問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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察しがいいジン

ポベー達の話を、一通りきいた十六夜は、町に野放ししても行き倒れるだけなので、

〝ノーネーム〟に佐伽羅がいるので、会うか十六夜は聞くと

 

「〝ノーネーム〟? 三年前に魔王によって負けたコミュニティのことっすか?」

 

タトスは明らかに不満そうな顔をして聞いてきた。

 

「ああ。そうだが? 不満なのか?」

 

「不満じゃないですよ。ただ、盗賊風情なもんで、盗賊が来ただけで嫌われることが多いのですよ

 物を投げられるのではないかという不安がありますけど」

 

十六夜の質問にヒュノスは丁寧に説明した。

 

「それなら大丈夫だぜ! 前に佐伽羅達が猛獣をペットにしたぐらいだし」

 

十六夜はドヤ顔をして威張るようにそう宣言した。

実際に、猛獣を連れて帰った時のジンの表情は驚愕して声すら出ていなかったし、レティシアは

頭を抱えていた。

 

「というわけだから、大したことじゃない限り驚かないと思うぜ」

 

「ん? 脈絡がないっすよ?」

 

「気にスンナ」

 

十六夜。ここはナレーターなんだ。ここで説明を省かないでくれ。

それと棒読みになってるぞ。

 

 

というわけで、ポベー、タトス、ヒュノスの三人組み盗賊は、十六夜の案内のもと〝ノーネーム〟

に赴くことになったわけだ。

 

(まぁ…男性陣すくねえし、これで楽しくはなるだろ)

 

十六夜はそんなことを思いながら進んでいた。

ちなみに男性陣は、十六夜、ジン、ヴェーザー、雨本とその他子供たちなのである。

少ないなほんとに。

 

一方、雨本は羽村によって強制的に連れてこられて不機嫌だったが、佐伽羅が起きていたのを見て

不機嫌さはどっかへ行ってしまっていた。

 

「佐伽羅!? 大丈夫か?」

 

「? うん。大丈夫だよー」

 

雨本の問いに不思議に思いながらも佐伽羅は笑顔でそう答えた。

 

「十六夜さん!? この御三方は誰なんでしょうか?」

 

黒ウサギがかなりの声で散歩から帰ってきた十六夜に問いかけていた。

 

「何やってんだあの苦労さぎ」

 

雨本は呆れながらつぶやく。

ちなみに苦労さぎとは、雨本が考えたあだ名である。

苦労している黒ウサギ。略して苦労さぎなのである。

 

 

「黒ウサギ声がでけえよ」

 

十六夜は耳を押さえながら注意する。

一方黒ウサギは見慣れない三人組に驚きながらも問いかけていた。

 

「は! す、すみません。……で、その方達は誰ですか?」

 

「左からポベー、タトス、ヒュノスだ。佐伽羅の知り合いらしいぜ」

 

「お知り合いですか~。で、なんで十六夜さんと一緒に?」

 

「佐伽羅が心配だから一緒にいたいらしいんだ」

 

「あ、なるほど………。はい?」

 

納得して首をかしげる黒ウサギ。

 

「だから、こいつらを仲間に向かい入れてくれなかって話だ」

 

「どうしたんだい? 黒ウサギいきなり大声をだして」

 

十六夜の説明後にジンがやってきた。

で、ジンはポベー達をみて、ついでに十六夜を見る。

 

「なんとなく察しました。とりあえず中に入りましょうか」

 

察しがいいジンはポベー達を案内した。




意外と少ない男性陣。
ははは
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