問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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部屋を作るらしいんです

猛獣たちを連れて帰ってノーネームに着いた時は子供たちが大はしゃぎした。

 

「ねぇねぇ、この子達名前なんていうの!?」「触っていい?」「可愛い~」「すっげー!」

 

などと猛獣たちを囲いながらそう言っている。

 

レティシアとジンは顔を青ざめていたが黒ウサギの説明で腑に落ちない結果となった。

 

取りあえず猛獣たちの部屋を作るべく雨本と十六夜とジンとヴェーザーで作業することになり、

餌は佐伽羅が出すらしいし、羽村と耀と飛鳥と黒ウサギとレティシアとペストで飾りつけを

担当することになった。

子供たちはラッテンが服を作るのでそのお手伝い。

 

「「「「ねー。お姉ちゃん。僕たちにもふく作ってー!」」」

 

「いいわよぉ~。張り切っちゃいますからねー」

 

「「「「わーい!」」」」

 

このようになっているのである。

 

 

佐伽羅は一匹の猛獣を引き連れて人がこなさそうなところを選んでから

 

「んー……やっぱ君は元の世界に帰るべきだと思うんだよね」

 

《それは無理だ》

 

即答かペテン師(仮)

 

「どうしてかなぁ?」

 

《突然連れてこられたんだし帰りたくても帰れないからだよ。まったくわけがわからないよ》

 

「ふーん」

 

《それはやめてくれるかい? 僕はそれが苦手なんだ》

 

「ふーん……」

 

《目が笑ってないよ……?》

 

このあとペテン師(仮)がどうなったか知るよしもない。

 

 

木材の調達を終えた十六夜と雨本は、小屋を作る為に考えていた。

 

「巨人いるしな……でかすぎず大きすぎずだな……」

 

十六夜は羽村に懐いている巨人をどうするか悩んでいた。

 

《そこらへんの大きい森があるなら外でも構わないぞ》

 

「そうは言ってもだな……。大きすぎんだよ」

 

ちなみに巨人通訳は雨本が行っている。

 

《森……たくさんの森……ふへへ》

 

「何を考えてんだよ……」

 

「とにかく……小屋を作りましょう。考えるのはその後でいいでしょうし」

 

ジンはオロオロしながらそういう。

考えても仕方ない。

十六夜たちは作業を開始するのであった。

 

 

「世話をするのは私たちと子供達なのよね。扱い方には注意したほうがいいのかしら?」

 

飛鳥は佐伽羅が用意した名前プレートを見ながらそういった。

 

「そうだよぉ~。特に雨本に懐いている三匹のうち二匹が悪魔系だからねぇ~。気を付けないと

 行けないかもぉ~かなぁ?」

 

「なんでそんな危険な二匹に懐いているんですか!?」

 

「さぁ?」

 

黒ウサギはガクンと落ち込む。

 

「悪魔系……? どんなのかしら?」

 

吸血鬼で興味があるのかレティシアは好奇心を隠しきれないほどお願いをした。

 

「チョンチョンは、病人の身体に入り込んで血を吸う魔物らしいよぉ?

 タラスクは人を喰らうらしく、特に子供が好物とか……」

 

「どう懐いたのよ……」

 

「………」

 

飛鳥と耀は顔を引き攣いっていた。




タラスクを調べる際に、フランスにタラスコンという地名があることに驚きました。
ググれば出てきます。
猛獣たちの名前は勉強になる……・
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