問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
強力なギフトを持ったものと言えば、落ちている時に発見した蛇ぐらいだろうと思ったけど
それは十六夜が片付けてしまっているし、これ以上強いのかと思うと興味が出て来た。
そんなことを考えていると十六夜と飛鳥と耀は白夜叉に勝負を仕掛けていた。
どうやら、白夜叉が強いらしい。
実際に十六夜と飛鳥と耀の目は輝いている。
「ねぇ、ギフト鑑定の依頼をしに来たんじゃないの? 青ウサギ?」
佐伽羅は不思議そうに黒ウサギにいうと黒ウサギは苦笑いをしながら
「そうなんですけどね~……佐伽羅さん達は挑まないんですか?」
と聞いてきた。
「和装ロリは強いと見たからねぇ~」
「それに黒ウサギが苦労するだけだろ」
「そういうわけだよー」
「息ピッタリですね……」
そんな会話をしていると場所はいつのまにか白い世界だった。
「あれ? いつの間にここに来たの?」
水平に太陽が廻る世界って滅多に見られないもの。
結構面白そう。
十六夜と耀と飛鳥は驚いているが、雨本と羽村は大して驚いていないことに白夜叉は疑問を抱いた。
「ん? おんしらはそんなに驚いておらんの。初めて見る奴は大抵驚くものだが……」
白夜叉はそういうと、雨本は
「別に驚くこともないだろ。驚いてリアクション取るより面倒だからな」
当たり前なことを聞くなと言わんばかりにそういうし、羽村は
「湖にぃ投げ出された時点でぇ……こぉなることも予想してたからねぇ」
確かに湖に放り出されたのなら予想外のことも想定しておくべきかもしれない。
佐伽羅も羽村に同意するように頷いた。
それで納得したのか白夜叉は再び十六夜達を向き直った。
取りあえず三人二組ずつで試すことになった。
まずは十六夜と飛鳥と耀から。
佐伽羅と羽村と雨本は最後。
その間、白夜叉と雑談することになった。
「あのグリフォンだけど、買ったの?」
「買えるもんじゃないんだがの………」
「じゃあペットか?」
「ペット……ではないの」
「美味しそうだねぇ」
「食べるつもりか!?」
しばらくこのやりとりが続く。
「幻獣なら耀が喜びそうだなよね。それちょうだいよ」
「ちょうだいって……」
「無理矢理でももらってやる……」
「おんし怖いぞ!?」
「じゃあ文句言わず頂戴ぃ?」
「おんしら本当に三つ子じゃないのか!?」
「「「うん」」」
「あやしいぞ!? 黒ウサギ、あんしら怖い……」
白夜叉を怖がらせる佐伽羅達。
「なれてください」
「黒ウサギも冷たい!!?」
黒ウサギに見放された白夜叉なのである。
「あいつら楽しそうだな」
「むしろ楽しんでいるんじゃないかしら?」
十六夜の言葉に飛鳥は同意する。