問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
雨本は下準備のために買い物に出かけていた。
「材料だろ……とりあえずミカンとリンゴとメロンは買っとくか。あいつらの好みは果実系かよ」
などと文句を言いながら歩いていると十六夜達と合流した
十六夜達の手にはポベー達のプレゼント用の買い物袋を持っていた。
「よお。雨本」
十六夜の挨拶に雨本は、軽く会釈して
「十六夜と飛鳥と耀。もう選び終わって帰るころか?」
と聞くと飛鳥は髪をかきあげながら
「そうね。丁度帰ろうかと話し合っていた所だけど、三月くんはまだ終わってなさそうね」
そういうと、
「ああ、これから買い物だ」
「なら私が行く」
雨本の言葉に耀はすばやく反応した。
「ん? そうか。ありがとう」
雨本はそう言って耀の頭をなでる。
耀は恥ずかしそうに照れていた。
「じゃあ私は、ちがいさんの所に行こうかしら?」
飛鳥はそういうと、遠くの方で
「ちょっと!? それは!!」
「ふはははー! どぉだぁ! これでぇ!!」
店員と羽村のやり取りが聞こえた。
一メートルぐらい離れているのに丸聞こえである。
「あっちの方にいるわね。ちょっと留めてくるついでに手伝ってくるわ」
飛鳥はそういうと小走りに羽村がいる所へ向かった。
「じゃあ俺は買い物するが、佐伽羅は適当に探せばいると思うぜ」
雨本はそういうと耀と一緒に市場へと向かった。
「適当にって……」
十六夜のツッコミは誰も返してはくれなかった。
「ま、適当にぶらつけば佐伽羅に会えるか「呼んだ?」………まだ四歩しか動いてないぞ?」
適当にぶらつこうと決意したやさきに佐伽羅と合流した十六夜は、突っ込みを入れると
「ん? なんのことかなー(棒よみ)」
「最初かいたのか!?」
「どーだろー? 所で何用かな?」
話をはぐらかせられ次の話題へ移ろうとする佐伽羅に十六夜は溜息をついて
「…………。用事があるなら手伝ってやるぜ」
そういうと、佐伽羅は少し考え
「あ、そうだ。十六夜少年。ちょっと着いてきてー」
そういうと佐伽羅は瞬間移動のごとくその場から消える。
「って、待てや! 佐伽羅!!」
十六夜もあわてて追いかけることとなった。
んで、佐伽羅を見失い十六夜。
「はぁ………見失った。忍者みたいに瞬間移動しやがって」
「おー十六夜少年。早かったねー」
と後ろから佐伽羅が徒歩で来ていた。
「ん? 何で先に行った癖に遅く来てんだよ」
十六夜はそう質問すると
「場所を伝えてなくてさー。教えようと思って戻ったら道に迷ってしまいました」
「あー………そういえば方向音痴だったなお前」
十六夜は肩をすくめながらやれやれといいそうな顔をした。
「実はさー。ポベーが欲しいものの場所にたどり着けなくて困っていた所なんだよ。
何せ新しい場所ですし? 方向音痴ですし?」
途中でいじける佐伽羅
「んで、場所はどこだよ?」
「んー」
十六夜はそう聞くと佐伽羅は紙を差し出した。
「どれどれ………」
『佐伽羅でもわかる道案内所。
その1:十六夜に道を尋ねる
以上』
「適当すぎじゃねーか!!?」
十六夜は紙にツッコミを入れた。
追記
雨本なのに羽村って……とにかく誤字修正と文章追加