問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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怒られ迷子

ペストに連れ去られたのはいいが結局はぐれてしまい迷子の状態。

 

「迷子ですよーっと……」

 

商店街で迷子って……方向音痴ってのは非常にやっかいだなと思う。

 

「仕方ないから、浮いて見つけてもらうしかないかな……」

 

などと佐伽羅は呟きつつ前を歩いていくと

 

「うっわ……迷子ですか……そっすか」

 

佐伽羅と同じ状況の人を発見した。

佐伽羅より背が高く盗賊っぽい服装の人がいる。

 

「兄貴……やっぱり行かない方がいいとあれほど、いったじゃないですか」

 

「そっすよ。森以外に外に出るのは百年ぶりなんすから」

 

見た目若いのにこいつら何歳だよ?

と佐伽羅は思ったが人のこととやかく言えない……年齢不詳だし……。

 

 

「とりあえず帰りましょうよ兄貴。人見るの久しぶりで目眩がしてきたっす」

 

「そっすね帰ります」

 

盗賊風の人たちはそのまま帰っていった。

森なら反対方向だと思うが……方向音痴だからたぶんそうかなっと佐伽羅は思った。

 

それから数分してペストとようやく合流した。

 

「もう。今度離れたら黒死病させるわよ」

 

「……はぁ……」

 

それって脅しじゃないですか?

 

服を適当に決めてくれたペストの為でもあるので〝ノーネーム〟に帰って佐伽羅の私室に入り

試着することに。

 

「んー……髪伸びたなぁ……」

 

前髪は目のあたりまできていた、

切ったのいつだっけ? などと佐伽羅は疑問に感じながらも着替える。

 

「……うん。気に入った」

 

ペストが選んだ服はシンプルなものであり、派手なのが嫌い佐伽羅にとってはピッタシなものに

なった。

 

「ペスト。これ似合う?」

 

一応近くにいたペストに訊いてみると

 

「似合っているわ。気に入ってもらえて良かったわ。選んだかいがあったってものね」

 

ペストは嬉しそうにはしゃぎながらそう言った。

 

 

一方十六夜たちは、レティシアに怒られてしまい不機嫌な顔つきのまま帰ってきた。

 

「少しいじっただけなのに、あんなに怒らなくてもいいと思うわ」

 

飛鳥は不機嫌になりながらもそう呟く。

 

「うぅ……レティシアさんを怒らせてはダメなのですよ。なんで黒ウサギまで……」

 

黒ウサギorz状態になりながらそういった。

ちなみに黒ウサギは、十六夜たちを止めるために走っていたのだが何故か怒られたのである。

 

「どんまい」

 

「気に済んな」

 

「仕方ない」

 

「もー! 反省しているのですか!?」

 

飛鳥、耀、十六夜の息の合った言葉に怒鳴るしかない黒ウサギなのであった。

 

 

「あ、黒ウサギが怒っているねぇ?」

 

遠くで黒ウサギが怒鳴るのを訊いた羽村はにやにやしながら雨本が用意した料理を食べながら

そういった。

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