問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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無意識発動するギフト

「タトスが指定する場所は結構町はずれなのね」

 

夕方頃になってようやくタトスが指定した場所へ歩きながら飛鳥はそう答えた。

 

「なんでも特殊な人しかわからない場所。らしいよぉ?」

 

隣で歩いている羽村はそう言った。

 

「それを教えていいのかしら……」

 

飛鳥はその言葉を聞いて一瞬疑問に感じた。

歩くこと数時間。

着いた場所は町はずれにある古ぼけたお店。

 

「じゃぁあ、飛鳥はここで待っててよぉ? 事情が事情でぇ、二人以上は入れないんだぁ」

 

入口近くに着いたところで羽村はそういうと、飛鳥は

 

「あら。そうなの。終わったら呼んで頂戴」

 

そう言った。

 

羽村は扉をあけると妙な雰囲気が店中に漂っていた。

雰囲気に違和感を覚えるも数秒も経たないうちに慣れてしまった。

飛鳥が入ったら逃げだしそうな予感である。

店内は薄暗く電気をつけた方がいいのではと思わせるぐらいである。

羽村は薄暗くても気には留めなかった。

こういうのはここに来る前から慣れているからである。

 

「いらっしゃい」

 

店の奥から面倒くさそうな店員がいかにもだるそうな声で出てきた。

顔を隠し、口元をマスクで隠す。前髪が床に着くぐらい長かった。

 

「珍しいな……お客さんとは……。ここにくるのは初めてか?」

 

面倒くさそうなのに好奇心が旺盛である。

 

「そぉいえばそぉだねぇ」

 

羽村は少し微笑みながらそういうと

 

「そうかい。……君は察しがいいから…………言わなくてもいいか?」

 

説明するのも面倒なのか椅子に腰かけながら店員はそう言うと

 

「いいよぉ? 聞いてても眠いだけだしぃ」

 

羽村は普通じゃない笑い方をしながらそう答えた。

 

 

十六夜は佐伽羅の買い物をしているさなか佐伽羅がどういうやつなのか疑問に思っていると

黒ウサギがやってきた。

 

「十六夜さーん。耀さーん。飛鳥さーん」

 

「「「何(だ)?」」」

 

そこで十六夜は驚いた。

ここに来た時は佐伽羅と十六夜の二人しかいなかった。

佐伽羅が店に入って数分も経ってないのに飛鳥や耀がいることに十六夜は気付けないでいたのだ。

 

「どういうことかしら? 今は夕方のはずよね?」

 

「へ? お昼じゃないの?」

 

「朝だろ?」

 

飛鳥、耀、十六夜の話が全くかみ合わない。

今の時間が朝なのか昼なのか夕方なのかもわからないのである。

そこで、十六夜達を呼びに来た黒ウサギに今は何時かと問うと

 

「そのお店から数歩歩いてみたらわかると思いますよ?」

 

黒ウサギは何のことやら疑問を抱いたためそういうとすぐに移動する三人。

で、振り返る。

 

「夜だと……!?」

 

「へ? 何で?」

 

「どうなっているの?」

 

「羽村さんの無意識によるギフトでしょうねー」

 

黒ウサギは笑いながらいう。

 

(無意識でギフト発動って………)

 

(羽村。怖い)

 

(ちがいさん。練習してないのかしら?)

 

三者三様の意見である。




無意識に発動する羽村のギフト。エマージェンシー
そんな危機に陥っていないですけど
次回はそれを書こう。
ネタが………。
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