなると疑問なのは、なんで呼び出されたか? になるんだけど、
〝ノーネーム〟という名前と異世界から呼びつけた者達がどこかに行っては困るということと
コミュニティに属さなければならないことを考えたらわかるけど?」
佐伽羅はまたしても、何当たり前のこと聞いているの? という顔をしていた。
黒ウサギとジンはしばらく沈黙したが、ようやく我に返ったのか黒ウサギは
「そ……そうですか」
それからしばらくして、ジン少年とボビーたちは十六夜が手に入れた水珠の苗を〝ノーネーム〟
持っていくのと準備があるため分かれて、黒ウサギと問題児御一行はギフト鑑定をしに
〝サウザンドアイズ〟に行くこととなった。
〝サウザンドアイズ〟は商店であるらしく黒ウサギ先頭のもと十六夜たちは興味深そうに街並みを
眺めている。
そんな中佐伽羅は、
「ねぇ青ウサギ。もしかしてだけど、十六夜と飛鳥と耀と雨本と羽村と私たちって元々違う場所
から召喚されているの?」
その質問に黒ウサギは驚愕しながら
「YES! 確かにそうですけど……どうして分かったんですか?」
そう聞くと
「服装。飛鳥の場合は真夏に入った時の服装でその服装見る限り戦後まもない世界から来ている。
十六夜の場合は初夏になったばかりで、学ランだけど学校を通う義務すらない飛鳥より未来から
来ているってことがわかる。耀は秋。服装の着崩れからみると別の服装を着ていたが何らかに
よってそれが着れなくなり仕方なく今の服装を着た。雨本は場所によると思うけど真夏で
結構つまんない世界だったと思う。羽村は冬だけど、雪はそんなに積もっていない。
体質で強いのか薄着でも大丈夫みたいだし」
佐伽羅はそれぞれ指名しながらそう言った。
何気ない観察力