問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
佐伽羅だけは場所がシャッフルしてあり自分か買ったものではなく雨本と羽村かのどちらかが買った品物を探し当てなければならなかった。
雨本と羽村はそのことを知っているが何を買ったかは知らないため、一番不利で小澄一同が脱出不可能といいきれるほど、佐伽羅は探し当てなければならなかった。
そのことを雨本と羽村に伝えると二人はにっこりとほほ笑みながら
「「まぁあの人ならやってくれるかも知れないな(ねぇ)」」
そう答えていた。
雨本と羽村は佐伽羅が必ずギフトゲームに勝利してくれると信じていたのだ。
佐伽羅は一通り店の中を歩き回って
「ふぅん。なるほどねー……。あのさ、冬夜少年」
「……………ん? 何だ?」
若干眠りかけていた冬夜は少し間を開けてそう聞くと佐伽羅は少し黙ってから
「何か隠してない?」
少し睨みながらそういう佐伽羅に冬夜は
「何をだ?」
内心焦りを見せながらそう言った。
それを佐伽羅は見逃さずあえて気付かない振りをしながら続けた。
「ギフトゲーム内容だよ。私以外にも誰か参加してない?」
「してないぜ。今のところは…………な」
「今の所?」
「後に雨本と羽村が参加する予定だけどな」
と冬夜は嘘をつく。
これなら疑いも晴れるだろうと見込んでの答えであったが
「嘘だね。雨本と羽村はこのギフトゲームに参加している。そうじゃないと違う商品がここに
並んでいるという結果にならない」
佐伽羅は少し微笑みながらそう答え、
「目隠しを外した時に違和感を感じたんだよね。店の中を見回して正体はつかめたけど、この部屋
は羽村が入っていた店だね。羽村は無意識にエマージェンシーをギフトで発動した。けど、自覚
したか効果が切れたかで、そのギフトが使用不可となった。それだけで何かわかるかというと
そのエマージェンシーが発動していた余波が残っている……。つまり、私は自分自身で買った
ものを探すのではなく、羽村が買ったものを探せばいいんだね?」
続けてそう言った。
その言葉に冬夜は少し驚きはしたものの。
「くっ! ははははっ! やっぱ面白いな佐伽羅!」
大声で笑ってから嬉しそうに楽しそうにそう言った。
「お褒めに預かり光栄だよ。少年」
佐伽羅はいたずらっぽくそう返した。
その様子を映像で見ていた春夜は
「残り時間はあと7分だ。頑張れよ」
と雨本に声をかけた。
「そういうことを言うのは、佐伽羅は気付いたんだな」
雨本は少し微笑みながらそういうと春夜は頷いた。
「っふ。相変わらずチートだよな。佐伽羅も」
雨本はそれを見て少し笑いながら小さく呟いた。
佐伽羅はチートなのであります!