問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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猛獣をもらいます

現在佐伽羅は、自室でゆったり過ごしていたが、突然ノックなしに羽村が扉を開けて何も言わぬ

まま問答無用で佐伽羅を連れて白夜叉がいる〝サウザンドアイズ〟に来ていた。

佐伽羅の他にも雨本がいかにも不機嫌そうな顔をしていた。

んで、何をするつもりなのかというと

 

「箱庭にいる猛獣達を連れて帰るのだよぉ~」

 

羽村は自信満々に手を腰に当てドヤ顔をしながらそう言う。

 

「……ふーん」

 

それで納得するのか雨本は頷く。

 

「どうやって連れてくるの?」

 

佐伽羅は羽村にそう聞いた。

というか、猛獣を連れて帰る前提で話してないか?

 

「白夜叉にぃお願いしたのだよぉ?」

 

と言いつつ羽村は隣にいる白夜叉にそう言った。

 

「む!? あげるとは言ってないぞ!?」

 

「へぇ……」

 

「あ、あげます……。あげますからそんな目で見ないでくれ……」

 

羽村の威圧により妥協してしまった白夜叉。

一体何をしたらこうなるんだろうか?

 

白夜叉は渋々立ち上がってからギフトカードを取り出して場所を移動させたあと手を鳴らすと

空から猛獣達が降ってきた。

 

「おぉ……こりゃあすげえな」

 

「……いつからそこにいたのかなぁ? 十六夜くん?」

 

羽村はいつの間にかそこにいた十六夜に訊いてみると

 

「面白そうだからつけてきたぜ」

 

「へぇー……」

 

それで納得する羽村。

いいのか。それで。

 

「ん? でも猛獣倒れてねえか?」

 

十六夜の言うとおり何故か猛獣は綺麗に着地して襲いかかることなく倒れていく。

 

「多分だが……佐伽羅のやつじゃねえのか?」

 

十六夜の質問に雨本は佐伽羅がいる方向を指しながらそういう。

佐伽羅は、細長い棒みたいなのを口にくわえていた。

 

「あれ……なんだ?」

 

「笛らしいよぉ? 本人曰く『これさえあれば猛獣たちや耳のいい人たち何かを倒せる道具』

 らしいんだよねぇ」

 

「………」

 

十六夜は愕然としたまま動かなくなってしまった。

 

しばらくして吹くのを辞めた佐伽羅は羽村の所に来て

 

「これでいいの?」

 

「気絶させたらぁ駄目だったと思うかなぁ?」

 

「へ? そうなの? 襲ってきそうな顔してきたから思わず気絶させたけど」

 

「平然とそれをさらりと言うなよ……」

 

十六夜は我に返り佐伽羅にツッコミを入れながら

 

「白夜叉のやつ気絶しているな」

 

と白夜叉を見ながらそう言った。

 

「和装ロリも耳が良かったんじゃねぇのか?」

 

雨本はどうでも良さそうにいう。

 

「んじゃ、白夜叉が起きる前にぃ、なつかせてみようかなぁ? 十六夜も参加するぅ?」

 

「遠慮しとく」

 

という訳で、白夜叉が気絶している間猛獣達を懐かせることになったのである。




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