問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
新しい仲間が加わったことで、十六夜と耀と飛鳥は三人にプレゼントを贈ろうと
町へ出かけていた。
「あって三日も経ってない私たちが買い物に行くのはどうかと思うけど……しかたないわよね。
累さんはペット全員の御散歩で、ちがいさんは下準備。三月くんは料理の買い出しだものね」
飛鳥は溜息をつきながらそう言った。
「ま、用事があるってんなら仕方ないだろ。それに代表してプレゼント渡すわけでもなく俺達と
佐伽羅達しか渡さないらしいからな」
「そうなの?」
「ああ、佐伽羅によるとポベー達は今まで祝ってもらったことがないらしく、欲しいものが一人
二つずつしかないらしい。そのうちのひとつを俺達が買うことになった。というわけだ」
耀の質問に十六夜は解説するように説明した。
「そうなの? 丁度三人だから一人一個ずつね。それで欲しいものって何なのかしら?」
飛鳥は少しだけ安堵しながらそう聞くと
「今から行くお店に欲しいものがあるらしいぜ」
十六夜ははぐらかすようにそう言った。
で、着いた店はアクセサリー店である。
「ここ?」
「そうらしいぜ。佐伽羅から聞いたが、ポベー達はここの場所を指名しただけらしいぜ」
「へえ……」
「自力で探せ……か。面白そうだね」
耀は面白そうにアクセサリー店へと入った。
「いらしゃいませーーすよー!!」
店員の活気のある声が耳に残る。
中には派手なものから女性用のアクセサリーまでさまざまなものが取り揃えていた。
「まぁ! 素敵なアクセサリーね。こんなのがあったなんて初めてだわ」
飛鳥は目を輝かせながら嬉しそうにそういった。
その意見に耀も頷く。
「俺も結構いろんな店に入るがこういう所は初めてだな。流石だな」
十六夜も関心するように頷く。
「しゃっせー! 何をお探しっすか?」
店員は周りをキョロキョロする十六夜達に聞いていた。
「歓迎会をやることになって、その仲間にアクセサリーを送りたいんだが……どれがいいか
決まらなくてな」
「プレゼントでしたらー」
と店員はプレゼント用のアクセサリーが置いてある陳列棚に案内させた。
それから十六夜達はその陳列棚で、二時間近くどれにするか悩み相談したのであった。
一方ポベー達は、黒ウサギとレティシアとペストでチェスをしていた。
「んー……。難しいなこれ」
チェスをするのは初めてなポベーと
「もう少し……何ですけどね」
チェスには詳しいがやり方があやふやなヒュノス
そして
「はい。これでチェックメイトっすよ」
かなり得意なタトス。
「頑張ってくださいポベーさん」
ポベーの相手をする黒ウサギ
「ん。そこは違うぞヒュノス」
ヒュノスの相手をするレティシア。
「あー!? また負けた!! もう一回よ!」
タトスの相手をするペスト
楽しそうでなによりである。