問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

121 / 190
白夜叉に喧嘩を売った佐伽羅

気絶させた猛獣たちをどうやって仲間にするか……という問題については気にすることなく

ただ単に『手懐ける』しかなかった。

んで、手懐ける方法はどうするのかと言うと撫でるしかない。

それしか方法が思いつかないのか佐伽羅と羽村と雨本は猛獣たちの頭をひたすら撫でるしかない。

途中で襲われても佐伽羅が笛を吹く。

その繰り返しである。

某王国のあの人みたいに撫でる。

 

「ふふふ……」

 

《なでてくるなんて訳がわからないよ。それより僕と契約して魔法少女になってよ》

 

とある猛獣はこういうし

 

《いやあのさ……撫でられるのは構わないけど……別なところを……ぐへっ!!》

 

変態な猛獣もいるわけだがそんなのはお構いないしになでまくる。

 

「明らかにここにいてはいけない存在の猛獣さんがいるんだけど……」

 

《僕のことかい? 僕はキュ……ムー!!》

 

これ以上他社の作品なのでなのられたら困る。

そんなこんなで一時間(かと思われたが本当は十五分)後。

 

「うぅ……」

 

佐伽羅の笛で気絶していた白夜叉はようやく目覚めて見てみると

 

「どういうことかの?」

 

猛獣たちが佐伽羅と羽村と雨本を囲んでいた。

懐かせた猛獣は『超番外編』を読むことをオススメするよ。

 

「撫でたら懐かれた以上」

 

十六夜に大まかな説明……と言ってもだいぶ省略されているがこれで納得するのか

白夜叉は口をあんぐりと開けていた。

 

「ノーー!!」

 

キャラが崩壊し始める。

 

「どう手懐ければこうなるのじゃ!!?」

 

「十六夜くんの説明通りだよぉ? こういうふうにねぇ?」

 

羽村は説明の為に白夜叉の頭を撫でる。

 

「ふにゅぅ………っは! そ、そうはいかんぞ! 絶対に渡さんぞ!!」

 

顔が一瞬だけ緩んだのだが、我に返って数歩後ろに下がってからそう言った。

そのセリフは『娘は渡さんぞ』と付き合っている男性を連れてきた娘の父親が娘が連れてきた

男性に言うセリフとほぼ似ているような気がするが……。

 

「そんな過保護なこと言っていいのか?」

 

雨本は白夜叉の言葉に疑問を投げかける。

 

「いいのじゃ! 孫も当然なのじゃ!!」

 

孫宣言しちゃったよ!?

大丈夫なのか白夜叉。

 

「しょうがないなぁ……十六夜くん耳ふさいでね」

 

「は?」

 

「じゃあ離れるからな」

 

佐伽羅の言葉に疑問を感じた十六夜だが羽村と雨本に腕を掴まれ結構離れた距離に移動する

ことになった。

 

「おいちょっと、何が何だかわからないぜ。ちゃんと説明してくれるんだろうな?」

 

しばらく移動してようやく解放された十六夜は二人にそう聞くと

 

「佐伽羅のやつ、猛獣の時に笛を使っただろ? あれを人間が嫌な音と認識する音を白夜叉に

 浴びせるらしいぞ」

 

「………浴びるとどうなるんだ?」

 

「気を失うレベルかなぁ? 間違っても死なないとは思うけどねぇ?」

 

「……」

 

十六夜はポカーンとしたままこう思った。

 

(佐伽羅に喧嘩をうってはいけないな)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。