問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
十六夜達がアクセサリー店でプレゼントを探している中、佐伽羅は猛獣たちを散歩に出かけていた。
「さてやってまいりました! 〝サウザンドアイズ〟」
《やってきたのはいいんですが、ここで何をなさるつもりで? あと僕を罵ってください》
羽村の専用ペットであるレモラがそういうレモラは生粋のドM体質を知ったのはもらってから
三週間経過した時である。
「《断る。和装ロリがわがままを言うから》」
《おぉう》
ショックなのか喜んでいるのか顔がにやけている。
「いらっしゃいませ。佐伽羅様。今回のご用件は?」
女性店員はピシッとしながらそう言った。
「和装ロリに会いに来た」
「そうですか。ではこちらへ」
それだけで通してもらえる時点で常連客並みである。、
「来たぞー和装ロリ~」
佐伽羅は白夜叉の部屋を開けるや否やそういうと
「待っていたぞぉぉぉぉい!!」
白夜叉はそれを想定していたのか飛び込むが
「《よし! 今だ! サンダーバード! 雷を和装ロリに直撃!》」
《アイアイさー!!》
これまた想定していたのか、佐伽羅はサンダーバードに雷を白夜叉に撃つよう命令した。
「ふごぉっ!?」
直撃しそのあと停電が〝サウザンドアイズ〟から半径100m以内が全域で起きたことにより
佐伽羅は何食わぬ顔で謝罪をしに行って修理したという。
「運動不足だからね。広い所で散歩させたいわけだけど、出来る?」
しばらくして気絶していた白夜叉に佐伽羅は質問して来た。
「む。それならそうといえば……。ほい」
白夜叉は佐伽羅の無謀というかなんというか問題児っぷりに慣れてしまったのか、怒鳴ることも
なくゲーム盤を用意した。
「《よぉーし! 全員好きなように動いていいよー。3時間後にここに戻ってきてねー》」
佐伽羅はそういうと一斉に動き出す猛獣たち。
それを見送ってから、
「じゃあ和装ロリ。三時間後にここに戻ってくるから御守を頼んだよ!」
「最初からそれが目的だったのか……」
白夜叉は呆れながらそう言ったが、既に佐伽羅はその場からいなかった。
「さってと確か、文具店だったけ。地味なものを欲しがるなぁ~ポベーは」
佐伽羅はつぶやきながらも走りながらポベーに指定された文具店へと向かった。
羽村は下準備のためにケーキ屋に立ち寄った。
「いっ「予約しに来たよぉ?」最後まで言わせてください!! お客様!!」
活気のある店員の挨拶を途中で止めて突っこまれる羽村
「ははは。気が短いなぁ?」
それを笑いでごまかす羽村はカウンターに置いてある予約表を書き始める
(なぜこのお客様がここの常連客なのでしょうか)
新人店員は頭を抱えながら心の中でそう呟いた。